TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者 作:ヒーロー好き
「…あれは、偽劉備……仮面の男の正体はアイツだったのか…」
別の場所にいた勇作も空に映った偽劉備に驚いていた
「(愛紗達が心配だ!向かわないと…)」
勇作は向かおうとしたが
「…ぐっ!?」
右眼に痛みが走り、右手で押さえる
「(くそっ!急がないといけない時に……)」
押さえながらも馬小屋に向かう勇作であった
そして愛紗達は七星壇の上にいる偽劉備を見ていた
「復讐だと!!」
「貴方に復讐される覚えはない!」
紫苑は偽劉備に弓矢を構える
「覚悟!!」
矢を放つが
「……無駄だ!」
于吉の時と同様に見えないバリアは阻まれるように、威力を失った矢はその場に落ちる
「今のお前たちでは、私に触れる事すらできない」
「そんな……」
「さて……久しぶりですね…本物の劉備さん」
偽劉備は桃香に視線を向ける
「……」
「まさか生きていたとはね」
「貴方のせいで私がどんな目あっていたと思っているですか!!」
「知らないね」
「…知らないって」
「それに……騙される方が悪いのですよ」
「言わせておけば」
桃香に向かおうとするが
「行くな!」
華佗が止める
「でも!!」
「行った所で何もできないぞ」
「……っ!!」
その言葉に言い返せない桃香
「まあ…いいですよ。どうせこの場で死ぬことになるんですから」
「何だとっ!!」
「偽劉備!一体何をするつもりだ」
「決まっているでしょう!この国の皇帝になることですよ」
「なんだと!!」
「兵馬俑を使って、この国の皇帝やお前たち、そして私に逆らう者を始末させてね」
「そんなこと出来ると思っているのですか!?」
「出来ますよ!私にはその力があるんですからね……それにあいつが来ても私が勝ちますしね」
「あいつ?」
「高杉だよ!今頃は私が掛けた呪いに苦しんでいるはずですしね」
「呪いだと!……まさか」
「そうですよ!あいつに呪いを掛けたのはこの私だ!あいつは私の作った義勇軍を奪ったんだ!報いを受けて当然だよ」
「奪っただと!」
「ふざけるな!ご主人様は奪っていない!」
「うるさい!うるさい!……何と言われようとあいつは報いを受けて当然なんだ!」
「……貴様っ」
「御使いを殺した後は貴様らの番だ!」
「なぜ…そこまで目の敵にする」
華佗が偽劉備に聞く
「ふん!冥途の土産に聞かせてやる」
そして偽劉備は語りだした
「あれは貴様たちから逃げた後のことだ!俺はまた旗揚げしようとした……だが賊の生き残りが俺に復讐しに来たんだ」
「……」
「俺は剣を捨てて逃げるしかなかった」
「屈辱だった…だがいつか再起を図るまで私は逃げ続けた。そしてその好機が訪れた」
偽劉備は張角を指さす
「お前たちが起こした黄巾の乱がそれだ!そこで出世して私は返り咲くはずだった!だかそれを……」
桃香達を睨みつける
「貴様たちのせいで、また台無しになってしまった。だが天は私を見捨てなかった…ある人物に拾われたからな」
「…それが于吉か」
「そうだ!そして後はお前たちの知っているはずだ。張譲を操り太平要術に妖力を蓄える政をしていたことを……だがなもう一つ目的があったんだ」
「何っ?」
「ある日、太平要術が私に語り掛けてきたのだ。復讐の手伝いをするとな」
「なんだと!!」
「太平要術が!?」
「私も驚いた。……けど私はそれに乗ったんだ!復讐のために……そして力を蓄えていった」
「そんなことのために無実の人間を殺していったのか!!」
「許せないのだ!」
「貴様のせいでご主人様が今も苦しんで……それだけではない貴様は恩人である于吉も殺して」
「私の復讐のためだ。恩人を利用して何が悪い!」
「利用だと!」
「于吉も許せないが、あんたが一番許せない!」
「どうするんですか?お前たちでは私は倒すどころか触れる事すら出来ないのですよ!それに周りを見ろ!」
兵馬俑が武器を構え近づいてきた
「私に近づきたいのならそいつらを倒すことだな」
「こんな奴ら、鈴々がぶっ飛ばしてやるのだ」
「そうだな」
「姉上と張角殿はあの中に避難を」
「はい」
「俺が守ってやる」
「華佗さん…お願いします」
馬車の中に避難する桃香と張角
「……殺せ!」
偽劉備の指示で愛紗達に襲い掛かる兵馬俑
「せいぜい足掻くだな」
偽劉備は于吉が座っていた椅子に座る
「さて、あいつらも動き出したかな」
テーブルの上にある水晶を見る偽劉備
「……楽しんでいますね」
孫策陣営では
「姉様!!」
「雪蓮姉様!!」
「「「「雪蓮さま!!」」」」
「放しなさい!」
「無様ですね。孫策」
兵馬俑と謎の人物の影から無数の黒い手による攻撃に追い詰められていた
「姉様を放せ!」
孫権が向かってくるが
「ふん!」
黒い手に阻まれ、後ろに飛ばされてします
「蓮華!」
「人の心配をしている場合か!」
黒い手によって拘束されていた孫策を孫権に向かって投げる
「雪蓮!!」
周瑜が受け止めようとする
「ぐはっ!!」
受け止めることはできたが、ぶつかった衝撃で後ろに倒れてします
「冥琳!」
「大丈夫です」
「いい気味ですね。私を嵌めた罰ですよ」
そういうと謎の人物は仮面を取る
「貴方は!!」
「孫静!!」
謎の人物の正体は、以前孫策を暗殺しようとして失敗し反逆者達を一緒に投獄された孫静だった
「久しぶりだな…孫家の者どもよ」
「貴方は反逆罪で死罪されたはずだ」
「貴様らに復讐するために地獄から戻ってきたのだ!同胞よ!復讐の時だ!」
黒い手に向かって言う孫静
そして曹操陣営でも
「お下がりください!曹操様!」
「久しぶりだな曹操!」
「なぜ貴方がここにいるの」
両手に持った大きな鎌を持った人物が近づいてくる
「もちろん貴方を殺すために戻ってきたんですよ」
「ふざけないで、貴方は処刑したはずよ……」
「戻ってきたんですよ……新な肉体と張繍の名をもってね」
その人物は以前勇作達が曹操たちの美食の会(この小説では第六十四席から第六十六席)で曹操を暗殺しようと部下に指示を出した黒幕であった
「今度こそ貴様を殺してやる」