目を覚ましたら離島ちゃんになってました(仮) 作:スライム大先生
この話を書くにあたって1年半ぶりぐらいに艦これをひらいたのですが色々システムが増えててつらい_| ̄|○
あ、色々と独自解釈が入ってます
水飛沫が上がっている場所に近付くにつれて誰が戦っているのかを視認した
暁型4番艦の電だ
艦これで最初に選べる艦娘の内の一人で性格は大人しく温厚だが芯はしっかりしている、結構人気の艦娘だ
まあ2次創作では裏の人格である毒舌なプラズマとかが居たりするがそれは置いておこう
そんな電だが現在、軽巡ホ級と駆逐イ級を相手に苦戦しており、このままでは轟沈もあり得るかもしれない
ゲームでは大破進軍しなければ轟沈しなかったが、この世界ではどうか分からない
むしろ、そんなことは関係なくたとえ無傷だったとしても当たりどころが悪ければ一発で轟沈してしまうのではないか
この世界が現実である以上、その可能性の方が高い
そうだとするならこのまま放置したら彼女は轟沈してしまうだろう
見た感じ装備などは初期装備の様に思える
捨て艦というわけでもなさそうだしゲームでいう1ー1なのだろうか
それにしても本来なら他にも建造してからのはずなのだが…
「どうするかな…」
最初に決めた方針に従うならここで助けない手は無い
とはいえ…などとグダグダ考えていると軽巡ホ級が電に向けて砲弾を撃ったのが見えた
電は駆逐イ級の相手に必死でそれには気付いてない
このままだと当たる!と思うと同時に俺は電の前に割り込み代わりに砲弾を受けた
〜電 side〜
「な、何が起こったのです…?」
私に向かって放たれた砲弾はこのままだと私に直撃するはずだった、
だが目の前に誰かが現れたと思ったらその誰かに砲弾が直撃した
「何してくれやがる!タコヤキ、あいつを殺せ!
一片のカケラも残さず焼き尽くせ!」
煙の中からそんな声が聞こえたと思ったら、次の瞬間艦載機と思われる物が軽巡ホ級を一撃で轟沈させていた
そして煙が晴れるとそこには、人の形をした深海棲艦がいた
「っ!」
私は必死に悲鳴を堪えて目の前の深海棲艦を刺激しない様にしていた
軽巡を一撃で落とす火力があるなら自分など攻撃を喰らえばひとたまりも無い
さらに中破している今なら攻撃の余波だけでも沈みかねない
必死に音を殺しながら鎮守府に帰ろうとしていると深海棲艦がこちらの方を向き、口を開いた
「大丈夫だったか?」と
〜side out〜
「大丈夫だったか?」
取り敢えず庇ってしまったものは仕方がない
気持ちを切り替えて対応する
「…………」
一応無事かどうか確認するために声をかけたがやはりというかなんというか返事はしてくれない
その状態でできることと言えば敵意が無いと示すことぐらいだ
信じてもらえるかわからないが
「あー、俺に君を攻撃する意思はない
あれだったら艦載機、俺はタコヤキと呼んでるがタコヤキを収納したって良い」
ちなみにタコヤキは収納するとよく分からないものになる
強いていうならたこ焼きに車輪を2個付けたものだろうか
「……何が目的なのです?」
一応会話をしてくれる様になったか…
とはいえ目的と言われても特にない
言い方はアレだがただの気まぐれに近い
だがここは敢えて誤魔化してみよう
「目的って何のことだ?」
「誤魔化さないで欲しいのです
何の為に私を庇ったのですか?」
…これは下手に誤魔化すと後々拗れそうだ
素直に喋ったほうがいいかもな
「特にないさ
君を庇ったのはただの気まぐれだよ
まあ、強いて理由をつけるなら俺は人間のことが好きだから…かな」
「気まぐれ…それに人間が好き?何の冗談なのです?」
信じてもらえるとは期待していなかったが案の定嘘だと思われたか
とはいえそれが本心である以上、信じてもらうしかない
「嘘じゃないさ
まあ、と言っても信用できない気持ちはわかる
本当は武器を外すぐらいの事はしたいが、生憎こいつは俺の体の一部でね。外せないのさ」
「………」
まあやはり信じてはもらえないか
深海棲艦=敵っていう認識はなかなか覆らないだろうしな
むしろここで攻撃してこない分いいのかもしれない
「まあわかってたがやっぱ信用されねえか
仮に俺が君でも同じ様になるだろうから特段非難する気もないが
まあいいさ、深海棲艦の中には俺みたいな奴もいると知っていてさえもらえれば
じゃあな、この辺りにはもう深海棲艦は今のところいないから早く帰るといいぜ
その体じゃもう一戦するのも厳しいだろ?」
そう言うと俺はそこから離れることにした
無理に信じさせようとしてもいい結果は産まないだろうし、それに焦る必要もない
「………ありがとうなのです、とだけ言っておくのです」
「……ああ、どういたしまして」
人からお礼を言われるのはやっぱり嬉しいものだ
そう思いながら俺はその場をあとにした
次は電ちゃん視点で鎮守府がどうなっているかについての説明が入ります
離島ちゃん目線では当分出せそうにないので…