カルデア元警備員の日常   作:ナレーション響

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2話 くっ殺おじさん

7:00

見廻りという名の散歩をしていると前から黒い壁が歩いて来た。…失礼、ダレイオス3世だった。

ダレイオスが屈みながら歩いて来た。

このような巨体の横を通りことは出来そうにない、俺はすぐさま近くの部屋に避難した。

 

ドスンッ ドスンッ ドスンッ

 

どうやら通り過ぎたようだ。さて、部屋を出るとす…

「何を…しているのでしょうか?」

…俺の命はここまでのようだ。

 

振り向くとそこには下着姿のジャンヌダルク達が居た。どうやら着替えの途中だったらしい。

「落ち着いてくれ、私は警備員だ。断じてのぞきじゃない!」

「そ、そうでしたか、まあ先ほどダレイオスさんの足音がしたから大体の事情は分かります。次からは避難する部屋の確認とノックをお願いしますね!」

「は、はい!失礼しました!」

 

俺はすぐさま部屋を出ようとした。だが…

「ちょっと待ちなさいよ!」

やはりもう一人のジャンヌダルクは許してくれないらしい…

 

「聖女としての私が許したとしても魔女の私は許しませんから!」

「ではどうすれば許していただけますでしょうか?」俺は下着姿の邪ンヌを見ながら言った。

「そうねぇ、とりあえず土下座しなさい!」

俺はすぐさま土下座の体勢にはいる。聖女のジャンヌが何か言いたそうにしている。下着姿で。

「あ、あの~着替えたいので出ていって…」

「では次は殴らせてもらいましょうか。」

俺は殴られると聞いて戦慄した!下着姿の美少女に土下座状態の俺が殴られる?ここまではご褒美だ。だがサーヴァントに殴られるのは死の危険すらある。一体どんな衝撃があるのか…俺は身震いした!

「ふふ…恐怖で声も出ないようね。」

俺は邪ンヌを睨みつける。

「くっ殺せ!」

「じゃあいくわよ…」

「いい加減出ていって下さい!」

俺は部屋から追い出された。

…残念だ。

 

言っておくが俺はMじゃない、その場の空気に流され易い体質なだけだ。ついでにサーヴァントの強さを実感したかっただけだ。

…本当だぞ?

 

 

8:00

この時間からカルデアの掃除を行う。

掃除とか警備員の仕事じゃないと思うけど暇だし仕方ない、この前ナーサリーライムちゃんにニートのおじさんと言われ、心をおられて一日中泣いてた。

自宅警備員じゃないから!カルデアの警備員だから!

後で聞いた所、黒髭に「警備員って何?」って聞いたらしい、あの野郎後でリアル黒髭危機一髪の刑だ!

まあそんな事があったのでちゃんと働いてますよアピールのために掃除の仕事もしている。

 

掃除場所は日替わりで今日は訓練場の掃除だ。

 

バケツに水を入れて訓練場に行くとスカサハさんとクーフーリンが居た。

どうやら模擬戦をしているようだ。

見たところクーフーリンが攻めている感じだけど…これスカサハさんが手玉に取っているんじゃないか?

あ、クーフーリンの槍が吹っ飛ばされた。

「一体止めだクーフーリン。どうやら掃除らしい!」

「くそっ、今日も駄目だったか…」

「すいません訓練の邪魔してしまい。」

「こちらこそすまないな、床のタイルが何か所か割れているがそこは私が直しておこう。」

そう言いながら、スカサハさんがルーン魔術で床の壊れた箇所を直していく。

「うお、さすが原初のルーン…これ時間を巻き戻してんのか?」

「ああそうだな。よし、全て直し終わったぞ!」

「時間逆行をそんないともたやすく…さっきの戦闘も見てたけど、やっぱりサーヴァントには敵わないな…」

「うん?お前も一緒に模擬戦でもするか?」

「ミンチにされたかないので遠慮します!」

「ふふ、冗談だ。」

そう言いながらスカサハさんとクーフーリンは訓練場を出て行った。

 

さて、ちゃっちゃと掃除しますか。

俺はバケツの水を辺りに撒いていく。

 

俺の魔術の属性は水だから掃除には結構便利だ。

五大元素とか本当憧れる。俺、魔術の才能あんまり無いからな、魔術師なのに。

 

魔術で水を操作して、埃や汚れを落としていく、三十分後には広い訓練場がピカピカになった。

 

 

9:00

警備員室に居る使い魔(ペット)のゲレゲレにご飯をやり、ゲレゲレと遊びながら監視カメラのチェックをする。

「しかし、本当に何も起こらないな…あ、黒髭がアンとメアリーに殺された…まあ、いいか。そんなことよりあんたいつまでここに居るの?」

「私はお猫様を愛でに来ているんです!無論気が済むまで!」

「…余り構い過ぎるとストレスになるからほどほどにね?」

「はい!」

そう言いながらうちのゲレゲレを一心不乱に撫でているのは、エジプトのファラオの一人ニトクリスさんだ。

何でもネコはエジプトだと神聖な動物らしい、それでカルデアでネコが居るという噂を聞いて、ニトクリスさんが警備員室のゲレゲレを見つけたのだった。

それからはほぼ毎日ゲレゲレを愛でに来ている。

 

しかしこの狭い警備員室で男女が二人っきりプラスネコ、ニトクリスさんの良いにおいで室内が満たされて俺は結構やばい状態だ。

大体露出度高いんだよこの子!

最初カルデアに来たばかりの頃はパンツ丸出しだったからな!?パンツ丸出しが許されるのはワカメちゃんとか子供だけだから!

それで再臨して布を垂らしてパンツ隠そうとしてくれたのはありがたかった。まだパンツ見えているけど。

それで藤丸さんも頑張ってニトクリスさん強化していって事件は起きた。

第三再臨である。

何で下乳丸出し何だよ!?もう少しで見えちゃいけない物が見えちゃうから!何なの?痴女なの?

 

それでこの子が居ると目のやり場に困るんだよなぁ、さっきの聖女様は、普段お目にかからない物だから縁起物感覚でガン見していたけど、この子の場合それが当然みたいな感じだから何か子供を騙してエロい事しているみたいな罪悪感を感じるんだよなぁ、俺何もしてないのに。

 

そんなこと考えている内にゲレゲレがニトクリスさんの南半球を踏み踏みしていた。

「きゃっ、ふふ、エッチなお猫様ですねぇ♡」

止めろぉ!かってにうちのゲレゲレをエロネコ扱いしないでくれ!

あ…見え…

 

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