目を覚ましたら離島ちゃんになってました(仮)   作:スライム大先生

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割とスラスラと出て来ました
この提督凄い動かしやすいです
今日投稿分2話目です
ご注意ください


提督と離島ちゃん

電達がこちらに向かって来ている頃、俺はというと…

 

「ほっぽ、あれは俺たちは動かせないし彼女達にとって大事な装備だからな?

だから頼むから諦めてくれ…」

 

「嫌だ!ゼロ、欲しい!」

 

絶賛ほっぽを説得中だったりする

きっかけは電の仲間が飛ばした偵察機だ

偵察機を見たほっぽがあれが欲しいと言いだした

当然俺は諦めるように言った

俺たちではあれを飛ばす事はできないし、そもそも偵察機だ

遠目にこそ零戦の類似品に見えるかもしれないが実際は結構形も違う

もしほっぽが偵察機を手に入れてがっかりした時のことを考えるとここで諦めさせるべきだと思った

しかしほっぽは頑固で、一向に自分の意思を曲げようとしない

どうしたものか…

 

「あのー…」

 

「ん?何か用か?」

 

そうしていると誰かが話しかけて来た

まあこの状況で話しかけてくるのと言えば電達だろう

振り返るとそこに居たのはやはり電だった

ただ他にも暁型2番艦かつ前世での嫁艦である響、おなじく嫁艦であった祥鳳型2番艦瑞鳳がいた

 

「お久しぶりなのです

前会った時は自己紹介してなかったですね

暁型四番艦、電なのです」

 

「私は初めましてだね

電の姉の暁型二番艦の響だよ

不死鳥の通り名もあるんだ」

 

「私は祥鳳型二番艦の瑞鳳よ

よろしくね!」

 

「ああ、俺は離島棲鬼

離島とでも呼んでくれ」

 

そう自己紹介しながらも俺は相手が何をしに来たのかを考えて居た

普通に友好的に会いに来たなら問題はない

ただそれ以外の思惑があると面倒だ

俺を滅ぼしに来たにしては戦力が少ない

それは無いだろう

一方で俺と友好的に接して隙を見て実験動物(モルモット)にするつもりかもしれない

それに対しては警戒をする必要があるかもしれない

 

「えーっと、離島さんの後ろに隠れてるのは…?」

 

「ん?

ああ、すまん

こいつ人見知りでな

ほっぽ、自己紹介しようか」

 

「…北方棲姫、よろしく」

 

「気軽にほっぽでもほっぽちゃんでも好きに呼んでやってくれ

慣れると可愛いから」

 

「わかったのです

で、離島さんに司令官さんから言いたいことがあるらしいのです

これで会話ができるのです」

 

そう言って電が渡して来たのはトランシーバーっぽい何かだった

どうやらこれで会話できるらしい

 

『あ、あー

聞こえてるかな?』

 

「ああ、聞こえてるぜ」

 

『通信越しで申し訳ないけど初めまして、彼女達の提督の来須(くるす)伽奈(かな)だよ』

 

「離島棲鬼だ、よろしくな」

 

『まず最初に電を助けてくれてありがとう』

 

「たまたま居合わせただけだから気にするな」

 

そう言いながら俺は内心驚いて居た

深海棲艦にお礼を言うような提督だとは思って居なかったからだ

この提督なら信用できるかもしれない

 

『そう言ってくれると助かるかな

それでもし良ければなんだけどうちの鎮守府に招待しようと思うんだ』

 

「……随分と無警戒だな

普通はもっと警戒するものだと思って居たが」

 

『電を救ってくれたんだ、悪い人では無いと私は思ってる

それにもし何か企んでたらそんな事は言わないでしょ?

それとも何か企んでた?』

 

「いや、企んでなんか居ないが…」

 

そう返しながら俺はあっけにとられて居た

電を救った、たったそれだけの出来事で深海棲艦の言う事を信じる人間が果たしてどれだけいるだろうか

すでに今まで抱いていたこの提督に対しての疑念はほとんど晴れていた

 

『それで、来てくれるかな?

もう一人の娘も是非来て欲しい』

 

「……ほっぽ、行ってみるか?」

 

俺はほっぽに聞くことにした

俺自身は行ってもいいと思っている

だがほっぽを放置するわけにもいかない

ほっぽが行かないと言うなら諦めてもらおう

 

「………」

 

ほっぽは戸惑ったような顔で俺を見ている

俺は行っても構わないと思っているのを察しているのか

少なくとも迷う程度には嫌悪を抱いていないのだろう

ならば少々勝手だがここは小細工をすることにしよう

 

「なあ、艦載機を1機ぐらいもらえたりできるか?

うちのほっぽが大好きなんだ」

 

『艦載機?

うーん……、 まあ妖精さんがいなかったら動かないしいいか

うん、1機ぐらいならいいよ』

 

「助かる

ということだ

ほっぽ、改めて聞くけど行くか?」

 

「ゼロ!行く!」

 

と言い出し、行くことに決まった

 

「ということで行かせてもらうことになった」

 

『わかった

歓迎の準備をして待ってるよ』

 

そう言うと通信が切れた

俺は電にトランシーバーを返し、早速移動することにした

 

「道案内、よろしく頼む」

 

「了解なのです」

 

こうして俺は人類の最後の希望の場所にむかうこととなった

 




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