ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語) 作:サクトン
ナレーター「第3宇宙の破壊神ワンドの命令により、サイヤ人バーダックとギネは、ブロリーを倒すため辺境の星へと向かった。」
ナレーター「バーダックとブロリーの死闘の末、ギネと仲良くなっていたパラガスが乱入し、2人を一撃でダウンさせた。」
パラガス「気合いパンチ☆」
バーダック「ぐぁぁぁぁ!!!」
パラガス「必殺の、デッドバニッシャあーう☆」(^○^)
ブロリー「ばぁぁぁぁぁぁかぁぁぁぁぁぁなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ナレーター「ブロリーを倒すよう依頼したワンドだったが、バーダック達の時間のかかりようにイラつき、サフィアと共に様子を見に来たのだが、そこへパラガスの目が彼女に止まった。」
パラガス「大人のお姉さん☆」
ワンド「な、何よ。」
ナレーター「パラガスの標的にされたワンドであったが、ブロリーの顔を見た途端、様子が一変し、ブロリーに一目惚れをしてしまうのだった。」
ボンッ ワンド「////」
パラガス「腐腐☆」
ナレーター「かくして第3宇宙は新たな戦士、ブロリーとパラガスを連れ、全宇宙一武道会へのメンバーを最終決定するのだった。」
ワンド「えへへ////」
ブロリー「……。」(汗)
バーダック「……どうなってやがんだ?」
ギネ「私に聞くな……。」
ナレーター「一方第7宇宙では、悟空達が未来のトランクスを連れ、現代へと戻って来た所から始まる。」
♪チャチャチャン チャチャチャン
~第7宇宙 現代 カプセルコーポレーション前~
キィィィィィィン ピ シ ュ ゥゥゥゥゥゥン
ピッコロ「タイムマシン……!!」
ブリーフ「おお、帰ってきたか。」
チラッ ウイス「そのようですねぇ。」スッ
プシュゥゥゥゥゥゥ ガ キ ョ ン
トランクス「ほいっと!いっちばーん!」スタッ
ヒョコ サタン「か……帰ってきたのか?」スタスタ
悟空「おう、あたりめぇだろぉ?それにしてもオラ座りっぱなしだったから肩凝っちまったぁ。」クイクイ
ベジータ「フン。」スタスタ
悟飯「さっ、トランクスさん。」ス ッ
トランクス(未来)「どうも。」スタッ
ピッコロ「トランクス、久しぶりだな。ザマスの一件以来か。」
トランクス(未来)「はい、ピッコロさんもお変わりなく。」
ブリーフ「おやトランクス君、また随分大きくなったなぁ。」
トランクス(未来)「え……そうですか?」
ブリーフ「あぁ、でも元気そうで良かったよ。」
トランクス(未来)「ど、どうも……。」
悟飯「ピッコロさん、トランクスさん凄いんですよ!父さん達と同じ、超サイヤ人ブルーになれるんです!」
ピッコロ「何?本当か。」
トランクス(未来)「えぇ、まだあまり慣れていませんけど……。」
ピッコロ「なるほど、未来でもあれから修行したようだな。気の感じが変わっているのが分かる。」
トランクス(未来)「ありがとうございます……。」
スタスタ ブルマ「んー疲れたー!ずっと座ってたら座ってたで疲れるわねー。」
ウイス「こんにちは皆さん、やっと帰ってきたんですねぇ。」
ブルマ「あらウイスさん、こんにちは。」
ウイス「どうもブルマさん。トランクスさんもお変わりなく……いえ、少し変わりましたか?」
トランクス(未来)「ははっ、少し色々とありまして……。」
悟空「ウイスさん、今日はどうしたんだぁ?またうめぇもん食いに来たんか?」
ウイス「それもありますが、今日は別件で来たんですよ。悟空さん達に伝えたいことがありまして。」
ベジータ「伝えたいことだと……?」
悟飯「も、もしかして全宇宙一武道会の事ですか?」
ウイス「えぇ。」
トランクス(未来)「……。」
~第10宇宙 界王神界~
ゴワス「ふぅ……どれ、神TUBEの方は……。」ピッ
ゴワス「おお……私の動画がランキング上位ではないか。やはり、私の茶道を解る人は解ってくれるようだ。」
ゴワス「じゃあ今日も、動画を撮って神TUBEに流すとしよう。」ス ッ
ズ ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン
ゴワス「ん?外で何か地響きのような音が……普段ここは何もない筈だが……少し様子を見てみるか。」スッ
ギィィィ スタスタ ゴワス「……ん?」
ロッド「いったいなぁルヴィス!もうちょっと優しく降りてくれよなー。お尻を打ったじゃないか!」ヒリヒリ
ルヴィス「ロッド殿なら、それぐらいどうという事はないだろう。」
ロッド「痛いのは痛いんだよー。」ヒリヒリ
ゴワス「おや?これはこれは、ロッド様にルヴィス殿ではないですか。」
ロッド「あ!ゴワスー。そっちから来てくれるとは丁度良かった。」
ゴワス「? 何ですかな?」
ルヴィス「ロッド殿が全宇宙一武道会に向け、選手を集めておくと言っていてな……まだ我ら第10宇宙の試合日は決まっていないと言うのに……。」
ロッド「良いだろ別にー。備えあれば憂いなしってよく言うじゃん。」
ルヴィス「こういう時に限ってことわざを使うとは、困ったお方だ。」
ゴワス「しかしここには、全宇宙一武道会へ出られるような者はおりません。私ももうご老体の身、他にはこの界王神界には誰もいませんが。」
ロッド「別にそんなのは良いんだよー。今の第10宇宙でも、僕が強い奴を破壊しまくったせいで誰もいないからね。」
ゴワス「今の第10宇宙?一体どういう事ですかな?」
ルヴィス「率直に言えば、時の指輪をゴワス殿に使っていただきたいのだ。」
ゴワス「時の指輪を……?」
ロッド「そうそう!それで未来へ行って選手を集めるんだよ!未来へ行ったら5人ぐらい強いのいるだろ?」
ゴワス「私は構いませんが、時空を行き来するのは時間法にて重罪では……?」
ルヴィス「ゴワス殿よ。お主も神ッターを見て知っているとは思うが、全王様が全宇宙一武道会を開くと仰ったのは、暗黙の了承もあるのは知っていような?」
ゴワス「つ、つまり……どういう?」
ロッド「つまり!全宇宙一武道会は全ての宇宙一を決める武道会だ。その中の意味は、時間法とかも関係無しで過去を遡ったり未来へ飛んだり何でも許されるってこと!!」
ゴワス「な、なるほど……。」
ルヴィス「もちろん、大会が終われば全王様が直々に全ての宇宙の時空の歪みを戻す。つまり、全宇宙一武道会を始める前の宇宙に全て戻るのだ。」
ロッド「過去から連れてきた奴や未来から連れてきた奴も、全部元の世界に戻るって事さ!わかったか?」
ゴワス「は……はぁ。そこまでは私も知りませんでした。ただ武道会を開くだけだと……。」
ロッド「何で破壊神の僕が知ってて、界王神のゴワスが知らないんだよ。普通逆じゃない?」
ゴワス「も、申し訳ありません。以後気を付けます。」
ルヴィス「ちなみに、ロッド殿も我が教えなければ全然知らなかったがな。」
ロッド「うぅー……うるさいな!とにかく未来へ行って全宇宙一武道会の選手を集めるぞ!目的はそれだけ!ゴワス、指輪がある場所まで案内してくれ。」
コクリッ ゴワス「わかりました、ではこちらへ。」スタスタ
~界王神界 宮殿 宝物庫~
ゴワス「こちらが、時の指輪を収納している宝物庫です。」
ロッド「うぇぇ……何か引き出しがいっぱいあって酔いそうだなぁ。」
ルヴィス「時の指輪を収納している箱はどれかな?」
ガサゴソ スッ ゴワス「こちらになります。」
ロッド「なーんか大事な物入れてる割りには、パッとしない箱だなぁ……。」ジロジロ
パカッ ゴワス「この銀色の指輪が、時の指輪です。」
ルヴィス「へぇ!これが時の指輪って奴か!初めて見たなー……!」
ルヴィス「他の緑色の指輪は、確か他の次元が出来た影響で作り出される、※時戻りの指輪※か?」
ゴワス「はい。これは危険な指輪の為、そのままにしております。」
ロッド「危険?どう危険なんだ?その……時戻りの指輪って奴。」
ルヴィス「これは本来、正しい歴史が何らかの影響で時空が歪み、存在しない筈の世界が出来たときに自動生成される指輪。基本的に時の指輪と同じく、我やロッド殿の天使や破壊神が使うことは出来ない。界王神のみ使うことが出来るのだ。」
ルヴィス「但しこの時戻りの指輪の場合、少しリスクを伴う。これを使うと、この指輪が生成される直前の時空へ行けるが時間は1分間だけ、元の世界へ戻れる保証もあまり無いのだ。そうだったな?ゴワス殿。」
ゴワス「はい、その通りです。」
ロッド「んーつまり、その世界で時戻りの指輪が生まれる前の所へ1分だけ行けるってことか。それってさ、他の宇宙も関係なしに行けるって事?」
ルヴィス「確か行ける筈だ。」
ロッド「ほうほう……!」
ルヴィス「……また何か企んでおるな?ロッド殿。」
ロッド「ははっ、気づいちゃった?」
ルヴィス「全く……ロッド殿には呆れるばかりだ。」
ロッド「にひひ……。おい、ゴワス!!」
ゴワス「な、なんでしょう?」
ロッド「時の指輪はやめた!その時戻りの指輪を使ってくれ!!」
ゴワス「え!?し、しかしこれは。」
ロッド「何でも良いからさっさとやれ!破壊されたいのか?」
ゴワス「わ、解りました。すぐに準備しましょう。」スタスタ
ルヴィス「ロッド殿は言い出したら聞きませんからな……やれやれ、誰に似たのか……。」
ロッド「それはルヴィスだと思うなー。とにかくさ!」
パシッ ロッド「その時戻りの指輪を使って、過去の世界へ1分だけ行く!そこなら強い奴が一杯いるだろ!!それでこっちの世界へ連れてきて、全宇宙一武道会へ出す!!」
ルヴィス「はぁ……まぁ、我はロッド殿の付き人。とことん付き合いましょうぞ。」
ロッド「ありがとな、ルヴィス!」
~第7宇宙 現代 カプセルコーポレーション前~
悟空「どひゃー!!!マジかウイスさん!!4日後に全宇宙一武道会の初戦が開催されるって!!」
ウイス「はい。悟空さんがどうしても教えて欲しいと仰っていたので、わざわざ地球までお伝えに来たんですよ?」
トランクス(未来)「それってつまり、第1試合で他の宇宙同士が闘う……と言う事ですか?」
ウイス「そうです。初戦は確か、第6宇宙と第3宇宙の試合でしたねぇ。」
ピッコロ「だ、第6宇宙と第3宇宙……!」
ベジータ(第6宇宙はキャベやヒットの野郎がいた宇宙なのは知ってるが、第3宇宙とは聞いたことがないな……。やはり俺達のように手強い奴等なのか……?)
ブルマ「ねぇ、第1回戦の宇宙が解ってるのなら、他の宇宙の所とか何日後に開催するとか解んないの?」
ウイス「それは解りません。全王様はトーナメント制でやると仰っていましたので。」
悟飯「ということは……全王様次第で、どの宇宙とやるのかとか、何日後に開催されるかが解らないと言う事でしょうか?」
ウイス「そういう事になります。我が第7宇宙は9日後に開催されると全王様は仰っていましたが、どこの宇宙と対決するかまではまだ未定との事ですね。」
トランクス「そんなんで大丈夫なのかなー全王様。後でこんがらがっちゃうパターンだよそれ。」
ウイス「心配ありません。全王様はただ見守るだけ……そのトーナメント等を決めるのは全王様に付いている付き人さんのお仕事です。」
サタン「な、なるほど……。」
???「お父さーん!トランクスくーん!」スタッ
トランクス「お、悟天!」
悟天「えへへ、来ちゃった。……ん?」チラッ
トランクス(未来)「え……?」チラッ
悟天「ねぇねぇ兄ちゃん、この人誰?トランクス君に似てるけど。」
悟飯「似てるんじゃなくて本人だよ。この人は未来の世界のトランクスくんなんだ。」
悟天「えー!?そうなの!?」
トランクス(未来)「ご、悟空さん……この子は?」
悟空「おう!悟飯の弟の悟天っちゅうんだ!悟天、ほら挨拶。」
悟天「こ、こんにちは……未来のトランクス君。」ペコッ
トランクス(未来)「あぁ、こちらこそ宜しく。」ペコッ
トランクス(未来)(そうか……こっちの世界では悟飯さんの弟さんがいたのか。未来では存在しなかった……。)
悟天「ねぇねぇトランクス君!!未来へ行ってきたんでしょ?早速お話聞かせてよ!」
トランクス「せっかちな奴だなー。仕方ない、じゃあ俺の家で話してやるよ。ついてきな!」タッタッタ
悟天「あ、ずるいよトランクス君!待ってよー!」タッタッタ
悟空「ところでウイスさん、今日もビルス様は来てねぇんかぁ?」
ブルマ「最近来てないけど、もしかして地球の物の食べ過ぎで死にそうになってるとか?」ニヤニヤ
ウイス「いえいえ、ぜーんぜん元気ですよ。ビルス様が死にそうになった時と言えば、ルヴィスさんのトレーニングをした時と、サクリファイス様に思いきりビンタされた時ぐらいですから!」
トランクス(未来)「えぇ!?あのビルス様が!?」
ベジータ(サクリファイス……確か俺とカカロットがビルスの星で修行していた時に第10宇宙の破壊神が来て、そんな話をしていたな。)
ブルマ「誰なの?そのルヴィスって人とサクリファイスって人。その人達も神様か何かなの?」
ウイス「ルヴィスさんは第10宇宙の破壊神様の付き人で、サクリファイス様はビルス様よりも上の存在のお方、大神官様です。」
悟飯「ビルス様より上の人って、全王様だけじゃないんですね……。」
ウイス「神の階級も色々あって、何かと大変なんですよ。」
ピッコロ「し、知らなかった……。」
トランクス(未来)「俺もです……。」
悟空「それにしても、ビルス様にも死にかけた時ってあったんだなぁ。全然想像つかねぇぞぉ。」
ウイス「まぁビルス様が死んじゃったら私も困りますからねぇ。ビルス様はワガママですから!オホホホホ。」
ブルマ「ここまで来たら、私はもう驚かないわ。霧がないもの。」
トランクス(未来)「あははは……。」
ベジータ「ところでカカロット。全王様とやらの友達を連れていくんじゃなかったのか。」
悟空「あっ!いけね!忘れてた!」
ブルマ「アンタ最近、ほんっとにすぐ忘れるわね!ボケてきたんじゃないの?」
悟空「んな事ねぇよ。ベジータの方がオラより年上だしな。」
ベジータ「俺は関係ないだろうが!」
トランクス(未来)「ま、まぁ父さん……抑えて抑えて。」
ベジータ「チィッ!」
ウイス「お友達?あー……そう言えば悟空さんあの時に言ってましたねえ。宛もなくあんな事言うなんて正直驚きましたけれど……それで、誰を連れていかれるんです?」
悟空「へへっ!世界の救世主のサタンだ!!」
ウイス「サタンさん?」
サタン「や、やっぱり私ですか……?」
悟空「トランクスの未来で約束したじゃねぇか。もう忘れちまったんかぁ?」
サタン「や、約束した覚えは無いんですがねー……ははは……はぁ。」ガックリ
悟飯「お父さん、ホントに大丈夫なんですか?」
ピッコロ「まぁサタンの事だ、大丈夫だろう。」
ブルマ「サタンと孫くん!!アンタ達に全宇宙の命運がかかってるんだからね!!特にサタン!ちゃんと全王様と友達になるのよ!!」
サタン「わ……わかりましたよ……だからそんなにプレッシャーかけないでください皆さん……。」
ウイス「今から全王様の所へ行かれるのですね、悟空さん。」
悟空「まぁな!そろそろ全ちゃんに友達紹介しとかねぇと、宇宙消されちまうかもしんねーからなぁ。」
ウイス「では私もお供します、全宇宙の危機ですからねぇ。」
悟空「へへ!わりぃなウイスさん。じゃあオラ達ちょっくら界王神様のとこ行ってくる。サタンとウイスさん、オラに掴まってくれ。」
サタン「こ、こうですか?」ポンッ
ウイス「ほい。」ポンッ
ビ ッ
悟飯「お父さん達大丈夫かなぁ……。」
ピッコロ「ウイスが付いてるんだ、心配ないだろう。」
トランクス(未来)「だと良いんですが……。」
ベジータ「……。」
ブルマ「ふぅ……これで一段落したし、皆!中でゆっくりしましょ!トランクスも来なさい。」
~第6宇宙 シャンパの宮殿~
シャンパ「よーしお前らぁ!!全員整列!!」
ザッ ボタモ「うす!」
ザッ フロスト「……。」
ザッ マゲッタ「シューポ。」
ザッ キャベ「はい!」
スッ ヒット「……。」
シャンパ「良いかぁ!!この前の野球の時にはビルスの野郎に不覚をとって負けちまったが!!今回は全宇宙の最強を決める武道大会だ!!」
ヒット(野球……?)
シャンパ「武道会の日まであと4日!!確かにお前達はここへ来てから随分腕を上げたが、気を抜くんじゃねーぞ!何せ全ての宇宙の強豪が相手だ!もちろんビルスの宇宙も参加する!!」
キャベ(師匠……!)
ヒット(孫悟空……か。)
シャンパ「今回の大会だけは絶対に負けられん!残りの日まで死ぬ気で修行しろ!!何がなんでも絶対に勝つぞ!!!」
4人「「「「押忍!!!!」」」」
ヒット「……。」
シャンパ「よーぅし!じゃあまずは俺が本気で気弾を100万発撃つ!!お前らはそれを避けるか弾き飛ばせ!!いいな!」
キャベ「えぇ!?」
ボタモ「そ、それはちょっとキツくはしやせんか?」
シャンパ「うるさーい!やると言ったらやるんだよ!!じゃあ行くぞ!!!オラァァァ!」ドドドドドドド
キャベ「くっ!」ドヒュゥゥゥン 超サイヤ人2化
バッ キャベ「うわぁ!!」
バッ マゲッタ「シュポポポ!」
フロスト「かぁっ!」バシュン 最終形態化
フロスト「はぁ!」バシィィン
ボタモ「ふんぬっ!」バシィィン
ヒット(何故か俺の方が集中して来ているな……まぁいい。)スッ
ヒット「!」パキィィィィィーーン……
ヒット「だぁ!!はっ!」ガガガガガ
パキィィィィィィン…… ヒット「……」 ズドドドドン
ヴァドス「ふふ。」(シャンパ様ったら、随分威厳が板についてきたようですね。)
シャンパ「オラオラァ!まだまだ行くぞぉ!」ドドド
シャンパ(こいつらを優勝させて、それで神器を俺様が手に入れる!旨いもの食べ放題だぜ!ぐへへへ……!!!)
~第6宇宙 界王神界~
界王神「ふぁぁ……眠たくなってきたな。全王様が神ッターを流された時はビックリしたな!」
付き人「そうですね。」
界王神「まぁ我等は選手を集めることも無い、ゆっくり開催の日までゆっくりするんだな!」
付き人「……そうですか。」
付き人(……これだけ?私達の出番……。)
~第7宇宙 界王神界~
老界王神「ふうむ……。」
界王神「ご先祖様、如何されました?」
老界王神「いやなに、この前全王様が神ッターを流して全宇宙の破壊神様達と界王神に、全宇宙一武道会を開催すると正式に発表したじゃろう?」
キビト「それがどうかされましたか?」
老界王神「つまり、お前達も知っておると思うが……破壊神様達は躍起になって過去へ飛んだり未来へ飛んだり、色々と忙しそうじゃなーって思ってのぉ。」
界王神「全宇宙一を決める大会ですからね……そうなるのも無理は無いと思いますが。」
キビト「しかし、神自身が時間法のタブーを犯すとは……それほどまでに全宇宙一武道会と言うのは、重要な試合なのですな。」
老界王神「当たり前じゃ。優勝した者には、全王様から神の神器達を授かるのじゃぞ?それがあれば、一生……いや、永遠に遊んで暮らせると言う訳じゃ。しかし……1つ気になる事がある。」
界王神「気になること……とは?」
老界王神「その神の神器達の中の1つに、極封印のつるぎという物があっての。ワシも聞いたことしか無いんじゃが……そのつるぎは、大神官様の所でしかない物らしいのじゃ。」
界王神「つまり、その極封印のつるぎというのは、大神官様の宇宙でしか存在しない……ということですか?」
キビト「それは一体何故……?」
老界王神「第一、そんなつるぎがある自体おかしな話じゃ。そのつるぎは、どんな生命体をも封印してしまうと言う神の神器に指定された1つ。ビルス様がワシを封印するときに使ったZソードに良く似とるが、Zソード自体も何故生まれたかまでは解明されておらんからのぉ。そのつるぎと親戚みたいな物かもしれん、じゃがそんな事はどうでも良いんじゃい。」
老界王神「そんなつるぎがあると言うことは、ワシの推測から察するに……その大神官様の所の宇宙で何かあった、と言うことじゃ。」
界王神「い、一体どういう事ですか?ご先祖様。」
老界王神「ワシが若い頃にの、風の噂で聞いたことがある。違う次元の宇宙の彼方に、とてつもない憎悪と復讐心を持った神が舞い降りたと……。じゃがその邪神は、善の神のつるぎによって封印されたとな。」
キビト「邪神ですと……?」
界王神「邪神を善の神がつるぎで封印……その極封印のつるぎと、何か関係があるのですか……?」
老界王神「それは解らん。ワシもどのようにしてその善の神は邪神を封印したまでかはな……まぁ、あくまで噂じゃ噂。」
界王神「そ……そうですか。」
老界王神(それにしても……この全宇宙一武道会、何やら胸騒ぎがするのぉ。)
ビ ッ 悟空「オッス!界王神様!!」
ビクッ 老界王神「どひゃぁぁぁ!!!」ドテッ
界王神「ご、悟空さん!」
キビト「ご、ご先祖様ぁ!」
悟空「何驚いてんだぁじっちゃん、オラびっくりするじゃねぇかぁ。」
老界王神「それはこっちのセリフじゃアホタレ!!!ワシは今真剣な顔をしてたのに、お前がいきなり目の前に現れたんじゃろうがー!!!」
悟空「そうだったんかぁ?いやーわりぃわりぃ!瞬間移動で来たからよ!」
老界王神「全く……!お前は呑気でええのー!」
ヒョコ ウイス「こんにちは、皆さん。」
ヒョコ サタン「ど、どーもー。」
界王神「ウイスさん、サタンさんまで!」
キビト「悟空殿やウイス殿はわかるが、地球の者が何故ここへ……。」
界王神「サタンさん、魔人ブウの時以来ですね。」
サタン「えっと……貴方は……界王神様……?」
界王神「はい。あの時は貴方のお陰で、宇宙が救われました。誠に感謝しています。」ペコッ
サタン「あ……どうも。」ペコッ
老界王神「で?お前達今日はここへ何しに来たんじゃ?」
悟空「へへ、ちょっとな。界王神様、いきなりで悪いんだけどよ!ちょっと全ちゃんのとこまで連れてって来れねぇかな!」
界王神「え……?」
界王神「ええええええ!?全王様の宮殿へ、また私が行くんですかぁ!?」
悟空「仕方ねぇだろお?それに界王神様だったら、一瞬で全王様のとこ行けるじゃねぇか。」
界王神「そ、それはそうですが……今回は一体、どのような件で全王様の所へ?」
ウイス「やっと悟空さんが、自分より友達になれそうな方を連れてきたんですよ。」
キビト「もしや……その後ろにいる地球の者が……?」
悟空「おう、サタンが全ちゃんの友達になんだ!」
老界王神「ほぉー、お前さんが全王様の友達にのぉ。」ジロジロ
サタン「は、はははは……友達にならせて頂きます。」(汗)
老界王神「しっかりせんかい!そんなオドオドしては、ワシ等まで命の危険にさらされるんじゃぞ!」
サタン「き、恐縮です……。よ、よーし!!ガッハッハッハ!!この格闘技世界チャンピオンのMR.サタンが、いざ全宇宙の頂点に立たれる全王様と、是非お友達にならせて頂きますぞぉぉぉ!!!」
老界王神「うむ、それでこそお前さんじゃ。」
ウイス「でもサタンさん、あまり調子に乗らないでくださいね?悟空さんもそうですが、この第7宇宙の運命はサタンさん、貴方に委ねられているんです。そこのところ、宜しく頼みますよ。」
サタン「あ、はい……。」
悟空「よっしゃ!じゃあ界王神様!!いっちょ頼むぜ!」
界王神「わ、解りました……。では皆さん、私の肩に手を。」
ウイス「よいしょ。」スッ
サタン「よっ。」スッ
悟空「全ちゃん怒ってねぇかなあ……。」
キビト「そう願いたいところです。」
老界王神「頼んだぞ、悟空。サタン、お前さんもな!」
サタン「はい……あんまり自信無いけど……。」
界王神「……カイカイ!」
ピ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン
~第10宇宙 別次元の時空の歪み 発生1分前~
シ ュ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ン
ゴワス「着きました。ここが時戻りの指輪の座標です。」
ルヴィス「ふむ……ここは、どうやら地球のようだな。」
ロッド「どうでも良いよそんな事。僕はこの世界から強い奴を連れて行くだけだからね。ルヴィス、確か一分間しかここにいられないんだろ?」
ルヴィス「うむ。急いだ方が宜しいぞ、ロッド殿。」
ロッド「ん……あっちの方から強いオーラが2つ感じるな。ルヴィスとゴワスはここで待っててくれ!僕が一分の間にそいつを連れて戻ってくるからな!!!」バシュゥゥン
ゴワス「しかし……何と酷い光景だ。」
ゴワス(こんな事をする者は……まさか……。)
~別次元の時空の歪み 都上空~
ズ ガ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン
バッ ???「トランクス……!」
トランクス「ブラック……!」ゴゴゴゴゴ
ブラック「フッ、そんな飛行機で逃げようとしても無駄だ……。」キ ィ ィ ィ ィ ィ ン
トランクス「くっ!」ゴゴゴゴゴ
ブラック「終わりだっ……トランクスゥ!」ズォビ ッ
トランクス「くっ!」
ビッ ロッド「!」 ス ッ
パ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン
ズ ド ォォォン
ブラック「なんだ……!?」
トランクス「!! 今のうちに……!」ガキョン
ピ シ ュ ン
ブラック「くっ……!逃げられたか……。」
ブラック「まぁいい……後で探し出して始末すれば良いだけの事。」スッ
ブラック「それにしても、トランクス以外にまだこの星に強い者が生き残っていたとは……私の邪魔をして只では済まs……!?」チラッ
ロッド「あれ?君……孫悟空じゃん!何でここに?」
ブラック「お前は……ロッド……!?」
ブラック(何故こいつがここに……この世界のゴワスは私が殺し、破壊神の存在も消えた筈……!)
ロッド「僕の事知ってるって事は、別世界の孫悟空かー!おもしろそー!」
ブラック(こいつ……孫悟空の存在を知っているのか?だとすれば……別次元の世界からやってきたという事か……。)
ロッド「でもこの町の状況と君のさっきの攻撃、ここを破壊したのはどうやら君みたいだね。色々聞きたいけれど、今はゆっくり話してる暇は無いんだよねー。連れていかないとダメだからさ。」
ブラック「……どういう意味です?」
ロッド「今から1分間、僕と付き合ってもらうよ……第10宇宙の破壊神、このロッドとね!!!」ヒ ュ ン
ブラック「!!」
ナレーター「悟空達が全王様に友達を紹介しに行く中、第10宇宙ではロッド達が時戻りの指輪を使った場所は、未来のトランクスがタイムマシンで、現代の過去へ行く世界だった!」
ナレーター「そして破壊神ロッドは、トランクスの世界にいた未来の世界のブラックに戦いを挑む。果たしてロッドは、1分という時間制限の中、無事自分の世界へブラックを連れてくることはできるのだろうか?」
これで14話は終わりになります。
色々時の指輪の新設定や伏線を張りましたが、疑問に思った方はコメント、又は感想でお願いします!
ここまで見ていただきありがとうございました!
出来れば評価も付けて頂ければ励みになって嬉しいです!!