ルイズの聖剣伝説   作:駄文書きの道化

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誓いの契約

「では、ミス・ヴァリエール。始めよう」

 

 

 魔法学院の広場。そこには今、ルイズとコルベールの二人しかいない。コルベールの呼びかけに小さく頷いて、ルイズは一歩前へと出た。

 ルイズの謹慎処分だが、問題の当事者ではあったが問題を諫めようとした事が認められた事から1日で済む事が出来た。だが、ギーシュとルイズに食ってかかった男子生徒は未だ謹慎処分が言い渡されている。

 ルイズだけの謹慎時間が短かったのにはルイズの複雑な背景が絡んでいる。まずその1つが彼女の使い魔召喚の儀式の件があったから。そして次にルイズが“公爵家”の息女であるという事。

 ルイズ自身は魔法を使えないのは事実ではあるが、彼女の生家は由緒正しき公爵家の娘。その立場がルイズの留年を決定をさせるのに判断を保留している一因となっている。

 学舎であれば平等、といかないのが貴族の学校である。学校もただでは運営する事は出来ない。国より支援を受けているとはいえ、生徒達から得られる金銭があってこその運営。

 公爵家という発言力の強いヴァリエールの息女である事が、これまた事態を複雑化させているのだ。平等を掲げながらも、上級階級であるヴァリエールの娘を留年させたとする。すると公爵家がどのような動きをするのか、予測するのも恐ろしい。

 ルイズ自身は勤勉で優秀な子なれど、魔法が全て爆発してしまうという欠点を持ち合わせている。無論、原因不明である。ならば教師とて、ルイズに教えを説く事は叶わない。だが、それを言い訳とされ、無能とされるのもまた困る。

 正直に言えば、トリステイン魔法学院における教育の質は例年下がり続ける一方なのだ。背景には国力の低下と貴族達のモラルの低下が徐々に目に見える形で現れ続けている、という事実の現れでもある。

 故に突かれたくない腹がある魔法学院としては、これ以上の厄介事はご免被るのだ。ここで運営の問題視がされれば予算や人材にどのように影響するのか未知数。

 綱渡りが出来る程の楽観視も出来ない状況下、ルイズには何としても進級をして欲しいというのが魔法学院としての総意であった。

 さて、一方でそんな魔法学院の裏事情など知らないルイズ。彼女は今回の儀式に対して何の気負いも無かった。学院側の事情を知らない彼女からすれば、この召喚の結果がどうであれ受け止めるつもりでいたからだ。

 ルイズは杖を手に取る。肩の力を抜くように大きく深呼吸をし、ゆっくりと吐き出す。

 

 

「我が名は“ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール”」

 

 

 ルイズはただ静かに意識を集中させ、魔法の発動へと意識を向けていく。

 だが、ルイズは違和感に眉を寄せる。違和感は消える事無く、ルイズにしこりを残す。まるで反応がない。まるで魔法が“失敗する”前触れもない。力が集まらない事にルイズは眉を寄せながら集中しようと自身の内へと意識を傾け――。

 

 

 

 ――“ルイズ”。

 

 

 

 ――己の内に潜む“想い”に触れた。

 

 

 

 * * *

 

 

 

 ――ようやく、届きました。

 

 深く沈む意識の中、ルイズは声を聞いた。

 

 ――私は、貴方の傍に。

 

 それは暖かく。

 

 ――私は、貴方と共に。

 

 この胸の奥で響く、自分と重なるもう1つの鼓動。

 

 ――私は、ここにいます。

 

 だから、と伝えるように。

 

 ――私の祝福の“芽吹き”が貴方の力となる事を。

 

 彼女は、“ここ”にいてくれた。

 

 ――どうか、許して頂けませんか?

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

「ミス・ヴァリエール?」

 

 

 コルベールは詠唱を途中で止めたルイズを訝しげに見つめる。杖を構えた状態でルイズは静止し、しかし呪文を紡ぐことはない。寄せられていた眉はゆっくりと戻り、呆れたと言わんばかりに笑みを浮かべた。

 杖は降ろされ、ルイズは堪えきれずに笑い声を零した。何と言えば良いのか分からない。まるでそう言う様にルイズは口元を抑えた。その瞳には涙がじわりと滲み、滴となって頬を伝っていく。

 

 

「ミス・ヴァリエール? どうしたのかね?」

 

 

 コルベールの問いにルイズは何かを口にしようとするも、感極まったように涙を流すルイズはすぐに答えを返す事ができずコルベールに対し、手で口を抑えるように添えながら呼吸を整える。

 呼吸を整えるようにルイズは息を大きく吸う。降ろした杖を再び高く上げ、凜と通る声で強く、続けます、と早口にコルベールに告げる。コルベールが呆気取られた表情をするが、構うものかとルイズは詠唱する。僅かな問答すら惜しいと言わんばかりに。

 

 

「――問う」

 

 

 願うように。祈るように。それでいて、告げるように。

 ルイズの言葉に反応したように、内から湧き出るような光が踊るようにルイズの周りを駆けめぐる。

 光が駆けめぐる中、ルイズは言葉を加え連ねる。本来では結ぶべきは主従の契約。だが、違う。“彼女”との契約に主従だけの契約では足りない、とルイズは声を張り上げる。

 

 

「応えよ! 私はここに契約を交わす事を望む! 貴方の願いと共に在る事を望む! この言葉、貴方の始原たる光と闇、そして光と闇より生まれた6つの世の理に誓いを奉る!」

 

 

 ルイズの叫びに応えるように湧き出た光はゆっくりと形を作っていく。光は集い、まるで人の形を取っていく。

 ルイズは真っ直ぐに光を見据え、震えそうになる声を必至に堪えながら声を張り上げる。

 

 

「この身、この名、そして二つの世の理に誓う! “かの地”にて辿り着いた答えを、この地でも示し続ける事を! 貴方が愛してくれた私で在り続ける事を!」

 

 

 すぅ、と。区切りをつけるように息を吸い、掲げていた杖を振り降ろす。真っ向から集い、人の姿を模った光に向けて叫ぶ。

 

 

「この宣誓に曇り無しと、信ずるに値するなら!!」

 

 

 万感の思いを告げ、ルイズは願う。

 

 

「ここに、未来永劫破れぬ契約を望む!!」

 

 

 はぁ、と。息を強く吐き出しながらルイズは目を硬く瞑り、求め欲するように叫ぶ。

 何度も震えそうになる言葉を必至に、必至に届けと願いながら紡ぎ続ける。

 

 

 

「――返答や、如何に!!」

 

 

 

 ルイズの問いかけが響き渡り、ルイズの脳裏に囁くような声が響き渡る。

 

 

 

 ――応えましょう。

 

 ――我が御魂は貴方と共に。

 

 ――“愛”が貴方の胸にある限り。私は貴方の傍に。

 

 ――貴方の誓いに一点の曇り無し。望みのままに我が身を捧げましょう。

 

 ――生涯共にありましょう。敬愛すべき我が小さな“英雄”。

 

 

 

 光は揺れ、動く。それはまるで歓喜に身を震わせているようにさえ見える。

 ルイズは涙を流しながら笑みを零した。堪えきれないというように零れだした笑みを隠しきれぬまま、彼女は再度、下げていた杖を掲げた。

 

 

「ここに誓いにキスを。さすれば契約はここに為る。――我が名は“ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール”。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

 

 

 ルイズは契約の呪文を紡ぐ。応じるように光もまたルイズを包む。唇に触れた感触はない。けれどルイズより湧き出た光は再びルイズと重なり合うように消えていく。集いし光と交わした口づけは感触を得られずとも心の充足を呼び起こす。

 光が完全にルイズと融け合う。暫しルイズは余韻に浸るように震え、静かに杖を下げる。杖を握っていない左手で心臓を掴むように手を添える。その左手に浮かび上がるは“使い魔”の証たるルーン。

 喜びを噛みしめるように。抑えきれぬ涙を零しながらルイズは身を僅かに震わせる。そんなルイズをコルベールはただ呆然としていた。自分が想定していた使い魔召喚と大きく異なる展開。神々しさすら感じ取った光景にただ見惚れ、意識を奪われていた。

 

 

「ミ、ミス・ヴァリエール? 今のは一体!? それに何故君に使い魔のルーンが!?」

 

 

 コルベールはふらつきそうになる足取りを何とか真っ直ぐに歩き、ルイズの傍へと駆け寄って詳しく伺おうとする。

 ルイズはコルベールの問いに大きく息を吸うように肩を上下させ、ゆっくりと顔を上げた。コルベールへと向けた表情は――涙に濡れながらも美しいと感じさせる笑みで。

 

 

「……契約が終わりました。もう、私の使い魔召喚は為っていたんです」

 

 

 優しい“女神様”は世界すら超えて、自分に最高の贈り物をしてくれた。

 本体ではない。これは“彼女”の種である。元より姿形を持たない彼女が自分に送ってくれた小さな“光”。

 

 

「……ありがとう、“マナ”。大切に育てるよ。ずっとこれからも一緒。一緒だよ……!」

 

 

 涙でくしゃくしゃな顔になりながらルイズは自分の体を抱きしめるように回し、呟くように言った。どうしようもない嬉しさが込み上げてくるのを堪えるように。

 ここに夢憧れていた使い魔召喚がなった。かつての始まりの日、希望を求めて儀式に挑んでから現実にして数日、ルイズの体感として幾年という月日を超え――彼女の願いはようやく果たされたのだ。

 

 

 

 * * *

 

 

 

 斯くしてルイズの使い魔召喚は終わった。しかし、めでたしめでたし、となるには異例過ぎた。

 コルベールは自身だけでは判断が付かぬと下し、ルイズを伴いオスマンの下を訪ねていた。オスマンはコルベールからの報告を受け、確かめるようにルイズの左手を取る。

 

 

「……一見、ルーンは刻まれておらぬようじゃが……?」

 

 

 オスマンの問いかけに、ルイズが意識を集中させていく。次第に光を帯びて浮かび上がっていく使い魔のルーンを観察し、オスマンは眉を寄せた。

 

 

「……ふむ。自らと同化せし使い魔、か。故にミス・ヴァリエールにルーンが刻まれておるのか」

「この子は自らの肉体を持ちませんので、私の体を依代として共存しています。なのでルーンは私の身に刻まれました。普段は消えていますが、繋がりを意識すればこのように」

「君は自分の使い魔が何なのかを把握しているようじゃが……して? その正体とはなんじゃ?」

「……精霊に近きもの。この地よりも遠き地に住まう者のようです」

 

 

 本当は神霊だけど、と事を荒立てさせたくなかったルイズは当たり障りのない解答をした。しかし、この返答もまた困ったものなのだが。

 ハルケギニアにも精霊は存在する。代表的な例を挙げればラグドリアン湖に住まう“水の精霊”だろう。不死の存在であり、強力な水魔法を使う事で有名である。

 精霊は“力”の代名詞でもある。並の魔物など歯牙にかけぬ程に。その力を求めてトリステインの王家が契約を交わすと歴史に残るまでに強力なのだ。

 少なくともルイズの内に宿る“マナの女神”の力は水の精霊と対峙しても凌駕する程の力を秘めているのは事実だ。本体ではないとはいえ、“ファ・ディール”を創造した世界の理そのものだ。

 出来ればこの事実はルイズにとって伏せたい事実であった。力をおおっぴらに公表するつもりはルイズにはない。強すぎる力は争いを呼ぶ事を身を以て知っている故に。

 

 

(マナの力が知られれば即座に戦の道具になる。……力ある者は力を望む者を惹き付ける。私が“奈落”に落とされた時のように、私の力を付け狙う者が現れないとも限らない)

 

 

 脳裏に浮かぶは一人の男の姿。――そして紅き体躯を持つ巨大な“竜”の姿。

 浮かび上がりそうな後悔と憎悪を腹の底へと押し込めるように深々と溜息を吐き出す。

 ファ・ディールで経験した出来事の中で最も後悔に彩られた事件。ファ・ディールにおいてルイズは一度“殺されている”。

 奈落という死者住まう地にて封印されていた紅き竜帝“ティアマット”。知恵の竜と呼ばれるファ・ディールに存在する六つの属性に対応したマナの凝縮体“マナストーン”の監視者が一人。

 かつてファ・ディールの全ての生命に頂点に立とうとし、マナストーンを取り込むという禁忌を犯した。その力を以て世界を支配しようしたが、他の知恵の竜によって奈落に封印された。故にティアマットは復讐の為、他の知恵の竜を殺しうる力を秘めた存在を探していた。

 そこで目を付けられたのが自分だったというはた迷惑な話。訳も分からぬまま殺され、奈落に叩き落とされた。そして奈落から脱出するにはティアマットに協力する事しか出来ないという状態に追い込まれた。

 結局、ルイズは最後まで真実をぼかされたまま知恵の竜の殺害に協力し、ティアマットの復活を許してしまった。唯一、生き残った知恵の竜、“ヴァディス”の協力もあってティアマットはルイズが再び奈落の奥底へと封印したが、ルイズはこの過程で多くの命を殺めてしまった経験を酷く後悔している。

 ティアマットが集めたマナの力で命を失った者達を蘇らせる事には成功し、事態は丸く収まったが、収まれば終わりという訳ではない。一歩間違えば世界は滅んでいたのだから。

 

 

(あの駄竜みたいに私を利用しよう、なんて奴もいるだろうしね。あんまり公にされないようにしなきゃ)

 

 

 もうあの日の後悔を繰り返さないように、と。ルイズは内心で決意を固め直す。

 

 

「ミス・ヴァリエール」

「え、あ、はい」

 

 

 脳裏に浮かんだ過去を振り切ろうとしていたルイズはオスマンに名を呼ばれ、反応を返すのに一寸遅れてしまう。オスマンは覗き込むようにルイズを見て、そして静かな声で告げた。

 

 

「確認の為にもディテクト・マジックをかけても良いかね?」

「……それは」

 

 

 ルイズは躊躇した。ディテクト・マジックは対象の魔力を探知する事が出来る魔法だ。確かにディテクト・マジックならばマナの存在を証明する事が出来るだろう。だが、それは同時にマナの存在を知られるという危険を孕む。

 そんなルイズの不安を悟ったのか、オスマンは柔らかな笑みを浮かべてルイズの頭に手を伸ばした。ルイズの髪を梳くように優しく撫でる手つきにルイズは思わず驚いてオスマンの顔を見つめる。

 

 

「君は自身が何を召喚したのか弁えているようじゃの。安心せい。儂はこの学院の長じゃ。生徒達を守る義務がある。君のような未来ある若者の未来を奪うような事はせんよ。安心しなさい」

「オールド・オスマン……」

「ミス・ヴァリエール。……これから君の行く道には苦難が付きまとうじゃろう。君は何の因果か苦難の星の下に生まれてしまった」

「……はい」

「君は未だ魔法を為せず、今回の使い魔召喚が記録にも残る初の成功となった。メイジの実力を見るならばまず使い魔を見よ、という。君が召喚した使い魔は可能性に満ちあふれているだろう。――それこそ、悪戯に世を騒がすまでに、な」

「オ、オールド・オスマン!?」

 

 

 コルベールが驚きの声を上げる。その様はまるで子供に何を言っているのか、と抗議しているかのようにも見える。いや、事実そうなのだろう。オスマンは告げたのだ。ルイズの召喚した“マナの女神”は争いの火種となる可能性がある、と。

 

 

「心せよ、ミス・ヴァリエール。貴族たるもの、自らの宿命から逃げてはならぬ。力に対し責務を負い、誇りを以てして律しなければならぬ」

「はい」

「君を妬む者、君の力の可能性に気付く者、世界は善意にのみ満ちてはおらぬ。君が誤れば力によって傷つく者が生まれる可能性がある。……君はそれを理解しているようじゃが、な。しかしまるで別人のようじゃな? 本当に君が“ミス・ヴァリエール”か疑うまでに、はな?」

「……!」

「それでも君を信じよう。先日の食堂の件も儂は耳にしておる。君の誠実な精神と誇りは疑うまでもなくミス・ヴァリエールのものだと儂は知っている。ここまでの苦境に晒されながらも貴族を何たるかを知り、志す君の姿を儂は知っているよ。それがようやく日の光を浴びる時が来たのじゃろう」

「……オールド・オスマン」

 

 

 ルイズは唖然として呟く。言われれば、ルイズの心境の変化は周りからみれば突然人が変わってしまったようにも思える。怪しまれない方が不思議であろう。

 だが、それでもオスマンの信じるという言葉にルイズは胸の奥に暖かさが宿るのを感じた。何よりもルイズの心を躍らせたのはオスマンの言葉の1つ1つだ。信じてくれていると。自分の事を見て、認めてくれていると。

 

 

「これで君は立派なメイジの第一歩を踏み出したのだ。――おめでとう、ミス・ヴァリエール」

「……ッ」

 

 

 おめでとう、と。

 オスマンの告げた一言がルイズの心を震わせる。それはずっとルイズが追い求めてきた言葉だったのだから。幼い頃よりずっと認められたくて足掻いていた頃からずっと望んでいたもの。

 

 

「……勿体ないお言葉です、オールド・オスマン」

 

 

 ルイズは深く頭を下げる。目の奥が熱くなり、涙が込み上げてきそうなのを堪えながらルイズは静かに告げた。

 ゆっくりと呼吸を正し、息を整える。涙を押しとどめたルイズは顔を上げ、オスマンへと視線を向ける。

 

 

「その賞賛の言葉に恥じぬよう、これからも弛まぬ努力を誓います」

「良い。……信じて良いのだね?」

「はい。我が名、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの名において」

「宜しい。しかし、暫くは監視を付けさせて貰うよ? 君だけでなく、他の生徒のためにも、ね?」

「はい」

 

 

 体裁的な問題もある、とオスマンは言外に告げている。ルイズに否はない。仕様がないとさえ思う。ただでさえ自分は今、強力な力という爆弾を抱えたのだから。

 ルイズはただでさえ目を付けられやすい。今までは蔑みの対象であったルイズだが、蔑む事すら烏滸がましい存在を召喚したのだ。

 それが妬み恨みと変わりかねない現状がある。それを含めて自分を監視すると告げたのだろう。伝えてくれたのは牽制の意味もあるだろうが、ルイズを信頼しての事だろう。

 

 

「オールド・オスマンの深き配慮に感謝を」

「良い。君は君らしく、君のままでありなさい。ミス・ヴァリエール」

 

 

 こうして、ルイズの波乱に満ちた使い魔召喚の儀式は此を以てして幕を下ろすのであった。


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