背後は新入社員研修を終え、一週間前にバリバリと働いております。覚えることが多くて大変ですが頑張ってます(*^ー゚)b クッ゙
あ、あと冬イベお疲れ様でした!私はなんとか全海域クリアしました!中々着任できなかったから資源が結構やばくなったけど、過去最高のドロップでしたので良しとします(笑)
まぁ近況はその辺にして、やっと投稿できたことが嬉しい…ではどぉぞっヽ(*'-^*)。
ふぶきの私室
0600前にふぶきは目が覚めた。外はまだ薄暗く、食堂が開くまでまだ一時間以上もあるからそれまで布団の中でゴロゴロしてようかと思ったが、このままでは永遠の二度寝してしまう可能性があり得るのでここは起きることにした。
眠気が覚めないが布団はしっかりぴっしりと畳んでいく。
畳み終わると、寝間着から海自風の白い制服へと着替えていき、寝癖を直し後ろ髪を一本結びにしてから、脱いだ寝間着は洗濯回収用の籠に入れる。ここはかなりの人数の艦娘がいるので洗濯するのも大変らしい。そのため艦種ごとに洗濯機が分かれている。そしてあの籠に洗濯物を入れ各階にある共同大型洗濯機にいれれば後は妖精さんに任せて、洗濯機は全自動でやってくれる。どうやら乾燥機能もついているようで、洗濯が終わった頃はホッカホカになる
ふぶきは一通り身の回りのことを終えたが、食堂が開くまでまだ時間があるので、今日の予定を考えていく。
(まだ時間あるとはいえそろそろどうしようか決めないとだよね…。とりあえず午前中は図書館で調べものしたいかな…深海悽艦や艦娘についてやここの地理情報とかも詳しく調べたいな。そして、この世界の戦史も)
ぶつぶつと独り言のように疑問点を探し出したが、ふと時計を見ると0700になるところだった。ちょうどよいので洗濯回収用の籠を持って行く。洗濯物を入れて籠は共同洗濯室に置いてから、朝ご飯を食べに食堂へと向かっていった。
昨日の夜と同じくまだ食堂はガランとしていたが見回すと一人の艦娘が座って朝食を食べていた。よく見ると…秘書艦の吹雪であった。ちょうどいいタイミングに彼女がいたので一緒に食べながら相談しようかなと思った。
今日の朝食はバイキング形式であった。ご飯やパン、スープ、その他おかずが並んでいた。とりあえず私はパン(ジャムとマーガリンが入った袋付き)とコンソメスープ、ウインナーとスクランブルエッグ、牛乳パックにした。
「吹雪さん、お隣いいですか?」
「えぇ、構いませんが…ってふぶきさんでしたか!朝はやいんですね」吹雪はびっくりした様子で彼女を見つめた。
「0600前に目が覚めてね。あの時の慣習があるからなのかなー…。」
「慣習…ですか?」
「うん。海上自衛隊は月によって違うけど大体は0600に起きることになっているの。」
「へぇ~しっかりとした組織なんですね。ここは規律はあるもまぁなんというか自由って感じですね。でもやるときはやる、そんなところです。」
「なるほど…そういえば提督は?」秘書艦ならば提督と一緒に食べているのかと思ったのだが食堂には見当たらない。
「あー司令官は朝弱いからまだ寝てるよ。毎朝起こさなきゃならないけどそれもいいんだよね…司令官の寝顔…ふへへ(*˙﹃ ˙* )」
なんか顔が紅くなってるし涎も出ている気がするが、深く掘り下げるのはよそう…そう思ったふぶきであった。
「あの…涎垂れてますけど」
「えっ…?あっすみません!」近くにあったティッシュで涎をふいていく。
提督のことが好きなんだなー、なんてふぶきは思いつつ朝ご飯も美味しいので箸が進む。
「そういや吹雪さん。少し調べものをしたいのですが図書館ってどの辺にあるんですか?」
「図書館なら東側にある山のわき付近に独立した2棟の建物あって、海に近いほうが図書館だよ。何を調べに?」
「主に深海悽艦についてやその他色々と…どんな艦種がいるのか分からないので。」
「そっか。それなら図書館の担当艦娘がいるからそこに聞けば、どこに資料があるか教えてくれるよ。今日の担当は確か…伊8さんだね」
(伊号…確か潜水艦か。どんな子なのかなぁ)
「もし本を借りるなら貸出カードが各艦娘に発行されるけど、貴方はまだ正式な手続きをしてないから一般枠になっちゃうな…そもそもあまり一般の方は来ないし珍しいケースだけど…まぁ私から話しておくから心配しないで借りてね」
秘書らしく物事を進めていく姿にふぶきはただただ感嘆とするしかなかった。こうやって初めて来た艦娘に対して、不安事を取り除いておくのも秘書艦の仕事なのかもしれない。
食堂に入ってから15分くらい経過したがちらほらと艦娘が朝食を取りに入ってきている。
あれが誰なのか吹雪さんが教えてくれるのでとても助かっている。
今の所長門さん、陸奥さん、摩耶さん、大淀さん、天龍さん、龍田さん、第十一駆逐艦の子(初雪を除く)がいるが、皆挨拶をしっかりとして素晴らしいと思った。
やはりというか殆どがお互い面識がなかったので簡単な挨拶をかわしていきつつ、吹雪達の周りに座り朝食をとる。
「こう並ぶとそっくり過ぎて顔だけじゃ見分けつかないぜ。そうだ!改二もちょっとここに並んで…うわぁ混乱してきた(笑)」深雪が吹雪改二に彼女らの隣に行くようにして並べみた。その結果、そっくり過ぎる吹雪三姉妹が出来上がった。
「もし同じ服だったら難易度は高くなりますね」
「見分けるとしたら背丈と胸部装甲かしら?」
「確かに。お姉ちゃんも結構あるけど、そちらのふぶきさんも駆逐艦とは思えないほど立派なものを…」と吹雪改二がちらりと二人の胸部装甲を見つめる。
背丈と胸部装甲の見た目はふぶき>吹雪>吹雪改二だが、白雪、叢雲、吹雪改二らですら混乱しそうになるほどそっくりなのだ。
「しかしここまで似ていると呼び名をどうするかだな」長門が懸念した様子で吹雪達を見つめる。
「金剛さんなら確かブッキーと呼んでたわ」陸奥が金剛の言動を思い出していた。
「けどあれは金剛さんだから出来る呼び名だし、あたしらが使うのは恐れ多いというかなんというか…」
「どういうことですか?」彼女が秘書艦で偉い立場なのは理解できるがなぜ摩耶がそこまで謙虚になるのかふぶきはわからなかった。
「あっそのことまだ説明してなかったですね…すみません。吹雪さんはレベル139,吹雪改二はレベル99と艦隊の中でも最高練度を誇っているのですよ」大淀が補足した内容はいまいち理解できなかった。
「えっそれって凄いことなんですか…?」皆ズッコケかけたが、ふぶきは来たばかりだし右も左も分からないからそのような反応になるのも仕方ない。
「そりゃもう。駆逐艦は他の艦種と比べ練度が上がりにくい部類に入ります」
「まぁ、艦娘の資料も置いてあるからついでに調べてもいいかも。0900から図書館は開いてるよ」と吹雪も補足してくれた。
「なるほど…皆さんありがとうございました。そろそろ部屋に戻るのでこれで失礼します」
「また何かあったらいつでも相談してね」ニコリと天使のように微笑む秘書艦にハートを撃ち抜かれそうになりかけたふぶきは、ペコリとお辞儀しトレーを片付け、食堂を後にした。
「いやぁ、見るまで半信半疑だったけどこうもそっくりとは…記念に写真撮っておけばよかったー」深雪は悔しそうに呟く。
「そういやあれって駆逐艦でいいのか?おっぱいとかかなり大きかったぞ」
そうだけどなんてことを言うんだ天龍、と心の中で皆ツッコんだけど、秘書艦なら何か知っているはずなのではないかーそんな期待を含めた質問をした。
「うーん…報告書によると彼女はイージス艦とも呼ばれるみたいですよ」
「「イージス艦…?」」吹雪と大淀以外は頭にはてなマークが浮かんでいるように見える。無理もない、ここには存在しない艦種なのだから。
「うーん…あの子は強いのかしら…?」龍田もどうやら気になる様子だった。
大淀は吹雪にアイコンタクトをとった。
ー報告書の件をそのまま伝えますか?
ーここですべて言っても信じないと思うからなぁ…
「そうですね…報告書を見た感じは強いと思いましたが、あくまでもスペック上。演習のデータも取らないと総合的な判断は難しいかなと」
「なるほど…でも吹雪がそこまで言うとは」
「そうか強いのか。そりゃ演習が楽しみだな」
「全くだ。一度手合わせしてみたいものだ」
武闘派である天龍と摩耶と長門の闘志に火が着いたようだ。
(確かにスペック上通りなら強いことは間違いない…しかしなにか違和感がある…。彼女と話していると何かが欠如しているように感じる…)吹雪だけでなく、その違和感に気づいたのはほんの一部だけだった。
私室に戻ったふぶきは、歯磨きしながら図書館に行く準備をしていく。
(うーん図書館で得た情報をメモしてPCでまとめたいなぁ…確か艦内にPCは沢山あったけど、どうやったら出せるんだろう…まだ時間もあるしあそこに寄るか。)
歯磨きを終え荷物もまとめたふぶきは一旦工廠に行くことにした。
すでに時刻は0800近くになるところで、太陽も顔を出しているはずだが空模様はうっすらと曇っていた。
工廠棟は事務棟からやや離れた西側にある為、移動にちょっと時間がかかるのが難点である。
艦娘寮の1階と工廠棟を繋ぐ少し長めの渡り廊下を渡って行くと、体育館にあるような扉を見つけ、開けていくと、また奥に同じような扉がある。どうやら二重扉のようだ。その扉も開けると、片廊下型の管理室廊下に繋がっている。
「へぇー…こうなっていたんだ。っとそれより明石さんと夕張さんを見つけなきゃ」
管理室にたどり着き在室表を見ると、まだ管理室にいるらしい。早速カメラ付きインターホンを鳴らして待つと、インターホンから明石さんの声が聞こえた。
「はーい、どなたですか?あれっふぶきさん?!どうしたんですか?」
「おはようございます。少しお聞きしたいことがありまして…」
「りょかーい。ちょっと待っててね。夕張ー!ちょっとそこらへんきれいにしてー!」インターホン越しに片付けるような音が聞こえたが、自動的に切れた。
数分後、ドアが開けられたが少し息が上がった明石の姿が目の前に現れた。
「ごめんねー待たせて。立ち話もあれだから中に入って」管理室にお邪魔すると、鍵やら図面やら部品やら色んなものがあった。
「いやー汚くてごめんね。それで聞きたいことって?」明石は苦笑しつつ椅子に座る。
ふぶきも椅子に座ったが診察室のような感じになっているから珍しそうにキョロキョロと見回す。
「えぇと、私の艦内にあるものを使いたいのですが可能ですか?」
「あー、艦内にいる妖精たちが使っている何かしらのものを貴方が使いたいのね。うんできるよ」
当然のように言って驚いた。一体どうやって取り出すのだろうか?
「ちょっと難しい話になるけど、艤装を装着すると薄い結界みたいなものが出るのね。その結界内で艦内にいる妖精さんと通信したり色々とできるし、妖精さんが使ってる物も取り出すことも出来る。例えば銃を取り出すとかね。まぁ固定してあるものは難しいけど。イメージ的には式神の召喚みたいなもとの思えばいいかな?」
「また、ある程度の攻撃は結界が吸収してくれるけど、一定のダメージを超えると結界が耐えきれなくなって艤装の損傷や服のダメージが出ることもわかったの。」明石と夕張が説明していく。艦娘というのはなんと摩訶不思議な存在だなぁと感じたふぶきであった。
「つまり、私の艤装を付ければ艦内にある物を取り出せるけど、全部取り出せるわけではないということですか」
「そういうことよ。じゃあ、早速地下の兵装実験室で試してみましょう。」
三人は管理室を後にし、階段で降りてふぶきの艤装を保管室から台車で運んでから地下実験室へとエレベーターで向かう。
たどり着いた実験室は保管室の上にあった。地上に工廠棟があり、B1には兵装実験室、B2に先程の保管室になっているそうだ。
「ここの実験室は内側からも外側からも大和型戦艦46cm主砲の砲撃に耐えられるように設計してあるの。万が一の時には防空壕にもなるし、重要な地下室も守れる優れものよ。」
「明石ー、今回はそんな大掛かりのことやらないから小さめの第3実験室でいいかしら」
「そうね、そこにしましょう。」
第3実験室と書かれたプレートの扉前にたどり着き、明石が鍵を開けるとひんやりと冷たい空気が感じられた。
蛍光灯が付けられ、中に入ると様々なデータを取るような機械が並んでいて、その奥には強化ガラスで実験室の様子が見えるようになっていた。奥の実験室は白を基本とした壁になっていて、5×5×5mの立方体の様な感じだった。
「早速やっていきましょうかふぶきさん」
「えぇ、お願いします」 奥の実験室に入り夕張さんの手伝いと共に艤装を付けていく。
ずっしりと艤装の重みが肩や腰に感じられるが、むしろ落ち着く。
「よし、これでOKよ。あっちょっと待ってね…脳波とかのデータも取るけどいいかしら?」
「えぇ、構いませんよ」脳波用皿電極を付けられ、隣の部屋にいる明石も何やら色々と機械をいじっているのがガラス越しでも分かる。
「あとこれつけて。無線ヘッドフォンだけど向こうの指示が聞こえるはずだから。明石さんこっちは終わりましたよ」
「了解ー…あとはここをこうして…よし完了っと」
『ふぶきさん、聞こえますか?』
『えぇ、バッチリ聞こえますよ。』
『なら大丈夫ね。じゃあやり方説明するよ。艦内にあるものを取り出したい物は、その物を頭の中で強くイメージしていけば取り出せるわ。重い物なら両手で受け止めたほうがいいかもね。出来そうかしら?』
『まぁ、やれるだけやってみます明石さん。』
『よし、じゃあやっていきましょう』
夕張も退室し、重厚そうな扉が閉まり隣の部屋へと移る。
「各システムの接続確認よし、イージスシステムや主機の接続は無し…よし」ふぶきは目を閉じ、頭の中で強くイメージしていく。
「…うん、ふぶきさんが意識を失ったあの時と比べて脳波は安定していますね明石さん。」
「そうね、この脳波なら平均のと変わらないし大丈夫そうね。おっ、強くなってきましたね。もう少しかな」
ふぶきは意識の奥で、ゆっくりと艦内を歩いていた。艦内は勿論護衛艦ふぶきのであったが、艦魂の頃から何回も歩き回っていたからどこにどの部屋が、どんな物があるのかすぐ分かる。しかし、艦内には全くの無人でとても静かであったためか、歩く足音がコツコツと響いていく。懐かしく寄り道しそうになるのを何度も抑え、目的の部屋へとたどり着いた。
資料室と書かれたプレートを確認し、艦内扉を開けていく。すると机にお目当てのパソコンが見つかった。それを持ち、資料室を出たところで明るい光が包みこみ、空を飛ぶような感覚に陥った。
「各システムシャットダウン…ふぅ」パチっと目を開けると、パソコンを腕に抱えていた。少し体温が上がっているようで、額から出た汗を拭う。
『ふぶきさんお疲れ様。初めてにしては上出来ね。』と明石が無線で伝える。
『結構長く感じましたね…何か周りがスローモーションのようで』
『とはいっても5分しか経ってないわ。まぁ皆そんな感じになるし、慣れれば数秒に短縮出来た子もいるわ』夕張の説明で5分しか経っていないことにも驚いたが、あれを慣れる艦娘も凄いとふぶきは思った。
得た物を床に置いてから艤装を外し、夕張も実験室に入って脳波用皿電極やら無線ヘッドフォンを外していく。
「で、これが今回持ってきたものかしら?」夕張は床に置かれた物を見つけた。
「えぇ、今回はパソコンだけを」
「ほほぉ~これが…なかなかコンパクトね」
感心した夕張だが見たい衝動を抑え、艤装を保管室に戻し、三人とも管理室に戻っていく。
「ふぶきさん、なにか飲みます?」明石は冷蔵庫を開け中を物色する。
「えっと、お茶でお願いします」と答えると明石は2リットルペットボトルを冷蔵庫から取り出し、三人分のコップに注ぎ配っていった。
「しかし、艦娘になったばかりなのにあれが問題なくできるってなかなか凄いことよ。普通時間かかったり、処理に負荷がかかりすぎて途中で止めちゃうけど、才能あるかも」グビッとお茶を飲み夕張はふぶきを褒めた。
「もしかしたら処理能力がとても優れているかもしれないわね。それもしっかりデータ取るべきだったなぁ~…」
「…?あっ明石さん、私そろそろ図書館に向かわないと。」
「もうそんな時間なのね。OK、もし具合悪くなったりとかしたらすぐ呼んでね。」
「ありがとうございます明石さん夕張さん。ではお邪魔しました」パソコンを脇に抱え管理室を後にした。
「…中々面白い子ね」
「推定値でも戦艦レベルの演算処理能力ですよ…こりゃ逸材かも」二人は目を輝せながら、乾杯した。新たな艦娘に出会えたかもしれないことに。
いかがでしたか?ちょくちょくと書き溜めているので、投稿は少しの間短めになるかもです。
また、感想などをいただけるとモチベーションがキラキラになるのでどしどしお待ちしております。
ではマタネー(*´∀`)