カルデアの英雄達と   作:ひとりのリク

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治安を守ろう…?

カルデアに集まる英雄達は、誰も彼もが個性的でフレキシブル。

各クラス、適当に名前を挙げて行ってみようと思う。

 

騎士道精神に恥じない心を持つ食いしん坊アルトリア、見境なくアルトリア顔に詰め寄るギルガメッシュ、カラオケルームで発生した瞬間に測定機器やその他諸々の機材を破壊するエリザベート、レイシフトした先々で略奪を繰り返すイスカンダル、カルデア中の時計を爆弾に変えるメフィスト、この前ジャンヌにも斬りかかったヒロインX、見た目が不衛生という理由でティーチを屠るナイチンゲール。

 

悪意があって問題行動を起こす者は少ないと信じたい。若干、悪意こそが至極と言わんばかりのサーヴァントはいる。だけど、それらを見逃さず、ダメだと本人に伝えるのもマスターの役目。

 

「ということで、パトロールをしまーす!カルデアを巡回して、不審者がいたら即拘束!」

 

笑顔でマスターは、目の前にいるサーヴァント達にそう言って不審者を縛る動作をしてみせる。

ここに呼んだサーヴァント達は、マスターが信頼する中でも襟ぐりの…面白いサーヴァント達だ。緊急だったので、集まったのは3人だが。

彼らと、定期的にパトロールをすることにした。カルデアの治安…主に機材や食料の安全を確保するために。

 

「了解しました、先輩。カルデア内を彷徨う不審者を撲滅します!」

 

両拳を握り、パトロールに闘志を燃やすマシュ。

 

「マシュ。カルデア内を彷徨う不審者とは、つまりは我々同様サーヴァントだ。それを肝に銘じろ……怪しい輩を見つけたらすぐ私に報告を!」

 

不審者がいることに対して、欠片の疑問も持たないウチのオカン。締まる声で返事をするマシュ。そして、

 

「ちょっと待ってくれませんか、マスター」

 

スッと手を挙げ、意を唱えるのは…

 

「アルトリア、どうした?」

 

「どうしたもこうしたもありません。食いしん坊とは、本人の前で……ハッキリと言い過ぎではありませんか、マスター!」

 

カルデア内で少数の、常識人。ブリテンの王、アルトリアだ。

 

「ご、ごめんアルトリア。口に出したつもりはなかったんだ………」

 

アルトリアは細身な見た目とは裏腹に、かなり食いしん坊。行儀良く食べているからと、油断していたらカルデアの食料庫が減るわ減るわ。幸運なことは、ウチのカルデアにはアルトリア程に食べるサーヴァントが少ないことだ。アルトリアのオルタVer.や、ランサーオルタなんかきたら、人類を救う前に食糧難に見舞われるに違いない。

 

「あ、怒ってヤケ食いとかは勘弁………!!!」

 

ポロッと口から溢れる。アルトリアはそんな事しないと分かっているが、少しだけからかいたくなる。今のは、わざとだ。

 

「アルトリア、これ以上カルデアの貯蓄を君の宝具(胃袋)で消し飛ばすのは止めてくれ!」

 

隣に立つエミヤが乗っかってきた。恐らく、本気で言っている。間違いない。

 

「しませんよ!?わ、私を何だと思っているんですか貴方達は!」

 

彼女は彼女で、全力で否定してくる。

マスターの言うことが半ば冗談だと、気づく様子はない。

 

「育ち盛りの中学生……みたいな感じかな」

 

笑顔で答えるマスター。アルトリアは、見た目的にも、食用的にもそう見えてしまうみたいだ。心の中で謝りながらも、面白く転ぶなら良しと思うらしい。

 

「あぁ、胃袋は大したものだな!」

 

両腕を組んで、マスターの例えに頷くエミヤ。

2人は顔を見合わせると、アハハハハと笑う。

 

「先輩!それ以上のトークは危険だと、私の直感が言っています!見てください、アルトリアさんの頬が、ムスクれた子供のように膨れています」

 

マシュが、アルトリアの顔から危険を察知してマスターに耳打ちする。プクッと頬を膨らまして、アルトリアはマスターとエミヤに怒っている様子。流石にマズイと思ったマスターは、

 

「…」

 

その顔をジーッと見ると、マスターはゆっくりと右手を伸ばす。

頭でも撫でるのだろうか…?

 

「?」

 

アルトリアの頬を、親指と人差し指で優しく触り、膨れた頬を……

 

「そりゃ!」

 

揉んだ…。いや、掴んだと言った方が分かり易いか。

 

「ふしゅっ!?」

 

アルトリアの膨らんだ頬は今、しぼんでいる。空気が外に出てしまい、その時に間抜けな声が漏れてしまった。マスターに膨らんだ頬を掴まれて、凛とした顔はギャグ顔に。

 

「〜〜っ!………フフッ………」

 

顔をそらすエミヤ。

 

「か、可愛いです。その、年相応の反応といいますか……意外な一面を見ることができました、アルトリアさん」

 

ホッコリと和むマシュ。

 

「うん、ぐーっ!」

 

親指を立てるマスター。

珍しいアルトリアの表情に、だいぶご満悦のよう。

 

「……マスター?」

 

だが、アルトリアはもちろん怒っている。こちらも珍しく、デコに青筋が浮かび上がっていて、マスターの表情もやや青くなっている。

こちらへ来なさい!その腑抜けた精神を鍛えて上げますから!とアルトリアに持ち上げられたマスターは、彼女の部屋へと連行されていった。

 

 

 

 

 

「何してるんだろ…?」

 

どこかの誰かとオンラインマッチゲームをしていて、それがダ・ヴィンチにばれて連行中のロマンが、その場を目撃し呟く。

 

「息抜きだよ、マスターなりの。側から見てると、和む絵になってるし、私はもう少し見ていたいなあ〜」

 

「ぼ、僕だってそうしたいよ……でも、まだ仕事が終わらない!むしろ秒刻みで増えてるんだけど!!」

 

君が仕事をサボるからだよ、とダ・ヴィンチに指摘されると、だって〜と言い訳をするロマン。

 

「ま、彼がパトロールを始めてくれれば、私たちの負担も減るさ。………いや、増えるかも?」

 

まあ、どちらに転んでも構わないよ。そう笑いながら言う天才の後ろを、荒縄で結ばれた両手を解放しろ!と訴えながらロマン達は管制室へ戻っていった。




新イベント楽しみです。

ロリ系サーヴァントは露出度高い…!
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