初のBOSSを倒して、懐もホクホクなのだがノビの身ではやはり5kはキツイ。Lvが上がれば5kなんて簡単だが、余裕のないうちは節制することに間違いはないだろう。
プロンテラ噴水広場から北東に、準備中の図書館があったのでそこで一夜を過ごした。ちなみに反対側にもあるのだが、そっちはメガネのおっさんだったので女の人がいるこっちにした。
目が覚めた後に、準備中の図書館の書物を読んでいった。言葉も、読み書きも問題なさそうだ。興味深い物もあったが、まずは生活基盤の確保であろう。となるとやはり職に就くのがよさそうだが、下手にしばられたりはしたくない。やりたいことが、たくさんあるのだ。しかし、下手に職に就くと他の職の分野を侵してしまうことになりかねないのである。
プレイヤー時代は1stGXクルセこと、グランドクロスクルセイダーをやっていた。1stとしてはかなり茨の道の職業だが、私は無事にGXクルセになることができたし。ニブルヘイムの実装なのでGXクルセは対悪魔・不死のスペシャリストだったので1stキャラでLv90以上になることができ、オーラ直前までになることができた。
なので、苦労の経験値は普通のキャラや、定番キャラをプレイしてきた人よりは豊富だと思う。INT先行型、知識も金もアイテムもないのに、本当に良い人達との縁に恵まれ3ヶ月以上半年くらいを経てクルセイダーになれた気がする。
そんなことを思っていると、知らないうちにイズルードの町へとやってきていた。この剣士ギルドに入れば剣士としての道が開かれ、試験をうけて合格すれば剣士になれる。その後は騎士やクルセイダーになることができる。今の私なら、どちらになっても大成することができるだろう。しかし、騎士に聖堂騎士というのは民を守る盾である。その意志は素晴らしいものであるが、やはり私は死ぬのが怖い。
剣士ギルドを前にして、すごすごと立ち去り北西の銅像のところで、ぼーっと休憩していた。
「なにを悩んでいるのかな。騎士になれば、もてもてになれるんじゃないかな。」
オーラ女ノビの幽霊が、気楽に話しかけてきた。彼女は良いところのお嬢さんだったから、本当のモンスターの怖さがわからないのだろう。初心者修練所のモンスターは所詮、初心者用なのだ。死の絶望というのは、それはそれは恐ろしいものなのである。
私が悩んでいると、彼女が何かを発見した。それは銅像の台の裏になにかあるというのだ。