TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者 作:ヒーロー好き
翌日。孫策はテラスでくつろいでいた
「うーん!!」
そこへ周喩がやってきた
「まだ、眠そうね」
「昨夜はちょっと飲みすぎたから」
「関羽殿とかなり話が弾んでいたそうですが」
「ええ、かなり腕も立つようだし、あのまま野においていくのは惜しいわ。ふふ・・・それにあの張飛も面白いわね。もしあれ以上、大きくならないのなら庭で飼いたいくらい・・・」
雪蓮の頭の中には庭で飼われている鈴々がいた
『ワンワンなのだ』
「ふふ・・・お戯れを・・・」
「で、その客人達は起きているの?」
「はい。既に朝食を済まされ、関羽殿と張飛殿は尚香さまと山の狩り場へ・・・」
二人は山の方を見た
「誰かつけてあるの?」
「案内役として甘寧を・・・」
「そう、ならいいわ」
「孔明殿は書庫を見たいと申されたので、陸遜が案内をやっています」
「ふーん」
「あと高杉殿は城の中を見たいと言っていたので、孫権さまが案内をしています」
「へー蓮華が・・・ね」
「随分とあの男を気にしているようだが・・・」
「まあ、良い男だと思うけど、あまり強く無さそうだったわ」
「そうですか」
「冥琳・・・もしかして妬いているの?」
「妬いていません」
書庫では孔明と陸遜がいた
「うわぁー、こんなにたくさんの書物、始めて見ました」
「政や軍略に関する物はもちろん、農工、天文、史書、暦、あらゆる書物がここに集められているのです」
「もしかして陸孫さんはこれを全部読まれたのですか?」
「ええ、私、書物が大好きなんです」
「私もです。」
すると陸遜の様子がおかしくなった。
「書物っていいものですね。読むと新しい知識が波のように押し寄せてきて、それが体の一番、深い所に体を喜ばす魅力ときたら、あっは~ん!!」
陸遜は興奮状態となって、モジモジしていた
「いえ、私は、そういうのとはちょっと違うんですけど・・・」
そのころ、山の狩り場では関羽と鈴々が孫尚香と一緒に狩りに出かけていた。案内役として、甘寧も一緒である
「しっ」
すると孫尚香一行を止めた。そして、弓を構え始めた。すると茂みから一羽の山鳥が現れた。そして、矢を放つと山鳥に当たり、墜落した
「おおお・・・」
「お見事です。尚香様・・・獲物は私が」
そういうと甘寧は獲物が落ちたほうへ行った
「頼むわ。甘寧・・・この前会った黄忠ほどじゃないけど弓にはちょっと自信があるのよね」
すると鈴々が・・・
「ふん、薄い胸張って威張っても全然かっこがつかないのだ!!」
「ちょっと、薄い胸とはなによ!!アンタのほうがよっぽどのつるぺったんのお子ちゃま体型じゃない!!」
「温泉の時見たけど、お前のだって鈴々とたいして変わらないのだ!!」
「言ったわね!!変わるか変わらないか勝負しようじゃない!!」
「望むところなのだ!!」
鈴々と孫尚香は睨み始めた
「って何をくだらないことを・・・」
「くだらなくないのだ!!」
「そうよ!!おっぱい勝ち組は黙ってて!!」
「いや・・・勝ち組って・・・・///////」
関羽は自分の胸を隠した。すると
「張飛、あそこで乳比べよ!!」
「わかったのだ!!」
そして、茂みに入ると・・・・
「大きさ、形、感度の三番勝負だからね!!」
鈴々と尚香は服を脱ぎ始めた
「はあ」
関羽はため息をした
「山鳥でも探すか・・・」
と歩くと、城のテラスでくつろいでいる孫策と周喩がいた
その頃、勇作は
「広いなー、迷子になりそうだ」
城の中を見ていた。案内として孫権がいた
「城の中を見たのは初めてですか?」
「ああ。こんなに広いとは思いませんでした」
「そうですか・・・」
「孫権殿」
「如何しました?」
「暗い顔してますけど、どうしました?」
「いえ、なんでもありません」
「・・・・・・・嘘ですね!」
「・・・・・・」
「何か悩んでいませんか?」
「!?」
と孫権は驚いた表情をした
「あの孫権ど・・・」
と言おうとした時
「孫権さま!?」
と一人の兵士が走ってきた
「どうした?」
「実は・・・」
「それは本当か!」
「はい」
と孫権は走り去っていった
「・・・・・・・・・」
「周喩!!」
「孫権さま」
と来たのは、孫策と周喩がいたテラスだった
「姉様が襲われたって本当なの!?」
「残念ながら・・・昼前、ここでくつろいでいられたときに、矢を射かけられて・・・」
「矢を・・・!?」
孫権は先ほど関羽がいた山のほうをみた
「それで姉様の容体は?」
「矢傷は浅いのですが矢じりに毒が塗ってあって、傷口からすぐに毒を吸い出して、何とか一命を取り留めたのですが・・意識は今だ戻られず・・・」
「そんな・・・姉様・・・」
とそこに勇作が来た
「(事件でも起きたのか?)」
「大量!大量!・・・今日のお昼は牡丹鍋にするのだ」
と狩りに出ていた関羽たちが戻ってきた。すると
「関羽!張飛!お前達の身柄を拘束する」
関羽達は兵に囲まれ、兵の一人が関羽に剣を突きつけられた
「なっ!?」
王間の中には孫権、甘寧、周瑜、鈴々、孫尚香、勇作そして手枷をかけられた関羽がいた。すると孔明が慌てて、入ってきた
「関羽さん!!何があったんですか!?」
今までのことを聞いた孔明は驚いた
「関羽さんが孫策さんを暗殺しようとした!?・・・何かの間違いです!!関羽さんがそんな事をするなんて、絶対あり得ません!!証拠は・・・証拠はあるのですか?」
孔明の問いに孫権は答えた
「証拠はない・・・」
「それならなぜ!?」
「確たる証拠はないが、姉さまがいたところに矢を射かけるにはあの山の狩り場が絶好の場所なのだ!!姉さまが矢を受けた正にその時、そんなところ素性も知らない旅の武芸者がいたのだ。疑われるのは当り前であろう」
孫権の推理に孔明は納得しなかった
「当たり前じゃありません!!たしか狩り場には御家中の方が案内役として付いていたのでは?」
「ついてはいたが、ずっと一緒だったのではないと甘寧は言っている」
「孫策さまが矢を受けられたと思しき頃、私は尚香さまが射かけた獲物を捕りに、関羽殿の下から離れました」
「それなら尚香さんが近くに・・」
「ちょうどその頃、シャオは張飛と一緒、関羽の近くにはいなくって・・・」
孫尚香も申し訳なさそうに言った
「けどだからって愛紗を疑うのはおかしいのだ!!」
「そうです。おかしいです!!甘寧さん、貴方は獲物を拾いに行くために関羽さんのもとを離れたといいましたよね?」
「いかにもそう言ったが・・・」
「ということは、孫策さんが射られたとき、甘寧さんも山の狩り場にはお一人だったということですね」
それを聞いた甘寧の表情が変わり、孔明を睨みつけた
「貴様、何が言いたい?」
「なるほど、一人で狩場にいた関羽殿が怪しいのなら、同じく一人でいた甘寧殿も怪しいということか・・・」
と勇作が言った
「な?!ふ、ふざけるな!?私は孫家に仕える身だぞ!!そんな私が孫策さまの暗殺をたくらむなど!!」
「孫家に仕える身だからこそじゃないんですか?毎日のように顔を合わせる主君と臣下であればこそ、日々の軋轢、考えの違い、利害の不一致・・・。相手を殺してやりたいと思う可能性は、孫家とは何の関わりの無い旅の武芸者より、ずっと高い筈。違いますか?」
「言わせておけば・・・この小娘が!?」
孔明の問いに完全に切れ、甘寧は兵士から剣を奪い取り
「ああ!?」
驚く関羽と鈴々
「ひっ!?」
目を瞑る孫尚香
シャキ
孔明に向けた
「武人をそこまで辱めてただで済むと思うなよ」
「甘寧さん!!貴方が誇り高き武人なら関羽さんだって同じです!!それを確たる証拠もなくて疑って、こんな恥辱を与えることなど、それこそただではすまないことですよ!!」
「くっ!」
孔明の言葉に動揺しつつも武器を治めようとはしない甘寧。すると
「はっ」
ガチン
と甘寧が持っていた剣を勇作は蹴り、上に弾き飛ばした
「!?」
「なっ!」
突然のことに皆、驚いた。そして落ちてきた剣を掴み、甘寧に向けた
「高杉さん」
「孔明の言っている事も分からないのか!このminnow!(ミノウ)」
「何だと?」
「この雑魚がって言ったんだよ」
「き、貴様!」
「そこまでだ!?」
と周瑜の声が響いた
「すまぬが剣を引いてくれ」
と勇作は剣を引いた
「孫権さま、どうやらいささか勇み足だったようですね。孫策さまが倒れられて動揺しているのはわかりますが、こんな時だからこそ冷静に物事を判断し、皆を率いるのが上に立つ者としての務め。そうではないか?」
それを聞いた孫権は
「そうだな、周瑜。お主の言う通りだ」
関羽の手枷を外したのであった。
「関羽殿、すまなかった」
「いえ、わかっていただければ・・・それで・・・」
すると
フラフラ~
突然、孔明が目を回して倒れてしまった
「うわああ!?大丈夫ですか?孔明さん」
「はわわ~ちょっと頑張りすぎちゃいました」
「はあ・・・これ返します」
と俺は剣を甘寧に返した
「・・・・・・・・・」
甘寧は勇作を睨みつけながらも剣を受け取った
「(何かありそうだな・・・この事件)」