ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語) 作:サクトン
ナレーター「第10宇宙の破壊神ロッドは、自身の付き人ルヴィスと界王神ゴワスと共に、時戻りの指輪でブラックとトランクスのいる世界へとやってきた。」
ロッド「今から1分間、僕と付き合ってもらうよ。第10宇宙の破壊神、このロッドとね!」
ナレーター「破壊神と界王神の戦いは激しさを極めたが、破壊神ロッドの力は凄まじく、ロッドはブラックを連れて行くことに成功するのだった。」
ブラック「この私が……こんな所で……!!」ドサッ
ロッド「さてと……連れていくか。」スッ
ナレーター「一方悟空達は、界王神と共に全王のいる宮殿へと赴き、全王と再会を果たした。」
悟空「おっす!全ちゃん!」
サタン「ど……どーもー……。」
全王「ん……?」
ナレーター「果たしてサタンは、無事に全王と友達になる事が出来るのだろうか……?」
♪チャチャチャン チャチャチャン
~全王様の宮殿 全王の間~
全王「君も悟空と一緒で、僕のお友達になってくれるの?」
ビクッ サタン「は、はいぃ!私、是非全王様とお友達になりたいと思いまして……!」
全王「そうなんだぁ!ふーん……。」キョロキョロ
サタン「あ……あの……?何で私の周りを回っておられるんです……?」
全王「んー、なんとなくー。」キョロキョロ
悟空「どうだぁ?全ちゃん。サタンはオラよりおもしれぇ奴だからさ、友達になって損はねぇと思うぞ?」
ウイス「このサタンさんはこれでも、何度も地球を救った経験がある云わば英雄。そのサタンさんが是非、全王様のお友達になりたいと仰ったんです。」
全王「へー!君って英雄なんだね、すごいね。」
サタン「い、いやーそれほどでもありますかなぁ!ガハハハハ!!」
ガスッ サタン「いでっ!」
界王神「サタンさん、あまり調子に乗っちゃダメですよ……!相手は全王様なんですから……!」
サタン「あ、あぁ……すみません……。」
ヒリヒリ サタン(脇腹を小突きやがって……めちゃくちゃ痛いじゃないかっ……!)
大神官「全王様、如何されます?」
全王「そうだねー。」
付き人1.2「「……。」」(汗)
サタン「ゴクリ……。」(汗)
全王「じー。」ジロジロ
サタン(ぜ、全王様が私をジーっと見ている……!ど、どうしよう……も、もし……私と友達になりたくないと言ってしまったら……!)
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全王「やっぱりいいや。この人と友達になりたくない。」
サタン「え、えええええー!?そ、そ、そ、そんなぁー!!」
全王「気分悪いから、全部消しちゃお。」スッ
サタン「えぇ!?わ、私の何処が悪かったんでしょうかぁ!?髭ですか!?顔ですか!?」
全王「全部。」
サタン「ご、ごめんなさい!!許してください!!元々こういう成りなんです!私に出来ることなら何でもしますからぁ!!」( ノ;_ _)ノ
悟空「サタン……!!おめぇのせいで地球が……!許さねぇ!!」ドヒュゥゥゥン
ウイス「見損ないましたサタンさん。これでは全宇宙は終わりでしょうね。」
ビクッ サタン「ご、悟空さん!?ウイスさんまで……!?」
付き人1.2「全王様が仰るなら、まずはこの者を消しましょう。」スッ
大神官「仕方のない地球人ですね。」スッ
サタン「み、皆さん!!どうか落ち着いてください!!!死ぬのだけは嫌ですぅ!!まだパンちゃんの成長を見守るという使命がっ!私がわるぅございました!!どうか私だけは……いやいや地球だけはぁ!!」
皆「はぁっ!!!」 カ ッ
サタン「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!」
界王神「あのー……私は?」
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ゴクリ サタン(な……なんて事にぃ……!)(汗)
界王神(サタンさん……サタンさん!!)
サタン(…………え?)
界王神(サタンさん、今私は貴方の心の中に話しかけています。)
サタン(えぇ!?私の心に……って、まさかぁ~。)
界王神(良いですか?ひとまず落ち着いてください。そんな事を考えていては、私まで怖くなってしまいます……!)
サタン(な、なるほど……これはトリックだな?良くある読心術と言う奴ですかぁ。)
界王神(な、何でも良いですから!普通にしていてください……頼みますから!!貴方の肩に、全宇宙の運命が懸かっているんですよ!?)
サタン(解りました!このMR.サタン、全力で落ち着かせて頂きますぞぉ!)
界王神「だ……大丈夫かなぁ……。」
悟空「……でぇじょうぶか?サタン。」
ウイス「何だかお顔がものすごーくニヤけておりますよ?」
サタン「ムフフフ、ご心配無く!全王様!!」
全王「んー?」
サタン「このMR.サタンとお友達になれば、私の住んでいる地球のおいしーい食べ物を、何でもご馳走いたしますぞ!!それに、全王様が知らない事をいーっぱい教えちゃう事もできますよぉ~!!!」
全王「ホントぉ?じゃあ僕にどういうの教えてくれる?」
サタン「そうですねぇ、全王様なら私の会社のスポンサーになって頂き、色々なお仕事をしてみたりするとかどうですか!?」
付き人1.2「「……(汗)」」
全王「んー、面白そーっ!」ワクワク
サタン「でしょぉー?私の手にかかれば、全王様も私のように地球の人気者になる事間違い無し!!それに見た目も可愛いですし、かわいこちゃんにもモッテモテですよぉ!!」
大神官「ンフフ……。」
界王神「……はぁ……。」(終わった……。)ドサッ
悟空「全ちゃん!オラからも頼むよぉ、サタンは悪い奴じゃねぇからさ!」
全王「んー。」
ウイス「私も地球に何度か行かせて頂いてるんですが、地球の食べ物はとても絶品で、毎日通おうかと思ってるぐらいなんですよ。」
全王「そうなんだぁ!」
ウイス「えぇ。」ニッコリ
全王「んー……地球って言う所、凄く興味あるのね。」
付き人1.2「「どうされますか?全王様。」」
全王「んー。うん!」
全王「僕、サタンとお友達になるっ!見てて面白いからっ!宜しくね。」✋スッ
✋スッ サタン「ありがとうございます!ありがとうございます!」
サタン(や、やったぞぉ!今この瞬間!私は世界…いや!全ての宇宙を救った、MR.サタンだぁぁ!)
\サーターン/\サーターン/
悟空「へへっ!良かったな全ちゃん!新しい友達出来てよ!」
全王「うん!サタン。」
サタン「は、はい!なんでしょうか……?」
全王「お友達の印、悟空にもあげたけど、あげるね。」スッ
サタン「これは……スイッチ?」
悟空「おっ!全ちゃんスイッチじゃねぇかー!」
サタン「全ちゃんスイッチ……なんなんですこれ?」
全王「これを押すとね、いつでも僕が行くよ。だからね、僕と遊びたいときに押してね?」
サタン「つまり……これを押すと、いつでもどこでも全王様が来られるって事ですか?」
全王「うん。あと、全王様じゃなくて全ちゃんで良いよ?敬語もいらないから。僕達お友達だしね、えへへ♪」
サタン「え、良いの……?その……全ちゃんでも。」
全王「うん、悟空もそう呼んでるよ。サタンもそうやって呼んで?」
サタン「ぐすっ……ぜ、全ちゃん……ありがとぉ!」ペコッ
全王「良いの良いの。でもこれ、悟空とサタンだけだよ?」
悟空「おうっ!!これでオラ達皆友達だなっ!」
サタン「うぉぉおおおお!!!全ちゃんバンザーイ!!!」
全王「えへへ♪お友達バンザーイ!」ピョン
付き人1「……全王様、楽しそうですな……。」
付き人2「うむ……。」
全王「悟空。いつものアレやって。」スッ
ニギッ 悟空「おっ、あれかぁ!それぃっ!」
ブランブラン 全王「そーそーこれこれ。サタンもやって?」スッ
ニギッ サタン「よ、よーし!そらっ!」
ブランブラン 全王「すごいすごい、二人とも凄いのね。」
サタン「がはははは!これぐらい朝飯前ですよぉー!」
大神官「ホントに、地球の方達には驚かされてばかりです。あんなにはしゃぐ全王様を、とても久方ぶりに見ました。」
ウイス「地球と言う星は、不思議な力があるんです。ビルス様も最初は地球を破壊されようとしてましたが、あの孫悟空と言う者と出会ってから、かなり変わられましたからね。」
大神官「そうですか……。ホントに羨ましいですよ、貴方達の第7宇宙は。」
ウイス「ホホホ、私やビルス様には勿体ないぐらいですから…。」
~全王の宮殿 廊下~
スタスタ サタン「いやぁー!全ちゃんは素晴らしい方でしたなぁ悟空さん。」
スタスタ 悟空「だろ?全ちゃん別にわりぃ神様じゃねぇからしんぺえすんなって言ったじゃねぇか。」
スタスタ サタン「でもやっぱり全部の宇宙の神様って聞いたら、ものすごーくイカツイ人かと思っちゃうじゃないですかぁ。」
スタスタ 悟空「そうかぁ?オラはそんな事ねぇと思うけどなぁ。」
スタスタ 悟空「にしても界王神様ぁ、何でまた全ちゃんのとこで気絶してたんだぁ?前にもしてたよな?」
スタスタ 界王神「私も好きで気絶しているんじゃありませんよ……はぁ。貴方達を見てたら、命がいくつあっても足りません……。」
スタスタ 悟空「またまたぁ、冗談ばっかしー。」
スタスタ サタン「は、ははは……。」
スタスタ 大神官「……この後はどうするのですか?ウイスさん。」
スタスタ ウイス「そうですねぇ……とりあえず界王神界へ戻ってから地球へ行き、ビルス様の星に向かうことにします。ビルス様にも、サクリファイス様の件を報告しておきたいので。」
スタスタ 大神官「なるほど……その方が宜しいかも知れませんね。」
~全王の宮殿前~
大神官「では皆さん、またいらっしゃる日を心待ちにしております。」
悟空「おう!またな、大神官様!!」
サタン「お、お邪魔しましたぁ。」
ウイス「それではお願いしますね、界王神さん。」
界王神「は……はい。……カイカイ……。」
ピ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン
~第7宇宙 地球 ブルマの家~
ピラフ「ふぅー食った食った!!やはりここの料理は最高だな!!」
シュウ「もう私食べれませんよー……。」
マイ「わ、私も……。」
悟天「へー!そんな事があったんだね!」
トランクス「まぁな!それでこうドガーってなって、さらにボカーンっとかなったんだよ!!」
ブルマ「ベジータ、全宇宙一武道会の事なんだけど。」
ベジータ「……なんだ。」
ブルマ「確か全宇宙一武道会に出場するメンバーって、前の第6宇宙の試合の時と同じ5人だったわよね?孫くんとベジータと悟飯くんとトランクスで……4人しかいないじゃない。」
悟飯「た、確かにそうですね。」
トランクス(未来)「父さん、あともう1人はどうするんですか?」
ベジータ「……俺はブウの野郎を入れるつもりだ。カカロットの奴が誰を入れるつもりかは知らんがな。」
ピッコロ「なるほど、ブウは前に第6宇宙との試合の時に出てはいたが、生憎ペーパーテストで落ちていやがったから闘わずじまいだったな……それはそれでありかもしれん。」
トランクス(未来)「ブウって……もしかして!魔人ブウの事ですか!?」ガタッ
悟飯「心配しなくても大丈夫ですよトランクスさん、この世界のブウは悪い人じゃありませんから。」
トランクス(未来)「そ……そうですか。」スッ
ピッコロ「そう言えばトランクス、お前は魔人ブウを見たことが無いんだったな。」
トランクス(未来)「え、えぇ。未来では、バビディ達が魔人ブウを復活させる前に倒したので、実際に見たことはありません。」
ベジータ「フン、見ても何の得も無いがな。」
悟飯「ベジータさんはブウさんを入れるとして……お父さんは、誰を最後のメンバーに入れるつもりなんでしょう?」
ブルマ「さぁねぇ……孫くんの考えることって基本解らないから。」
ベジータ「フン。」
ピッコロ「うーむ……。」
悟飯「どうしたんですか?ピッコロさん。」
ピッコロ「1つ気になったんだが……人造人間17号は、今何をしているんだろうか。セルとの戦いからずっと姿を見掛けんが……。」
トランクス(未来)「17号……ですか?」
悟飯「確かセルに吸収されて、セルを倒した後に神龍でセルに殺された人達を生き返らせてくれって頼んで……それからでしたね。どこかで暮らしてるとは思いますけど……。」
ベジータ「ピッコロ、何故人造人間の話が出てくるんだ……奴等は関係ないだろう。」
ブルマ「まぁまぁ。その17号って人……確か18号の弟さんじゃなかったっけ?私は実際に会ったことが無いから解らないけれど……。」
ピッコロ「あぁ。俺は奴と戦ったことがあるが……実力の方は相当だ。神と合体した時の俺と全くの互角だったが、奴はまだ実力を出していない感じだったな。」
悟飯「ピッコロさん……もしかして17号さんを?」
ピッコロ「俺は奴を、全宇宙一武道会のメンバー候補に推薦したいと思っている。」
トランクス(未来)「えっ!?」
ベジータ「フッ、やはりな。だが所詮ブウの足元にも及ばんカスだ。第一、俺やトランクスが認める筈が無いだろう。居ても邪魔なだけだ。」
ピッコロ「まぁ気休めに言っただけだ、すまなかったな。」
ブルマ「でも18号の弟さんなんだから、メチャクチャ強いんでしょ?入れてあげても良いんじゃない?」
トランクス(未来)「俺……ピッコロさんや母さんには悪いですが、あまり乗り気はしません。未来の17号と18号は破壊と殺戮の限りを尽くし、父さんや悟飯さん達を……。」
悟飯「トランクスさん……。」
トランクス(未来)「この世界の2人が違う存在なのは解ってます。ですが……やはり俺は完全に許す事は出来ない。すみません、子供みたいな事を言ってしまって……。」
ブルマ「いいのよ、気にしないで。」
ベジータ「だそうだ、人造人間は諦めるんだな。」
ピッコロ「まぁ俺は参加しないからな、お前達で好きに決めるが良いさ。」
スタスタ ブリーフ「んー、皆難しい話をしてるようだねぇ。何の話かな?」
ブルマ「あぁ、ちょっとね。どうしたの?パパ。」
ブリーフ「今な、17号って名乗る人が来てるんだよ。丁度受付の前にいてね、ブルマ達に知らせようと思ってな。」
ブルマ「えぇ!?」
悟飯「人造人間っ!?」バッ
トランクス(未来)「じ……17号が!?」
ベジータ「ここに来ているのかっ!?」バッ
ピッコロ「一体何故このタイミングで……!?」
悟天「ん?どうしたんだろ。」
トランクス「ジュースでもこぼしたんじゃねーの?それでよ悟天、すっげー事になったんだぜ!?」
ピラフ・シュウ・マイ「zzz……」
~地球 カプセルコーポレーション受付~
受付「ブルマ令嬢は、今日は少し用事があるとの事なんです。」
17号「そうか……じゃあ少し待たせてもらっても良いか?」
受付「あ、はい。少しだけでしたら……。」
スタスタ 17号「そのブルマって人が帰ってきたら起こしてくれ。」スッ
ド タ ド タ ド タ ド タ
17号「……ん?」チラッ
バッ ベジータ「……。」
受付「ひっ!」
ザッ 悟飯「……」
ザッ ピッコロ「……」
バッ トランクス(未来)「……17号……!」キ ッ
バッ ブルマ「ふぅ。あれが18号の弟さん?」
トランクス(未来)「えぇ。忘れもしません……あの顔…!」
17号「あれ?ちゃんとブルマって人いるじゃないか。それに懐かしい人達もいるね。久しぶり、とだけ言っておこうか?」
ベジータ「……ノコノコと何しに来やがった、人形風情が。」
17号「そう噛みつくなよ、俺はそこにいるブルマ令嬢に用があるだけさ。」
ブルマ「え?私に?」
バッ トランクス(未来)「母さんに近づくな!!人造人間!!」
ピッコロ「一体何しに来た!この町を破壊しに来たのか!?」
受付「えぇ!?」
17号「違うって言ってるだろ?少し相談があって、この西の都へわざわざ車を飛ばしてきたんだ。俺はそんな事をしに来たんじゃない。」
悟飯「じゃ、じゃあ何をしに?」
キリッ 17号「少し、ドラゴンレーダーを貸して欲しいんだ……。」
悟飯「え?」
ブルマ「ドラゴンレーダーを?」
トランクス(未来)「い、一体どういう事だ……!?」
ピッコロ「……。」
~第7宇宙 界王神界~
老界王神「なるほどのおー。まぁなにはともあれ、無事全王様と友達になれたんじゃな?」
サタン「えぇまぁ!全ちゃんはものすごく素晴らしい方でしたよ!このMR.サタンとお友達になれて、そりゃあもう大喜びで!!!」
キビト「そ、それほどまで喜んでいたのですか……。」
老界王神「なーんか嘘くさいのー。」
サタン「う、嘘じゃないですよぉ!ねぇ悟空さん!」
悟空「まぁなぁ!これで宇宙は一安心って奴だな!にしても……腹減ったなぁ……。界王神様、何か飯食わせてくんねぇか?オラ腹減って死にそうだぁ……。」
界王神「わ、解りました。すぐに用意しましょう。」スッ
キビト「私も手伝います、界王神様。」スッ
悟空「へへ、サンキュー!ウイスさん、地球に戻るのはもうちっと後でもいっかぁ?」
ウイス「はいはい。悟空さんはお腹が減ると、どうしようもないほど動けませんからねぇ、私も待つことにしますよ。」
悟空「サタン、おめぇも食うだろ?」
サタン「は……はぁ、それじゃあ頂きます。」
老界王神(こやつら……界王神界を何だと思っとるんじゃ、ったく……。)
~第3宇宙 ワンドの宮殿~
ワンド「さてと!とりあえずメンバーは揃ってるわね!後は誰を選ぶかだけど……サフィア!!」
サフィア「はい、ワンド様。」スッ
ワンド「じゃあそうね……バーダックとギネ!前に出なさい!」
スタスタ バーダック「帰ってきて早々なんだよワンド様。何かやんのか?」
スタスタ ギネ「私とバーダックで組手でもするんですか?」
ワンド「新しいメンバーが増えたから、再度アンタ達の事を紹介しようと思ってね。仲間は大切にしないとダメでしょ?」
ギネ「は、はぁ……。」
ワンド「じゃあまずバーダックね!サフィア、皆に解りやすく頼むわよ!」
サフィア「承知しました。」スッ ブゥゥゥン
サフィア「バーダックさん……生まれは惑星ベジータのサイヤ人。最下級戦士であった彼は、数多の戦いを経て戦闘力一万ほどまで上げた、かなり腕の立つ戦士です。しかし彼は当時、宇宙の帝王フリーザという者の裏切りを知り、他の仲間を集めようと試みるが誰も彼を信用せず、彼はたった1人でフリーザへと立ち向かいました。そしてフリーザにまで辿り着いた彼は、返り討ちに合いこの世を去った……。」
バーダック「ケッ、嫌な事を思い出させやがって……。」
ギネ「けど、ちゃんとお前は生きてるじゃないか。」
ブロリー「質問ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"です……。」
ブロリー「なぁんでカカロットの親父ぃ……は生きているのっ?」
パラガス「そうだなぁ。俺も知りた良いぞぉ!!」
ワンド「私の命令よ。バーダックがフリーザの攻撃で死ぬ前に、サフィアに異空間を開けさせて連れて来たの。だから生きてるわけ、解る?」
ブロリー「は、はい……。」(さっぱリーです……。)
パラガス「あぁそうかぁ……。」(諦)
ガレゴム「し、知ってたか?おい。」
キベス「いや全く。ワンド様はイケメン好きなのは知っているが……。」
バーダック「しかし何であの時俺を助けたんだ?俺は元々は死ぬ筈の人間だったんだ……カカロットに任せたつもりで悔いは無かったのによ。」
ギネ「まぁそのカカロットは死んじまったわけだが……。」
ワンド「私がイケメン好きって何回言えば解るの?アンタはイケメンだったし、見てたら余りにもその……そう!アンタの間抜けさが可哀想だったから!だから助けてあげたのよ!解る?」
バーダック「へいへい、そいつはありがとうございやしたーっと。」
サフィア「それでバーダックさんはこのワンド様の宮殿へと連れてこられ、修行の日々に明け暮れました。そして後にフリーザを倒し、今に至るわけですね。」ブゥゥゥン
パラガス「なるほどなぁ。」(諦)
ワンド「じゃあ次はギネ!!サフィア!」
サフィア「はい。」ブゥゥゥン
ギネ「な、何か恥ずかしいな……///。」
バーダック「全然可愛げがねぇから安心しろ。」
ギネ「う、うるさいな!!」
サフィア「ギネさんはバーダックさんと同じ、惑星ベジータで生まれたサイヤ人。しかし、この時点で少し違います。ギネさんとバーダックさんの居た世界は、同じ宇宙は宇宙なのですが次元が少し違っており、お互いがいわゆるパラレルワールドに属します。」
パラガス「んん?つまリー、2人はちがあーう(^q^)所から来たと言う事かな?」
コクッ サフィア「そうなりますね。そしてギネさんが居た世界は、何故かギネさんしかサイヤ人が存在しなかったのです。ここはまた少し次元が歪んでいて私でも解読不可能な状態になっていますが、今いるギネさんを見つけれたのは奇跡と言っても良いでしょう。」
バーダック「ギネの居た世界ってのはそこまで次元が狂ってたのか……?一体どういう事だギネ、お前なら解るだろうが。」
ギネ「……いや、私にも解らないんだ。その時の記憶が飛んじまっててさ。」
バーダック「チッ、使えねえ奴だな。まぁいい……どっちにしろてめぇがここに居ることには変わりねぇ、ワンド様に感謝しとくんだな。」
ギネ「あ、あぁ……。」
ガレゴム「わかるか?キベス。」
キベス「全くわからん……。」
ワンド「何でギネを連れてきたのかはね……バーダック、アンタの事を少し調べてたらその名前が出てきたからさ。さっきも言ったでしょ?アンタが間抜け過ぎて可哀想だったからって。」
バーダック「悪趣味な神様だぜ、ここにいるギネと俺が知ってるギネはまた別人だろーが。」
ワンド「まぁね、でも同じ人間なのは確かでしょ?それにアンタがここまで強くなれたのも、そこにいるギネのお陰でもあるんじゃない?」
バーダック「チッ……。」
ギネ「わ、私もバーダックのお陰で物凄く強くなれました!ワンド様のお陰でっ!本当にありがとうございますっ!」
ワンド「さすが解る人には解るわね、この私の寛大な心が!オーホホホホ!」
バーダック「……単純な奴……。」
ギロッ ワンド「何か言った……?」
バーダック「なんでもねぇよ。」
サフィア「とにかく、そういう経緯でこの二人はワンド様の星におられるのです。わかりましたか?ブロリーさん、パラガスさん。」
ブロリー「……はい。」(適当)
パラガス「oh.yes~」(投げやり)
ガレゴム「わからん……」
キベス「……わからない。」
ワンド「ガレゴムとキベスは、私がその辺の強そうな星で見つけた人材よ。はい終わり。」
ガレゴム「ええぇ!?はぇぇ!!」
キベス「もう少し説明があっても良いんじゃ……?」
ギロッ ワンド「文句あんの?」
ガレゴム・キベス「……ないです。」
ワンド「まぁこいつらも結構強いから、私が保証してあげるわ。じゃあ次はアンタ達の番よ!!パラガス!……ブロリー♥」
パラガス「ゑゑ!?私とブロリー……の言い方が全然違うぞぉ!!」
ブロリー「親父ぃ……ガンバガンバ☆」
ワンド「じゃあ仕方ないわね……おじさまで良いかしら?」
パラガス「私は、おじさまではございません。ハイ↑グレードな宇宙で一番環境が整った美しいパラガスでございます。」\エーー/
ワンド「却下。」
パラガス「南無三!!!」
ナレーター「悟空達は無事に、サタンと全王様を友達同士にする事ができ一件落着となったが、その頃地球ではブルマの家に、突如行方が分からなくなっていた17号がドラゴンレーダーを借りに現れた。一体17号の目的は?」
ナレーター「そして、第3宇宙でのパラガスとブロリーの過去とは?」
パラガス「映画と基本的に一緒だぞぉ!!」
ブロリー「ネタバレすんでぁっ!!」
バキッ パラガス「DOOR!!」
これで16話は終わりとなります。
バーダックとギネはそれぞれアニメと原作で、違う場所から来た設定になってます。
バーダック アニメ(たった一人の最終決戦)
ギネ 原作(ドラゴンボールマイナス)
17号が突如やって来たのは何の目的なのか?お楽しみに!
(ドラゴンボール超新シリーズやるよねー……汗)