ドラゴンボール超 全宇宙一武道会編(IF物語)   作:サクトン

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♪チャンチャチャーン チャーチャーチャチャーチャーチャチャーチャチャーン♪

ナレーター「全宇宙一武道会第3回戦、遂にフロストは第三形態へと変貌し、超サイヤ人となったギネを追い詰めていくが、ギネもまたフロストに対抗するため間一髪の所で超サイヤ人2に変身する。」


フリーザ「なっ、なにっ!?」グググ

グググ ギネ「……アンタがすぐに終わらせる気なら……私もすぐに終わらせるだけだっ……!」


ナレーター「超サイヤ人2になったギネはフロストに猛攻撃を仕掛けるが、身体的な疲労によりフロストには余りダメージを与えることが出来なかった。そしてフロストは余裕からか、その第三形態から最終形態へと姿を変える……!」


スッ ギネ「ぐ……くぅっ……!」

フリーザ「まだ気絶しないのですか……そのまま放っておいてもカウントを取られて負けると思いますが、ここまで頑張った褒美に……私の最終形態をお見せするとしましょう。」スッ

フリーザ「ハァァァァァァァァ!!!!」ドンッ


ナレーター「更にフロストは実況者のアキュリに10カウントルールを撤廃するよう要求し、ギネの本気と闘うことを決意するのだった……!」


フリーザ「さぁギネさん、第3回戦の※サドンデス※を開始しましょうか……。」ニヤッ

ギネ「サドンデスだと……?」

♪チャチャチャン チャチャチャン♪


40話 第3回戦決着!?勝つのはどっちだ!!

   ~第??宇宙 全宇宙一武道会 会場~

 

 

ギネ「サドンデスって事は……私と殺し合いでも始める気……?」

 

フリーザ「いいえ……私にとって今の貴女を場外に落としたり気絶させるのは簡単なことですが、さすがにギネさんもフルパワーを出せずに負けてしまうのは、色々と酷だと思いましてねぇ……1つのゲームと言ったところです。」

 

ギネ「なるほどな……つまり私は今、アンタに舐められてるって事か……。」

 

フリーザ「どう捉えるかはギネさんの自由ですが……ギネさんでもさすがに今のままでは、最終形態となった私に勝てるとは思っていないでしょう?だから私は貴女にチャンスをあげたんですよ……本気を出して悔いの無いよう、無様に負けてもらうようにね……。」ニヤッ

 

ギリッ ギネ「フン……上等だ。じゃあアンタのお望み通り……私も後腐れなしにやらせてもらうかっ……!」スッ

 

フリーザ「期待していますよ……。」

 

ギネ「はぁぁぁぁぁ……だぁっ!!」ドヒュゥゥゥン

 

アキュリ『ぅえええええ!?またぁぁぁ!?』ヒューン

 

 

 

ギネが全身に力を込めて体に纏っている黄金のオーラを一気に高めると、ギネを中心にリングは突風と砂煙が吹き荒れた。実況者のアキュリはリングの真上から、ギネから発せられる衝撃でまたまた上空へ吹き飛ばされてしまい、観戦席にも少し影響が出る中、フロストは棒立ちのままギネを目視していた。

 

 

 

ゴゴゴゴ フリーザ「フフフ……。」

 

 

ゴゴゴゴ 観戦客「あ、あの女の子……まだやるつもりかよ……?」

 

ゴゴゴゴ 観戦客「あんなボロボロなのに、まだ諦めてないなんて……。」

 

 

シャンパ「あ、あの野郎……どこにあんな力隠してやがったんだよ!!」

 

ヴァドス「あの第3宇宙の方……中々しつこいですねぇ。」

 

 

サフィア「ギネさんはどうやら、私達と同じ神の気を纏うようですね。」

 

ワンド「つまり、もう後が無いってことね。」

 

バーダック(ギネの奴……あんな状態で使ったら持って5分、それ以下かも知れねぇ……その間にケリを着ける気か。)

 

 

ギネ「はぁぁぁぁっ!!!」ゴゴゴゴ

 

 

 

気を高めて自身の限界を超えていくギネに対し彼女の周りの黄金の気は、徐々に黄金から紅の光沢な赤色へと変化していく。そして先程までギネの気を感じていたピッコロと悟飯は、次第にギネの気が感じ取れなくなってしまった。

 

 

 

ピッコロ「なっ……!さっきまで感じとれた奴の気が、全く感じとれん……!」

 

悟飯「それに、超サイヤ人特有の黄金の気も赤色に……あれはまさか……!!」

 

悟空「超サイヤ人ゴッド……!」

 

 

エレンド「これはビックリ!まさかまさかのゴッドパワーを持っているなんてねぇ……!もし第スリー宇宙が勝ち上がったら、ミーの選手達とグッドファイトになるんじゃナーイ?」

 

ペリド「……その時はその時です。」

 

 

 

ギネ「だぁぁぁっ!!」カ  ッ

 

フリーザ「うぉっ……!」バッ

 

観戦客達「まぶしっ!」

 

観戦客達「な、何なのこれっ!」

 

 

 

ギネの気が最高潮に達した瞬間ギネの身体から眩い光が迸り、一瞬のうちに会場全体を飲み込んだ。あまりの眩しさにフロストや観戦客達も手で顔を隠し、そして光が収まってギネの身体に集まると、先程まで起きていた突風と砂煙は瞬時に治まり、さっきまでの彼女とは全く違う彼女の姿がそこにはあった。彼女の神の姿にいち早く気づいたのは、第6宇宙のキャベ達だった。

 

 

 

キャベ「あ、あれは僕と同じっ……!!」

 

マゲッタ「シュポ?」

 

ヒット「……神の力か。」

 

 

ザワザワ 観戦客「なんだありゃ!?」

 

ザワザワ 観戦客「さっきの金色とは全然違うぞ……!?」

 

ザワザワ 観戦客「凄く赤いわ……。」

 

ザワザワ 観戦客「何がどうなっとるんじゃ……?」

 

ザワザワ 平和維持軍達「なに……あいつもまた変化したぞ!」

 

ザワザワ 平和維持軍達「金色から赤色になるとは……だがフロスト様の敵じゃないな!」

 

 

シュゥゥゥ ギネ「これが今の……私の限界の力だ。」

 

【挿絵表示】

 

フリーザ「ほぅ……赤色の超サイヤ人。私が聞いた事のある物とは少し違いますが……どうやら神の力であることは間違いないようですね。」

 

シュゥゥゥ ギネ「……。」スッ

 

フリーザ(妙に落ち着いている……先程まで闘っていた彼女とは、別の者と思った方が良いようだ……。)スッ

 

 

 

ギネとフロストはお互いの顔を見据えながら、静かに戦闘へ入る前の構えを取った。ギネから発せられる紅いオーラに対抗するように、フロスト自身も青紫色のオーラを身体から発し、2人のオーラから吹き出す突風によって、辺りに粉々に飛び散っているリングの破片が音を立ててリング外へと落ちていく。

 

 

 

ワンド「さぁギネ!アンタの本気、アイツ等に見せてやりなさいっ!!」

 

サフィア「ここが正念場ですね……ギネさんもフリーザさんも。」

 

バーダック「あぁ……。」

 

ブロリー「カカロットのマ↑マ↑凄いです……。」

 

パラガス「良いぞぉ良いぞぉ!やってしまえギ↓ネ↑!」

 

バーダック「うるせえなっ!!テメエら少し黙ってろ!!」

 

ブロリー「あぁい!」(焦)

 

パラガス「あーう☆(^q^)」

 

 

ビルス「やっぱり超サイヤ人ゴッドか……まさかとは思ったけど。」

 

ウイス「あれが彼女の隠し玉……という事ですか。」

 

トランクス(未来)「あれが第3宇宙の超サイヤ人ゴッド……ブルー以外に、あんな変身が出来る人がいるなんて……!」

 

ベジータ「別に驚く事はない……カカロットにも出来ることだ。最もどっかの誰かさん達は、未だ神の領域にすら達してないようだがな?」チラッ

 

悟飯「は、ははは……。」(汗)

 

ピッコロ「んーむ……。」(汗)

 

ネコマジンZ「ん?誰の事だ?」

 

悟空「でもよ……第6宇宙もそうだけんど、第3宇宙のサイヤ人もすげえなあ!かぁー!オラも早く闘いてえぞぉ!」

 

 

フリーザ「さぁギネさん……私はいつでも構いませんよ?貴女の神の力とやらを、存分に発揮してください。」スッ

 

ギリッ ギネ「相変わらず余裕か……。」

 

 

 

フロストは両手を横へ拡げて足を組み、まるでギネを挑発するかのようにニヤリと笑う。それを見たギネは怒りが込み上げて歯をくいしばるが、気持ちを落ち着かせて敢えて冷静を保ち、フロストを静かに見据える。

 

 

 

ギネ(さて……これが続く間に奴を気絶させるか場外に落とすかしないと……確実に私の負けだ。……賭けるしかない……!)キッ

 

ギネ「!」ダンッ

 

 

 

フロストの読み通り、先に動き出したのはギネだった。ギネは紅いオーラを一旦自身の身体に収めて力強くリングを蹴り、最初の時と同じようにギネは猛スピードでフロストに間合いを詰めていく。一方フロストはギネが近づいているにもかかわらず、少しも姿勢を崩さずに余裕を見せつけていた。

 

 

 

フリーザ(フッ……本気を出したとしても所詮はこのていd)

 

ビッ ギネ「」

 

フリーザ「どっ……!?」 

 

        バ キ ィ ッ !!

 

【挿絵表示】

 

フリーザ「ぐっ……!」(は、早い…!先程見せたスピードは囮か……!)

 

ギネ「……」バッ

 

 

 

ギネはフロストに向かっていく間の一瞬だけスピードを全開に上げてフロストの顔に向け、背中からの強烈な飛び蹴りを放った。フロストは油断していた為、突然スピードを上げたギネに反応出来ずまともに受けてしまう。

そしてギネはそのまま空中で姿勢を保ち、身体を右に捻って左足でフロストの脇腹に蹴り込む。フロストは強烈な攻撃を受けて勢い良く吹き飛ばされ、ギネも猛ダッシュでフロストへ追い付くと、フロストの尻尾を掴んで思いきりリングへと叩きつけ、フロストはリングの奥までめり込んでしまった。ギネは更に自身の赤いオーラを身体から吹き出し、フロストが叩きつけらたリングの穴目掛けて、両手から赤色の連続気功波を撃ちまくった。

 

 

 

ドドドドドド ギネ「だぁぁぁっ!!」

 

 

 

ギネが気功波を撃ち続けると、次第にリングから赤い光が溢れだしボロボロになったリングが音を立てて揺れ始める。しかしギネはその手を休めること無く、そのままリング内にいるフロストへ気功波を撃ち続けた。一方その頃、実況者のアキュリが遥か上空からズノーの乗り物で、疲れきった表情をしながら再びリング上空へと帰って来た。

 

 

 

アキュリ「もう……今度こんな事頼まれても、絶対引き受けないようにマネージャーに言お……。」チラッ

 

アキュリ『おーっとぉギネ選手!!!赤いオーラを放ちながら、リング内へ向けて連続の気功波を撃ち続けておりマース!!!』

 

ドドドドドド ギネ「だぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

ザワザワ 観戦客「フリーザ大丈夫かよ……?」

 

ザワザワ 観戦客「あんなにやられてるし……。」

 

ザワザワ 観戦客「どっちもさすがにヤバそうじゃぞい……」

 

ザワザワ 観戦客「女の子すごい頑張るもんね……。」

 

 

シャンパ「おいおいおい!!フロストの奴ボコボコじゃねーかよ!」

 

ヴァドス「フロストさんも、ちょっと油断したみたいですね。」

 

 

ワンド「良いわよぉギネ!!そのまま奴を気絶まで追い込んじゃいなさーい!!」

 

サフィア「少しやり過ぎな気もしますが……。」

 

バーダック「ギネの奴はもう後がねえからな……それにあれぐらいしねえと、あのフリーザにダメージは与えられねぇ……。」

 

 

ズキッ ギネ「ぐっ……!」

 

 

 

フロストへ向けて気功波を撃ち続けていたギネだったが、身体の痛みでその攻撃を中断してしまった。彼女はもうボロボロで超サイヤ人ゴッドとという強力な変身をしている為、先に身体が限界に達してしまったのだ。その場でガクンと腰を落とし、足の上に両腕をダラリと下ろしたギネには、もう力はほとんど残っていなかった。

 

 

 

ギネ「はぁ…はぁ…ここまでか……。」

 

 

ピッコロ「あのサイヤ人も、どうやらここまでのようだな……。あの身体で超サイヤ人ゴッドになっていては、流石に身体が悲鳴を上げてしまうだろう……。」

 

ベジータ「フン……くだらん余興だ。」

 

トランクス(未来)「それにしても、あのフロストはどうなったんでしょう……?リングから出てくる気配がありませんが……。」

 

ネコマジンZ「んー?」

 

悟飯「もしかして、フロストさん死んでいたりしませんよね……?」

 

ビルス「あんな程度で奴が死ぬはずないさ、奴の一族は物凄くしぶといって相場が決まってるからね。」

 

悟空「あぁ……それに今のフロストは、オラ達が闘ったあのブラックより実力は上だかんな……。」

 

ウイス「ふうむ……この長かった第3回戦も、どうやら決着が着きそうですね……。」

 

 

アキュリ『ギネ選手!!突如攻撃を中断してその場へへたりこんでしまいましたぁ!!!一方フリーザ選手は、まだリングに姿をみせまセーン!!』

 

ギネ「はぁ……はぁ……。」

 

 

エレンド「んー……ミスギネもここまでのようだねえ、まぁファイトした方だから良いけどぉ?」

 

ペリド「……問題はここからです。」

 

 

平和維持軍達「ふ、フロスト様……!!」

 

 

マキア「対戦選手の人、死んだのかな……?」

 

ジャコ「いえ、その逆です……。」

 

 

 

会場の悟空達や観戦客が静かに見守る中、ヘタリ込んでいたギネの足元のリングが突如として崩れた。そして力を使い果たしていたギネの顎にいきなり衝撃が走ると、ギネはそのまま上空へと打ち上げられてしまう。ギネへパンチを入れてリングの中から姿を現したのは、ほぼ無傷でギネを見上げながら、怒りを露にした表情をするフロストであった。

 

 

 

キーーン ギネ「ぐぁっ……!!!」

 

アキュリ『ぎ、ギネ選手!!!リング内から突如として現れたフリーザ選手の奇襲により、リング上空へと吹き飛ばされてしまいましたぁ!!受け身をとろうにも、ギネ選手にはそれだけの力が残っていないようデース!!』

 

ダンッ フリーザ「猿の分際でっ……!!」

 

 

 

フロストはギネへ猛ダッシュで追い付くと、空中で打ち上げられているギネの髪を両手で掴み、抵抗する力も残っていないギネに対し、フロストは強烈な膝蹴りをギネの顔に浴びせた。

 

 

 

ギネ「がぁっ!!」グラッ

 

フリーザ「調子にっ……!!」グッ

 

 

 

そのままフロストはギネの髪から手を離し、両腕を交差させて思いっきり身体を後ろへ反らす。そしてフロストは、自身の交差させた両腕を再びギネの顔へ振り下ろした。

 

 

 

フリーザ「乗るなぁっ!!」バキッ

 

キーーン ギネ「うわぁぁぁっ!」

 

        ズドォォォォォォォォン

 

ゴゴゴゴ アキュリ『きゃぁぁぁ!!』

 

 

 

ギネは受け身を取ることも出来ずに、フロストにリングへと勢い良く叩きつけられてしまった。その衝撃は凄まじく、リングの瓦礫や砂煙が叩きつけられた時の突風により吹き飛ばされ、観戦席は透明のバリアで守られたが、上空にいたアキュリやシャンパ、ワンド達は少しその影響を受けてしまった。

 

 

 

ゴゴゴゴ 観戦客達「なんて衝撃だ……バリアがあってホント良かったぜ……。」

 

ゴゴゴゴ 観戦客達「ホントにねぇ……。」

 

 

 

ゴゴゴゴ シャンパ「どわぁっ!!!なんだぁ!?」

 

ゴゴゴゴ ヴァドス「おやおや……。」

 

ゴゴゴゴ キャベ「こんな所にまで衝撃が来るなんて……!」

 

ゴゴゴゴ マゲッタ「シュポォー!」

 

ゴゴゴゴ ヒット「……。」

 

 

ゴゴゴゴ ワンド「い、今落とされたのギネなのっ!?」

 

ゴゴゴゴ サフィア「これでは、さすがのギネさんも……。」

 

ゴゴゴゴ バーダック「ギネッ……!」

 

ゴゴゴゴ ブロリー「親父ぃ……後で血祭りです。」

 

ゴゴゴゴ パラガス「ゑゑっ!?何でゑゑ!?」

 

ゴゴゴゴ ブロリー「何となく。」

 

ゴゴゴゴ パラガス「ファっ!?」

 

ゴゴゴゴ キベス「ギネさんっ……!!」

 

 

 

フロストがリングへギネを叩き落とした衝撃で発生した煙が晴れてくると、そこには少しクレーターが出来たリングへ横たわり、ゴッドを解除されて無惨にもボロボロになったギネの姿があった。ピクリとも動かないところを見ると、完全に意識を失っているようだ。フロストはリング上空で静かにギネを見据え、その様子を見ていた。

 

 

 

ザワザワ 観戦客「あの女の子……全然動かないぞ……。」

 

ザワザワ 観戦客「だってモロに受けてたしなぁ……。」

 

 

フリーザ「……。」

 

アキュリ『ぎ、ギネ選手ダウーン!!!カウントを取りたい所ですが、この試合のみ10カウントルールは取り除かれている為、判定はレフェリーさんで判断させて貰おうと思いマース!!!』

 

スッ レフェリー「だ、大丈夫かな……さっきこの試合で出番はないって言われたけど……。」(汗)

 

 

 

ぶつくさと言いながら、再びリング上に降り立つレフェリー。そしてリングに倒れているギネへ向かい、周りをキョロキョロ見ながらギネの状態を確認する。しばらくして判定できたのか、レフェリーは片手を挙げて観戦席側へ向き、判定結果を伝えようとした次の瞬間だった。

 

 

 

レフェリー「ギネ選手気絶っ!!試合s」

 

フリーザ「フッ。」ビ ッ

 

 

悟飯「アイツっ……!」

 

トランクス(未来)「何をっ……!?」

 

 

 

皆が見ている中、フロストはあろうことかリングに倒れているギネへ向かい、片手の人差し指から細い紫色のエネルギー波を放った。ギネの側にいたレフェリーはそれに気づき、いち早くギネの側から退散する。

 

 

 

アキュリ『ふ、フリーザ選手!!もうギネ選手は気絶しているんですよっ!?』

 

フリーザ「……。」

 

 

 

フロストはアキュリの言葉を無視し、そのまま一直線へギネにエネルギー波を当てようとする。それを見ていた破壊神達も、フロストのまさかの行動に驚きを隠せなかった。

 

 

 

シャンパ「おいフロストォッ!!何やってんだぁ!!攻撃を止めろォ!!」

 

ヴァドス「……。」

 

 

ワンド「ちょっと!?アイツ何するつもりよっ!!」

 

サフィア「あのフリーザさん、まさかギネさんを殺すつもりでは……。」

 

バーダック「…」ギリッ

 

 

ベジータ「あの野郎……気絶しているのを解っていながら……!」

 

悟空「やべぇぞ……!」スッ

 

ビルス「瞬間移動をして余計な真似はするな悟空、さっきもワンドの奴に言われただろ。」

 

悟空「で、でもあのままじゃあ!」

 

ウイス「心配いりませんよ、もう間に合ってますから。」

 

悟空「え?」

 

ピッコロ「!! あれは……!」

 

 

 

ピッコロの視線の先には、リングにいたギネとレフェリー以外のもう1人の人物だった。その者はフロストがギネへ向けて放った細い紫色のビームを、片手でフロスト目掛けて払い除け、怒りの眼差しで上空にいるフロストを見上げていた。

 

 

 

ザワザワ 観戦客「あ、あいつは……!」

 

ザワザワ 観戦客「第3宇宙の奴じゃないか……?」

 

 

アキュリ『あ、危なかったぁ……。』

 

レフェリー「ひ、ひぃぃぃ……!」サササッ

 

フリーザ「? 貴方は確か……。」

 

バーダック「……。」スッ

 

【挿絵表示】

 

 

ナレーター「全宇宙一武道会第3試合、フロスト対ギネの闘いは終わったが、フロストは気絶しているギネへ向けてまさかのとどめを刺そうとした。だが第3宇宙の悟空の父、バーダックがそれを阻止してフロストを見る。波乱の予感が起きそうな全宇宙一武道会Aブロック初戦、一体どうなってしまうのだろうか……!?」




これで40話は終わりになります。

時間がめちゃくちゃかかった上に短くて申し訳ないです……。
しばらくはこの初戦が終わるまで、地球や他の星のサイドストーリーは置いておいて、この武道会メインで話を進めていこうと思ってます。他の星の今の状態を見たいっ!という方は、感想欄などでお申しくださいっ!頑張って書きますっ!!(汗)
次回はまだまだ第6と第3の闘いは続きますが、気長に見ていただければ幸いです。

ここまで見ていただき、ありがとうございましたっ!

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