本当に、最近執筆する時間がない………
突然だが、元μ'sメンバーとのカラオケパーティーから帰ってきた俺達は今、家事の役割分担を決めるため家内会議を始めようとしている。
「えー、それでは第一回家内会議を始めようと思いまーす」
パチパチパチ
「司会、進行は絢瀬翔夢が務めさせていただきます」
「ねぇ。さっきから何なの、この茶番劇」
俺のちょっとしたジョークに、曜がジト目をしながら呆れていた。
「まぁ、ジョークはその辺にしといて。それじゃあ、家事の役割分担を決めるぞー」
『はーい』
俺が真面目にそう言うと、3人は返事をした。
「とりあえず、役割の内容は炊事、洗濯、風呂当番、ゴミ出しと言ったところか」
「だね。でも、洗濯は各自ですれば良くない?」
「え、な……あ、そうか」
俺は曜に指摘されてようやく気付いた。そうだよな、センターするのは私服だけじゃなく、下着もあるからなぁ。そうなるとお互いやりづらいところはあるよなぁ。
「それじゃあ、洗濯は私服だけまとめてして下着は各自でするということで。あとの炊事と風呂当番とゴミ出しを決めるぞ」
「じゃあ、私炊事で。料理は得意だし」
と曜が挙手をしてそう言った。
「じゃあ、私は洗濯をしようかな」
と梨子がそう言った。
「と、なると私がゴミ出しかぁ。まぁ、いいけどさ」
と千歌が少し不満げにそう言ったが、やってくれるようだ。
「じゃあ、俺は風呂当番か。よし、じゃあ決定だな。とりあえず今日からやっていくぞ」
「了解。とりあえず、今日の晩御飯は済ませたから、お風呂と洗濯物だね」
と曜が言った。まぁ、帰る途中で鈴兄達と外食したしね。
「あ、そういえばさ。洗剤とかスポンジはあるのか?」
「それならもう備えつけてあったよ」
なるほど、そこら辺は用意してたのか。気が利く親だこと。
「了解」
そう言うと、俺は風呂場にいきさっさと作業を行った。
「ふぅ、こんなもんかな」
それから少したって俺は風呂の浴槽掃除を終わらせて、お湯を貯め始めた。それにしても、お湯を入れるのも自動なのか。ハイテクぅぅぅぅ!
そして、俺はリビングに戻ると、千歌達は何故か部屋の隅にいた。
「何してるんだよ」
「うわぁ!つ、翔夢くん!?いつからそこに!?」
「さっきだけど、千歌達こそ何してるんだよ。そんな部屋の隅で」
「何でもないよ!気にしないで!」
「あ、あぁ。分かった」
俺が千歌の勢いに圧倒され渋々そう言うと、千歌だけじゃなくてようちかと梨子もほっとした様にため息をついた。
「じゃあ、俺は荷物の整理してくるからお湯が沸いたら先入ってていいぞ」
『はーい』
そう言うと、俺は自分の部屋に向かった。
(千歌視点)
「ふぅ、なんとかバレなかったね」
私は翔夢くんが部屋に入ったのを確認してから、そう言った。
「いや、少なくともバレてはいるとは思うよ。内容まではわかってはないようだけど」
「とにかく寝る前まではなんとか隠し通そうよ」
「「了解」」
ピロリン♪
どうやら、お風呂が沸いたみたい。
「最初に誰から入る?」
「私は後でいいから、梨子ちゃん先に入っていいよ」
「じゃあ、そうさせてもらうね」
そして、梨子ちゃんは着替えを取りに自分の部屋に向かった。
(翔夢視点)
俺は部屋のに置いてあった荷物を整理し終わって、リビングにもどった。どうやら、千歌達は先に風呂に入ったみたいだ。そのせいか、3人からとてもいい匂いがした。
「ふぅ、疲れたぁ」
「お疲れ様。私達は先に入ったから、翔夢くんも入ってきたら?」
「おう。じゃあ、そうさせてもらうわ」
そう言い、俺は部屋に着替えを取りに行き、風呂場に向かった。
「ふぅぅぅ」
俺は頭と体を洗い終わり、浴槽の中に入った。
(それにしても、今日はとても濃い一日だったな。色んな意味で)
千歌達との再会、μ'sメンバーとのカラオケ。少なくとも俺にとっては千歌達とまた会えたのが衝撃的だったわけで。
(しかも3人とも大きくなっても、中身は全然変わってなかったし、なんか昔遊んでたころの事を思い出すな……)
小さい頃から、千歌はとても人懐っこくって、曜はとても元気で、梨子はとても優しくて。だから、再会した時はとても嬉しかった。そして、俺は
(あの3人のことが好きなのかもしれない)
そう思ってしまう。確かに幼馴染みだから安心したかもしれないし、嬉しかったのかもしれない。でも、この気持ちは気のせいなんかじゃない。勿論、嘘でもない。一人の男の子として俺は千歌達の事を異性として好きになってしまった。でも
(やっぱり、変だよな。3人同時に恋愛感情を抱くなんて……)
そういう不安が出てしまう。でも、誰かを一人選ぶとなると、他の2人はどうなってしまうのだろうか。悲しませるかもしれない。傷つけてしまうかもしれない。そう思うと、誰かを一人を選べだなんて俺には出来ない。
「やっぱり欲張りだよな、俺」
そう呟いた。すると、長湯してしまったせいか、ちょっとのぼせてしまった。
「上がるか」
そう言い、俺は浴槽から出た。
◆
俺は身体を拭き、パジャマに着替えてから、リビングに戻った。そして、リビングの扉を開くと千歌がこっちに気付き、
「あ、翔夢くん。お風呂長かったね」
「あぁ、少しのんびりしすぎてな」
「ふぅん。あ、なんか飲む?」
「おう。じゃあ、ホットミルクを頼む」
「了解」
そう言い、千歌はキッチンに向かった。
そして、曜と梨子がこっちに来て
「ねぇ、明日3人でどっか遊びに行こうかと思うんだけど、どうかな?」
「ほら、入学式は明後日だし準備も兼ねて、ね?」
4人で遊びに行かないかと曜が提案してきた。続いて梨子も、それに便乗するかのようにそう言ってきた。勿論、俺の答えは決まっている。
「ん、いいよ。じゃあ、駅前にあるショッピングモールに行くか。そこなら大体の店は揃ってるし」
「「分かった」」
「ねぇ、なんの話してるの?」
すると、マグカップを持った千歌が戻ってきた。
「あぁ、明日4人でどこか遊びに行かないかって話何だけど」
「いいねぇ!行こうよ行こうよ!勿論、翔夢くんも来るんでしょ!?」
「あぁ」
「やったぁ!あぁ、早く明日にならないかな~!」
と千歌は楽しみではしゃぐ子供みたいにそう言った。まぁ、喜んでくれて何より、何より。うんうん。
そして、俺はふと千歌の手元に視線がいってしまってあることに気づいた。
「なぁ、千歌。その手に持ってるジュースってどっかで買ってきたの?」
それは千歌がなんか見慣れないジュース?を手に持っていたからだ。
「あ、これ?なんか、冷蔵庫の中にあったから持ってきたんだ~。しかも、みかんジュースだし!!」
「あー、確かにみかん大好きだもんな、千歌」
「そうだよ!!ちなみに梨子ちゃんと曜ちゃんのも持ってきたから!はい!」
「「ありがとう!」」
千歌はそう言うと、持ってきたジュースを梨子と曜にも渡した。それにしても本当に大丈夫なのだろうか。んー、まぁ考えても仕方ないし、ミルク飲もっと。
「あー、温まるわー」
「「「きゃあ!」」」
「え!?何!?どうした!?」
俺が至福を満喫していると、3人が悲鳴をあげた。
「大丈夫か、千歌、梨子、曜!?」
「「「…………」」」
俺が声を掛けるも、3人は顔を伏せたまま、全く反応してくれなかった。そして、千歌が顔を上げたかと思いきや
「えへへ………、つ・ば・さ・くぅ~ん♪(ガバッ」
「!?!?!!??」
いきなり俺に抱きついてきた。そして、俺はいきなりの出来事に驚きを隠せなかった。そして、他の2人も
「あ〜!千歌ちゃん、ずるい!!私だって~、えい♪(ダキッ」
「じゃあ、私も~!全速前進、ヨーソロー♪(ダキッ」
「え、梨子と曜まで!?!?」
俺に抱きついてきた。とりあえず、落ち着こう、そうしよう。まずは状況確認からだ。さっき俺はホットミルクを飲んで、千歌達はみかんジュース(?)を飲んだ。そして、一口飲んだら、千歌がいきなり真正面から抱きついてきて、それに続くかのように梨子が横から、そして、曜は後ろから抱きついてきたっと。うん、まずこんなに落ち着ける状況じゃないな、うん。あと、さっきからなんか話してるけど多分、俺に対してではないな、うん。
「む~!何で、私達が声かけてるのに無視するの?(ギュウ」
「あ〜♡翔夢くんのほっぺたやわらか~い♡(スリスリ」
「ホントだ~♡気持ち良くて、クセになりそう♡(スリスリ」
うん、なんか千歌にさらに強く抱きしめられたり、梨子と曜から頬をスリスリさせられてるけど、気にしない気にしない。多分、いや絶対理性崩壊するからな、相手したら。ひとまず、海未姉直伝の瞑想をしてみよう。そしたら、落ち着けるかも。
「ねぇ、何で目を閉じてるの?それより、私達に構ってよ~!!!」
「あ〜、ホントに気持ちいい♡」
「幸せ~♡」
うん、落ち着けないや。まず、そのほっぺスリスリはやめよ?マジで顔近いからね?多分、少し顔をずらせばキスしてしまうからね?てか、さっきから気になってたけど
「お前ら、酒臭いんだけど!!」
そう言って、机に置いてある缶をよく見るとお酒って下のとこに書いてあったし!!何でそれに気付かないんだよ、バカ千歌!!!
「てか、絶対鈴兄の仕業だろ!!今から電話して訴えて──」
「いいから!そんな事より、私に構って、よ!!(ギュウ」
「グハッ!千歌、それ以上強く抱きしめるんじゃないよ!!!色々当たってヤバイから!!!俺の理性崩壊しちゃうからぁぁ!!!!」
「あ、やっと構ってくれた♪えへへ、翔夢くぅん♡」
「ねぇ、人の話聞いてた?ねぇ、聞いてた千歌お嬢様?」
「お嬢様だなんて////恥ずかしいよぉ///」
「ねぇ、お願いだから会話を成立させよう?俺、訳分からなくなってきたよ?」
「なら~、………一緒に♡堕天、しちゃお♡(((ボソッ」
「ねぇ、堕天って何?堕ちちゃうの?ねぇ、堕ちちゃうの!?」
「むぅ、さっきから文句ばっかり……」
「そりゃあ、そうだろ。いきなりこんな事されたら、誰だ──ムグッ!?」
「ンっ♡」
俺が絶賛文句を垂れ流していると、いきなり千歌がそれを黙らせるかのように自分の唇を俺の唇に押し付けた。
「!?!?!!!???」
俺は目の前の光景に頭が追いつかないでいた。それは当然である。何せ俺は、今まで恋人とかいなかったからそんな経験も当然ある訳ないし、しかも好きな相手の一人にされたら尚更だ。
「ンっ、チュウッ♡」
「ンっ、チュパっ」
千歌がまだ勢いよく吸い付いてくるので、つられてこちらもそれに負けじと吸い付いてしまう。ヤバイ、これ以上したら理性が保てない………!!
そう思い、俺は隙をついて千歌から離れた。
「ぷはっ……!!千歌、おま、何してるんだよ……!!」
「ふぇ?私はただ、つばしゃくんとキスしたかっただけなんだけど………、嫌、だった?(ウルッ」
「ち、違うって!!た、ただ俺は──」
俺が今にでも泣きそうな千歌を慰めようとすると、
「千歌ちゃんだけズルイ!!私も、翔夢君とキスするの!!!」
「はっ!?おい、待て、り──むぐっ!?」
「んっ♡ちゅぅぅっ♡」
何故か梨子までキスしてきたのだ。しかも、千歌とは違って初っ端から勢いよく吸い付いてきた。待て、梨子ってこんなに大胆だったか!?昔は結構、引っ込み思案だったのに……。
「ちゅぅぅっ、チュパ、レロっ♡」
「!?!?!!??」
しかも、吸い付くだけではなく、舌まで絡めさせてきたのだ。この予想外(キスも充分予想外だが)の出来事に俺は驚愕した。まさか、そこまでするとは……!!本当にこれはヤバイ!!!!
「ぷはっ!!はぁっ、梨子まで何して……!!」
「私も~、千歌ちゃんと~、一緒だよ♡」
「( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!」
俺が梨子にそう聞くと、梨子はこと姉並、いや下手したらそれ以上の甘い声で俺に囁いてきた。すると、突然俺の肩に手がポンッと置かれた。あ(察し
「何、逃げようとしてるのかな、つ~ば~さ~く~ん~♡」
「まさか曜……、お前もか!!」
「うん♡だから、しちゃうね?」
「だから、ま──んっ!!」
「チュッ♡ンっ♡」
そして、俺は曜にされるがままに、キスされてしまった。
「んっ、ぷはっ、んんっ!!」
「ンっ………ちゅるっ♡」
「っ!!???」
まさかの曜まで舌を絡ませてきた。さっきの梨子と言い、キスがあまりにも激しすぎてもうそろそろ理性が飛びそうである。あぁ……、もうこのまま快楽に身を寄せようかな……………って、ダメだダメだ!!!危ない………、うっかり我を忘れるところだった。
「ぷはぁっ♡」
俺が心中パニックになっていると、曜から離れてくれた。良かったぁ。もう少しで一線を超えてしまうところだったぞ……。
「はぁっ、はぁっ」
「どうしたの、そんなに息を荒らげて。そんなに曜ちゃんとのキスに興奮しちゃったのかなぁ?♡」
「か、からかうんじゃないよ、全く……。こっちは大変だったんだぞ?もう少しで、お前らを襲ってしまうところだったんだぞ……」
「曜は別に襲われていいよ♡」
「え!?いやいや、仮に曜が良くても、他の2人は」
「千歌は嫌じゃないよ♡」
「私も同じ、かな♡」
「えぇ……」
俺は3人からの予想外の返事に、とても困ってしまった。確かに俺だって、3人の事は異性として好きだし、嬉しくないわけじゃないけど、こうもあっさり返されるとなんか複雑な気持ちになってしまう。まぁ、酔ってるからっていうのもあるかもしれないけど。
とりあえず今日のところはもう寝ちゃおう。うん、そうしよう!!
「今日はもう寝ようぜ?明日のために、さ」
『えぇぇぇぇ!!!!』
「えぇぇぇぇ!!!!じゃありません。というかもう寝ないと、明日早く起きれないぞ?」
『むぅ、分かった』
3人とも不満な顔をしながら、なんとか納得してもらえた。
そして、千歌がなんか閃いた表情をすると
「そうだ!じゃあ、翔夢くんが千歌達をベッドまで連れてってよ!勿論、お姫様抱っこでね!」
「は!?何言って……、って何言い返しても無駄だろうから、もう素直に従うか。わかった、連れていきますよ、お嬢様方」
「ふぇっ!?は、ハハハ、良きにはからえ!」
「お、お嬢様だなんて……はぅっ///」
「じゃあ、お願いしようかな〜、エヘヘ♡」
俺のお嬢様発言に、千歌はびっくりはしたがなぜかこと姉見たいなことを言って、梨子はもうお湯が沸かせるじゃないかってほど顔を真っ赤にさせてしまってるし、曜は……なんかいつも通り?まぁ、3人とも可愛いけどさ(特に梨子は最高!!!)。
じゃあ、最初は千歌にしようかなぁ、っと。
「じゃあ、千歌から連れていくぞ?よっと」
「ひゃあっ!?ちょっと、いきなり持ち上げないでよ!」
「あ、ごめんごめん。ってか、一応する前に言ったはずだけどな」
「それでもなのぉ!……私だって心の準備というものが((ボソッ」
「え、なんか言ったか?」
「なんでもない!!いいから、早く連れてってよー!」
「分かった!分かったから、足をバタバタするな!!落ちちまうだろうが!!」
そう言って、俺は千歌を抱えたまま、部屋まで行った。そして、部屋に入り、ベッドに寝かせると、千歌に一声かけて、部屋を出てリビングに戻った。じゃあ、次は曜にしようかな。
「じゃあ、次は曜にするぞ?一応のために確認しとくけど、いいか?」
「うん、いいよ♡だから、キて?」
「うん、なんか言い方からして凄い危ないんだけど、じゃあ、いくぞ?…よっと」
俺は一応のため確認を取ると、逆に曜から早くしてと言わんばりに誘惑され、はぁっとため息を吐きながら、抱き上げた。そして千歌同様、部屋のベッドまでお姫様抱っこで行き、寝かせ付かせてから、一声かけてからリビングに戻った。てか、案外いけるもんだな。てっきりもう千歌を運んだ時点でダメかと思ったけど、案外2人が軽かったため、そこまで腕は痛くなかった。で、最後は梨子、か。
「じゃあ、いくぞ?」
「う、うん。優しく、お願い、ね?」
「あ、あぁ。じゃあ、失礼して……,っと」
「ひゃあっ!?」
「あ、悪い、おどろかせたか?」
「だ、大丈夫。ちょっと、びっくりしただけ、だから//」
「お、おう」
そして、梨子も部屋まで連れていき、ベッドに寝かせようとした時、梨子が俺の耳元で
「明日、楽しみだね♪」
と囁いてきた。
「………あぁ!」
こうして、俺にとって色々な意味で疲れた一日が終わった。