TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者   作:ヒーロー好き

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遅れましたが、あけましておめでとうございます

今後とも、よろしくお願いします




第百二席 関羽、再び孫尚香に出会うのこと

「袁術殿の治める街に来るのも久しぶりだな」

 

目的地である呉への道中、袁術の治める町に到着した愛紗

 

「うむ、以前来た時よりも、随分賑わいが増している様だな」

 

辺りを見渡してから、愛紗はそう呟いた

 

「………ん?」

 

町を歩いているとある物が目に映る

 

『でっかいキ◯タマなのだ!』

 

大きな狸の置物が置いてある土産屋であった

 

「どれ、ちょっと覗いてみるか」

 

土産屋に入る

 

「鈴々の土産に、一つ買っていってやるか」

 

商品を眺めていく愛紗。中には、動物のストラップが並んでいる。その最中、子豚のストラップが目に写り

 

「ん?ふふ、いやこっちの方が良いか」

 

笑みをこぼす愛紗であった

 

「あれは…」

 

会計をしている内にある物が目に映る

 

「……これもくれ」

 

そしてある物も買う愛紗であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土産屋から出て、再度町を歩く

 

「いっ!」

 

角を曲がった直後、愛紗が何かとぶつかった。ポヨン、と豊満な胸が揺れ、当たった少女は鼻を抑える

 

「関羽!」

 

「尚香殿」

 

孫尚香と鉢合わせた

 

「ん?あれ?張飛は一緒じゃないの?」

 

きょろきょろを周りを見る

 

「ああ…私、一人だ」

 

「残念…今度会ったら、大きさ、形、色、つや、感度、弾力、味、匂い、舌触り、挟み具合の10番勝負で乳比べに決着つけようと思ってたのに!!」

 

「…挟み具合って」

 

苦笑いをしながら尚香の胸に視線を向ける愛紗

 

「何よ!何か言いたいことでもあるの!?」

 

「え、うん、いや……それよりも、尚香殿は何でこんな所に?さては、また家出だな?」

 

「そ、そうじゃなくて……」

 

「まったく、そなたときたら懲りもせず……何が不満か知らぬが、一国の姫君とあろうものが、一人で気ままにフラフラと旅をするなど言語道断。もしもの事があったらどうするつもりだ?そなたの事を心配」

 

ため息をつき、愛紗は説教を行う

 

「もう~~!!だから家出じゃないって言ってるでしょ!!」

 

「え?」

 

「シャオはね?今回は重大な任務を帯びてこの町に来てるのよ」

 

「重大な任務?そなたが?」

 

訝しげに眉を潜める愛紗

 

「な、なによ?シャオが重大任務を任されちゃおかしいって言うの?」

 

「そうは言わぬが……」

 

「大体!関羽はシャオの事何だと思ってるの~~!?」

 

地団駄を踏む尚香

 

「曲者、覚悟!」

 

その時、一人の少女がこちらに急接近してきた

 

「ん?」

 

長い黒髪で、忍装束を身に纏い背中に装備している長刀を抜刀

 

「下がれ!」

 

愛紗はそう言いながら後ろに下がる

 

「きゃあ!」

 

が尚香は押され、尻餅をしてしまう

 

「あああああ!!」

 

「あああああ!!」

 

その一撃を、愛紗は偃月刀で防ぐ。火花が飛び散り、激しさを増す剣檄

 

「はっ!」

 

少女は後ろに跳び、態勢を立て直す

 

「……」

 

「……」

 

距離が離れ、対峙し、少女は動く

 

 

 

 

 

 

「周泰!やめて!」

 

黒髪の少女は、動きを止めた

 

「尚香様……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「申し訳ありません!」

 

それから近くの茶屋にて、周泰は、愛紗の前で地に跪き、謝罪していた

 

「周泰殿、さっきの事はもう……だから頭を上げて下さい」

 

「てっきり、その……尚香様が武器を持った厳つい者に絡まれていると思い、つい……」

 

「厳つい者って……ま、まあ、過ちは誰にでもある事だ」

 

店の店員が茶を置き、その場を後にする

 

「しかし、こうして護衛の周泰殿や、軍師の陸遜殿が一緒の所を見ると、尚香殿が重要な任務を帯びて来たのは本当の様だな」

 

「はい…実は、数年来、我が孫家と袁術さんの間では、国境にある山がどちらのものか、という事で争っていたのですが……先日、蔵の整理をしていた所、孫策の母上である先代、孫堅様と袁家との間で交わされた約定の証となる書き付けが出てきて…それには、国境の山は我が方の物と記されており、互いの印まで押されてあったのです」

 

陸遜が説明をしている時、周泰はネコを見つけ、幸せそうな表情をしていた

 

「成る程」

 

「で、このシャオ様がその書き付けを持って、袁術との交渉に来たって訳」

 

「そうであれば、確かにこれは重大な任務だが」

 

「ですが、既に水面下で周瑜様と張勲さんの間で話はついていて、後は形式的に書き付けを確認してもらうだけなので、別に交渉という程の事は」

 

「うむ、それなら大丈夫か」

 

そして周泰は自らの長い黒髪を猫じゃらし代わりにし、猫を誘っていた

 

「尚香様もいずれは孫家を支える柱となる身。その手始めとして、まずはこうした事から任せてみるのも良かろうと、孫策様が仰せになって」

 

「つまり、これは記念すべきシャオの初仕事って事…なのに袁術の奴……忙しいだの、体調が優れぬだの、全然シャオと会おうとしないのよ」

 

「書き付けを見て確認してしまえば、ケリがついてしまう事だけに、尚香様との会見をずるずると引き延ばして、有耶無耶にしてしまおうという腹なんでしょう」

 

「だが、さっきこの件は既に話がついていると」

 

ゆっくり、ゆっくりと、近づいていく猫。さらに表情が明るくなる周泰

 

「その筈だったんですが、土壇場で袁術様が臍を曲げたのか、或いは交渉が決裂しても、ここの所度重なる出兵で疲弊した我が方に事を構える武力はないと判断し、考えを変えたのか……」

 

「あ~もう、ホント腹立つわね!!」

 

ドン!

 

テーブルを叩く尚香。意外と大きく鳴り、当然の如く、猫を驚かせてしまい

 

「ぁ~~~あぅ」

 

咄嗟に逃げてしまった猫。周泰はひどく落ち込んでしまった

 

「袁術なんか、雪蓮姉様が兵を率いて乗り込めばきっと一発で」

 

「駄目ですよ、尚香様…今は力を蓄える時。兵を用いずに話し合いで解決しないと」

 

「でも、この町に来て半月になるのよ!?」

 

「そんなに待たされているのか?」

 

「おかげで暇を持て余し、やむ無く町に出て時間を潰していたのですが、本屋に行って、書物を見ている間に、一緒にいた筈の尚香様がいつの間にか姿を消していて」

 

「だって陸遜てば、ちょっと覗くだけですからって言っといて、ずっと本読んでるんだもん。シャオ退屈しちゃって」

 

「それなら一声かけてくれれば……」

 

「声なら何度もかけたわよ!でも完全に書物に没頭してて、聞く耳を持たなかったんじゃない!!」

 

「まあまあ、尚香殿」

 

「所で、尚香様。例の書き付け、まさか無くされたりしてないですよね?」

 

「それは大丈夫。ここに入れて、肌身離さず持っているから、絶対無くしたりなんかしないわ」

 

体に提げている可愛らしいポーチに手を置くのであった

 

「そういえば、関羽さん…高杉さんは?」

 

「ああ、ご主人様は別の用事で一緒ではないんです」

 

「意外ね、関羽のことだから一緒に着いていくものだと思っていたのに」

 

「そうですね」

 

「まさか、振られちゃったりして」

 

「尚香様!!」

 

「あは、冗談よ」

 

「すいません…関羽さ…ん…」

 

陸遜が謝罪し、関羽に視線を向けると

 

「フ、フフ、フフフフフフ!!」

 

尋常じゃない雰囲気と笑みを浮かべている愛紗がいた

 

「関羽」

 

「私がご主人様に振られてた…フフフ、そんな訳ないじゃないですか」

 

「ええと」

 

「ご主人様は私を愛しているんです!ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様…」

 

目に光のない愛紗に陸遜達は怯えていた

 

「尚香殿」

 

「はい!!」

 

「今回は許しますが…今度…笑えない冗談を…言ったら」

 

そういって取り出したのは、あの店で買った、以前星が朱里に勧めたあの子宝飴であった

 

バキ

 

その飴の先を握り潰した

 

「ツギハ…アリマセンカラネ…フフフフ」

 

黒い笑みを浮かべる愛紗に3人は全力で首を縦に振るのであった

 

「(アア、ゴシュジンサマ、ワタシヲキライニナラナイデクダサイ!キライニナッタラ…ワタシハ…フフフフフ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の場所

 

「ひぃ!!」

悲鳴をあげ、男の大事なところを抑えている勇作

 

「どうしました?ご主人様」

 

「いや…ちょっとね」

 

「??」

 

「(なんか、凄い寒気がしたような…気のせいだよね)」

 

身の危険を感じる勇作であった

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