ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語) 作:サクトン
ナレーター「第7宇宙の破壊神ビルスの所へ、突然大神官の中で最も強いと言われる、サクリファイスが姿を現した。」
サクリファイス「あ……ビルス。そちらから出迎えて頂けるなんて嬉しいですね。どういった風の吹き回しで?」
ビルス「それはこっちのセリフだ!!どういった風の吹き回しでお前が僕のところに来たんだ!!第一、他の神がアポも無しに別宇宙へ来るのは違反行為だぞ!!解ってるのか!?」
ナレーター「一方その頃、第10宇宙破壊神の付き人ルヴィスとブラックは、第10宇宙の残りのメンバー集めの為に惑星エリサへと向かうが、謎の異形の者達に襲われるのであった。」
ルヴィス「ブラックよ、何なのだこれは……こやつ等は何者だ?」
ブラック「フッ、ルヴィス殿も言っていたではないですか。この星には禍々しい怨念のようなオーラが満ちていると……それは今、私達が戦っているコイツらの物なんですよ。」
ナレーター「そして悟空達は、界王神界にて疲れを癒し地球へと帰ってきたが、ブルマ達は17号と18号の為に、白血病に効く特効薬を開発している最中であり、悟空は18号に伝言を頼みビルスの星へと向かったが……そこで、大神官サクリファイスと悟空が、見事に鉢合わせするのであった。」
ビクッ サクリファイス「!?」
ビルス「ん?」チラッ
悟空「ん……誰だ、おめぇ?」
サクリファイス「え……人間……?」
♪チャチャチャン チャチャチャン
~第3宇宙 ワンドの宮殿前平原~
バーダック「ふぅ……。」スッ
ギネ「はぁ……はぁ……さすがバーダックだ……私も同じ超サイヤ人だってのに……ここまで差をつけられるなんてさ。」
バーダック「当たり前だろうが。俺はまだ女に負ける程、耄碌してねぇよ。」
ギネ「言ったなー?じゃあ次は今度こそ、お前をギャフンと言わせてやるからなっ!」ドヒュゥゥゥン
バーダック「へっ、上等だ。かかってきやがれ!」ドヒュゥゥゥン
パラガス「なっ……あっ……!やめろっ……!」サ ッ
キベス「ぐぁ!」ドサッ
ガレゴム「おらぁぁ!」ザ ッ
パラガス「シュワット!?パラリマント☆」ブンッ
ドサッ ガレゴム「ぐぉっ……!何なんだこのおっさんは……強いとかそういう次元じゃねぇぞ……!」
キベス「我々2人がかりでも……全く歯が立たないとは……。」
パラガス「腐☆腐。俺を八つ裂きなどと……その気になっていたお前等の姿はお笑いだったZE☆これぐらいどうって事ないわぁ!」
ブロリー「さすが親父ぃ……。」\デッテーン/
パラガス「はっはっはっはっはあーう☆(^q^) 俺のパワーは桁外れそのものだった……宇宙の中で一番環境が整った俺の美しい息子も増大し、凶暴化していった。FUU↑!!」
サフィア「皆さんどうやら本調子のようですね、ワンド様。」
ワンド「まぁこれぐらいやってもらわなきゃ、全宇宙一武道会には優勝できないわ。それに、初戦からシャンパの宇宙とやり合わないと駄目だし。」
サフィア「あちらの宇宙には、生ける伝説の殺し屋ヒットさんが存在しています。彼も恐らく、全宇宙一武道会に出場するでしょう。」
ワンド「恐らくそうでしょうね……私の宇宙のメンバーで勝てるかどうか怪しいところだわ……。」
サフィア「信じましょう、彼等を。ワンド様が彼等を信じる事も、大いなる力となりますよ。」
ワンド「フフッ、そうね。全宇宙で私達の宇宙が最強っていうこと、他の破壊神共に見せつけてやるわっ!」
サフィア「その意気です、ワンド様。」
ワンド「ありがとサフィア。じゃあそろそろ、アイツ等も休ませてあげないと駄目ね。」
スッ ワンド「アンタ達!!!修行はそこまでっ!今日はもう遅いからゆっくり休んでちょうだい。あんまり根を詰めすぎて、武道会当日に倒れられるのも困るからっ!今から各自、自由行動で構わないわ。」
ブロリー「もう終わりか……。」
パラガス「んん?大人のお姉さん☆の声がキャッチできたよ☆」スッ
ドサッ ガレゴム「あぁ……やっと終わりか……。」
ペタッ キベス「はぁ……疲れました……ここの所ずっと修行続きでしたからね……。」
ドヒュゥゥゥン バーダック「なんだよ、今日は終わりか。」
ドヒュゥゥゥン ギネ「ふぅ、どうやらそうみたいだね。バーダックの修行に付き合ってたら、あっという間に時間が過ぎちまうよ。」
バーダック「あ?どういう意味だよ。」
ギネ「別に意味なんて無いさ、私がそう思っただけ。」
バーダック「ケッ、くだらねぇ。」スタスタ
ギネ「バーダック、何処へ行くんだ?休まないのか?」
スタスタ バーダック「俺はまだやり足りねぇ。この星は重力が無さすぎるからな……ワンド様にキューブでも借りて違う星にでも行ってくるさ。」
スタスタ ギネ「じゃあ私も行くよ、丁度寄りたい星があるんだ。」
バーダック「あぁ?何でテメェの寄る星に一々行かなきゃならねぇんだよ。1人で勝手に行きゃ良いだろうが。」
スタスタ ギネ「そう言うなよ。ワンド様にも少し頼まれてるものがあるんだ、キューブなら一杯荷物も乗るし良いだろ?」
バーダック「……チッ、勝手にしろ。」スタスタ
ブロリー「親父ぃ……。」\デッテーン/
パラガス「ブロリィ……一体どうしたと言うんだぁ……?」
ブロリー「フッフッフッフ、良いこと思いついたYO☆」
パラガス「ゑ!?…………腐☆腐。さすが私の息子、やっと能天気なお前でも飲み込めたようだなぁ。」
ギュピ ブロリー「親父ぃ……なんなんだぁ今のタイドはぁ……?」ドサッ ポッド
ブロリー「ポッドに乗れ、親父ぃ……。」\デッテーン/
プシュー パラガス「なっ……あっ……!待って待ってぇー!」ピロロロロ
ブロリー「ぬぅぅぅ……うぉぉぉぉぉぉああああ!!!」ググググ
パラガス「ぬぅおおおぐぉぉぉぐぐ……貴方もどうぞ?」\丁重にお断りする/
ブロリー「うおおおらぁぁぁ!」キ ーーーーー ン
ブロリー「終わったな……。」
ブロリー「フッフッフッフ、俺もキューブ!に乗ろットォォォォォ!!!」バヒュン
ガレゴム「……あいつらなにやってんだ……?」
キベス「わからない……私達の常識を遥かに越えた遊び……と言うべきか。」
サフィア「おや、バーダックさんにギネさん。お出掛けですか?」
バーダック「ちょっとな。ワンド様、少しキューブ借りるぜ。」
ワンド「ん?良いけど……ギネも行くんでしょ?」
ギネ「は、はい。昨日ワンド様が頼まれた星に、買い出しに行こうと思いまして。」
ワンド「あー……確かそんな事頼んでたわね。買い出しの分のお金なら心配いらないわ、サフィアに私の宮殿にある財宝を少し持っていかせるから……サフィア。」
サフィア「承知しました。」シ ュ ン
バーダック「ちなみによ……その買い出しに行く星ってのは何処なんだ?」
ギネ「惑星ポンポルだけど?」
バーダック「惑星ポンポルだとっ!?ここからメチャクチャ遠いじゃねえかよ!!」
ワンド「だからサフィアにいつも仕入れに行って貰ってるのよ。それに仕方ないじゃない、私はその星の食料しか食べないって決めてるんだから。」
バーダック「雑用かよ……。」
ワンド「文句あんの?」
ギネ「私はないです!バーダックもありません!」
バーダック「仕方ねぇな……。」
ワンド「じゃ、頼んだわ。私は神ッターの更新をしないといけないから忙しいのよ。結構フォロワーも増えてきてるしねー☆」スッ ポチポチ
バーダック「フォロワー……?」
ギネ「……ところでワンド様、その……四角い物は何ですか?」
ワンド「あぁこれ?スマートフォンって言う奴よ。サフィアが宇宙へ昨日視察に行った時に、私に買ってきてくれたんだ~☆全王様もやってる神ッターに私今ドハマりしちゃってねー!自撮りとかもしてるのよ?ホラッ!」スッ
スッ バーダック「……なんだこりゃ、ワンド様の顔しか写ってねぇぜ?故障じゃねぇのか?」
スッ ギネ「そうなんですか?ワンド様。」
ワンド「違うわよボケ!カメラ機能って言うのがあって、私の顔をそのカメラで撮影したり、最近の事とか書いたりしてその神ッターってとこに投稿してるのよ!それにこれ、電話もできるしね!」
ギネ「そ、そんな物があるんですか……良いなぁ、私も欲しいなぁ……。」
バーダック「そんなもん、スカウターで事足りるじゃねぇか。」
ワンド「あんなの古すぎっ!……確か惑星ポンポルにもスマホとか売ってるんじゃない?惑星ポンポルは一年中豊作の星だしマーケットもやってたりするから、探せばあると思うわよ?」
パァ ギネ「ホントですかぁ!?よし行こうバーダック!!すぐ行こう!今すぐ行こっ!!」
バーダック「なんでそんなにテンションたけぇんだよ……。」
シュン サフィア「ワンド様、お持ちしました。」
ワンド「ありがと。じゃあバーダックとギネ、買い出し宜しくね?あっ、フォロワーがまた増えた!ラッキー!」ポチポチ
バッ ギネ「了解しました!!」
バーダック「はぁ……全く。何で俺まで……。」
ギネ「良いから良いから☆なっ?」グイグイ
バーダック「わぁったよ!わぁったから押すんじゃねぇ!!」
サフィア「財宝はキューブに積んでおきましたので、惑星ポンポルに着いたら資金に換金してお使いください。」
ギネ「はい、ありがとうございます!じゃあ行くよ、バーダック。」スッ
バーダック「へいへい。」スッ
ブロリー「……。」
ド ヒ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン
サフィア「2人だけで大丈夫ですか?ワンド様。」
ワンド「惑星ポンポルよ?あの2人で充分じゃない。まぁ、バーダックは不機嫌そうだったけどね。」
キョロキョロ サフィア「ん……そういえば、いつの間にかパラガスさんとブロリーさんが見当たりませんね。」
ワンド「おかしいわね……さっきまでそこに居たと思ったんだけど……どこ行ったのかしら。」
ガレゴム「……」
キベス「見てないフリ見てないフリ。」
~第7宇宙 ビルスの宮殿前平原~
悟空「ん?おめぇ誰だぁ?初めて見っぞ?」
ビルス「なっ!?アイツ何でこんなタイミングで……!」
サクリファイス「こんにちは、孫悟空さん。」ニコッ
悟空「へ?おめぇオラの事知ってんか?めぇに会ったこと会ったっけ……?」
サクリファイス「いいえ、会うのは初めてです。ただ、お話では良く聞いたりしていたものですから。」
悟空「ちゅう事は……おめぇまさか違う宇宙から来たんかぁ?」
サクリファイス「一応そうですね。」
ビルス「おい悟空!!」ドヒュン
悟空「あ、おっすビルス様!この人ビルス様の知り合いかぁ?」
サクリファイス「初めまして、私サクリf…ムグッ!」
✋ググググ ビルス「ま、まぁそんな所だ、ナハハハ……!」
悟空「……?」
ビルス(おいサクリファイス、こいつにはお前の名前は言うなっ!良いな?)
サクリファイス(ど、どうしてです……?別に自分の名前を言っても構わないじゃないですか。)
ビルス(いやダメだ!お前は知らんと思うが、こいつはお前の正体が大神官だと解ったら……確実にお前と戦いたいと言う!!悟空は礼儀知らずの大馬鹿野郎だからな。)
サクリファイス(……そうなんですか?私はあんまり気にはしませんが……。)
ビルス(お前は悟空を甘く見すぎている……!良いか?こいつはな……)
悟空「サクリ……ビルス様!ひょっとしてその人、大神官で一番つええって言うサクリファイス様じゃねぇんかぁ!?」
ビルス「いや違う!こいつは……そう!僕のガールフレンドだ……。」(汗)
サクリファイス「ビ、ビルスッ!?////」ボフッ
悟空「ええええええええええ!!!?ビルス様って彼女いたんかぁぁっ!!!??」
ビルス「ま、まぁな。」
サクリファイス「ちょ、ちょっと待ってください!///」タッタッタ
バッ サクリファイス(ビ、ビルス!!な、何で私が貴方のガガガ、ガールフレンドなんですかっ!?どう考えてもおかしいですよ!!////」
ビルス(仕方ないだろ!!それしか思い付かなかったんだから!!僕だって、お前みたいな女がガールフレンドなんて絶対にお断りだ!!)
ピキッ サクリファイス(な、なんですってぇぇ!!せっかくご馳走を持ってきてあげたと言うのにぃっ!!)
ピキッ ビルス(そっちが勝手に持って来たんだろうがっ!僕はそんな事1つも頼んでないぞ!!)
サクリファイス・ビルス「ぐぅぅぅぅぅぅ!!!!」バチバチバチ
悟空「2人共何で怒ってんだぁ……?ビルス様とおめぇって付き合ってんだろぉ?」
ク ワ ッ サクリファイス・ビルス「「誰がこんな奴と付き合うか!?」んですか!?」
ビリビリ 悟空「いぃぃぃ!?ビルス様、オラに嘘ついたんかぁ!?」
ビルス「黙れ!!破壊されたくなかったら悟空は黙ってろ!!」
悟空「は、はい!」
ゴゴゴゴ ビルス「……どうやらお前とは……そろそろ決着をつけた方が良いようだな。」
ゴゴゴゴ サクリファイス「フフ……破壊神風情の貴方が、私に勝てると思ってるんですか……?」
ゴゴゴゴ ビルス「言ったな……?あの時の僕だと思ったら大間違いだぞ……?」
ゴゴゴゴ サクリファイス「へぇ……じゃあ見せてもらいましょうか?どう変わったかを……。」
ビルスとサクリファイスが神の気を放ってにらみ合いを続ける間、ビルスの星は暗い雲に覆われ、辺りでは雷や竜巻などが発生し嵐のように包まれていた。
悟空「あのビルス様のガールフレンドっちゅうの……ビルス様と同じ神の気だ。すっと……あの人も神様なんか……!?」
ゴゴゴゴ ビルス「破壊されても文句は言えんな……?」スッ
ゴゴゴゴ サクリファイス「そちらこそ……浄化されても知りませんよ……?」スッ
ダ ン ッ ビルス「ぬぁぁ!!!」ビ ュ オ
ダ ン ッ サクリファイス「はぁぁ!!」ビ ュ オ
悟空「や、やべぇぞこれっ……!!!」
悟空の予感も虚しく、両者は同時に突進し拳を突き出す!だが。
バ ッ ウイス「お止めください2人とも!!!」
ピタッ サクリファイス・ビルス「!」
悟空「ウ、ウイスさん!」
ウイス「申し訳ありません悟空さん、少々遅れてしまいました。」
悟空「グッドタイミングだよウイスさん!オラじゃどうしようもなかったからよ……。」
ウイス「少し目を離したら……何故お2人が戦っているんですか?それも破壊神様と大神官様が。」
サクリファイス「はっ……私としたことが、冷静さを失っていました……申し訳ありません。」
ウイス「ビルス様もですよ。大神官様に戦いを挑むのは自殺行為です、身を滅ぼすおつもりですか?」
ビルス「……す、すまん。」
悟空「だ、大神官!?じゃあおめぇは……!」
ウイス「あら悟空さん、サクリファイス様の事を知らなかったんですか?」
悟空「やっぱり!!ビルス様の彼女じゃなくて、オラの思った通りサクリファイス様だったんかぁ!!しかし女っちゅうのはおどれえたなぁ……。」
ウイス「サクリファイス様が、ビルス様の彼女?」
ビルス「誤解するなウイス、言葉のあやだ……!こいつの事を悟空に知られたら、また戦いたいだの抜かすと思ってな。」
サクリファイス「はぁ……それなら友達や幼馴染みでも良かったじゃないですか……。何でよりにもよってガールフレンドなんです……。///」
ウイス「なるほど、そういう事でしたか。しかし何故またサクリファイス様が第7宇宙へ?」
サクリファイス「えっと……ビルスとウイスの調子を少し見に来たんです。ビルスとは幼馴染みですし、ウイスは前からお世話になっていたので。」
悟空「ぃぃぃ!?ビルス様とサクリファイス様って、幼馴染みっちゅう奴だったんかぁ!?」
ウイス「ええ。私はお2人が小さい頃からよく知っておりますが、それはもうおてんばで、お2人は悪さばかりして私を困らせていましたからねぇ。」
ビルス「おいウイス!余計なことは言うんじゃない!!」
サクリファイス「そ、そうですよ。そんな遥か昔の話は。」
悟空「おっでれぇたなぁ……今のが一番おでれぇたぞ。だからビルス様、さっきからサクリファイス様と普通に喋ってんだなぁ。」
サクリファイス「身分は違えど、私とビルスは一応幼馴染みですから。」
悟空「でもよ、ビルス様は破壊神なのに、何でサクリファイス様は大神官なんだぁ?」
ウイス「サクリファイス様とビルス様の生まれは少し違っていましてねぇ……ビルス様や私はこの世界で生まれたのですが、サクリファイス様や他の大神官の方は、また違う次元で生まれたんです。ですので、その時からもう大神官や破壊神は決められているんですよ。」
ビルス「解りやすく言えば、お前やベジータの生まれ故郷……惑星ベジータの、エリートか落ちこぼれかを見極めるみたいな物だ。」
サクリファイス「ビルス、その例えだと……貴方やウイスが落ちこぼれみたいになってしまいますよ?」
ビルス「ぐっ……!」
ウイス「おやおや、これは一本とられましたねぇ……ビルス様。」
ビルス「うるさい!!!」
サクリファイス「フフフ。」
ビルス「ったく……せっかくお前の正体を悟空から隠してやろうと思ったのに、全てが水の泡じゃないか。僕の気遣いを返せサクリファイス!」
悟空「んー……まぁ良くわかんねぇけど、サクリファイス様はそんだけつええって事だな?」
ウイス「まぁ、早い話がそういう事になりますかね。」
ビルス「まさか悟空、お前サクリファイスと戦いたいとか言うんじゃないだろうな……?」
悟空「へへ、あったりー!やっぱオラつええ奴と戦うのが趣味っちゅう奴だからさ!!良いだろ?」
ウイス「悟空さん、前にも仰ったはずですよ?大神官様と戦うのは基本禁じられていると。あと、特殊な存在の2人を倒さなければ、闘うことは出来ません。」
悟空「特殊な存在の2人……って確か……。」
ビルス「僕とウイスの事だよ。すなわち、お前はサクリファイスと闘うことは永遠に無理だと言うことだ。残念だったな。」
悟空「えー?そこんとこさぁ、なんとかなんねぇのかよビルス様ぁ。」
ビルス「駄目だ!例え僕とウイスが許したとしても、全王様は絶対に許さん。いくらお前が全王様と友達だろうとな。」
悟空「ちょっとだけ!ちょっとだけだから……良いだろ?」
ウイス「悟空さん、貴方もしつこいですね?本来大神官様は、悟空さんのような人間の方と会うのは絶対に禁じられているんです。ましてや闘うなど……。」
サクリファイス「私は構いませんよ?ビルス、ウイス。」
ビルス「お、おい!」
悟空「ほ、ホントかサクリファイス様ぁ!闘っても良いんかぁ!?」
ウイス「宜しいのですかサクリファイス様。後で全王様から怒られても知りませんよ?付き人の方も心配してらっしゃるでしょうし。」
サクリファイス「全王様には私から言っておきます、父上のコネもありますし。それに……私も彼の話を聞いた時から、実力を見てみたかったので。」
ビルス「あっそ、じゃあ勝手にしろ。ただし、ちゃんと手加減はしろよ?悟空はうちの大事な、全宇宙一武道会に出る代表メンバーなんだからな。」
悟空「えぇー!?手加減は無しにしてくりよぉ!それじゃあ面白くねぇじゃねぇかー!」
ビルス「馬鹿野郎!!お前は知らんだろうが……コイツが本気を出したら、確実にその宇宙は一瞬で消滅するレベルだぞ!!僕やシャンパの比じゃないんだ!」
ウイス「しかも、大神官様と戦う条件を無視したのは……今まで生きてきて悟空さんが初めてなんですよ?私達の宇宙が消滅してしまう危険もあるので、本気のサクリファイス様と戦うのはお控えください……悟空さん。」
悟空「しょうがねぇな……宇宙が消滅しちまったら元も子もねぇしな。解った!」
サクリファイス「それでは孫悟空さん、始めましょうか?」スッ
悟空「おう!その代わり、オラはフルパワーで行かせてもらうぞ?サクリファイス様ってよ、ビルス様よりつええんだろ?」
サクリファイス「まぁ……そういう事になってますね。では、貴方の力を見せていただきましょう。私の宇宙にいる戦士達に通用するかどうか……確かめてあげます。」
悟空「だぁぁぁっ!!!」ドヒュゥゥゥゥン
サクリファイス「!」(あの変身は……彼と同じ……。)
悟空「それじゃあ行くぜぇっ!!」ザッ
~第3宇宙 惑星ポンポル 商店街~
ガヤガヤ ガヤガヤ
店主1「らっしゃいらっしゃい!!今日は鮫の天ぷらが安いぞいー!」
店主2「オッホホホホ、こちらの商品は、とってもお買い得となってますよぉ!」
店主3「よってらっしゃい見てらっしゃい、惑星ポンポルに初めてお越しの方はぁ、あ是非当店へぇ。ぶるあああ……!」
スタスタ バーダック「おいギネ、あと買うもんは何が残ってんだよ?いい加減面倒になってきたんだが……。」
スタスタ ギネ「我慢しなよ……うん、これで全部みたいだ。」
スタスタ バーダック「ったく……結局俺が荷物持ちじゃねえかよ。」
スタスタ ギネ「私だってちゃんと持ってるだろ?アンタだけに持たしてるんじゃないから心配するな。」
スタスタ バーダック「てめぇ……小っせぇ奴しか持ってねぇだろうが。結局ワンドが持ってた奴と同じ、スマホっていう奴も買ってやがるしよ。」
スタスタ ギネ「私のだけじゃなくて、バーダックの分もちゃんと買ってるよ?これでいつでも連絡が取り合えるじゃないか。」
スタスタ バーダック「そういう問題じゃねぇよ……ところで、何でてめぇ等まで来てんだ。」
スタスタ ブロリー「ブロリーですぅ……。」
スタスタ バーダック「名前なんか聞いてねぇ。何でここにいるんだって聞いてんだ。」
スタスタ パラガス「アウチ!違います!私、パラガスじゃない!人違いですっ!」
スタスタ バーダック「どう見てもブロリーの親父だろてめぇ!くだらねぇ事言ってる暇があんなら、少しはてめぇ等も持ちやがれっ!!!」
スタスタ ブロリー「お断リーですぅ……。」
スタスタ パラガス「私も★」
スタスタ ギネ「持ってくれないなら何も買わないけど良いか?働かざる者食うべからずとも言うしな。」
スタスタ パラガス「ゑっ!?あぁ……そうかぁ。」(諦)スッ
スタスタ ブロリー「ブロリーです、なぁんなリーとお使いくだサイヤ☆」スッ
ギネ「ありがと!気を使わせちゃって悪いな!」
スタスタ ブロリー「良いYO良いYO、その程度気にしないYO☆」
スタスタ パラガス「腐☆腐。ギィネェは私の物なのだからなぁ、ふぅあーHAHAHAHA。」
スタスタ ギネ「はいはい、ありがとね。」
スタスタ パラガス「FUUUUU↑!!」(泣)
バーダック「……って、てめえらぁっ!俺の荷物も持てよっ!!!」
キ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ン
バーダックがそう叫んだ瞬間、バーダックの頭に酷く激しい頭痛が襲った。
バーダック「ぐぁっ……!これは……まさか……!」ガクッ
ギネ「ん?どうした!バーダック!」バッ
ブロリー「ちびリーかぁ?」
パラガス「ゑゑ!?まさか漏らしたとでも言うのか……もしそうだとしたら……最低でございます。」\エーー/
ギネ「馬鹿な事言ってんじゃないよ!おい!しっかりしろバーダック!!」ダキッ
スタスタ 異星人「大丈夫ですか……?救急車を呼びましょうか?」
ギネ「多分大丈夫だ、心配かけてすまない。」
異星人「そ、そうですか……。」
バーダック「ぐっ……!」ズキッ
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
???「惑星ポンポルに攻めてきたら……意外な奴がいたな。」
バーダック「誰だてめぇは!」
???「誰だとは無いだろう親父……それにお袋もいるとはな……。」
ギネ「お前は……!」
パラガス「……誰?」
ブロリー「クズがぁ……死にに来たか……!」
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
ギネ「大丈夫か!バーダック!」
バーダック「あぁ……なんとか収まった……。」スッ
ブロリー「良いなぁ良いなぁ……俺もカカロットのマ↑マ↑に抱かれたいです……。」
パラガス「ブロリー……私は?」
ブロリー「……嫌です。」
パラガス「ゑゑゑゑゑゑっ!?」
ブロリー「うるさいっ……!」
ドスッ パラガス「DOOR!?」
ギネ「バーダック、まさか……例の予知か?」
バーダック「そうらしい……しかもすぐ先の予知だ。どうやらここに、奴が攻めてくるらしい。」
ギネ「奴……?奴って誰の事だよ。それに攻めてくるって……?」
バーダック「俺の馬鹿息子だよ……カカロットじゃない方のな。」
ギネ「ま、まさか……ラディッツ!?」
バーダック(まだしぶとく生きてやがったとはな……。)
ナレーター「第7宇宙では、ビルスの星で大神官サクリファイスと悟空が対峙する中、第3宇宙では何やら雲行きが怪しくなっていた。果たして、バーダックが予知で見たラディッツは、本当に来るのであろうか……?」
ナレーター「そして、地球でブルマ達が作った特効薬で、17号と18号の父の病気は、治るのであろうか?」
ブロリー「ラディッツ……だぁれぇ?」
パラガス「バーダックの倅だろう?」
ブロリー「い、いや知らないです……。」
パラガス「最低の息子でございます……。」\エーー/
トランクス(未来)「おぉぉぉぉぉぉぉい!!!嘘でぇす!僕の出番が無いなんて、全て嘘です!!僕イケメン☆」
ブロリー「無視☆」
パラガス「ウザンクス、気合いパンチ☆」
トランクス(未来)「ァァァァァァァァァァ!!!!」
これで19話は終わりになります。
今はテレビでよくある引き延ばし回みたいな感じです……。
自分でも早く武道会を開きたいのですが、キャラ達が勝手に動きまくると言うかなんと言うか……。
ちなみにパラガスはギャグ補正で惑星ポンポルに来てます。
あぁー!早くやろうよ武道会ー!
ここまで見ていただき、ありがとうございました!