TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者   作:ヒーロー好き

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第三十席 勇作、孫尚香と出会うのこと

旅を続けている勇作達は山道を歩いていた

 

「うわぁー、いいお天気なのだ!!」

 

「そうだな」

 

「こんな晴れた日には何かいいことがあるかもしれ「きゃあ」!?」

 

突然の悲鳴が上がり、声が聞こえた方に視線を向けると店でピンク色の髪の少女が髭を生やした男に捕まっているのであった

 

「なにすんのよ!!離しなさいよ!?」

 

その様子を見た関羽は男の前に立った。その後に鈴々と勇作と孔明が現れた

 

「そこまでだ!!かよわき物を虐げんとする悪党め、この場で成敗してくれる!!」

 

「悪党って、おらはただ・・・・」

 

「問答無用!!覚悟!!」

 

「うりゃりゃりゃ~!!」

 

「うわああああああああああ!!」

 

そのまま、男を殴り飛ばしてしまった

 

 

 

 

 

 

「ええっ!食い逃げ!?」

 

「んだぁ、さっきの娘っ子、飲み食いした後、金払わずに逃げようとしたから、それで・・」

 

「ああ、いやぁ・・そうとは知らず、とんだ勘違いを・・」

 

すると店主が関羽に手を出した

 

「ん?」

 

「代金、食い逃げの・・」

 

「あ、ああ。そっか・・・って何で私が!?」

 

「おめぇらのせいで、あの娘っ子が逃げちまったんだから。弁償してもらわんと・・・」

 

「うっ・・・・」

 

「(仕方ないか)」

 

勇作が思っていると

 

『・・・助けて・・・』

 

「え?」

と茶店の向かいにあるボロ屋敷の方を見た

 

「どうしたのですか?高杉さん」

 

「いや、あの屋敷から声が聞こえたんだけど・・・」

 

「私は聞こえませんでしたけど、気のせいなのでは?」

 

「そうだな(・・・・・・気のせいなのかな?)」

 

 

 

 

 

 

「とほほ・・・とんだ災難だ・・・」

 

関羽は落ち込んでいた。そんな姿に鈴々と孔明が励ます

 

「あの元気出してください」

 

「そうなのだ!!」

 

すると後ろから

 

「ちょっと、待ちなさいよ!!」

 

すると後ろから勇作たちを呼びとめる声が聞こえてきた。後ろを振り向くと先ほど食い逃げした女の子の姿が見えた

 

「なっ!?お主は先ほどの食い逃げ娘!!」

関羽は怒り出した

 

「今までどこへいったのだ!?お主のせいで私は!!」

 

「あんた達、なかなか見込みがあるわね。気に入ったわ!!」

 

「シャオの家来にしてあげる。」

 

「はぁ?・・・」

 

突然の家来にする宣言したので疑問に思い恥じる

 

「あの・・・シャオとやら。全然、話が見えないのだが・・・」

 

「ちょっと、初対面なのにシャオだなんてなれなれしく呼ばないでよね!!」

 

「あ、いや。すまん」

 

「自分でシャオって言ったのに・・・」

 

「うるさいわよ。そこのちびっこその二」

 

呆れて喋る孔明に怒鳴りつける。それをみた鈴々は笑い出す

 

「ぷぷぷ。孔明、ちびっこ扱いなのだ」

 

「いや、孔明がちびっこその二なら、その一は、鈴々だと思うのだけど・・・」

勇作がそう言うと

 

「誰がちびっこなのだ!お兄ちゃんひどいのだ!」

ちびっこ呼ばわりされた鈴々が勇作に怒鳴りつける

 

「ご、ごめん」

 

「と・に・か・く。あんた達はこの江東に覇を唱える孫家の末娘、この孫尚香の家来になるのよ!良いわね!?」

 

「「「ええっ!?」」」

 

「(ええっ!?この子が弓腰姫と言われたあの孫尚香!)」

 

家来発言に驚く関羽たち、勇作は名前を知り、驚きを隠せなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、町にたどり着いた

 

「さーて、晩御飯はどこがいいかしら」

 

孫尚香は走り出した。そして、一軒の料理屋の前に立った。

 

 

「ここがいいわ、ここにしましょう」

 

「飯は宿を決めてからだ」

 

「えっー、いいじゃない!!シャオ、おなかすいた!!・・・ねぇー、御飯!!」

 

宿を探す関羽達に文句を言う孫尚香。すると関羽が

 

「お主、飯を食う金はあるのか?」

 

「何言っているのよ?そんなの家来のあんた達が払うにきまっているでしょ!!」

 

「っ!?おい!!」

 

「てゆかー、お金があったら茶店で食い逃げなんかしないんじゃない?」

 

「なるほど・・・」

 

「そこ、感心する所じゃないと思いますけど・・・・」

 

「たしかに」

 

納得する関羽に孔明と勇作が突っ込む

 

「しかし、それなら今までどうしていたのだ?まさかずっと一文無しで旅に出ていたわけではあるまい?」

 

「もちろん、それなりの路銀は持っていたわ。前の町までは・・・でもそこで・・・・これ買っちゃって」

と頭についていた髪留めをとった。それには宝石が埋め込まれていた

 

「って、路銀全部はたいて、それらを買ったのか!?」

 

「だってほしかったんだもん!! 見てよ、これ。キラキラして綺麗でしょう。お店で見たとき、これだぁって一目惚れしちゃったのよね。あぁ、こうやって見てると、何かうっとりしちゃう」

 

「はあー」

髪留めを見て、うっとりする孫尚香を見てあきれる勇作たち・・・・・・・・・・すると

 

 

 

「きゃあ!?何するのよ!!この泥棒!!」

 

カラスが突然、孫尚香の持っていた髪留めを奪い取ってしまった。孫尚香はカラスを追いかけ始めた。勇作たちも仕方なく追いかけ始めた、そして、カラスは上空へと飛んでいた

 

「あ!? こらぁ、返せぇーーーっ!!」

 

すると宿の窓から紫の髪の女性が弓を構えた。勇作と関羽はそれに気付いた

 

「ちょっと、何よ!?」

 

ビュッ!!

 

そして、矢をカラスに向かって放った。しかし、カラスに当たることはなかった

 

「(外したか?)」

 

「(外したのか・・・いや違うな)」

 

すると、カラスが突然、落ちてきた。すぐ様に鈴々がカラスを捕まえる

 

「すごーい!!あたったのだ!!」

 

その後に孫尚香は髪留めを受け止める

 

「よかった・・・壊れていない」

 

壊れてないことに安心したその時

 

「カァー、カァー!!」

 

「ちょっ・・・痛たたたたた・・・・」

 

カラスが眼を覚まし、孫尚香に八つ当たりを始めた。そして、そのまま飛び去った

 

「もう何するのよ!!この馬鹿!!」

 

「いったいどうなっているのだ?」

 

「おそらく、矢が頭をかすめた時にできた空気の波に当たって、気を失ったのだろう」

 

「でも、そんなことができるんですか?」

 

「出来るも何も。今、目の前で見た通りだ」

 

「偶然・・・・・・じゃないんですか。狙いが逸れて、それで偶々」

 

「そうかもしれない。だが・・・もし狙ってやっていたのならば、まさに神業」

 

関羽が目線を向けたが、そこにはすでに女性の姿はなかった

 

「(恐ろしいほどの腕前だ)」

 

「(確かにすごかったな・・・けどあの茶店で聞こえた声はいったい何だったんだ?)」

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