オッス、俺ゴールド 〜ヤンデレ娘クリスとポケモンの世界で旅をする〜   作:友親 太一

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第四十九話 久し振りの

 オッス、俺ゴールド。

 昨日はギリギリでアカネちゃんとの勝負に勝てたぜ。

 いやぁ本当に危なかったわ、特にミルタンクが『のしかかり』をした時は本当に肝が冷えた。

 ジムリーダーの実力はその辺の一般トレーナーと違うって再度認識したよ。

 

 で、俺は今日は久々の休日を満喫してる。

 最近はクリスとデートしたり特訓したりで忙しかったからなぁ。

 尚クリスはアカネちゃんとアスカちゃんに拉致されて今日は朝から一日ジムトレーナー体験してる。

 いやぁクリスがいないと平和で良いわぁ。

 

 さて、ラジオを聞きながらコロコロコミックを読むか。

 

 ★☆★☆

 

「トゲチック、『おんがえし』よ!」

 

「トゲー!《いくよー!》」

 

 トゲチックの『おんがえし』は相手のポケモンを倒し、アタシはバトルに勝ったわ。

 対戦相手は項垂れながらジムを去っていく。

 

「ふー」

 

 やっとチャレンジャーが途切れたわ。

 朝から何回バトルしたか分からないぐらいしたからちょっと疲れちゃった。

 

「トゲトゲ?《ママ疲れたの?》」

 

「少しね、でも大丈夫よ。心配してくれてありがとう。 トゲチックこそ疲れてない?」

 

「トゲチク♪《全然平気だよ♪》」

 

 うふふ、トゲチックは元気ね♪

 

「クリス〜、メシ食いに行こうや〜」

 

「もーアカネちゃん、もう少し女の子らしくできないの?」

 

 あ、アカネとアスカさんだ♪

 

「うん! アタシ、パンケーキが食べたいなぁ♪」

 

 ★☆★☆

 

 アタシはジムの仲間達と前にゴールドとのデートで来たカフェでランチを楽しんだわ。

 今はパンケーキを食べ終わって食後のティータイム、アタシはココアを飲んでるの。

 

「ねぇクリスちゃん、ジムトレーナーをやってみてどうだった?」

 

 アスカさんがレモネードを飲みながらアタシに聞いてきた。

 

「う〜ん、なんかバタバタして忙しいんですが結構楽しいですよ♪」

 

 ただノーマルタイプのポケモンしか使えないのは少しキツイかな。

 アタシの手持ちだとトゲチックしかノーマルタイプはいないんだもん。

 ゴールドに頼んでオオタチを借りれば良かったかしら?

 

「せやろ、せやろ♪ なぁクリス〜、なんならこのままジムに就職せぇへんか?」

 

 ミックスジュースを飲んでたアカネが横から勧誘してくる。

 

「それとこれとは別よ、アタシにはゴールドをポケモンマスターにするって目標があるの。だからゴールドと離れる気はないわ」

 

「う〜、頑固もんやなぁ」

 

 どっちがよ、アカネだってしつこく勧誘してるじゃない。

 

「キャハハ、アカネっちがクリスっちにフラれちゃってるし♪ ウケる〜♪」

 

「アンタはお気楽でいいわね、ウチのジムは人手不足だからクリスちゃんが入ってくれたら助かるけど……でも彼氏君が大事な気持ちはわかるから無理にとは言えないか」

 

「アナタは彼氏いるからそう言えるのよ……リア充爆発しろ」

 

 隣の席に座ってたジムトレーナーのお姉さん達は紅茶を飲みながらお話してるわ。

 それにしてもやっぱりジムトレーナーって彼氏が出来にくいのかな?

 コガネジムもアタシを除くと一人しか彼氏持ちいないし。

 

 こんな感じでアタシは忙しいけど楽しい一日を過ごしたわ。

 ちょっとだけアカネ達の誘いを断ったのを後悔したのはゴールドにはヒ・ミ・ツよ♡

 

 ★☆★☆

 

 ……暇だ、クリスが居ない休日がこんなにも暇だとは思わんかった。

 コロコロコミックも読み終わったしラジオも飽きた。

 

 よくよく考えたら俺はガキの頃からほぼ毎日クリスと一緒に居るんだよな。

 オマケに一緒に居るとなんかかんかトラブルが起きる。

 そりゃ居ないと手持ち無沙汰になるか。

 

 ……正直に言おう、クリスが居なくて寂しい。

 クリス早く帰ってきてくれ、このままだど暇で死にそうだ。

 

 そいやポケギアでゲームが出来たっけ。

 あんま乗り気しないが暇潰しにはなるか。

 俺はゲームをしようとポケギアのスイッチを入れる。

 

 ん? メールが来てる。

 誰からだ…………オヤジ?

 なんでオヤジが? まぁとりあえずメールを読むか。

 

 なになに……

 

【件名・久し振り

 

 久し振りだなゴールド 元気か? お父さんは元気だ

 お母さんから聞いたぞ、ポケモントレーナーになったんだってな

 まったく、そういう事はお父さんに一言相談して欲しかったな

 だがゴールドが決めた事だ、お父さんは応援してるぞ、頑張れゴールド!

 

 と、そろそろ本題に入らんとな

 ゴールドは分かってると思うがもうすぐお母さんの誕生日だ

 本当はお父さんも一緒に祝ってあげたいが帰れそうにない

 すまないが今年もゴールドに頼むことになる

 悪いがお父さんの分までお母さんの誕生日を祝ってくれ、頼んだぞ】

 

 ……いかん、オフクロの誕生日忘れてた。

 とりあえずオヤジに返信するか。

 り・ょ・う・か・い……変換、送信……と。

 

 さぁてどうするかな、幸い今居るコガネシティには百貨店がある。

 誕生日プレゼントは百貨店で買えば良いだろう。

 問題は何を買うかだな、去年は掃除機を贈ったが今年は何にするか?

 ……クリスが帰って来たら一緒に考えるか、去年もそうしたし。

 

 ん、オヤジから返信か。

 

【宜しく、あと一つ言い忘れたが、クリスちゃんと仲が良いのは結構だがちゃんと避妊しろよ?】

 

「テメェもかクソオヤジーーーッッッ!!!」

 

 俺はメールだと言うとこを忘れて全力で吠える、この似たもの夫婦は揃って十歳のガキに何言ってやがる!

 クソオヤジめ、次に会ったらしばき倒したるからな!!

 

 そんなかんじで俺の久し振りの休日は俺の絶叫で終わった。

 

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