ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語) 作:サクトン
そして悟空とベジータに第10宇宙にいた未来のザマスを倒してくれたお礼として、第10宇宙の破壊神の付き人、ルヴィスの力で、何でも好きな願いを1つ叶えてくれると言う。
しかし悟空はやっぱり……。
悟空「オラ、ロッド様と戦ってみてぇなぁー。」
ロッド「……え?僕と?」
ロッド「君は……僕と戦ってみたいの?」
悟空「おう!やっぱビルス様みてえにつええって事は、オラより無茶苦茶つええんだろうなって思ってさ!それがオラの願いでもいっかぁ?」
ロッド「でも他の願いは良いの?食べ物とか格好いい服とか、お金一杯くれーとか。」
悟空「別にそんなんはいらねぇさ。オラはロッド様と戦えりゃそれでいいぞぉ。」
ロッド「んー……変わった人間だね、君。」
悟空「そっかぁ?」
ルヴィス「な、なんという罰当たりな。破壊神と戦おうなどいくら何でも……。」
ウイス「ですが悟空さんは一度、ビルス様と戦ったことがあるんですよ。」
ビルス「まぁさすがに手加減したけどな。」
ルヴィス「な、なんとっ。」
ロッド「へぇー!そうなの孫悟空!?」
悟空「まぁな!だからロッド様の強さにもよ、オラすげー興味あんだっ!!」
ロッド「んー……何でも叶えてあげるって言っちゃったし、しょうがないか……良いよ!」
ルヴィス「ロッ、ロッド殿!」
ロッド「別に良いだろルヴィス、この星を破壊しないようにするからさ!」
ウイス「よろしいのですか?ビルス様。」
ビルス「……まぁいいだろう、僕もそろそろ悟空がどれだけ強くなったか見てみたかったし。潰れたところはウイス、お前が直しとけ。」
ウイス「はいはい。」
ベジータ「……」
ベジータ(カカロット、貴様の考えはわかっているぞ。自分の力を他の宇宙の破壊神に試すのもあるだろうが、それだけじゃない。)
ベジータ(ビルスに自分の力を見てもらうのが、貴様の最大の目的だろう……。)
ロッド「じゃあここで戦うのもあれだし、もう少し広いところでやろっか!」シューン
悟空「すまねぇロッド様!じゃあ皆は巻き込まれねぇようにここで見ててくれ、行ってくる!」シューン
ウイス「お二人とも行ってしまいましたね。」
ビルス「全く……別宇宙の破壊神に戦いを挑むとは、本当に命知らずな奴だな。」
ルヴィス「しかしあんな者がおるとは……一体どんな環境で暮らしてきたのだ。ところでベジータ殿と言ったか、お主の願いは無いのか?」
ベジータ「俺は欲しいものなどない。」シューン
ルヴィス「……」(ふむ……サイヤ人は皆全てああなのか。)
~地球 荒野~
ガガガガ 悟飯「だだだだ!だりゃあ!」ブンッ
バシッ ピッコロ「うらぁらぁらぁ!たたたたぁ!」ガガガガ
ズゴガァァァァァン ガガガガ ドゴォォォン
悟飯「はぁ……はぁ……。」ゴゴゴゴ
ピッコロ「……悟飯、少し休憩するか。」
悟飯「す……すみません、まだ勘が戻っていなくて……。」
ピッコロ「少しずつ戻していけば良い……だがまずは、お前が界王神様に引き出してもらった力を取り戻さなくてはな。」スッ
悟飯「ふぅ……こうしていると、昔ピッコロさんにしごかれた時を思い出しますよ。今となっては良い思い出ですけどね。」
ピッコロ「へっ、あの時のお前は根性無しのガキだと思ってたが……どうやら今も変わらないようだな。」
悟飯「ははは……すみませんピッコロさん。僕のワガママに付き合ってもらって……。」
ピッコロ「弟子が鍛えてくれと言ってきたんだ、それに付き合うのが師匠ってもんだろう。それに、俺も最近体が鈍ってきていてな、丁度修行相手が欲しかったところだ。」
悟飯「……ありがとうございます、ピッコロさん。」
ピッコロ「何年の付き合いだと思ってる。くだらん事を考える暇があったら、今は修行の事に集中しろ。この休憩が終わったら、さっきよりも厳しい修行をしてやるからな!」
悟飯「はい!お願いします!」
~カプセルコーポレーション~
バチバチバチバチ ブルマ「ふぅ……これでよし。」スッ
ブリーフ「こっちもOKだぞ、ブルマ。」スッ
ブルマ「ありがとパパ!さぁ、一旦起動するわよ!皆下がってちょうだい!」スタッ
ピラフ「スイッチOKだ!」
シュウ「セッティング完了しました!」スッ
マイ「各部品調整も完璧です!」スッ
ブルマ「じゃあスイッチ頼むわよ!」
ピラフ「アイアイサー!」カチッ
ズズズズズズ ズゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ブルマ「これで成功すれば良いんだけど……。」
ブリーフ「どうだろうな……。」
ズニュゥゥゥゥン ピピピピピピ プシュゥゥゥゥ……
シュウ「あれ……?」
マイ「成功ですか?」
ブーブーブーブー
ピラフ「どうっすか!?」
ブルマ「んー……ダメね、まだプログラムが不安定なのかしら。もう少し整備しないとダメみたい。未来の私、どれだけ苦労したのよ……。」
ブリーフ「どれ、ワシがもう一回見てやろう。」スタスタ
プシュー トランクス「ママ、おじいちゃん。なにしてんの?」
ブルマ「あっ、トランクス。今ちょっとこれを整備しててね……中々上手くいかないのよ。」
トランクス「これって……!」
ブルマ「そっ、タイムマシン!未来の私が作ったモデルを基に、私なりに作ってみたんだけどねぇ……あともうちょっとの所で上手く起動しないのよ。」
トランクス「ふ、ふーん。でも何でまたタイムマシンを作ってるの?未来の俺に会いに行くため?」
ブルマ「それもあるけれど、未来の皆が今どんな様子なのかなーって気になっちゃって。ザマスの件があって以来、会ってないもんだからやっぱり母親として気になっちゃうのよ。」
トランクス「そ、そうなんだ……。ねぇママ!」
ブルマ「ん?なにトランクス。」
トランクス「もしそのタイムマシンが完成したらさ、俺も連れてってよ!!」
ブルマ「え?アンタも行きたいの?」
トランクス「だって……未来の俺だし!あの悪い奴も倒した未来の世界で、元気に暮らしてるかなって思っちゃって。いいでしょ!?」
ブルマ「んー……しょうがないわね、やっぱり気になるもんね。未来の自分なら尚更か……。」
ブルマ「わかったわ!ママもすぐにこれを完成させて、皆で未来の世界の様子を見てみましょう!もちろん悟天くんも連れてね!」
トランクス「わーい!ありがとママ!俺もタイムマシンの整備手伝うよ!」スッ
ブルマ「だーめ。子供は外で遊んできなさい!これはとっても精密な機械なんだから!!気持ちだけ受け取っておく!」
トランクス「えー……。」
ブルマ「マイちゃんも、外にトランクスと一緒に遊びに行ってらっしゃい。あとはこっちでやっておくから。」
マイ「え……良いんですか?」
ブルマ「勿論。トランクスの事、頼んだわよ?」
マイ「///は……はい。」
トランクス「じゃ、じゃあ行こっかマイちゃん。」スッ✋
マイ「うん///」スッ✋
ピラフ「よーし!じゃあ我輩達も気分転換に外にいくぞー!」
シュウ「わーい!」
ブルマ「あんた達はダメよ、まだタイムマシンの完成までまだまだ遠いんだから!居候なら手伝ってちょうだい!」
シュウ「そ、そんなぁ。」
ピラフ「なんでマイだけ外に行かせたんですかぁ?」
ブルマ「あの子は特別!それに、女の子にあんまり無理させちゃダメなの!あんた達は男なんだから、もう少し頑張りなさい!良いわね!?」
ピラフ・シュウ「はーい……。」
~チチの家~
チチ「悟空さー!!悟空さはどこだべー!?」バッ
悟天「お母さん、お父さんはまだ帰ってきてないよ?」
チチ「あぁ……そういえばまだビルス様のとこにいるんだっただな……はぁ。畑仕事も全然しねぇで修行ばっかり……また昔みたいに帰ってこなくなっちまうんじゃねぇだべなぁ……?」
悟天「お父さん修行好きだもんね。」
チチ「悟飯ちゃんも悟飯ちゃんで、最近はピッコロと修行ばっかりしてて、学会も大事なときには出てるらしいだども、そったらことばかりやってたらいつ辞めさせられるかわかったもんじゃねぇだぞ。」
悟天「お兄ちゃんも大変だね。」
チチ「もうオラの癒しは悟天ちゃんしかいねぇだよ……あぁ……オラの悟天ちゃん……。」スリスリ
スリスリ 悟天「お母さん、くすぐったいよ。」
チチ「全く男連中と来たら!!いっぺん喝を入れてやらねぇとダメだな!!こうなったらオラが直接i」
牛魔王「おーい、帰ったべ。頼まれた食材も買ってきただよ。」
チチ「あぁおっとう、お帰り。じゃあ今から飯の支度するだ。悟天ちゃんもどっか遊びに行っておいで。その間に飯さ作っておくだ。」
悟天「はーい!じゃあトランクスくんの家行ってくるー。」タッタッタ
チチ「夕方には帰ってくるだどー!!」
悟天「はーい!」ドヒュゥゥゥン
~サタンの家~
パン「キャッキャッ。」
ビーデル「悟飯くん大丈夫かしら……。最近家には帰ってきてないから心配だわ。」
サタン「なーに、悟飯くんならピッコロさんが付いてるし心配要らないよ。ピッコロさんは悟飯くんの師匠みたいだしねぇ。」
ビーデル「そうだけど……最近家にもろくに帰ってこないから、風邪とか引いてなければ良いけど……。」
サタン「まぁその内帰ってくるんじゃないかな?ブウさーん!ご飯の支度が出来たんで、ベエと一緒に戻ってきてくださーい。」
ブウ「ん?もうそんな時間か、はーい。んしょんしょ……いくぞー。」タッタッタ
ベエ「アウ。」タッタッタ
クリリン「よっ!ブウ!元気そうだな!」
ブウ「ん?クリリンか?」
18号「相変わらずアンタは元気そうだね、ブウ。」
マーロン「わーい、ブウさんだー。」
ブウ「ばぁ、マーロンどうした?それに、皆お腹でも減ったのか?」
クリリン「いや、そういう訳じゃないけどな。今日は仕事が休みで、家族と一緒にちょっと通りかかったもんだから、で、何してるんだ?」
ブウ「ん、今から朝ご飯を食べるところだ。一緒に食うか?サタンの家の料理美味しいぞ!」ナデナデ
クリリン「んーお言葉に甘えたいけど、今日は家族でショッピングモールに行くんだよ、だからまた今度にするかな。」
ブウ「そっか、ちょっと残念。」
クリリン「まぁそう言うなって。良さそうなお土産何か買ってきてやるからさ。」
ブウ「ほんとか?じゃあ良いぞ。」
クリリン「ははっ!それにしてもお前もでっかくなったなぁベエ。お前も昔戦ってたんだもんなぁ。」ナデナデ
ベエ「ハッハッハッハ。」
18号「クリリン、マーロン!早く行くよ。セールが終わっちまうから!またな、ブウ。」
クリリン「お、おう!じゃあなブウ!ベエ!悟飯やビーデルさんによろしく!いくぞーマーロン。」タッタッタ
マーロン「またねーブウさん、ベエー。」ノシ タッタッタ
ブウ「ほいほいー!お土産待ってるよーん。」ノシ
ベエ「アウ!」
~ビルスの星~
スタッ ロッド「……。」
スタッ 悟空「……。」
シューン スタッ ベジータ「……。」
ロッド「?」
悟空「なんだよベジータ、おめぇまで来たんか?」
ベジータ「勘違いするな、貴様が無様にやられる姿を間近で見るためだ。」
悟空「そ、そりゃねぇぞベジータぁ……オラだってずっと修行してたんだぞ?そう簡単にはやられねぇさ!!」バッ
ベジータ「フン!」
ベジータ(とはいえ、破壊神と戦うのはビルス以来だ。第6宇宙のシャンパとかいう破壊神もいたが、あれは奴の代表選手と戦っただけで奴とは戦っていない。)
ベジータ(第10宇宙の破壊神と手合わせか……どう出るカカロット……!)
ロッド「んー……何か僕舐められてるような気がするのは気のせいかなぁ……まぁいいか。」
ロッド「手合わせのルールだけど、先に気絶した方が敗けでいいかい?」
悟空「おう!!」バッ
ロッド「よし!じゃあ恨みっこなしだからね。」スッ
悟空「ん……?」
ベジータ「なっ……!?」
ロッド「いつでもどうぞー。」✋ブランブラン
悟空「え……ロッド様。構えなんだけど、そんなんで良いんか?」
ロッド「まぁね。さぁ、早くかかっておいで。全力で来ないと一気にやられちゃうから本気できてね。」✋ブランブラン
ビルス「あの構え……嫌な事を思い出すな……。」
ウイス「昔ビルス様も、あれには相当苦労しましたねぇ。」
ルヴィス「背面闘法……ロッド殿の得意技だ。」
ベジータ(相手に背中を向け、片手を……完全にカカロットをバカにしてやがる……!!)
悟空「それじゃぁ……いくぜっ!!」ダンッ
ナレーター「地球の皆が平和を満喫している最中、悟空は手合わせとして第10宇宙の破壊神に戦いを挑む!!果たして、第10宇宙の破壊神ロッドは、どんな技を繰り出すのか!?そして背面闘法とは一体……!?」
とりあえずここまでで。さすがに疲れた……っていうかこれ一時保存とか出来ないんでしょうか……連続で書いたから保存できないのかな。この記事を一旦挿し絵とか挟んでまた書きます!ここまで見てくれてありがとう!次もできたら書いていきます!