GATE 男性IS操縦者 彼の地にて斯く戦えり   作:ブルーデステニィー

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武器調達2話目です。

今回は一夏、蘭、ベルベットを中心とした武器を調達する話です。

今回武器の説明がありますがおかしいところがある場合があります。

他のメンバーの武器は次回から登場予定です。


地下とチームと装備調達②

Side:東京:渋谷UG地下2階

 

地下2階は宿泊施設や酒場がメインのエリアだ。

 

そのエリアは20代後半の人物が多く、15歳以下は入ることが出来ない場所が多く存在する。

 

その中の一つにある宿泊施設があった。

 

一夏達はその宿泊施設に入って行く。

 

受付:「当宿泊施設へようこそ。宿泊でしょうか?」

 

弾:「下のバーに用がある。新しいメンバーの歓迎をしたくてな。」すっ...

 

受付:「それはそれはおめでとうございます。(チラッ)...成る程それ以外にもご用件があるそうで...合言葉をお願いします。」

 

弾:「スピリタスをストレートで。酔い潰すにはこれが一番だ。」

 

受付:「いいでしょう。こちらをどうぞ。バーの入口にいる者に今渡したものを見せバーにお入りください。」

 

弾:「どうも」

 

(※ちなみに余談ですがスピリタスはお酒の種類の中でも一番高いアルコール度数のお酒と言われており、その度数は96度ととても高い数字です。ですのでもし飲む時は絶対に火気厳禁です!!というかストレート飲めたら凄いです。まぁ、ある漫画では普通に飲んだりしてる人がいますが...)

 

一夏達はバーの入口にいる従業員に受け取ったものを見せ、中に入って行く。

 

中には一人の男がいた。

 

バーのマスター:「お久しぶりです。一夏様、ピースメーカーの皆様。後ろの赤髪の方は新入りの方でしょうか?」

 

一夏:「お久しぶりですマスター。後ろの人は新しくチームに入ったベルベットさんです。それよりテイスティングしたいんですけど大丈夫ですか?」

 

マスター:「大丈夫ですよ。実はいつかあなたが帰ってくる時が必ず来ると思いとっておきを用意しました。」

 

マスター:「それに死神連合と戦うと言うことを楯無様から連絡を頂きましたのでさらに装備を追加で用意させて頂きました。そこの新しいメンバーの方にも使いやすい物が中にはありますので...奥の部屋へどうぞ。」

 

マスターに連れられ奥の部屋に入る。中には大量の武器がきれいに整頓された状態で並んでいた。

 

マスター:「では、まずはこちらから...ハンドガンのFNファイブセブンでございます。使用弾は5.7×28mm弾です。小銃用の弾丸を小さくしたといわれる弾薬を使用し、貫通力が高いと言われています。これを改造し威力を上げております。装弾数は20発です。」

 

一夏:「これはベルベットさんにお願いします。次の銃をお願いします。」

 

マスター:「かしこまりました。では次の銃に移らせて頂きます。次の銃はリボルバーです...S&WのM19です。」

 

蘭:「コンバット・マグナムですか...いい銃です。」

 

マスター:「装弾数6発、銃身は4インチのタイプです。かなりの威力を持っており敵をダウンさせやすい銃です。これは一夏様がお使いください。ではここからはご要望の銃をお探しします。どんな銃がよろしいでしょうか?」

 

ベルベット:「近くの敵に有効な銃をお願い。出来れば撃ちやすい物がいいです。」

 

マスター:「近くの敵に有効...ならばショットガンタイプの銃がいいでしょう...これはどうでしょうか?イサカM37です。ポンプアクション式で一度撃つごとにスライドを操作しなくてはなりませんが確実に次弾装填が出来るためオススメします。」

 

ベルベット:「......貰います。次はどんな銃がいいかしら...?」

 

弾:「そうだな...次は...撃ちやすくて連射が出来るやつはあるかマスター?」

 

マスター:「勿論...これをどうぞ。サブマシンガンのFNP90です。使用弾はファイブセブンと同じく5.7×28mmを使用します。」

 

一夏:「成る程、確かにそいつは撃ちやすい銃だ。次は俺の銃で至近距離で使う銃...出来れば片手で撃てて小さめのやつがあったら助かるんですけど...」

 

マスター:「...そうですね......衝撃は強いですけど今の一夏様なら使えるかも知れない銃が一つございます。少々お待ち下さい。.........ありました、これです。水平二連式ソードオフショットガンです。一度に12ゲージの弾を2発同時発射出来るようにし、トリガーは両引きから1つに変更、リロードもしやすいようになっております。今の一夏様ならこれを片手で撃てるはずです。」

 

一夏:「うわぁ...これの直撃受けたらとんでもないことになるな...」

 

マスター:「その他にご要望の物はございますでしょうか?」

 

一夏:「俺と蘭、ベルベットさんに何かオススメを...でかくて、大胆なのがいい」

 

マスター:「でかくて...大胆...わかりました。ではまず蘭様の銃から私のオススメをお渡します。蘭様にはこちらを...イタリア製最高傑作と言われたショットガンのベネリM4スーぺルP90です。セミオートのショットガンです。よくあるポンプアクションではなく、ガス圧式なので連射しやすい銃です。」

 

蘭:「凄い...これなら豪快に敵を仕留められますね...」

 

マスター:「次は一夏様の銃です。私が一夏様にオススメする銃はこちらです。[ゴソゴソ、ガタッ!!]ぜぇ、ぜぇ」

 

一夏:「大丈夫ですか?マスタ...ってデケェ!?」

 

マスター:「は、ハイパーバズーカ改でございます。ガンダムシリーズに出てくる物を人が持て、るサイズで、再現し重量を軽くし、使用出来る弾をいくつか追加しました...弾は、後、程、用意しますので....ふぅ...」

 

一夏:「大胆にも程がありますよ!?敵を木っ端微にするつもりですかマスター!?貰いますけど!!」

 

鈴:「相変わらずとんでもないもの出すときあるわねマスターって...」

 

マスター:「次はベルベット様の銃です。ベルベット様には...これはどうでしょうか?バレットM82です。」

 

弾:「ってそれアンチ・マテリアルじゃねぇか!!さっきよりはましだけど(※)さすがにアウトだ!!」

 

楯無:「人の体に大きな穴が開くわよそれ!!」

 

鈴:「ってか動きながら絶対撃てないわよ!!」

 

(※さすがにアウト...アンチ・マテリアルは威力が高すぎるため人に向けて撃つのは禁止されている。)

 

ベルベット:「......恐ろしいわね...」

 

マスター:「他にご用件はございますでしょうか?」

 

楯無:「弾をありったけと何かデザートをお願い...全員分ね...」

 

マスター:「デザート...ならこちらはどうでしょうか?ナイフセットです。様々な種類のナイフ以外にもクナイなどもございます。あとは...グレネード関係ですね。オリジナルの試作品も付けておきます。あと鈴様にはこちらを、貴方が使用する銃に着ける銃剣です。ISのブレードに使われる金属を使用し、通常よりも長く頑丈で切れ味抜群になっております。」

 

鈴:「ありがと、マスター。これであれを使った戦いがやりやすくなったわ。」

 

一夏:「あとマスター、前に預けてたやつを返してほしいんだけど...」

 

マスター:「あれですね。少々お待ちを.......お待たせしました。貴方の愛刀雪走と雪花です。手入れはしていますので直ぐにお使いになれます。あとはこちらですね。ベレッタM92Fを連射しやすくした貴方の愛銃白夜と月光です。」

 

一夏:「ありがとうマスター。」

 

マスター:「いえいえ、これくらいお安い御用です。さてここからは一夏様帰還祝いの品でございます。これはほかの皆さまにも差し上げます。まずはこちらを...ローラーダッシュアーマーでございます。とても頑丈に出来ており、見た目に反してとても軽く装着した状態でも普通に歩くことが出来ます。弱点はバッテリーフル充電で30分しか使用できないことです。」

 

一夏:「どこぞの装甲騎兵みたいにキュイィィィンって飛ばしながら突撃噛ませってか?」

 

蘭:「というかあんなの普通出来ないですから!!」

 

マスター:「出来ますよ?(※)以外と簡単ですよあれ。あと装甲騎兵の装備ありますよ?ヘビィマシンガンとかその改良版とかショルダーミサイルポッドとか。」

 

一楯弾鈴:「貰う。」

 

蘭:「即答!?」

 

(※そんなことありません。)

 

マスター:「さて、次はこちらをISの理論を使った最新型収納装置です。これなら武器などを大量に持ち込むことが出来ますよ。あとは...うん?蘭様失礼ですがそのホルスターの銃は?」

 

蘭:「?これですか?一夏さんが作ってくれたブルーローズです。」

 

マスター:「ブルーローズ...!!素晴らしい.....!!まさかあの名作ゲームの銃を作ってしまうとは......!!しかしそれだけではあのキャラの再現率は低いですね...蘭様には特別にこちらを差し上げます。一夏様、すいませんが持ち上げるのを手伝って貰ってもよろしいでしょうか?」

 

一夏:「いいですけどなにを出すつもりですか?」

 

マスター:「蘭様が持っている銃の使い手は機械剣も使っておりました。しかもとても強力な物を」

 

一夏:「ってちょっと待った!!まさか!?」

 

マスター:「そのまさかでございます。蘭様にはこちらを…レッドクイーン改でございます。見た目に反して重量は軽く簡単に振れるだけではなくとても頑丈で刃こぼれしにくく、切れ味抜群です。実際の物のようにイクシードもちゃんと使えますし分解も出来ますよ。」

 

一楯弾鈴:「とんでもないもの作りやがった!!」

 

ベルベット:「......?」←どういうことかわからない。

 

蘭:「すごい...細かいところまでちゃんと再現されてる...早く使ってみたいです...」

 

鈴:「ちょっと蘭!?絶対生身のやつに(※)イクシードは使わないでよ!?生き物が真っ二つになるとこなんか見たくないわよ!!」

 

(※イクシード...レッドクイーンにはジェット推進機の様なものが搭載されており、柄にバイクのアクセルの様なものが着いていてそれを捻ると推進剤が作動してレバーを引くと推進剤が噴射して斬撃を加速及び強化される。)

 

マスター:「あとは...このゴーグル型ディスプレイをどうぞ...最新式のもので地図のデータがあれば目的地までの距離と現在地が解りますし暗視装置付きで暗いところだってとてもよく見える優れものです。次は...[???:「そこから先はわたくしが担当させて頂きますよ...」]」

 

一夏:「鮫嶋さん...お久しぶりです。」

 

???→鮫嶋:「お久しぶりでございます。UGによく戻られました。」

 

鮫嶋:「聞きましたよ?何でも死神連合の連中と戦ったようですね。」

 

一夏:「流石UGを作ったメンバーの1人ですね...まだそんな経ってないのに情報を入手するのが早すぎだ....」

 

鮫嶋:「ふふふ...まぁその話はここまでにするとして...一夏様、三日後にパーティーに出席すると言う話を聞いたのですがこれは本当でしょうか?」

 

一夏:「えぇ、奴らをぶっ飛ばしに行くっていう最高のパーティーにね。」

 

鮫嶋:「なら正装を着ませんと...その服装でもよろしいのですがやはりパーティーはパリッと決めることができる服装で行きませんと...」

 

弾:「パリッとした服装か......」

 

鮫嶋:「今回は一夏様が帰ってきた記念です。特別に無料でご用意しましょう。」

 

楯無:「いいの鮫嶋さん?」

 

鮫嶋:「良いのです。これくらいお安いご用です。」

 

一夏:「ありがとう鮫嶋さん。」

 

マスター:「鮫嶋様。申し訳ありませんがもう少しお待ちしてもらってもよろしいでしょうか?私の方は次の物で終わりますので...」

 

鮫嶋:「おっと、すまないマスター、続きをやってくれ。一夏様終わり次第この施設の2階まで来てください。服の採寸をしますので...では...」

 

鮫嶋はバーを出ていった。

 

マスター:「今から出す武器でお渡しする物は終わりです。

最後にお渡しする武器は...RPG-7です。」

 

マスターはRPG-7のランチャー部分と弾が大量に乗せられた台車を押してきた。

 

ピースメーカーメンバー:「ちょっと待てェェェィィィ!!」

 

一夏:「何で対戦車兵器!?」

 

弾:「そんなもん日本で使ったらとんでもないことになるわ!!」

 

マスター:「皆さま落ち着いて下さい。これを出した理由をお話します。」

 

ベルベット:「...理由?」

 

マスター:「.......これは噂なのですが死神連合は人間の兵隊だけではなく、最新兵器を手にいれたらしくどんな物かまではわかりませんが、どうも嫌な予感を感じるのです...もしかするとこれでも倒せない可能性がございます。」

 

一夏:「成る程...わかった。そういうことならありがたく頂きます。よし、これで装備は集まった!!マスター、こいつは今回の武器の代金だ。受け取って下さい。」

 

一夏はポケットの中から金貨を10枚取り出しカウンターにおいた。

 

しかし、マスターは受け取らずに一夏の方に金貨をそっと押し返した。

 

マスター:「......お代は要りません。全部持っていって下さい。」

 

一夏:「!?マスター!?」

 

マスター:「わたくしは嬉しいのです。貴方があの日からいなくなり貴方に恩を返すことが出来ないと思うととても辛かった...それでも恩を返すことを諦めることが出来ず、せめて貴方がいつ帰ってきてもいいように装備を集めていたのです。」

 

マスター:「そして理由はどうあれ貴方はここに帰ってきて再会することが出来ました。これは今の私が貴方に出来る恩返しでございます。ですからお代は要りません。」

 

一夏:「マスター...そうか、ならありがたく貰っていきます。次はちゃんと代金は払いますよ。それと次来たときはそうだな...(※)ホワイト・スパイダーでも作って下さい。俺が酒を飲むときは二十歳になるまではここか祝い事、誰かの別れぐらいの時ぐらいしか飲めないですから。」

 

(※ホワイト・スパイダー...カクテルの一つでウォッカをベースにしたカクテル)

 

マスター:「わかりました...必ず用意します。」

 

一夏:「じゃ、俺達は出るよ。また来ます。」

 

一夏達はバーを出ようとする。

 

マスター:「一夏様、ピースメーカーの皆さま」

 

一夏:「?」

 

マスター:「どうぞ楽しいパーティーを...」ペコリ...

 

一夏は頷いたあとバーを出た。

 

 

 

数分後

 

施設2階

 

鮫嶋:「お待ちしておりました一夏様。では早速採寸をしますので女性の方は此方へお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮫嶋:「一夏様これはフォーマル用にしますか?それとも社交用でしょうか?」

 

一夏:「社交用で。」

 

鮫嶋:「服をお召しになるのは昼と夜どちらでしょうか?」

 

一夏:「昼と夜の服を1着...いや俺のは2着頼めますか?」

 

鮫嶋:「大丈夫でございます。スタイルは?」

 

一夏:「鮫嶋さんのおすすめで。」

 

鮫嶋:「ボタンの数は?」

 

一夏:「2つ。」

 

鮫嶋:「ズボンは?」

 

一夏:「動きやすい物で。」

 

鮫嶋:「裏地はどうしましょうか?」

 

一夏:「...勿論実戦用だ。」

 

鮫嶋:「ではこちらの裏地を使いましょう。今から実演で効果をお見せしますので...」

 

鮫嶋が手を叩くと一人の男とスーツを着せたマネキンが出てきた。

 

男がハンドガンでスーツを着たマネキンを撃つ。

 

マネキンのスーツは表面の部分は穴が空いていたが裏地の部分で弾が止まっていた。

 

鮫嶋:「これは最新防弾繊維を使った物です。これを裏地に縫い付けておけば弾は貫通しません。とは言うものの...激痛が走ります...」

 

一夏:「弾が貫通しないことだけでも十分ありがたいですよ。これはいつくらいに用意できますか?」

 

鮫嶋:「明日には完成します。出来次第すぐにアジトの方までお届けします。」

 

一夏:「助かります。」

 

鮫嶋:「あと一夏様と蘭様、楯無様は少しお待ちしてもらっても構わないでしょうか?お渡ししたいものがございます。」

 

 

数分後...

 

一夏:「渡したいものって?」

 

鮫嶋:「こちらでございます。」

 

鮫島が取り出したものは白い和服と鎧を合体させたものが1着、白いスーツが一着、赤いコートが1着だった。

 

一夏:「!?こいつは俺の勝負服!?けど俺の服はボロボロになって着れなくなったはず!?」

 

楯無:「あたしの服も新しくなってる!?しかも服の仕掛けもしっかりついてる!?」

 

蘭:「この赤いコートってもしかしてネロのコートですか!?」

 

鮫嶋:「フフフッ、一夏様の服は新しく作り直しを、楯無様のスーツは中の仕掛けをマスターに頼んで最新型の仕掛けに取り替えを、蘭様はブルーローズとレッドクイーンを手にいれたそうなのでご用意させて頂きました。勿論防弾仕様です。」

 

一夏:「鮫嶋さん...ありがとうございます...こいつをまた着れる時が来るとは思ってもいませんでしたよ...」

 

鮫嶋:「喜んで頂き何よりです。これで私の仕事はおしまいでございます。」

 

鮫嶋:「次に会うときは死神連合に勝った時ですね。どうかお気を付けて...」

 

一夏:「ありがとう鮫嶋さん...また来るよ...」

 

一夏達は宿泊施設を出た。

 

これで装備は集まり、戦いの日を待つだけとなった...

 




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