ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語)   作:サクトン

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ここから新章が始まります。
と言っても基本オリジナルなので期待はしないでください……。


序章 全宇宙一武道会編
1話 遂に決定!?全宇宙一武道会の開催だ!!


ついにザマスを打ち倒した悟空達。正義を信じ自分の道を貫いてきた神への思想は、見事人間によって打ち砕かれた。

 

やっと未来の世界に平和が訪れた……そしてトランクスは未来の世界へと残り、しばし悟空達に別れを告げるのだった……。

 

そして現代へと戻った悟空達。皆にブラックやザマスを倒した事、トランクスも未来へ残った事を話し、これで未来のお話は終わった。

 

 

そして一ヶ月後……

 

 

        ~ビルスの星~

 

 

悟空「だだだだだだ!だりゃぁ!」ガガガガ

 

ベジータ「はぁぁぁぁぁ!せやぁ!」ドドドド

 

 

悟空とベジータが空中で組手をする中、それを地上で見ていたビルスとウイスは何やら話し込んでいる様子……。

 

 

ビルス「はぁ……どうしよ。まさかこんなにも早く、全宇宙一武道会をやると仰るとは……。」

 

ウイス「地球の時間で見れば……あと10日後ですか。全王様が決めたことなんですから今更何を言っても仕方ありませんよ。」

 

ビルス「そうだけどなぁ……。」

 

       ~10分前の出来事~

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

ビッ 悟空「おっす、ビルス様!」

 

ベジータ「……。」

 

ビルス「遅いぞ!どこで油を売ってt」チラッ

 

 

全王「おっす、久しぶりなのね。」

 

 

瞬間移動でやって来た悟空とベジータ達の足元に、薄い青色の顔で派手な衣装を身に纏った全宇宙の頂点に立つ神様、全王様がちょこんと姿を現した。

 

 

ビルス「ぃぃぃぃぃ!!!???ぜぜぜぜぜ全王様!?ど、どうしてここにぃ!?」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

ウイス「これはこれは全王様、こちらへ来るのは珍しいですねぇ。今日はどういったご用件でいらしたのですか?」

 

悟空「へっへっへー!遂にやるんだよウイスさん、ビルス様!なっ?全ちゃん!」

 

ベジータ「……」(-_-;)

 

全王「うーん。えっとね、この間ね、第7宇宙と第6宇宙で試合をしてたよね?」

 

ビルス「は……はい……その節は本当に!申し訳ありませんでしたっ!!」バッ

 

全王「うーん。」

 

ウイス「その件でどうかしましたか?全王様。」

 

全王「それでね、ここの宇宙の時間で言うとね、10日後に、全宇宙一武道会を開催する事に決めたのね。」

 

 

ビルス・ウイス「………………え?」

 

 

悟空「そーなんだよビルス様!かぁー楽しみだなぁ!遂に全宇宙のつええ奴等が集まるなんてよぉ!オラワクワクしてきたぞ!!!」

 

ベジータ「全く……貴様と言う奴は。この間もザマスの野郎をぶっ倒したばかりだというのに……どれだけ戦闘狂なんだ。」

 

悟空「別に良いじゃねぇかベジータ。おめぇもそんな事言ってっけど、ホントは嬉しいんだろ?」

 

ベジータ「チッ……。」

 

ビルス「ぜ、全王様。なんでまた急にと言いますか……武道会を開こうと?」

 

全王「うーん。第7宇宙はね、見てたらとっても面白いの。他の宇宙も見てるんだけど、基本的に平和だから退屈なのね。えっと、一応平和が一番だけどね。」

 

ウイス「つまり、この宇宙の出来事を見ていたら、宇宙一武道会をやろうと思われたのですか?」

 

全王「それもあるけれど、悟空の戦いを間近で見てみたいのが一番なのね。」

 

悟空「へへへ、オラちょっと照れちまうぞ全ちゃんー。」パシッ

 

コテン 全王「うーん。」

 

 

悟空が突拍子も無しに全王の肩を叩き、全王はその衝撃からうつ伏せで地面に転んでしまった。それを見ていたビルス達は悟空がとんでもないことをやらかした為に、物凄く驚いていた……特にビルスは。

 

 

ビルス「ァァァァァァァッ!?」

 

ベジータ「なっ!?」

 

ウイス「あらまぁ……。」

 

悟空「あ、わりぃわりぃ全ちゃん!つい力が入っちまったぁ。でぇじょうぶか?」

 

ビルス「このバカタレェ!!!!!!!貴様全王様に向かって何てことしてくれてんだぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

ビルスは渾身の飛び蹴りを悟空の腹目掛けて打ち込み、悟空は遠くの岩場へと勢い良く吹き飛んでいった。

 

 

キーーーン 悟空「うぎゃぁっ!」

 

 

ベジータ「馬鹿な奴め……。」

 

 

ウイス「お怪我はありませんか?全王様?」

 

ヒョコ 全王「いいのいいの。悟空は友達だからいいのね。」ポンポン

 

ビクッ ビルス「いぃぃぃ!?ぜ、全王様が悟空と友達……?」

 

悟空「いってえぇ……い、今のは死ぬかと思ったぞ……。」

 

ベジータ「さっきのビルスの攻撃を受けてもまだ生きてやがるとは……相変わらずタフな野郎だ。」

 

ウイス「しかし全王様、宇宙一武道会をやるにしても……他の宇宙の者達はすでに納得されているのですか?」

 

全王「うん。僕もう他の宇宙へ行って武道会を開くからって言ってるのね、だからこの第7宇宙は最後なのね。」

 

ウイス「さすが全王様、やることがはやいですねぇ。」

 

悟空「全ちゃん!そりで他の宇宙の神様達はオッケーて言ったんか?」

 

全王「うん、皆快くオッケーしてくれたのね。だから武道会の方は気にしなくて良いよ悟空。」

 

悟空「へへっ!サンキューな全ちゃん!!」

 

ビルス「…………」(--;)

 

ウイス「それで、どうするんですか?ビルス様。」

 

ビルス「え?」

 

全王「もしかしてダメなの?」ズイ

 

ビルス「めめめめ、滅相もございません!!喜んで参加させて頂きます!!!」バッ

 

全王「うーん。」

 

悟空「よっしゃあ!!これで全宇宙のつええ奴等が出場すんだな!!オラ今からすっげぇ楽しみだぞぉ!」

 

ベジータ「……呑気な野郎だ……。」

 

全王「じゃあ僕は、今から宮殿に戻って色々準備するのね。悟空、また10日後楽しみにしてるのね。」

 

悟空「おう!またな全ちゃん!!」スッ

 

全王「うんー。」シュゥゥン

 

ビルス「はぁ……。」

 

悟空「ビルス様ぁ……全ちゃんに怯えすぎなんじゃねぇか?全ちゃん良い奴なのによ。」

 

ビルス「お前は何にもわかっとらん!!いいか!前にも言ったが、全王様はその気になれば宇宙まるごと消せるんだぞっ!!いくらお前が友達だからって、あんな無礼な事は二度とするなっ!!」クワァ

 

悟空「わ、わかったよぉ。あ、ところでビルス様。全ちゃんが言ってたんだけど。」

 

ビルス「……ん?」

 

悟空「僕のお気に入りの宇宙も参加させるのねって言ってたぞ?確かその神様の名前っちゅうのが……なんだったっけベジータ。」

 

ベジータ「確か……サクリファイスとか言ってたな……。」

 

ビルス「サ……サクリファイスだってぇ!?」ビクッ

 

悟空「?ビルス様しってんか?」

 

ウイス「知ってるもなにも、サクリファイス様は大神官のお一人ですよ。」

 

ベジータ「大神官……?」

 

悟空「大神官ってーと……確か最初にウイスさんと界王神様で、全ちゃんの宮殿に行ったときに案内してくれた、あの人かあ?」

 

ウイス「まぁあのお方も大神官のお一人ですが……大神官は全宇宙に5人存在し、サクリファイス様はその5人の中で一番強いお方なのですよ。」

 

悟空「ひぇぇ!!おっでぇれた……確かあの全ちゃんの宮殿にいた人も、ウイスさんじゃ足元にも及ばねぇんだろ!?そん中で一番つぇえのが、そのサクリファイス様っちゅう人なんかぁ!?」

 

ウイス「はい。」

 

ベジータ「な……なんだと……!!」

 

ベジータ(ウイスでも勝てないというのか?その大神官というのは……そしてそいつらの一番強い奴が仕切っている宇宙も参加する……。)

 

ベジータ(宇宙一武道会……一筋縄では行かなそうだな……。)

 

悟空「なぁウイスさん。やっぱりそのサクリファイス様っちゅう神様は、ビルス様よりつええんか?」

 

ウイス「もちろんですよ。ビルス様が本気を出した所で、一蹴りされてしまうぐらいですかねぇ。ビルス様もまだまだ修行中の身ですから。」

 

悟空「はぇぇ……ビルス様でもやっぱ勝てねぇんか……。って!ビルス様そのサクリファイス様と戦ったことあんのかぁ!?」

 

ウイス「えぇまぁ。大分昔の頃ですが、まだビルス様が若かった頃に、サクリファイス様にこくh」

 

ビルス「ウイス!!余計な事は言うんじゃない!!悟空!お前もそれ以上詮索すると破壊するぞ!!!」

 

悟空「わ、わかったよぉ。ビルス様そんな怒んなってー。オラはどんぐれぇつええのか知りたかっただけなんだからよぉ。」

 

ビルス「全く!僕は寝る!ウイス!悟空とベジータを徹底的に鍛え上げろ!全王様にガッカリされないよう、今以上にな!」ドヒュゥゥン

 

ウイス「あ、ビルス様!」

 

ビルス「なんだっ!」

 

ウイス「寝るのは構いませんが、私は悟空さん達の修行に付き合わなければなりません。ですので、起きるときは自分で起きてくださいよ?私は体が二つも無いですから。あとお食事の準備も自分でしていただきますからね。」

 

ビルス「………………」

 

ビルス「じゃあ起きとく。」シュー スタッ

 

悟空「でも、戦ってみてぇなぁーサクリファイス様と。」

 

ウイス「悟空さん、そのお気持ちは分かりますが、大神官様と戦うには二つの条件があるんですよ。」

 

悟空「条件?なんなんだいってえ?」

 

 

ウイス「その条件は……私達、天使と破壊神を倒すことです。」

 

 

ベジータ「なっ!?」

 

悟空「いっ!?つ、つまり……サクリファイス様と戦うには、ウイスさんとビルス様を倒さねぇとダメって事か!?」

 

ウイス「そういう事です。それがクリアできなければ、大神官様と戦うことは出来ません。残念ですが、ね。」

 

悟空「えー……その大神官様に直接言って戦ってもらうってのもダメか?」

 

ビルス「ダメだ!!全王様は絶対に許さん!!この僕もな!!」

 

悟空「しょうがねぇなぁ……まだオラビルス様には敵わねぇし……仕方ねぇか。」

 

ベジータ(大神官…それに天使と破壊神……全王……カカロット。俺の上にはまだ手強い奴が……くそったれめ……!!)

 

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

悟空「だぁりゃぁ!」バッ

 

ガッ ベジータ「チッ!はぁぁぁ!」ブンッ

 

ガガガガガ 悟空「へへっ!やるなベジータ!」

 

ベジータ「フンッ!まだまだこんなもんじゃないぞカカロット!はぁぁ!」ドヒュゥゥン 超サイヤ人ブルー

 

悟空「じゃあオラも!はぁぁぁ!」ドヒュゥゥン 超サイヤ人ブルー

 

 

ビルス「にしても、飽きないねぇあいつら……。」

 

ウイス「お二人は戦闘民族サイヤ人ですからねぇ……全宇宙の戦士と戦えるのが楽しみで仕方ないのでしょう。悟空さんはともかく、ベジータさんは前の第6宇宙との戦いでは、連戦の影響もありましたが、ヒットさんに負けてしまいましたから。」

 

 

ベジータ「せやぁぁぁ!」ガガガガガ

 

 

ビルス「それでその戦いを見ていた悟空がヒットに勝った……まぁ結果的にはモナカが勝ったがな。意味わからなかったけど。」

 

ウイス「そしてゴクウブラックなる者が出現し、正体は第10宇宙のザマスだと判明した。」

 

ビルス「それを悟空達が倒した……か。相変わらずこの第7宇宙は変なことばっかり起こるなぁ……。」

 

 

悟空「だだだだだだ!」ドドドドド

 

 

ウイス「まぁビルス様もその変なことの1つですけどね。」

 

ビルス「なんか言ったか?ウイス。」

 

ウイス「いいえなにも。」

 

ビルス「そして今度は全王様が主催の全宇宙一武道会か……しかもサクリファイスの宇宙も入ってくるとはな……。」

 

ウイス「確か、サクリファイス様とビルス様は幼馴染みでしたねぇ。よく遊んでらしたのを覚えていますよ。」

 

ビルス「昔の話だ。あいつの出生を知ったときは驚いたがな。」

 

ウイス「あの時のビルス様の顔は凄かったですねぇ。今のビルス様からは考えられませんよ。」

 

ビルス「うるさいな!もう良いだろその事は!!」

 

 

???「なんだよなんだよ?また喧嘩してんのかー君達は。」

 

 

ビルス「ん?」チラッ

 

ウイス「あらまぁ!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

ウイス「第10宇宙の方々ではないですか。」

 

 

悟空「おっ?」チラッ

 

ベジータ「よそ見をするなカカロット!!」ブンッ

 

バシッ 悟空「ベジータストップストップ!!ビルスさまたちのとこに誰かいっぞ!」

 

ベジータ「なんだと……?」チラッ

 

悟空「いってぇ誰だ?」

 

ベジータ「あの服装からして……まさか、別宇宙の破壊神か!?」

 

悟空「行ってみようぜベジータ!」シュゥゥン

 

ベジータ「お、おい!待てカカロット!」シュゥゥン

 

 

???「久しぶりだね、ビルス。元気にしてた?」

 

ビルス「第10宇宙の破壊神が、一体何のようだ?」

 

第10破壊神「いや、特に用って言う用はないんだけれどさ。」

 

ビルス「なら帰れ、目障りだ。」

 

第10破壊神「つれないなぁ。僕もそうしたいんだけど、ルヴィスの奴がうるさくて困ってるんだよ。」

 

ルヴィス「ロッド殿は黙ってくれ、話がややこしくなる。」

 

ロッド「へいへい、わかりましたよーだ。」プイッ

 

ルヴィス「率直に申し上げる。少し前に我が第10宇宙にてザマスという者が暴れたのだが、この第7宇宙にいる者達が倒したということを全王様からお聞きし、ここに参った。」

 

ウイス「ふむ……確かにザマスは私たちの宇宙の者が倒しました。」

 

ルヴィス「我が宇宙の失態、かたじけない。そしてそのお礼というのもなんだが……この宇宙で、ある人物を探しておる。」

 

ビルス「相変わらず回りくどい言い方だな。もったいぶらずに早く言ったらどうだ?」

 

ルヴィス「孫悟空……という人物を探しておるのだが……心当たりはないか?」

 

悟空「はーい!はいはいはーい!」スタッ

 

ベジータ「……」スタッ

 

ルヴィス「?」

 

ロッド「ん……君は誰だ?」

 

悟空「オッス!オラが孫悟空だ!さっきオラの事を探してるっておめえ達が言ってたの聞こえたからよ。」

 

ルヴィス「……この者が孫悟空か?」

 

ウイス「ええ、今は全宇宙一武道会に向けて、ここで修行中ですが。」

 

ロッド「へぇー!君が全王様の友達の孫悟空かー!!宜しくな!僕はロッド!」スッ✋

 

悟空「お、おう!よろしくっ!」スッ✋

 

ロッド「それで、こっちのデカブツは付き人のルヴィスだ。」

 

ルヴィス「……以後、お見知りおきを。」

 

悟空「お、おう。付き人ってーと……おめぇもやっぱ破壊神なんかぁ!?」

 

ロッド「うん、そだよ。第10宇宙のね。」

 

ベジータ(第10宇宙だと……!?ザマスがいた宇宙の破壊神か……?)

 

悟空「ひぇぇ……すげぇなわけーのによ。オラてっきりこっちの人が破壊神かと思っちまったぞ。すっげぇ筋肉だしさ。」

 

ルヴィス「……。」

 

ベジータ(……こいつ……付き人とはいえ、ウイスやヴァドスとは正反対の外見だな。)

 

ロッド「あははは!まぁそりゃそうだろうねー。ちなみに僕はこれでもビルスと同じぐらいの年齢なんだよー。」

 

悟空「ええ!?おめぇビルス様と一緒ぐれぇの年なんか!?どうみてもおめぇの方がわけぇだろ?」

 

ビルス「どういう意味だ!?」

 

ロッド「こんな見た目でも、一応破壊神だからね。力さえあれば別に良いのさ。」

 

ルヴィス「ロッド殿!!他の宇宙とは最低限の交流しかダメだと言っただろう!!」

 

ロッド「えー?別にいいでしょこのぐらい。な、孫悟空!」

 

悟空「おう!第10宇宙のおっちゃんも、そんな堅えこと言ってたら頭も硬くなっちまうぞ?」

 

ルヴィス「な……!」

 

ビルス「フハハハハ!!こいつはこういう奴なんだよ!悟空は世間知らずのバカだからな!」ポンポン

 

ルヴィス「……なるほど、理解した。」スッ

 

スタスタ ロッド「で、孫悟空の隣にいる人は?」スッ

 

ウイス「そちらの方はベジータさんです。孫悟空さんもベジータさんも、戦闘民族サイヤ人なのですよ。」

 

ルヴィス「サイヤ人……。」

 

ロッド「へぇー!君達もサイヤ人なのかー!」

 

ベジータ「も……?」

 

ビルス「おいロッド!もってどういう意味だ?お前サイヤ人を知っているのか?」

 

ロッド「まぁね。さっきこっちへ来る前に全王様の宮殿に行ってたんだけど、丁度サクリファイス様にバッタリ会っちゃってさ。全宇宙一武道会に出る選手の一人を連れていたんだよー。」

 

ビルス「なに……!」ピクッ

 

悟空「ほ、ホントか!えっと……ロッド様!!」

 

ロッド「うん、サクリファイス様がそう言ってたから間違いないと思うよ。」

 

ウイス「もしかして、そのサクリファイス様が連れていた方もサイヤ人ということですか?」

 

ルヴィス「恐らく。そこにいるサイヤ人の方々にオーラの質や、外見も似ていたのでな。」

 

悟空「オーラ?」

 

ビルス「お前達の言う、気のことだろ。」

 

ベジータ「……。」

 

悟空「聞いたかベジータ!!第6宇宙以外にも、やっぱサイヤ人はいるみてぇだぞ!!」

 

ルヴィス「第6宇宙……?」

 

ビルス「あぁ、前にシャンパの野郎と格闘試合をしてな。あっちもサイヤ人を連れてきてたんだよ。」

 

ロッド「あぁ!それ聞いたよ!全王様から大分お叱りを受けたんだってね?僕の所にも連絡が来て、皆は今ごろビルスは全宇宙の破壊神達の笑い者だなーって!そりゃ勝手にそんな事したら、優しい温厚な全王様でも怒るよー。」

 

ビルス「ぐむむむ……!い、言い返せん……!」

 

悟空「ところでさ、第10宇宙の破壊神様達が何でこんなとこに来たんだ?さっきオラを探してるって言ってたけどよ。」

 

ルヴィス「はっ……我とした事がすっかり忘れていた。お主に礼をしようと思ってこの第7宇宙に来たのだ。」

 

悟空「オラに礼?いってぇどういうこったあ?オラなんかしたか?」

 

ロッド「全王様に聞いたんだけど、僕の第10宇宙でザマスという界王がいたのは知ってるだろ?そいつが未来の世界ではやりたい放題してたらしいんだけど……君が倒してくれたって聞いてさ。」

 

ベジータ「ザマス……か。」

 

悟空「確かにオラ達がやっつけたけど、倒したのはトランクスだけどなぁ……。」

 

ロッド「まぁ君達が関わってるっていうのは聞いたからあれだけど、そのトランクスっていうのも未来の人間らしいじゃないか。その人も大分過去に来て重罪を犯したらしいけれど……僕の宇宙が発端だからおおめに見とくよ。」

 

ロッド「未来の宇宙の神々を代表してお礼をいうよ。ご褒美と言ってはなんだけど、君の願いを1つなんでも叶えてあげる。何が良い?」

 

悟空「ご、ご褒美?オラ別にいらねぇけどなぁ。」

 

ウイス「悟空さん、破壊神からのご褒美なんてとても名誉なことですよ?受け取っておいた方がいいんじゃないですか?ビルス様なんてそんな事絶対にしませんからねぇ。」

 

ビルス「やかましい!」

 

悟空「そ、そうなんかぁ……。何がいっかなぁ……。」

 

ロッド「そこのサイヤ人も好きなこと頼んで良いよ。君もザマスの件に手を貸してくれたみたいだし。」

 

ベジータ「あ……あぁ。」

 

悟空「んー……チチだとゼニーをいっぺえくれって言うかもしんねぇし……悟飯だと学者の本とかか……悟天は腹いっぺえ食える飯だろうなぁ……。」

 

ベジータ(カカロットの奴が珍しく考えてやがる……。奴ならすぐに戦わせてくれと頼むと思ったが……。)

 

ロッド「よーく考えてね。一度だけだからさ。」

 

ビルス「まぁ奴の付き人はかなり優秀だからな、ロッド君と違って。」

 

ロッド「どういう意味だよ、僕より弱いくせに。」

 

ビルス「なんだと?この僕がいつお前より弱くなったって?」

 

ロッド「他の破壊神達が言ってたよ?ビルスは最近地球とかいう惑星で、食べ物ばっかり食べてる怠け者だって。」

 

ビルス「ギクッ!な、何で他の破壊神どもがそんな事を知ってるんだ……!?」

 

ロッド「あれ、知らないの?破壊神の付き人の天使は、週に一回全王様の所に連絡するんだよ。そしてその破壊神の仕事内容を報告するのさ。」

 

ビルス「なにぃ!?と、ということは……!ウイス!!」ギロッ

 

ウイス「お、おほほほ……。やはり私は天使ですから嘘はつけません故。」 

 

ロッド「僕はルヴィスが付いてるからね、ちゃんと規則正しい生活や仕事内容はキッチリこなしてるから心配ないんだよー。はっはっは!」

 

ビルス「のわりには、ザマスっていう愚か者を出してたよね……?」

 

ロッド「うっ……!あ、あれはゴワスに任せてたから良いかなって思ってたんだよ!!」

 

ルヴィス「いや、ロッド殿が寝坊しただけだ。」

 

ロッド「うぅ……仕方ないだろ!あの時は変に眠かったんだから!!ルヴィスも何で起こしてくれなかったんだよ!」

 

ルヴィス「我は何度も起こしたが?」

 

ロッド「むー……まぁ良いか。とりあえず終わったんだからな。ビルスにもとりあえず感謝しとくか、あざーす。」

 

ビルス「とりあえずって何だとりあえずとは!!ザマスを破壊してやったのは僕だぞ!本来はお前がやるべき事だってのを忘れるな!!」

 

ロッド「はいはいー、ありがとうございますー。」

 

ビルス「ふん!」

 

悟空「よし!決めたっ!!!」パンッ

 

ビルス「?」

 

ウイス「何をお願いするんですか?悟空さん。」

 

ロッド「お金?名声?それとも食べても食べても無くならないもの?なんでもいいよ。」

 

 

悟空「それもいいんだけんどよ……オラそのーロッド様と戦ってみてぇな!!」

 

 

ベジータ「やはりな……。」

 

ビルス「フフッ。」

 

ウイス「やっぱり……。」

 

ルヴィス「な……なんと……。」

 

ロッド「ん……え?僕と?」

 

 

続く!!




な感じで書いていこうと思います。オリジナルの第10宇宙の破壊神と、大神官の一人も出したので、あまり評価は良くないと思いますです……はい。次はロッドとの戦いですが、ブルマ達も書いていこうと思ってます!

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