ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語)   作:サクトン

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♪テンテテーン テーテーテテーテーテテーテテーン

ナレーター「ついに全王は、武道大会の開催日と場所、そして戦う宇宙を全宇宙に伝えた。」


全王「今から4日後に、第6宇宙と第3宇宙での試合をするのね。」


ナレーター「そして悟空達は、神龍の願いによって使えるようになったタイムマシンにより、未来の世界へと向かうことに。」


ブルマ「じゃあしゅっぱーつ!!」ガチャン

悟空「へへっ!」

ベジータ「フン……。」

トランクス「いけー!」

悟飯「よし!」

サタン「待って!まだシートベルトが!!」


ドヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン……


ナレーター「果たして悟空達は、無事に未来のトランクスに会えるのだろうか……?」

♪チャチャチャン チャチャチャン



9話 お久しぶりです!?未来トランクス再会!!

    ~第6宇宙 シャンパの星~

 

 

シャンパ「ヴァドス……今さっき、全王様が最初の試合に俺達第6宇宙って言ってなかったか……!?」

 

ヴァドス「言っていましたね。第3宇宙と第6宇宙が4日後に試合をすると……それも全王様の宇宙で。」

 

シャンパ「マジかよ……第3宇宙って言ったらアイツの宇宙じゃねぇか。いきなりアイツのとこと試合すんのかあ?」

 

ヴァドス「全王様が直接言っていたのですから、間違いありませんよ。」

 

シャンパ「はぁ……アイツ嫌いなんだよな俺、めちゃくちゃうるせぇからよ。」

 

ヴァドス「シャンパ様も、あまり人の事を言えたものではないと思いますが。」

 

シャンパ「どういう意味だぁ!おいヴァドス、俺がいつうるさく言った!?」

 

ヴァドス「今も言ってます。あと第7宇宙と試合の時もお下品な事ばかり……。」

 

シャンパ「ほっとけ!……まぁ、第3宇宙が相手と言ってもアイツの事だ、どうせろくな選手はいねぇだろうな!ハッハッハッハ!!」

 

ヴァドス「果たしてそうでしょうか?」

 

シャンパ「あ?どういう意味だよ。」

 

ヴァドス「普通の格闘試合なら、恐らく第3宇宙の破壊神様達もあまり必死にはならないと思いますが、今回は全宇宙での神の神器を賭けた武道大会……あちらの宇宙も血眼になって選手を集めてくると思います。」

 

シャンパ「それもそうか……それに神の神器ねぇ、全王様もまさかあんな事を言うなんてな……。」

 

ヴァドス「いえ、あれは大神官様のご提案だと思います。」

 

シャンパ「大神官殿が?何でまた大神官殿がそんな事言うんだよ。」

 

ヴァドス「大会を盛り上げるためだと思います。龍神ザラマ様が造った超ドラゴンボールの手もありましたが、前に第7宇宙との試合の時の賞品になってましたし、味気が無いとお思いになったのでしょう。」

 

シャンパ「ふーん……まぁいいか。優勝した景品が神の神器だろうと超ドラゴンボールだろうと、負けなきゃ良いって事だし。」

 

ヴァドス「それもそうですね。そう簡単には行かないと思いますが。」

 

シャンパ「そんなこたぁわかってる。神の神器なんて、俺でも欲しいぐらいだからな。とにかく俺達の目的は、ビルスの野郎のとこをぶっ潰す事だ!!」

 

ヴァドス「では私達の選手達も、今している以上の特訓をしてきましょうか?」

 

シャンパ「頼んだぞ、ヴァドス。俺はまた動画をチェックしないとダメだからよ。」

 

ヴァドス「シャンパ様、いい加減彼等の相手をしてあげたら如何です?彼等もこの星に来てから、私しか相手をしていませんし、そろそろシャンパ様の手ほどきも欲しいところだと思いますが。」

 

シャンパ「じゃあ明日は俺がやってやるよ。今日もヴァドスに任せたぞ。」

 

ヴァドス「はぁ……そういう事ばかりしてるから、いつまで経ってもビルス様に勝てないんですよ。」

 

シャンパ「むぐ……!今日はその気にならねぇの!明日は絶対俺がやってやる!!良いな!?」

 

ヴァドス「はいはい。」スゥー

 

 

キャベ「はぁ……はぁ……はぁ……だぁ!!」ドヒュゥゥゥゥン 超サイヤ人2化

 

フロスト「はぁ……はぁ……さ、さすがですねキャベさん。私のこの最終形態と全く互角とは……。」

 

キャベ「あ……貴方も……さっきとは比べ物にならないほど、強くなってますよ……!」

 

フロスト「私も貴方と同じように……自分の限界を越えはじめたようです……はぁぁぁ!」ドヒュゥゥゥン

 

フロスト「さぁ!!もっと闘いましょう!!私ともあろう者が……ワクワクしてきましたよ……!!」

 

キャベ「奇遇ですね……修行とはいえ、僕も貴方と闘っていると……何だか宿命の対決をしている気分です……!!」スッ

 

ドヒュゥゥゥゥン キャベ「僕もベジータさんと同じ……神の力と言いますか……何かコツを掴んだ感じです……!!」

 

フロスト(フフフ……さすが戦闘民族サイヤ人ですね。この私とここまでやりあうとは……。)

 

フロスト「はぁぁぁぁぁぁ!!!」バッ

 

キャベ「だぁぁぁぁぁ!!!」バッ

 

 

キィィィィィーン…… ボタモ「ぐぁっ!」ドサッ

 

マゲッタ「シュポポ……!」

 

ヒット「……どうした。俺の時飛ばしを破らんと、いつまでたっても俺を地に伏せる事は出来んぞ。」

 

スッ ボタモ「はぁ……やっぱ時飛ばしっていうのはすげぇな……全く見えねぇ……マゲッタ!!」

 

マゲッタ「シュポ!」ドヒュゥゥゥゥン

 

ヒット「……2対1か。」スッ

 

ボタモ「へへっ、割りに合わねぇが良いか?」

 

ヒット「……良いだろう、ハンデをくれてやる。」

 

マゲッタ「シューポシュポシュポシュポー!!!」ダッダッダ

 

ヒット「……」ザッ ダンッ

 

キィィィィィーン…… マゲッタ「……」

 

ヒット「……はぁ!」ブンッ

 

バシィィィィィン ボタモ「へっ……!!!」

 

ヒット「なに……?」(俺の時飛ばしを……。)

 

ボタモ「いけぇ!!」

 

バッ マゲッタ「シュポォォォー!」

 

ヒット(奴が俺の時飛ばしを防ぎ、後ろからデカブツの攻撃か……!)

 

ブンッ マゲッタ「シュポォ!」

 

ガッ ヒット「くっ!」ズザザザザ……

 

ボタモ「ちっ、惜しい!もうちょっとだったな!」ス タ ッ

 

ズシン マゲッタ「シュポー……。」

 

ヒット(こいつら……この星に来たときより……仕方ない。)

 

ヒット「ボタモ……マゲッタ……。」

 

ボタモ「お、初めて名前呼んだな!ヒットさんよ!」

 

マゲッタ「シュポポー。」

 

ヒット「フッ……俺も今から全力で行く……。安心しろ、殺しはしない。」スゥー

 

ボタモ「ついに全力でくるか……!それだけ俺とマゲッタを認めてきたって感じか?」

 

マゲッタ「シュポシュポ。」

 

ヒット「御託は良い……来い!」

 

ボタモ「おりゃぁぁぁぁ!!」バッ

 

マゲッタ「シュポォォォォォ!!」ダンッ ダンッ ダンッ

 

ヒット(……お前と戦うのが楽しみだ、孫悟空よ……。)

 

ヴァドス「フフ……。」

 

 

     ~第7宇宙 ビルスの星~

 

 

ビルス「最初にやりあう宇宙がシャンパのところとアイツのところか……。また何か起きそうな感じな組み合わせだなぁ。」

 

ウイス「4日後に全王様の宇宙での宮殿前と言えば……確か昔に、龍神ザラマさんがいらした惑星じゃありませんか。」

 

ビルス「そういやそうだったなぁ……。全王様も何でまたそんな所で試合をすると仰ったんだ……他にもっと見えやすい惑星なんていっぱいあるのに。」

 

ウイス「さぁ……私ではなんとも。とりあえず悟空さんに、武道会の事をお伝えしてきます。」

 

ビルス「ん、何で?」

 

ウイス「昨日悟空さんが言っていたじゃありませんか、試合を観戦したいと。」

 

ビルス「あーなーんかそういう事言ってたなぁ……。どんだけ戦いが好きなんだ?サイヤ人っていうのは。フリーザの滅ぼしてやりたいって気持ちがちょっと分かった気がするよ。」

 

ウイス「良いんですかそんな事言って。悟空さんは気にしないと思いますが、ベジータさんが黙っちゃいませんよ?」

 

ビルス「ふん、ベジータが何て言おうと知らないね。僕は破壊神だ、僕がその気になれば、第10宇宙にいたザマスのようにいつでもアイツを破壊できるから。」

 

ウイス「じゃあブルマさんは何て言うでしょうねぇ……もう美味しいものをご馳走させて頂けなくなるかも……。」

 

ビルス「む……それはそれで少し困るな……。あいつの前では言わないようにするか……。」

 

ウイス「えぇ、でないと私も困りますから。では私は悟空さんに武道会の事を伝えに地球へ向かいますが、ビルス様はどうします?」

 

ビルス「んー……どうしようかなぁ。今はお腹一杯だし、いいや。お前だけで行ってこい。」

 

ウイス「そうですか。ではまたブルマさんに頼んで美味しい料理を頂いて参りますかねぇ。」チラッ

 

ビルス「な……!?お前だけずるいぞウイス!!」

 

ウイス「いえいえ、私は地球の食べ物を毒味しているんですよ、ビルス様の為を思って行っていますので。別にやましい事はございません。」

 

ビルス「そんな事言って、前にも同じことがあったと思うのは僕の気のせいか?」ジロッ

 

ウイス「気のせいですよ。」

 

ビルス「ホントにそうか?」ジー(¬_¬)

 

ウイス「そこまで仰るなら、ビルス様も来れば良いじゃないですか。」

 

ビルス「僕は今お腹一杯だって言ってるだろ。地球へ行くならおみやげを忘れるなよウイス。」

 

ウイス「はいはい。」スッ  コ ン ッ

 

 

ドヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン……

 

 

ビルス「さて、ブルマから貰ってとっておいたデザートでも食べようかな。」スッ

 

サッ サッ ビルス「ん……あれ?ここに置いてたはずなのに……どこに行った……?」

 

シュルルル 予言魚「どしたのー?」

 

ビルス「予言魚か。ここに僕が置いてたデザート知らないk」チラッ

 

モグモグ 予言魚「……。」

 

ビルス「ぁあぁぁぁぁぁ!!!それは僕のデザート!!」

 

予言魚「これ?落ちてたからもらったの。」

 

ビルス「落ちてたんじゃない!!置いてたんだ!!」

 

予言魚「あ、そーなの?ゲフゥ……美味しかったぁ、バイバイー。」シュルルル

 

ビルス「ぬぐぐ……食後に置いてたのに……はぁ。」

 

 

      ~第7宇宙 界王神界~

 

 

界王神「ご先祖様、ついに武道会の開催日と、闘う宇宙が決まりましたね。」

 

老界王神「そうじゃのう。第6宇宙といえば前に武道大会をしたとこだの。」

 

キビト「しかし、もう一方の第3宇宙と言うところは初めて聞きましたが……一体どのような破壊神様達がおられるのですか?」

 

界王神「もしかして……第6宇宙のシャンパ様のような方なんでしょうか……?」

 

老界王神「なんじゃお前達、そんな事も知らんのか!全く近頃の若いもんは……それでも神かよぉ?」

 

界王神「あ、あははは……す、すいません……。」

 

キビト「きょ、恐縮です……。」

 

老界王神「まぁええわい。あの宇宙の破壊神様は結構気性が荒くてのぉ……とっても困ったもんじゃわ。」

 

キビト「き、気性が……?」

 

界王神「荒い……ですか?」

 

老界王神「おぉ。ビルス様でもかなり荒い方じゃが、ビルス様とは比べ物にならん程のわがままじゃ。しかも無類のイケメン好きだ。」

 

界王神「い、イケメン……ですか?」

 

キビト「もしや、その破壊神様は……!!」

 

老界王神「あぁ、とってもじゃじゃ馬※女※じゃよ。あれは。」

 

 

     ~第10宇宙 ロッドの星~

 

 

ロッド「ルヴィス!第3宇宙と第6宇宙が試合するんだって!!」

 

ルヴィス「我も聞いたから知っておる。それと、全王様の宮殿前の惑星ですると。」

 

ロッド「なぁルヴィス!ちょっと第3宇宙へ寄ろう!ここと対をなす宇宙だし、何してるか見たいからさ!」

 

ルヴィス「そう言うと思った……。では参ろうか、ロッド殿。」スッ

 

ロッド「うん!」バッ

 

ルヴィス「では行きますぞ。」コ ン ッ

 

 

ドヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン……

 

 

ロッド「あ、ところでさ。僕の宇宙の代表選手ってまだ集めてないけど……どうしよっか。」

 

ルヴィス「集めるもなにも……ほとんどロッド殿が、強敵と戦うのを面白がって、破壊しまくったではないか。」

 

ロッド「え?そうだっけ……どうしよう。代表選手いないじゃないかー!!!」

 

ルヴィス「ではロッド殿が出ては如何ですかな?変装などをして。面白そうですぞ。」

 

ロッド「それはさすがにダメだろー!あくまでその宇宙の代表同士で闘うんだから!!」

 

ルヴィス「ではどうするのだ?ロッド殿。」

 

ロッド「んー……最悪、ゴワスの奴に頼んで時の指輪を使おうか……未来だったら色々いるかな、強い奴。」

 

ルヴィス「ふむ……それはわかりませんな。ですが我はあの孫悟空というサイヤ人の種族が気になっております。少しサイヤ人というのを集めてはどうだろうか?」

 

ロッド「確かに、第7宇宙にいたサイヤ人と戦ったけど……人間なのに物凄い力だったね。あの力も是非欲しい所だなぁ……。」

 

ルヴィス「もうそろそろ第3宇宙に着きますぞ、掴まっていてくだされ。」

 

ロッド「ん。」グッ

 

 

ドヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン……

 

 

     ~第3宇宙 神の宮殿~

 

 

???「はあ……めんどくさ……。全王様も全王様よ、何でまたおデブちゃんのとことやらなきゃなんないの、気が滅入るわね。」

 

???「ワンド様、オレンジジュースをお持ち致しました。どうぞ。」スッ

 

ワンド「ありがと。ちゃんと純生100%?」

 

???「勿論でございます。ちゃんとワンド様のお口に合うように味見も致しました。」

 

ワンド「さっすがサフィア、ちゃんと解ってるじゃない。」スッ

 

ワンド「んっ……ふう。やっぱイケメンが入れるジュースは格別ね。ブサメンだったらホントに糞不味いから。」

 

サフィア「誰が入れても、お味自体は変わらないと思いますが……。」

 

ワンド「変わるわよ、気持ちって言うとても大事な物が変わるじゃない。サフィアも私の事まだ解ってないようね、一体何年付き人やってんのよ。」

 

サフィア「も、申し訳ありません……ワンド様。」スッ

 

ワンド「まぁいいわ、その顔に免じて許してあげる。で?私の集めた選手の状況は?」

 

サフィア「はい。只今の現状ですと、この宇宙では敵無しというレベルに到達しております。」

 

ワンド「そういう事を言ってるんじゃないわ、全宇宙での規模よ。その辺は?」

 

サフィア「全宇宙では、他の宇宙のデータが無いので何とも……。」

 

ワンド「わかった、もういいわ。アンタは下がってて。あいつ等の訓練がどれ程のものか見てくるから。全王様も何でまたこんな事やろうと思ったのかしら……。」スタスタ

 

 

ピシィィィィィィィン……

 

 

ルヴィス「ふぅ……着きましたぞ、ロッド殿。」スタッ

 

ロッド「よっと。」スタッ

 

ワンド「何……!?」ク ル ッ

 

 

【挿絵表示】

 

 

チラッ サフィア「あれは……第10宇宙の。」

 

 

スタスタ ロッド「よっ!」✋

 

ピキッ ワンド「……何の用?」

 

ロッド「様子見に来たんだー、4日後にシャンパの所と試合って全王様の連絡聞いてさ。」

 

ワンド「あっそ。帰って、はいさいなら。」

 

ロッド「そんな堅い事言うなよ、※姉ちゃん※。」

 

ワンド「その呼び方やめてくれる?アンタの事弟って思ったこと、一回もないですからっ!!」

 

ロッド「はは、相変わらずだなぁ姉ちゃんは。」

 

ワンド「アンタねぇ……破壊されたいの……?」ギロリ

 

ロッド「いや、今回ホントに様子見で来ただけだから!!」

 

ワンド「ふーん……まぁ良いけど。」

 

 

ルヴィス「サフィア、元気そうだな。付き人の仕事は順調か?」

 

サフィア「はい※父上※。まだまだ未熟ですが……。」

 

【挿絵表示】

 

 

ルヴィス「まぁワンド様の事だ。かなりのワガママで困っているだろう。」

 

サフィア「いえ、ワンド様はただ人と接するのが苦手なんです。だから全宇宙一武道会に参加する選手も、私が集めました。」

 

ルヴィス「なるほど……。あっちで戦っている者達がそうか?」チラッ

 

サフィア「はい、彼等はとてもお強いです。私でも彼等に勝てるかどうか……。」

 

ルヴィス「まだお前は未熟だからな、天使としての仕事も半人前だ。顔を見れば解る。」

 

サフィア「は、はぁ……。」

 

 

ロッド「にしてもワンド、最近太った?それに胸も相変わらず小さいね。」

 

ピキッ ワンド「……アンタは何で私を怒らせるのが、そんなに上手なのかしらね……?」

 

ロッド「でも前と比べてすこs」バ キ ィ ィ ィ

 

ワンド「それ以上言ったら本気で破壊するわよ!!この糞チビっ!」ゴゴゴゴ

 

 

【挿絵表示】

 

 

スッ ロッド「いててて……まぁ冗談はさておき、全宇宙一武道会に向けて、ワンドは一体どんな選手を集めてるの?」

 

ワンド「教えないわよ。まぁ……今のところはできる限りの事はしてるわ。でも私が満足できるレベルには達してないわね。」

 

ロッド「ふーん。」チラッ

 

ワンド「アンタの所はどうなのよ。どうせまだ一人も集めてないんでしょ?」

 

ロッド「そ、そんな事ないよ!ちゃんと集めて、修行させてるし!!」

 

ニヤニヤ ワンド「その割りには、顔が焦ってるみたいだけど……?」

 

ロッド「うるさいなぁ!!ちゃんと集めてるよ!!ちなみに僕もこの前第7宇宙で、悟空と戦ったんだからな!!」

 

 

チラッ ???(悟空……だと?)

 

 

ワンド「誰よその悟空って。ちなみにアンタの事なんてどうでもいいから、選手の事ならいざ知らず。」

 

ロッド「はいはい、わかりましたよーだ。ところでワンドさ、ちょっと気になってたんだけど。」

 

ワンド「何よ?」

 

ロッド「何で片方だけ髪の毛が黒くなってるの?イメチェンでもした?」

 

ワンド「あぁ……これね。ちょっとこの宇宙で暴れてる奴がいてさ……ブロリーって奴でね。そいつがこの宇宙を荒らしまくったせいで、私にもちょっと影響が出ちゃってるのよ。本来星や人を破壊するのは私の仕事だから。」

 

ロッド「えぇ?それ大丈夫なの!?そいつ破壊した方が良いんじゃない?」

 

ワンド「破壊しても良いんだけど……私の仕事が減るから楽だし、別に放っておいてるわ。」

 

ロッド「えー……。でもそのブロリーってやつ?そんなに強いのなら、宇宙一武道会のメンバーにすればいいじゃん。」

 

ワンド「アンタも知ってるでしょ?私が面食いだっての。一人枠は一応余ってるけど、イケメン以外に興味ないわ。」

 

ロッド「はぁ……全王様に怒られても知らないからな。」

 

ワンド「良いのよ別に。全王様も武道会の準備で忙しそうだからバレないわ。」

 

 

???「おい、破壊神さん達よ。」スタスタ

 

 

ロッド・ワンド「?」チラッ

 

 

ルヴィス「ん……あの者……。」

 

サフィア「父上、どうかしましたか?」

 

ルヴィス「あの者は……孫悟空か?」

 

サフィア「いえ、あの方は……」

 

 

チラッ ワンド「誰がサボって良いって言ったのよ?」

 

スタスタ ???「堅いこと言うなよワンド様。俺はそっちの破壊神様が言った、悟空ってのが気になったのさ。」クイッ

 

ロッド「ん……あれ!?君、第7宇宙にいた孫悟空じゃん!何でこっちの第3宇宙にいるのさ!?」

 

???「俺の顔に似てるって事は、そいつはサイヤ人だな。ちなみに俺もサイヤ人だ……。それに、俺は孫悟空なんていう変な名前じゃない……俺の名は……。」

 

バーダック「バーダックだ……!そいつの事詳しく聞かせてもらうぜ……第10宇宙の破壊神様よ!」

 

【挿絵表示】

 

 

 

     ~第7宇宙 タイムマシン内~

 

 

ブルマ「皆、乗り心地はどう?」

 

悟空「おう!大丈夫だ!前のと違ってちゃんと椅子もあるしよ!さすがブルマだなぁー!」

 

ベジータ「しかし、前のタイムマシンとは違い、6人も座れる椅子と、大きさも倍以上あるというのに……全く揺れを感じん。ここまで高性能なタイムマシンを造るとはな……。」

 

ブルマ「ふふっ、私天才だから!」

 

悟飯「すごい……タイムマシンで時空を通ってる時ってこんな感じなんですね……。学会の新しい発表に使っても良いですか!?ブルマさん。」

 

ブルマ「もちろん良いわよ。私の事もちゃんと出してよね。」

 

悟飯「はい、ありがとうございます!」

 

トランクス「すっげー……!!これがタイムマシンかー……!!」

 

サタン「あわわわわ……こんなことが……。と、トリックだ!と言いたいところだが悟空さん達なら何でもありだな……。」

 

ブルマ「さぁ皆!!もうすぐトランクスのいる世界に着くわよ!ちょっと揺れるかもしれないけど我慢してよね!」グググ

 

 

ドヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…………

 

 

    ~第7宇宙 西の都 未来の世界~

 

 

ピシュゥゥゥゥン ゴゴゴゴゴゴゴ

 

 

ブルマ「さぁ着いたわ!!トランクスの世界に……!」

 

悟空「おっ!ホントか!?」ズイッ

 

悟空「おぉ!町がほとんど出来てんじゃねぇか!!ちょっとしか経ってねぇのによ!」

 

チラッ ベジータ「だが、やはりザマスの野郎が破壊した町の傷跡が、まだ残っているな……。」

 

悟飯「こ、ここがトランクスさんの……未来……。」

 

悟飯(ここにトランクスさんが……。)

 

トランクス「うわぁ……町とかちょっとしかないじゃん!ほとんどボロボロだし……。」

 

ズイッ サタン「こ、これはひどい……。」

 

ブルマ「これでも前よりは随分マシになった方よ。ザマスと戦ったときはもっと酷い有り様だったんだから。さぁ、こんな所で浮いてたら、UFOか何かと間違えられるわ。着陸するから、皆も席に座って。」グッ

 

 

     ~未来の世界 西の都 町の片隅~

 

 

キィィィィィィィィン…… プシュゥゥゥゥ…… ガチャン

 

 

スタッ 悟空「ふぃー、久しぶりに未来へ来たなー!めぇに来たときは、ザマスがいたからゆっくりできなかったもんなぁ!」スタスタ

 

スタスタ ベジータ「全く、何故俺まで……。」

 

スタッ ブルマ「良いじゃない、トランクスも喜ぶわよ。」

 

ベジータ「チッ……。」

 

ブルマ「それに、悟飯君もね?」

 

悟飯「え、は、はい……!」

 

トランクス「未来の俺どこかな……この近くだと良いんだけど……。」

 

悟空「気を探ればすぐさっ!よっし!!じゃあトランクスを探しに行こうぜ!!」

 

皆「おー!」スタスタ

 

スタスタ…… スタスタ……

 

 

サタン「あ、あのー……!誰か、忘れてませんかぁ……?頭が挟まって動けないんですぅぅ!!」ピクピク

 

 

   ~未来の世界 西の都 中央区~

 

 カンカンカンカン ガガガガガガ ザワザワ ガヤガヤ

 

スタスタ ブルマ「タイムマシンから見た感じは、結構町も出来てると思ったけれど、近くに来たらそんなにみたいね……。町の皆も、再建で忙しいみたいだし。」

 

   ザワザワ ガヤガヤ ザワザワ ガヤガヤ

 

スタスタ 悟空「んー……。」

 

スタスタ 悟飯「どうしたんですか?お父さん。」

 

スタスタ 悟空「いや……めぇにザマスと戦ったときに来たんだけどよ、こんなに地球の皆いたかなぁって思ってさぁ。」

 

スタスタ 悟飯「そ、そうなんですか?」

 

スタスタ 悟飯(トランクスさんも、この世界の皆を守るために……。)

 

スタスタ トランクス「ドラゴンボールか何かで、死んだ人達を生き返らせたんじゃないの?」

 

スタスタ ベジータ「いや、この世界のドラゴンボールは、ザマスの野郎が全て破壊していやがる。」

 

スタスタ トランクス「えぇ!?そうなの!?」

 

スタスタ 悟空「じゃあ、なんでこんなにいっぺぇ人がいんだろうな?」

 

スタスタ ブルマ「ここの世界のトランクスに会えば、何か解るかしら?久しぶりに会うから、楽しみね。」

 

スタスタ ベジータ「フン……どいつもこいつも。」

 

スタスタ サタン「ここが未来のトランクスくんの世界か……それにしても、この格闘技世界チャンピオンのMr.サタンがいるのに、誰一人として私に注目しないとは……一体未来の私は何をしているんだ……?」

 

サタン「ま……まさか!!死んでしまったのかぁぁぁ!?」( ̄□ ̄;)!!

 

悟空「サターン!何やってんだぁー?早く来ねぇと置いてっちまうぞー?」

 

サタン「あ、待ってくださいよ皆さーん!!」タッタッタ

 

 

~未来世界 西の都 カプセルコーポレーション前~

 

 

悟空「ここがブルマの家だなー。オラ達の居る世界とあんま変わってねぇなー。」

 

ブルマ「でもやっぱり、ここもそんなに再建が進んでないようね……何か複雑だわ。」

 

トランクス「そんな事より、未来の俺ホントにここにいるの?とても人が住んでるとは思えない感じだけど……。」

 

悟飯「でも、確かにここから大きな気を感じます……これは多分、この世界のトランクスさんの気ですよ。」

 

サタン「悟飯くん、そんな事もわかるのか?ま、まぁ私もそうかなーって思ってたがな!!」

 

悟飯「は、はぁ……。」(汗)

 

スタスタ ベジータ「とにかく、確かめれば解ることだ。」スッ

 

ブルマ「ベジータ、何する気よ?」

 

ベジータ「……」ニヤッ

 

 

 ポーピィー  キィィィィィィィィン……

 

 

サタン「ひぃぃぃぃぃ!!!」

 

トランクス「パパっ!?」

 

ブルマ「ちょっとベジータ!!いきなり何やってんのよ!空に向かって気弾なんか撃って!」

 

悟空「いや、こっちの方がはええだろ。な?悟飯。」

 

悟飯「そ、そうですけど……さすがに危ないですよ。」

 

悟空「そうか?」

 

ベジータ「これが俺のやり方だ。あいつも良く解っている。」スッ

 

ブルマ「だ、だからって!」

 

 

ザザッ ???「誰だっ!!!」

 

 

ベジータ「……フッ。」チラッ

 

ブルマ「ご、ごめんなさい!決して怪しいものじゃないから!!原因はこのバカだから!!」

 

???「か……母さん……?」

 

ブルマ「え?」チラッ

 

チラッ 悟空「おっ!」

 

トランクス「あっ!」

 

悟飯「あ……!」

 

サタン「ん?」

 

ブルマ「トランクス!!マイも!」

 

 

トランクス(未来)「あれ……皆さん!?どうして未来に……!?」

 

マイ(未来)「え……?えぇ!?」

 

 

ナレーター「ついに未来へ着いた悟空達は、未来のトランクス達との再会を果たした。しかし現代の第3宇宙では、悟空の事を聞くバーダックというサイヤ人が現れる。」

 

ナレーター「第6宇宙対第3宇宙の選手は、一体誰が選ばれるのだろうか?果たして、未来のトランクスは全宇宙一武道会に出場するのだろうか?」




これで9話は終わりになります。
トランクスと再会を果たした悟空達!!トランクスもマイもビックリ仰天!!
第3宇宙の破壊神もオリジナルで申し訳ないです……。付き人の絵がまだ……!!!
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