GATE 男性IS操縦者 彼の地にて斯く戦えり   作:ブルーデステニィー

18 / 22
今回の話を書いている途中で一万文字を越えていた為分けて投稿する事になりました。

今回は説明が多くあるため読みにくい+おかしい部分があるかもしれませんが楽しんで貰えると幸いです。

それではどうぞ!!



地下とチームと装備調達①

Side:IS学園

 

一夏達がワイルドキャットを出て数時間が経過した。

 

一夏達は電車等を乗り継ぎIS学園校門前にいた。

 

しかし...

 

IS学園生徒:「死ねぇぇぇぇぇ!!」

 

一夏:「何でだぁぉぁぁ!?」

 

学園の受付に入ろうとした瞬間、いきなりISを装着した生徒に襲われた。

 

一夏:「いきなり武装もしてない奴をISで襲うな!!」

 

生徒:「うるさい!!男が女に歯向かうな!!」

 

蘭:「典型的な女尊男卑ですか...最悪ですね。」

 

生徒:「あんたも男なんかに従うな!!」

 

蘭:「うるさいですよ...さっさと失せるか千冬さんか鈴さんを呼んで来てください。」

 

一夏:「おい蘭、お前そんなキャラだったか?お前そんな口悪く無かっただろ。とにかく、織斑千冬か凰 鈴音、篠ノ之箒を呼んでくれ。俺達はその人達に用があって[ガンッ!!]くっ!?」

 

生徒:「殺すわよ、あんたみたいな男が千冬様に会えるわけ無いでしょう!!」

 

一夏:「しゃーねぇなぁ...先に手ぇ出したのはお前だ、正当防衛だ!!攻撃させてもらうぜ!!!!」

 

ズガァン!!バキッ!!!!スバッ!!パラララララッ!!!

 

(※R-18指定です。しばらくお待ちください)

 

 

 

数分後......

 

 

 

 

 

 

生徒:「そ、そんな、あい、えすがぁ、ま、けぇ」ガクリッ!!

 

一夏:「やり過ぎたかな?AISおもいっきり使っちまったけど...」

 

蘭:「これくらいなら大丈夫でしょ。あっちはISで攻撃してきたんですから。おあいこです。」

 

女の子3:「お兄ちゃん達すごいね。」

 

女の子2:「これどうするの?さすがに銃撃たないとやられてたかもしれないけど...」

 

教師:「な、なんですかこれは!?」

 

戦闘の音に気づいたのか緑髪の教師が慌ててこちらにやって来た。

 

女の子1:「あ、先生きたよ、お兄ちゃん。」

 

一夏:「あ、ここの先生ですか?すいませんお騒がせして。ちょっとここの生徒を送るために来たのと織斑千冬に用があったんですいませんけど呼んできてくれませんか?一夏が来たって言えばわかると思うんで。

あと、そこに転がってる女は正当防衛でボコったんで保険医かなんか呼んでやってください。これは正当防衛の証拠です。」

 

 

数分後

 

千冬:「一夏!!」

 

一夏:「千冬姉、久し振り。」

 

千冬:「どうしたんだ急に?お前、いつ帰ってきたんだ?」

 

一夏:「色々あってな。帰ってきたのはちょっと前だ。それよりも場所を変えよう。実は面倒なことがあってな...」

 

事情説明中

 

千冬:「なるほどそんなことが...」

 

一夏:「とにかくあいつらを何とかしてからじゃないと安心して特地に戻れないから片付けてから帰りたいんだ。」

 

千冬:「それはわかった。だが送るためだけに来たのか?何かまだあるんじゃないのか?送るだけなら蘭も一緒に来る必要は無いだろう?」

 

一夏:「実はこの学園に仲間が二人いるんだ。一人は鈴、もう一人は...」

 

???:「私のことでしょ、一夏君。」

 

一夏:「あぁ、そうですよ。久し振りですね、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刀奈さん。」

 

 

???:「フフ、久し振りね一夏君♪あと、悪いけど楯無って呼んでくれるかしら。」

 

一夏:「楯無ってことは襲名出来たんですね。おめでとうございます。」

 

???→楯無:「ありがとう。それよりも死神連合と戦うなら丁度いいタイミングね。」

 

一夏:「?丁度いいタイミング?」

 

蘭:「どういう事ですか?」

 

楯無:「説明するけどその前に鈴ちゃんを呼びましょう。あの子も参加するって言うと思うから」

 

鈴:「そうね、絶対参加するわ。」

 

一夏:「うおっ!?鈴、お前いつから?」

 

鈴:「今来たとこよ。それよりも早く説明して。」

 

楯無:「実は死神連合が復活したのは結構前に知ってたのよ。私も直ぐにもう一度潰そうとしたけどどうもあいつらバックが結構ヤバイ奴だったのよ。」

 

一夏:「誰ですか?」

 

楯無:「南師(みなみもと)よ。」

 

一夏:「マジかよ!!!!」

 

蘭:「でもこれであいつらが大量の銃と兵隊を用意出来た理由がわかりましたよ。」

 

千冬:「?どういうことだ?」

 

鈴:「あいつは二年前の私達と死神連合との戦いで捕まえることが出来なかった奴でね、主に裏方を担当してたんだけど自分の実力を隠してたの。何発もゴムスタンを喰らわせても全然効かなくて倒しきれなくて逃げられたのよ。」

 

一夏:「しかもあいつの特技は一種の洗脳って言っていいのか?若い奴とか強い奴をほぼ確実に従わせることが出来るんだよ。おまけに金持ちで武器の調達もお手の物だ。奴のコネで武器商人から安く武器を買えるしその商人のコネがヤクザ関係者でそこから死神連合の兵隊を調達してんだ。」

 

蘭:「さらにさっきのやつらが言っていた刑務所の中で仲良くなったヤクザも追加されてるとしたら...とんでもない数になりますね...」

 

楯無:「あの戦いが終わってから南師の居場所を探してたんだけどつい最近まで見つからなくってね。けどようやくあいつの居場所を突き止めたわ。」

 

蘭:「何処ですか?」

 

楯無:「ポークシティよ。」

 

一夏:「あそこか...面倒な場所にいやがって。」

 

ポークシティは渋谷エリアにある建物の一つで、13階建ての大きなビルである。

 

楯無:「とにかく、私達更識は3日後にポークシティに突入する作戦をたてた。けどメンバーの大半がある事件の捜査に行かなくてならなくなったのよ。」

 

一夏:「そこに俺達が巻き込んじまった女の子をここに送って事情を説明しているとこにこの作戦を説明して、」

 

蘭:「私達も参加できるようにしたって事ですか?」

 

楯無:「そういうこと。裏方を除いてメンバーは実質私達しかいなくなったからね。それに聞いたら絶体参加するって言うでしょ?」

 

一夏:「確かにな。要は少数精鋭で戦うってことか...良いねぇ、死神連合との最後の戦いを思い出す。」

 

楯無:「その様子だと弾君も呼ぶんでしょ?」

 

蘭:「はい。お兄のあれがあるだけで大分戦い方が変わりますからね。」

 

一夏:「決まりだな。楯無さん。早速準備しましょう。千冬姉悪いけど。」

 

千冬:「わかっている。遠慮は要らん、思い切り暴れてこい。」

 

???:「その作戦...悪いけど私も参加させてもらうわよ。」

 

その時誰かが部屋の中に入ってきた。入ってきた人物は赤髪の長身の女生徒だった。

 

一夏:「?誰だ?」

 

???:「私はベルベット・ヘル。ギリシャ代表候補生よ。」

 

一夏:「ギリシャの代表候補生?何であなたが死神連合と戦う?」

 

???→ベルベット:「簡単よ。貴方が助けた女の子の中で怪我をした子がいるでしょう。あの子は寮で私と同部屋で保護者みたいなものよ。私はあの子を傷つける者を許さない。」

 

蘭:「成る程...一夏さん、楯無さん。」

 

一夏と楯無は顔を見合せ同時に頷いた。

 

一夏:「ベルベット・ヘルさん、俺達は貴女の本作戦の参加を歓迎します。」

 

楯無:「それじゃあメンバーも決まった事だし早速準備に取りかかりましょう!!武器の点検、残弾確認をしっかりね!!」

 

一夏:「残弾...あ!!し、しまったぁぁぁぁ!!!!!」

 

蘭:「どうしたんですか急に?」

 

一夏:「さっきの戦いで弾全部使っちまった!!」

 

全員:「えええぇぇぇぇ!!!!!??」

 

一夏:「と、とにかく補充しねぇと...ってよくよく考えたらベルベットさんの武器もねぇぞ!!」

 

鈴:「一夏、あの場所ならその二つを同時に解決出来るんじゃない?」

 

一夏:「あそこか...よし、弾と合流してからあそこに行こう。弾は今どこに?」

 

蘭:「お兄ならアジトにいると思います。まずは渋谷まで戻りましょう。」

 

一夏:「それとベルベットさんには俺達のチームに入って貰います。そうした方が色々役にたつことがありますからね」

 

Side:東京:渋谷エリア:???

 

渋谷エリアは平成から新たな元号に変わってから数年後、新たな都市開発が始まった。

 

平成の良き部分を残し新たな渋谷を作る。

 

それが新たな都市開発のテーマだった。

 

しかし、当時の渋谷を愛する者達が都市開発に反発し一部の開発が失敗に終わった。

 

他の場所は新しくなり人の集まりがたくさん出来るようになった。寂れた商店街があった場所は新しい店が開いてかつての活気が戻り賑やかになった。

 

老朽化が進んだ場所は壊され新たな建物や駅などに生まれ変わった。

 

だがあえてそのままの状態の場所もあった。

 

当時の若者達が残して欲しいという願いがあったからと平成という時代に生きた若者達の大切な思い出が沢山あったからだ。

 

そして現代、都市開発の一つに巨大な地下施設を作ろうとする計画があった。

 

しかしその計画は失敗に終わった。

 

だがある人物がその失敗した場所を密かに開発し、一般の人物が入りにくい新たなエリアを作った。

 

そしてそのエリアは現代の若者達の一部とエリアを造った人物達が入れるようになり、その者達からこう呼ばれるようになる。

 

渋谷アンダーグラウンド、通称渋谷UGと...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏達のチームのアジトがある場所は渋谷UG(※以後UG)の中にあり、まずはUGの中に入る必要があった。

 

UGに入る方法は大きく分けて4つの方法がある。

 

1:地下への入り口に立っている監視員に合言葉を言ってUGに入る事が出来る許可証をもらう。中に入れるのは許可証を発行してもらった日から2日間だけ入ることが出来る。

 

2:UGでチームとチームの拠点を作り、拠点の場所をUGを管理する人物に連絡し、常時中に入ることが出来るチーム専用許可証を発行してもらって監視員に見せる。

 

但し、新しいチームメンバーがUG内に入るのが初めての場合は1の手順で新入りを入れさせ、入ったその日から1週間以内に新入りのチーム専用許可証を発行してもらう必要がある。

 

3:マンホール等の監視員の目が無いところを探しその内部を移動しUGの場所を探し、潜入する。但しこれは許可証を貰っていないので発見されると追い出される。さらにあまりにひどいと出禁を喰らうか最悪の場合攻撃されることもある。

 

4:強行突破。これをしてUG内部に入ると中にいるUGの住人達から容赦無しの集中攻撃をされ、下手をすると死ぬ。

 

なので実質1.2の方法が安全にUGに入ることが出来る手段である。

 

今回は一夏達はチームメンバーではないベルベットがいるためベルベットは1の方法で入ることになった。

 

一夏:「よう、悪いんだけど中に入れさせてもらえるか?」

 

若者:「...許可証は?」

 

一夏:「俺達はある。けど後ろの赤髪の人は今回入るのが初めてで俺達のチームに入ってもらうから赤髪の人は合い言葉で頼む。」

 

若者:「合い言葉はなんだ?」

 

ベルベット:「狂った祭りは今日も何処かで行われている。これでいいかしら?」

 

若者:「正解です。これが許可証です。どうぞ中に。新しいチームメンバーは1週間以内にチーム用の許可証を発行してもらってください」

 

一夏:「ごくろうさん。これは差し入れだ。良かったら食ってくれ。」

 

若者:「どうも。」

 

一夏達は中に入っていく。

 

Side:東京:渋谷UG地下一階

 

ベルベット:「日本にこんな所があるなんて...」

 

鈴:「驚くのはまだ早いわよ。もっと驚くものがここにはあるんだから。」

 

中にあった長い階段を一夏達は降りていく。その先にあったものはとても地下とは思えないほど眩しい場所だった。

 

更に奥に進むとそこには若者達が話をしたり、物を売ったり、店が作った食べ物を買ったりしていた。

 

UG地下一階は若者達が違法ではないかぎり色んな物をを売ることが出来るエリアである。

 

一夏:「懐かしいなぁ。ここは二年経っても変わってないなぁ。」

 

蘭:「懐かしいのは良くわかりますよ。けど今は、」

 

一夏:「あぁ、わかっている。まずはアジトだ。アジトの場所は変わってないよな?」

 

蘭:「はい、このエリアの一番奥にあります。」

 

 

移動中...

 

一夏達のアジトは大きな二階建てのガレージみたいな場所だった。

 

蘭が入口の鍵をカードキーで解除して中に入る。

 

蘭:「お兄!!降りてきて!!」

 

弾:「なんだよ、蘭...俺は徹夜の作業が終わったから寝ようとしてたのに...[パァンっ!!]いっでぇ!!」

 

蘭:「寝ぼけてないでさっさと私の後ろの人を見る!!」

 

弾:「あん?って一夏なのか......?」

 

一夏:「あぁそうだ、久し振りだな弾!!」

 

弾:「やっと顔だしたか!!心配させやがって!!!!このこの!!」ドスッ!!ドスッ!!

 

一夏:「いででで!!おま、やめろ!!」

 

これが一夏の最高の親友の弾との再会だった。

 

 

 

 

数分後

 

事情説明中...

 

弾:「成る程な、そう言うことなら俺も参加する!!丁度俺達の相棒の整備が終わったとこだ!!」

 

一夏:「決まりだな。けどお前徹夜したんだろう?少し休め。俺は先にベルベットさんのチーム参加の手続きをしてくる。」

 

ベルベット:「そういえばチームってさっきから言ってるけどチーム名は何なの?」

 

楯無:「それは後のお楽しみってやつよ♪」

 

一夏:「蘭、悪いけど一緒に来てくれ。場所は覚えてるけどうろ覚えの部分もあるからな。鈴と楯無さんは悪いけどここで待機してくれ」

 

蘭:「良いですよ。二年もここに来なかったらそうなりますね普通。」

 

鈴:「何かあったらすぐに連絡しなさい。直ぐに行くから。」

 

少年少女移動中...

 

Sidechange

 

Side:東京:渋谷UG地下三階

 

一夏達が向かったのは地下三階のUG管理エリアだ

 

ここではUGの管理者達がいるエリアで主にチームの手続きやUGの施設拡大関係をメインに取り扱っている。

 

一夏達はチーム関係の手続きをする建物に入った。

 

受付:「ご用件はって一夏さん!!」

 

一夏:「おう、久し振りだな。」

 

受付:「お久しぶりです。貴方がここに来たってことは、新しいメンバー関係ですか?」

 

一夏:「そうだ。後ろにいる赤髪の女の人がそうだ。」

 

受付:「わかりました。では早速手続きをしますね。」

 

???:「その手続きは俺にやらせろ。」

 

受付:「あ、リーダー!!」

 

???:「久し振りだな一夏、調子はどうだ?」

 

一夏:「ボチボチだ、そっちはどうだ?アラタ?」

 

このエリアのリーダー、アラタがやって来た。

 

???→アラタ:「こっちもだ。それよりあの後ろの子が新しく入ったメンバーか?」

 

一夏:「あぁ。」

 

アラタ:「よし、今回は俺がチーム関係の説明をしてやるとするか。嬢ちゃん!!!!手続きと説明をするからこっちに来てくれ!!」

 

アラタはベルベットにチーム関係に必要な書類の書き方を教えたあとチームの決まりとUGのルールを説明する。

 

アラタ:「いいか、嬢ちゃん。これからチームのことについて説明する。」

 

アラタ:「チームのルールについてだが、

①チームを登録するには最低3人のメンバーが必要。

 

②UG内でアジトを作る際は必ずここと施設拡大担当者から許可を貰うこと。

 

③手続き完了後に渡す許可証をUG内にいる際は緊急時以外必ず持ち歩くこと。

 

④何らかの事情で許可証を無くした時は直ぐにここに連絡すること。

 

⑤チームに所属するとクエスト、簡単に言えばUGの内外で起きた依頼を受けることが出来る。成功するとUG内で使える通貨を報酬で獲ることが出来る。

 

⑥チームとチームで戦うチームバトルをする事が出来る。詳しいルールは一夏達かバトルエリア...地下四階にいるやつに聞くといい。

 

チームについてはこれくらいだ。」

 

アラタ:「次はしてはいけないことだ。

①:人殺し、暴行、泥棒、詐欺、麻薬などは厳禁

 

②:バトルエリア外での銃などの武器の使用も厳禁。

 

銃などの武器の使用時のルールは

 

非常時や、チームバトルとクエスト時の殺傷能力がある武器は許可が出てる場合を除いて使用してはいけない。

 

非殺傷の物なら使用可能。但し、実弾と非殺傷の二つとも地上での武器の使用は正当防衛時、一般人の救助の場合などやむなく使用するしかないときに使用することが出来る。

 

相手がルール違反等で実弾を使って来た場合は実弾で撃ち返してもいい

 

地上で使用する場合は緊急時以外信号弾かUGのここの番号に連絡する事。地上にいる人を攻撃してはいけない。但し、人助けの為なら可

 

 

③:闇討ちなどの奇襲はしてはいけない。但しルール違反のチームを襲う場合は闇討ちが可能となる。闇討ちする際はここに連絡する事。

 

④:上記を破った場合は厳重な罰が与えられるか討伐依頼のリストに追加される。ルール違反をしたチームを討伐した場合は討伐したチームか個人に報酬が出る。

 

こんなところだな。これで手続きと説明を終わる。何かあったらここに来るようにしな。じゃ、気ぃつけてな。」

 

手続きが終わり、一夏達はアジトに戻った

 

Side:東京:渋谷UG地下一階:アジト

 

一夏:「これでベルベットさんも正式に俺達のチームの一員だ。あとは武器の調達なんだが...その前に蘭、お前にプレゼントだ。」

 

蘭:「プレゼントですか?」

 

一夏:「実はだな...こっちに戻ったらお前に渡そうとした物がある。あっちで作った銃だ。」

 

蘭:「どんな銃ですか?」

 

一夏:「まずはこいつだ。」

 

一夏は机の上にハンドガン二挺をおく。

 

蘭:「これは...45口径のM119A1ですね......はっ!!こ、これは...!!

鏡のように磨きあげられたフィーディングランプに強化スライド、更にフレームとのかみ合わせをタイトにして精度を上げてありますね。3ドットタイプのサイトシステムにサムセイフティも指をかけやすいように延長されてる...トリガーは滑り止めグルーヴがかけられたロングタイプですね...リングハンマーにハイグリップ用に付け根を削りこまれたトリガーガード...それだけじゃない。ほぼすべてのパーツが入念に吟味されてカスタマイズされてます...!!こんな凄いハンドガンは初めてですよ...まるでネイキッド・スネークが使っていたカスタマイズみたいです...それも二挺も...」

 

一夏:「正解だ蘭。MGS3のカスタマイズ仕様を再現した。しかも通常弾以外にも麻酔弾、AIS弾も使用出来る。これ1挺作るの大変なんだぜ?足りない部品は自作したし、気に入らない場所があったら直ぐに作り直しした。オマケにもう1挺は2丁拳銃が出来るように左撃ち用だ。どうだ?気に入ったか?」

 

蘭:「凄い...本当に凄いですよこれ...」

 

一夏:「次はこいつだ。お前が好きなゲームのキャラが使う銃だ。」

 

蘭:「!!これってブルーローズですか!!」

 

一夏:「大正解だ。使用弾はAISM500弾だ。AISリボルバーを改造して装弾数6発のシリンダーに変更と銃口を一つ追加した銃だ。AISM500弾は通常弾よりも発射時の反動と衝撃はかなり少なくなってるから連射しやすいぜ。次はこいつ、二丁拳銃として使うこと前提の銃、ブレストリガーだ。」

 

蘭:「とんでもないもの出してきましたね。これマガジンの下に斧みたいな刃がついてるし銃口下にも銃剣ついてるやつじゃないですか。」

 

一夏:「連射性能が凄く高い銃だ。お前のもう一つのアダ名にぴったりなやつだろ?さて、次で最後だ。蘭が大好きなあの銃だ。あと、ベルベットさんには、通常仕様の銃を渡す。」

 

蘭:「シングル・アクション・アーミー...やっとこれで戦うことが出来ます.......けど何か普通のやつより重くないですかこれ?」

 

一夏:「そりゃそうだろ。そいつはAIS弾と通常弾が使えるようにした以外にも壊れにくいように金属部分はISの装甲板に使われてるやつで強化してるからな…いやでも重くなるさ。2丁拳銃で使うだろうから今持ってるやつを含めて大量に作った。何かあっても当分はそれで大丈夫だろ。」

 

蘭:「成る程」

 

一夏:「ベルベットさんのはさっき言った通常仕様です。何でこいつを渡したかって言うとチーム名と関係があるからです。」

 

ベルベット:「どういうこと?」

 

一夏:「シングル・アクション・アーミー、略称SAAは昔アメリカ西部開拓時代の保安官が愛用していた銃なのは知ってますか? 」

 

ベルベット:「...聞いたことはあるわ。」

 

一夏:「西部の保安官はこいつを使って平和を作ったという話があってその事からSAAはピースメーカーって呼ばれるようになった。俺達もその保安官みたいに平和を作りたいって思いからこのチーム名をピースメーカーって名前にしたんです。」

 

弾:「まぁそれ以外にも俺達のチーム結成時に最初に使ってたのがピースメーカーだったってのもあるけどな。」

 

一夏:「改めて自己紹介させて貰います。チーム:ピースメーカーのリーダー織斑一夏です。」

 

弾:「同じくピースメーカーの副リーダーをやってる五反田弾だ。よろしく。」

 

鈴:「知ってると思うけど凰 鈴音、ピースメーカーの突撃担当よ。」

 

楯無:「更識楯無よ。ピースメーカーの作戦考案及び情報収集を担当してるわ。」

 

蘭:「ピースメーカーのサポート担当の五反田蘭です。よろしくお願いします。」

 

ベルベット:「ベルベット・ヘル...今日から世話になるわ。よろしく。」

 

弾:「そんじゃ、自己紹介も終わったことだし武器の調達に行こうぜ。場所は地下2階だ。」

 




もしよければ感想評価をお願いします。

次回は他のメンバーの装備調達回です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。