あ、まだ意見コメントを待っているのでお願いします
さて、ビルドのボトルの数も調べないと……
「で、話を聞かせてもらいましょうか?」
「あー、済まなかった。俺もあーするしか無かったんだ」
〈フラクシナス〉艦橋にて高校生の男子が中学生の少女に詰め寄られていた
「私に黙って〈フォートレス〉に接触していたとはねえ。しかも、指示なく話を進めていたらしいわね?……へえ、随分と舐めた真似してくれるじゃないの」
「アレは、あの時が合理的だと判断したのであって、決してお前達の仕事を疎かにしたつもりはない……」
琴里から放たれる剣呑としたオーラに気圧されたのか、押される影騎
「十香に集中してたから神無月が叫ぶまで〈フォートレス〉に気付かなかったわ。まったく二人揃って好き勝手してくれるわね」
「〈プリンセス〉は十香って名前なのか。〈フォートレス〉は澪奈と名乗っていた。顔は頑なに見せようとしなかった」
「あらそうなの、ちなみに十香の名前は士道が付けたのよ……じゃなくて!」
危うく影騎のペースに巻き込まれそうになった琴里はゴホンと大きく一度咳払いし、状況を整える。
「推測の話を聞かせてちょうだい。それが今回の澪奈との遭遇に繋がったのだから仮説とは言いにくくなったもの。こちらは少しでも情報が欲しいわ」
「そ、それは勿論……」
影騎は状況が状況なので自分の仮説である静粛現界について琴里や令音に説明し始める。
その説明を聞いた二人はふむと頷きながら聞き、やがて言う。
「……確かに影騎たちの推測は充分に考えられるかもしれない。そうなれば〈フォートレス〉の澪奈は精霊が現界していたたびに静粛現界していた可能性も否めなくなる。過去の記録をすべて見直さなければ」
「で、澪奈とは何を話したのかしら?」
「取引でデートしよう的な話をして了承を得た以外は普通に会話していた」
「……何いきなり物凄い展開になってるのよあなた。え? デート?」
「……影騎の映像を見てみよう」
令音がそう言うとスクリーンに影騎と澪奈との対面した時の映像が流される。
ちょうどその場面は澪奈にチョークスリーパー(ウィザードVer)を決めていた場面で琴里は何とも言えない顔になり、一旦映像を止めて話しかけてくる。
「どう話し合えばチョークスリーパーになるのかしら?」
「いや、士道と十香の話が順調に話をしていたらしいのを神無月さんが止めてください!って言ったからチョークスリーパーを……」
「それで解放する交換条件にデートを所望したわけね」
今なら、澪奈の顔を見れるじゃないかと思って 確認しようとしたら、1部加工されて見れなかった
「あー本人も見て欲しくないみたいだしここは澪奈本人の意思を汲むことにするわ」
「む、確認できるチャンスが」
「……そんなに悔しがらなくていいじゃないか。見たところどこからどう見ても紛れもない美少女だよ彼女は。なのに君に顔を見せたがらない……何故かは少し考えたらわかるはずだよ」
「さあな、精霊の考える事は俺にはさっぱりだ……人間に対して悲観主義者なのか、それとも」
映像を見終わった琴里は再び影騎の方へ視線を向け、
「デートは明後日、ね」
「そうだな、何も無ければな」
それを聞いて琴里心底呆れるようにため息を吐く。
「まあいいわ。デートの約束までしたのなら上出来だわ。これからは私に対して秘密ごとがないように」
「イエス、ユア ハイネス」
次の日、予想通り学校は休校。
その為、俺は以前 狂三とお茶した喫茶店へと、バイクを走らせていく。
別に、また狂三に会えるからとか淡い期待をしてる訳ではない、他に暇を潰せそうな場所が思い当たらなかったからだ
そして、駐車場にバイクに停めて 店の中へと入る
やはり、狂三は居なかった・・・・・だが、それと同等の価値はある子がこの店に来ていた
特徴的な青髪の女の子が奥のテーブル席に座っていた
「アイツは……」
俺はその席へとを足を進める、そしてその女の子に声を掛ける。
「月乃……!」
「どうもです、影騎さんっ。けど、今の私は美九って言うんですよぉ?」
そう、宵待月乃改め誘宵美九である。やはり、俺達のメンタルケアでは限界だったらしく 原作らしく黒幕に霊結晶を受け取り、声を取り戻した。
だが、俺はこれを知らぬ振りして メンタルケアが成功したんだなと思い込みつつ、彼女との交流を続けていた
どうやら、他の男性と比べると俺はまだ比較的好感度はマシらしい
「珍しいな、1人とは……」
「ええ、少し活動が落ち着いたのでこうやって、影騎さんの言われた通り息抜き……リラックスしているんですよ?」
「ちゃんと、教えた事、覚えてくれてたんだな」
「ええ、貴方達には感謝しているんですよぉ?少しでも、私のストレスを無くそうとしてくれた事はぁ。」
「うーん、今度は護身用のアイテムを渡しておく、また会えれば、なんだが」
「ありがとうございますぅっ。」
「任せてくれ、道具作りは慣れているっ」
「話すのは良いですけど、注文はしないんですかぁ?」
「あっ・・・・・」
美九に言われて、慌てて メニュー表を取って 確認し、即座に決める
「すみません、カプチーノとミックスサンドウィッチの盛り合わせで」
「早いですねぇ、初めてでは無いんですかぁ?」
「あぁ、前に何度かな」
因みに俺が、時崎狂三や誘宵美九……精霊とこうして会ってる事は琴里達には黙りである
なんせ、聞かれてすらないからな
それに、余計な介入で期限を損ねられても困る
「それで、芸能活動はどうなんだ?」
「ええ、会員制にしてやっていますが、上々だと思いますよぉ?」
「そうか、それと気を付けろよ?お前の前にまた怪人が現れるかもしれないしな」
「勿論、分かってますよぉ?けど、守ってくれるんですよね?『仮面ライダー』さん」
そう、原作が始まってから仮面ライダーはある種の都市伝説として定着しつつある
更には、様々な怪人の目撃情報まで頻繁にネットに掲載される始末だ。
正直、そんな撮影してる暇があるなら逃げて欲しいのが本音であるが
それでも、特定種類の怪人は撮影出来ない
カメラに影響して画像が鮮明じゃなかったり、目撃者は消されたりしてるからだ
そして、どうやらガイアメモリやアストロスイッチ、挙句の果てにはネビュラガスの入ったボトルすら出回るという、その情報を見て 頭を抱えた
そう、人間の悪意すら怪人に変えてしまう
特に美九に関しては恨みを持っている人間や暴走するファンが居たりする、もしそいつらが怪人化出来たり、怪人へと変貌したりしたら、残念だが戦わざる得ない
「どうしたんですかぁ?」
「いや、お前の身の回りは大丈夫か?特に誰かに付けられてたり、何か敵意を向けられたり、とかは」
「今の所、そういうのはないですねぇ」
「なら、良かった。周りは忘れてるだろうが、お前の事を宵待月乃と記憶してる奴が居るかもしれないからな」
「影騎さん、あまりその名前を出さないでくれますか?」
あからさまな不機嫌な声で影騎に語りかける。
しかし、俺は
「お前は忘れたいんだろうが、俺は強く記憶してるのはそっちなんだ……。」
「まあ、影騎さんだから、構いませんけどねぇ。私を信じてくれる大切なファンなんですからぁ」
「そう言ってくれるなら、俺としても嬉しい」
「そうですね、今度 カラオケか何か歌ってくれますか?」
「ん、構わないが?」
もっとも知らない歌ばかりで、自分の好きな歌は自分の持ってる端末でしか残されてない。
だから、あまりカラオケに行くメリットが無いのだ
そうこうしてるうちにカプチーノとサンドウィッチが来た
「ここの珈琲は、行ける。自家焙煎してから、提供するって中々見られないっ」
「私、苦いの駄目なんですぅ」
「だから、キャラメルマキアートにしてんのか……。あ、サンドウィッチ、つまみたかったら食べていいぞ?」
「良いんですか?」
「あぁ……。」
そう言うと影騎は、鞄からPADを取り出すとノーパソにして 今、開発してるライダーシステムの開発状況を確認する
幾つかは既に完成していて、他も随時開発しているが 幾つか問題がある、ネビュラガス、コズミックエナジー、魔法石、聖剣、それから悪魔の遺伝子などなど、流石にそれらは作り出せないので幾つかのライダーシステムは停滞してる
それらを眺めつつ、サンドウィッチを取り 口に運ぶ
「ん、ふむ、これはローストビーフか」
中々にイケると、舌鼓しながら カプチーノを口にする
そうして、俺は美九と会話しながら、過ごしていた
『影騎!聞こえる!?』
何となくで付けていたインカムから、琴里の大声が聞こえ 怯む
「う、うるさい、なんだよ……」
『士道が十香とデートをし始めたわ!これより、オペレーション「天宮の休日」を発動するわ!貴方も持ち場に付きなさい!!』
「わ、分かった、食べ終えたら行くから」
「影騎さん?どうかしましたかぁ?」
「すまん、用事が出来た。サンドウィッチ、何個食べる?」
「では、半分貰えますかぁ?」
「分かった」
そういうと、すぐにどんどん食べて、半分を食べるとpadの電源を落としてから鞄にしまい、立ち上がる
「美九、連絡先交換出来ないか?何か、相談とかに聞いてあげたいからな」
「ええ、影騎さんなら構いませんよぉ?」
そういうと連絡先とメアドも交換する
「美九、今日会えて良かったよ。またな」
「ええ、影騎さんも元気で」
影騎は、カプチーノとサンドウィッチ代を払うと店を出ていく。
そして、俺は完成した変身アイテムの1つ、ファイズフォン20plusを取り出して ある人物に連絡を掛ける
『・・・・・もしもしぃ』
「あ、繋がった。士道の初デートにお前も協力してくれないか?紅音。」
『え、マジ?分かった、手伝うよ』
その後も士道と十香によるデートは何の問題もなく順調に進んでいく。
令音が解析した数値は非常に安定しており、恋人とまではいかないものの十香にとって士道は信頼できる友人にまでランクアップしている。
――俺もここまで美九達とわかり合えるのか。
〈フォートレス〉とのデートを明日に控えている影騎に不安がないわけではなかった。何せデートなんて前世ですら一度もしたことがない。
そう、年齢=彼女居ない歴・・・・当たり前、当たり前。
『なーに、不安なのかしら?』
モニターに注目していた琴里が影騎の心情に気づいたのか悪戯な笑みで話しかけてくる。
「不安にならない方がおかしいだろう、何すればイイか全然、実感湧かん」
『大丈夫よ、明日はデートの初めから全力でサポートするわ。私たちは何としてでも精霊を救う、それが〈ラタトスク〉の意向なのだから』
「期待したいのだが、怖いのは何なの?」
『ほら士道たちのデートもいよいよ大詰めよ。ここでしくじらなければ〈プリンセス〉の力は士道に封印されるわ』
何?大詰めだと?不味い!?
俺はすぐに直接、飛行能力を持つ仮面ライダーオーズ タジャドルコンボになり、建物の後ろにある丘へと飛翔する
『ちょ、影騎!?なにしてんの!?』
「ASTを止めに行く!奴らの動向は既に見えた!数キロ離れた丘から十香だけをぶち抜くつもりだ!!」
『!?分かったわ!絶対に阻止しなさい!!』
そして、飛ぶ事数分 スナイパー折紙を守るASTを発見する
まだ射撃許可は降りてないらしい、潰すには絶好のチャンスである
「残念だが、お前達の作戦を、邪魔しに参った……」
「また仮面ライダーなの!いい加減にしてくれる!?」
ASTの隊長、日下部燎子がうんざりとした顔で部下と共に出迎える
「悪いな!クライマックスに横槍を入れるのは無粋じゃねぇかな?」
そう言いながら、メダジャリバーを手にして 折紙の狙撃阻止の為、突撃していく
そして、部下達をタジャドル専用武器 タジャスピナーから放つ火炎弾やメダジャリバーで薙ぎ払うも、日下部だけはそんな簡単にやられてくれるはずもなく、苦戦している
流石に兵装を身に付けてるとはいえ、生身の人間に必殺キックする訳にはいかなく、攻めあぐねていた
燎子のレイザーソードをメダジャリバーで受け止めて、タジャスピナーで殴ろうとすると、片手で止められて 拮抗する
「!・・・折紙!許可が降りたわ!撃ちなさい!!」
「なっ!?それだけはやめろぉ!!」
影騎の叫びも虚しく、折紙は引き金を引き 轟音とと共に大口径の弾丸が放たれる
「士道!!」
しかし、影騎はタカヘッドの目で遠方の様子を捉えていた
士道が十香を突き飛ばして庇い、身体に大きな風穴を開けて倒れる
「くっ、遅かったか……!」
目の前で自分の存在を否定しない士道が殺されたのを見た十香は霊装を纏うと、玉座を出現させ 剣を玉座と一体化させて 巨大な大剣となり 山の、それも影騎達が居る丘に向けて振り下ろす
影騎は、鍔迫り合いしていた燎子と共に空へと退避すると、さっきまで居た場所は大きくえぐり取られた
「コレが、十香ちゃんの必殺技か。人に向けるもんじゃないな……!」
「作戦は失敗よ!折紙!すぐにそこから退避しなさい!!」
すると、十香はその丘へと飛んでいき 撃ったであろう折紙の上へと止まる
「嗚呼、嗚呼。貴様だな、貴様だな。我が友を、我が親友を、シドーを殺したのは、貴様だな」
十香がそう吐き捨てると、折紙は初めて表情を歪める
真っ黒に淀んだ瞳で折紙を見下ろす
「殺して、壊して、消し尽くす。死んで絶んで滅に尽くせ」
その時、影騎は折紙の前にへ降り立ち すぐに防御力の高い仮面ライダーへと姿を変える
〈カメンライド!ゼ、ゼ、ゼ、ゼロワン!メタルクラスタホッパー!〉
メタルライズ!Secret material! 飛電メタル!
メタルクラスタホッパー!It's High Quality.
銀色一色のバッタのような見た目の仮面ライダーとなり、大量の銀色のバッタで盾を形成し、十香の攻撃を受け止める
「何故だ、何故そいつを庇う!」
「十香ちゃん、確かにアイツを殺されて復讐するのは普通の行動だ!けどな、それは、士道は望んじゃいねぇんだよ!!」
十香の一撃を受けて、盾は霧散するがまた新しいバッタ達が集まって 盾を形成して 攻撃を受けて霧散してはまた形成して防ぐ、無限ループを繰り返して 十香の攻撃から折紙を守っていた
屋上のガラスから焔が飛び出して、目の前の惨状を確認した
「ちょっと!中学生!!士道の胴体にデカい風穴空いてるわよ!?」
焔は、渡された小型インカムで琴里へと通信する
『わかってるわよ。騒がないでちょうだい。発情期の猿じゃあるまいし』
士道という切り札を失って、琴里は兄を失ったのにも関わらずいつもと変わりない調子で言ってきた
「アンタねぇ!?肉親が即死してんのよ!?なんとも思わないの!?」
『いいから自分の作業を続けなさい。ここからが士道の本当の仕事よ』
「何を言って・・・・・え、何これ!?」
琴里の言葉で士道に視線を移すと士道の致命傷となった傷を中心に燃え上がっていたのだ。そして舐めとるようにして燃え終えた炎のあとに見えたのは
「…………ぉ熱っちゃぁぁぁぁッ!?」
完全に再生された士道の身体。未だに少しくすぶっていた炎をバンバンと手で払うと士道は跳ね起きる。
「ど、どうなってるの……?」
『士道は一回くらい死んだってまたニューゲームできるのよ。どこかの配管工みたいにね』
更に琴里は指示を続ける
「――彼女を止められるのは士道だけよ。焔、すぐに変身して 士道を十香に突き落としてちょうだい」
「わ、分かったわよ。変身」
屋上近くのガラスにデッキケースを突きつけて、Vバックルが装着され デッキケースを真ん中にスライドして入れ、仮面ライダー神龍として変身する。そしてすぐにデッキケースからカードを引き抜いてブレイヴバイザーに読み込ませる
〈アドベント!〉
ガラスから西洋のドラゴンみたいなミラーモンスター ブレイヴドラゴンが現れて その背に飛び乗る焔
「士道!!」
「ほ、焔か!?何するんだよ!?」
「アンタ、アレを見なさい!」
焔が指さした先には離れた所の丘で、折紙を攻撃する十香から折紙を守る為に防御し続けるディケイド ゼロワン メタルクラスタホッパーが居た
「あ、十香!?」
「分かった?あの子は、アンタが殺されたと思って怒り心頭。折紙を殺そうと躍起になってるわ!で、それを救えるのはアンタだけ!!」
そういうと、焔は士道を同じくブレイヴドラゴンの背に乗せるなり 十香の元へと飛行していく
「それで、どうやって止めるんだよ!!」
「今から、アンタをここから突き落とす!そして、可能な限り 十香の名を叫びなさい!!」
「はぁ!?この高さから!?」
「つべこべ言うな!!」
そして、士道を蹴って 十香目掛けて突き落とす
「覚えてろよてめぇえええええうわぁああああああああああああ!!」
取り敢えず、焔は琴里が伝えろと言ったことはすべて伝えた
後は、成功する事を祈るだけであった
「ぐっ、くぅ!!」
十香の攻撃を何とか耐え続けているが、そろそろ身体が限界なのか膝をついてしまう
その時
「とぉぉぉぉぉぉぉかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
士道が空から十香目掛けて降ってきたのだ
「馬鹿が、遅いん、だよ」
遂に限界が来て、影騎が倒れると同時に変身が解除される
(あ、やべぇ……ここで、寝ちま……たら)
そうして、影騎は意識を手放した
どうでしたか?まあ、無茶苦茶な上、中盤の中間フォームまで使ってしまいました。
それから、あのフォームも近いうちに見られると思います
個人的には後2話で終わらせたいです