Devil may cry ~Fleet Collection~ 作:縁(みどり)
実は、一回休載にしようか迷ってました…!
周りの環境が変わりまして、なかなか忙しかったので…(言い訳)
久々の更新でシークレットですみませんが、ダンテ編です!
時刻は10時を回ったところである。
大本営にて、ダンテは割与えられた部屋の椅子でピザを頬張りながら、ただくつろいでいた。
半ば軟禁部屋とでもいうべきか。自室にはベッドやシャワールーム、リビングに行けばピザやストロベリーサンデーなどの必要な物は大体揃っているが、艦娘に会いに行くことや、他の施設を見て回るなど、その他の勝手な行動を制限されている。
悪魔の気配を察しても、それを確認しに行くことさえも許されない。
「…退屈だな。」
ダンテはそう呟いて椅子から立ち上がり、一口でピザを飲み込む。
それ以外に、やることがないのだ。
この部屋を抜け出さない限りは。
「…軽く外でも出るか。」
ダンテはそう言いながら、部屋のドアから外へ出て行く。
そこから先は外部連絡用の通路が伸びていて、その先に扉が1つ。ダンテはその扉の前までやってくる。
もちろん、そのドアは鍵がかかっているので、開かない。
だとすれば、こうする他ない。
「…Haaaa!!」
ダンテは思い切りドアに蹴りを入れる。ドアは大きな音を立てて吹き飛んで行く。文字通り、真っ二つになりながら。
そのまま、ダンテは軽く笑みを浮かべる。
「…もう少し、しっかりした作りにしないとな。」
コンコンとドアが取り付けられていた壁をノックしながら外へと出て行く。
ダンテの悪戯は始まったばかりだ。
「…はぁ…」
ども、青葉です。
今、新聞のネタになりそうなものを探しているのですが、やはりそんなものは都合よくは見つからないもので。
露頭に迷うとはこのことかもしれません。
「…最近ここに来た人がいるらしいけど、大事なお客さんだから外はあまり出ないみたいだし…どうしようかなぁ…」
青葉はそんな風にため息まじりに呟き、ネタ帳を見ながら歩いていました。
その時です!その真っ赤が視界に広がったのは!
「!…わわ、ととっ!?」
青葉はボンヤリとしていたので、そのまま突如目の前に現れた赤に突っ込んでしまったのです。
それを向こうはしっかりと抱きとめてくれました。
「…huh、女の子が突っ込んで来たぜ。」
そんな声を聞いた瞬間、私は急いで体を起こしました。
その声が男の人のものであったということが、自分を動揺させていたのです。どこかの鎮守府の司令官さんかもしれないですしね。
私は慌てて、その男性から離れました。
「す、すみません!少し考え事をしてました!」
「気にするなよ。俺も角から急に飛び出したのが悪い。」
深々とお辞儀をすると、男の人はそう言って笑みを浮かべていました。
それにしても、髪は白くて、派手な真っ赤なコート、それに、異国の方のようです。こんな人は見たことありません。
これは、なんだか特ダネな気がします!
「…それにしても、ここは広すぎて迷うな。」
赤コートの人がなんだかそういう風に呟いて、辺りを見回しています。
どうやら、初めてここに来た人みたいですね。確かに、ここは多くの研究施設や建物がありますし、初めてきた人は迷っちゃいますよね。
では、早速私の出番です!
「…もしよろしければ、ご案内しましょうか?」
出来る限り温和な感じで、かつ親切心を前面に出して…!
そうすると、この男の人は、こちらに視線を向けます。
「そりゃ助かるな。」
やった!食いついてくれた!
なんだか、この目の前の男の人は楽しそうな表情を浮かべていますよ!
私はハイテンションになりながら、軽く自己紹介をします!
「青葉型重巡洋艦の青葉です!ではでは、あなたのお名前は?」
テンションが上がって、つい言葉遣いがいつものようになってしまったのを心の中で反省しつつ、その男の人に問いかけます!
すると男の人は、ニヤリと笑ってこう言ったのです!
「ダンテだ。案内頼むぜ。」
「それでは、早速艦娘の寮に向かいましょう!」
ダンテの前を歩く青葉は、そのまま歩き始める。
ダンテは、その後をゆっくりとついていく。
実は、外に出てまず最初に出会ったのが艦娘であったため、少し警戒をしていた。
大本営にいる艦娘ならば、黒幕にあたる人物の息がかかっていてもおかしくないからである。
「…様子見だな。」
ダンテは小さな声でそう呟き、そのまま青葉の後を歩いていく。
2人は、そのままゆっくりと歩いて、この大本営内の散策を開始したのだ。
それを遠くから見守る人物が1人。
「…そろそろかとは思ってたけど。」
白い軍服から、いつものピッチリとした身体のラインを強調する服に着替えたトリッシュは、じっとダンテと青葉の姿を見る。
その表情は、少し呆れたような笑みであった。
「…やっぱり、あれはデートというより親子連れね。」
トリッシュはそう言うと、その場を離れていくのであった。ダンテの部屋からの無断外出について、他所の提督を納得させるための言い訳を考えながら…
「Hey!青葉!」
2人が艦娘の寮を歩いていると、1番最初にあったのは金剛型戦艦1番艦の金剛であった。
青葉は笑顔で、どもども!と言いながら金剛の写真を撮っていく。
ダンテはというと、いつものごとく楽しそうな笑みを浮かべていた。
「なかなかの美人だな。今度、デートでもどうだ?」
「Oh、それはありがたいお言葉デース!But、私のハートは提督のモノデース!」
金剛はそう言って、元気一杯の笑顔を浮かべていた。
それを見て、ダンテは今までの艦娘とは違う反応なので、少し楽しくなっていた。
「Ha-ha!そいつは残念だ!」
「でも、青葉からすれば、ダンテさんもカッコいいですよ?」
なぜか、すかさず青葉にフォローを入れられたダンテは、軽く笑いながら指をさす。
「そいつは最高だな。アオバ、一緒にデートでもするか?」
「それなら、是非とも取材をですね…」
2人がそんな風に話し込む間に、金剛は少し考えこむ仕草をする。
「…Hey!」
しばらくして、ダンテに金剛がそう問いかける。
ダンテは少し笑いながら、そちらを向く。金剛はそう言って、悪戯っぽく笑みを浮かべる。
「…もしかして、あなたが最近話題のお客さん?」
私は英語でダンテにそう尋ねてみマース!横にいる青葉は、少しキョトンとしてるネー!
青葉にダンテと呼ばれていたこのNice guyはニヤリと笑って、私にこう告げる。
「そりゃ、どうかな。客とは違う気がするぜ。」
ダンテの英語は、やはりアメリカの方の発音みたいデース。
とにかく、提督から聞いていた話とは少し違うみたいネー。
「客じゃないとしたら、どういうこと?」
私がそんな風に尋ねてみると、ダンテは少し真面目な顔になったネー!
少しだけ鳥肌が立ったけど、でもそのあとのダンテの言葉が気になるから、じっと我慢するネー!
「まあ、気にするなよ。余計なことは知らない方が良いぜ。」
ダンテはそう言って笑ったデース!
なんだか、不思議な人ネー!
なんだか、金剛さんとダンテさんが楽しそうに英語で会話していましたが、凄く困りました!
青葉は英語があまりわかりません。なので、完全に蚊帳の外になってしまいました…
「あの…何の話をしてるんですか?」
青葉は少し困惑したような表情で尋ねてみます。
すると2人は、こちらを見て謝ってきました。
「悪いな、英語が喋れる人間なんて、なかなかこっちに来てから出会えなくてな。」
「私も久しぶりの英語で、緊張したデース!」
金剛さんとダンテさんはそんな風に言ってました。
あんまり、人に聞かれたくない会話だったのでしょうか?
まあ、でも気にしません!
おそらく、まだまだネタになるような出来事が起きるはずです!
「では、どうしますか?他のところも見てみますか?」
「そうだな、案内してくれ。」
ダンテさんはそう言って、私に次を促してきました!
そうですねぇ〜、艦娘の寮は案内しましたし、大本営の執務室には、私達艦娘でも限られた人物しか入れませんし…
「ではでは、次は…」
もしかすると、青葉はダンテさんのその変な魅力に取り憑かれていたのかもしれません。
でも、その時はそうなるとは全く思っていなかったのです。
この出会いによって、大本営の根幹を揺るがす事件に巻き込まれていくことになるなど…
英語の勉強しとけばよかった感。
そのうち、しっかりと英語で書き直すことにします…
とりあえず、ダンテと金剛と青葉の出会いでござんす!