女ノービスこと女ノビさんは、意外と巨乳が多いなと横に見つつ私は端の草むらへとやってきた。なぜならば初心者装備一式と初心者赤Pを貰っとき、リュックサックに仕舞いこもうとしたら見たことがないアイテムがあったのである。
その名も『古く血塗られたご都合主義な箱』である。こんなアイテム知らない。しかし、いわゆるこれが私のチートということではないだろうか。さっそく開けてみた。でてきたアイテムはビギナーパッケージ全集とスピングラスと白ひげにR月光剣の箱である。
何これ、めっちゃ親切設計なんだけど。パッケージは公式RMT(リアルマネートレード)ともいわれていた、リアルで購入してIDを入力すればそのアイテムが貰えるというものである。しかもSPアイテムが出たということはジクフリも手に入る可能性があるかもしれない。
ROの魅力の一つはカードシステムである。カードというのはモンスターを倒すと超低確率でドロップされるアイテムである。モンスターの種類によって様々な効果があり、それをスロットがある武器や防具などに刺せば効果が得られるというものである。しかし、気軽に差し替えることはできないし、スロットことSがあるアイテムは希少である。
さっそく全集と箱を開けてみた。パッケージがなぜ公式RMTといわれたかは、特殊効果付のアイテムにSが着いているアイテムが多いからである。Sがあるだけでも貴重なのに、それに特殊効果が付けば値が跳ね上がる。ちなみにR武器とはネットカフェなどで購入できた強力な武器である、メリットとデメリットもあるが、今回に限っては装備Lv制限がないことではないだろうか。
ROは強力な武器や防具には装備Lv制限がつく。後にR化・RR化で武器のSTRペナとよばれる強力な武器を扱うにはそれに相応しい能力が必要となった。魔法使いはINTである。これは多彩なキャラクターを作るという事において悪手だとは思うがしかたない。この世界ではどうなのだろうか。ちなみにSTRは力、INTは賢さや魔力といったぐあいだ。
全集からでたトイシールドなるものを装備しようとしたら装備Lvがたりなかった。しかたないので、他の装備できるものでかためてみた。
頭 園児の帽子
肩 風呂敷マント
手 R月光剣
体 空色のスモック
靴 希望の上履き
アクセ 通学バック
うん、はっきりいってLv79までの最高装備に思いえてくる。これに後に初心者修練所がなくなった後の後釜、冒険者アカデミーでもらえるアカデミーバッチがあれば完璧だ。
だが想像してほしい。園児の帽子をかぶり、風呂敷マントをして、上履きことズックを外で履き、園児のスモックをきて、通学バックをしながら高速で動く人を…目立ちまくる。どういう世界かわからないのに目立つのは悪手である。しばらく雑魚を狩っていたが、私はそっとスピングラスと白いひげに手をつけた。なぜだろう、目から汗がでてきたようだ。泣いてなんかいないやい。
実践はというと、案外なんとかなるもんだ。いきなり対人ならアレだろうが、所詮雑魚である。リアルで料理好きな私は魚も鶏も捌けるし、そういった動画も大丈夫になるように努力した。とりあえず、ここでLvを上げるしかない。