TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者 作:ヒーロー好き
勇作達は劉備と共に桃花村の屋敷へとやってきた。そこの当主も加えて話を始めた
「いやはやー、劉備殿が勝って戻られるとは長生きはするものな・・・」
「んんっ!庄屋殿・・・」
「あの劉備殿の義勇軍。それほど負け続きだったのですか?」
「ああ、それはもう・・・はあー」
ため息をし、話始めた
「劉備殿がわずかな手勢を連れて、この村、桃花村に来られたのは三月ばかり前のこと。最初はあまりに胡乱な身なりをしていたので食い詰めた賊か何かと思いましたが、話を聞くと中山靖王の末裔という高貴な血を引くお方とか・・・」
3月前
『ほお、義勇軍のですとな・・・』
『はい、今この辺りでは巨悪な賊どもが跋扈しております。そうした不逞の輩を成敗し、民の安命を図ろうと我ら旗揚げしたとしだい、こちらの庄屋殿は義にあつく、徳の高い方だとお聞きしました。我ら、志はあっても、武器はおろか、その日の糧食にも事欠く始末。ここはひとつ、天下万民のため、お力添えいただきたいかと思いまして・・・』
「とまあそういう訳で、我が家の倉の中を開いて、武器と兵糧を整えて、いざ出陣・・・・・となったのですが・・・・七度出陣して、七度負けるというありさまで、さすがに今度負けて帰ってきたら村を出て行ってもらおうと思っていたのですが・・・」
「まあ、いいではないかこれまでのことは・・・とにかく今回は勝ったのだから・・・・・・・んんっ!」
そして、劉備は勇作達に視線を向けた
「お聞きの通りのありさまで真に恥ずかしい限りなのだが、暴虐非道な賊を討ち、この地に平和を取り戻すため、私に力を貸しもらえないだろうか?」
「(・・・・・・嘘はついていないが、何だこの違和感?)」
「・・・・・・お兄ちゃん」
「ん?」
「どうしたのだ?難しい顔をして」
「ああ、何でもない、どうする?」
「協力しましょう」
「鈴々も協力するのだ!」
「わたしも協力します」
「俺も協力します」
「ありがとうございます。関羽殿、張飛殿、孔明殿、高杉殿・・・いや」
劉備は立ち上がり、勇作の横に来て
「大陸の危機を救いに舞い降りた天の御使い様、協力して頂き感謝いたします」
「何?」
「はあ?」
「??」
「え?」
「劉備殿、この方はもしや・・・」
「はい、以前話したあの方です!」
「いやはや、驚きましたな」
「あの劉備殿?どういうことなのですか?」
「おや、皆さんは以前流れていた噂を知らないのですか?」
「何なのだ?」
「もしかして、あの噂ですか?」
「孔明殿、あの噂とは」
「ほら、洛陽からある噂が広まっているってかなり騒ぎになった時がありましたよね」
「洛陽から・・・・・・・・・!?もしかしてあの噂のことか!」
「噂ってなんなのだ?鈴々ぜんぜんわからないのだ」
「俺もわからないぞ」
「では、ここは私が」
と席に着き、話始めた
「実はある時期に洛陽から、ある噂が流れ大陸に広まったのです」
「噂?」
「はい・・・『大陸に大いなる危機が訪れる時、青き衣を身に纏い、龍の名前を持つ6本の剣を操る天の御使いが桃園の地に舞い降り、大陸の危機を救うであろう』・・・という噂が流れていたのです」
「私も水鏡先生から聞いたことがありますが、まさかそれが高杉さんの事だったのですか」
「私も旅をしている時、耳にしたことがあるが・・・」
「けど、それがお兄ちゃんのことだと思うのだ?」
「それは・・・」
「まさかと思うが、見た目だけで判断したっと言わないでしょうね」
「!!・・・はは、そんなわけ・・・」
「(目が泳いでいる・・・図星かい・・・それにしてもそんな噂が流れていたなんて・・・・・・・・・・師匠の仕業だな)」
「しかし、それが高杉殿とは限らないではありませんか?」
「いえ、そうでもないとおもいます」
「どうしてなのだ?」
「だって御使いの噂は多分大陸にいる人たちは知っていると思います。しかし高杉さんのことは噂になっていないのはおかしいと思いませんか?」
「確かに、私も、高杉殿に対しての噂は聞いたことがありません」
「皆さんも、聞いたことありませんよね」
と尋ねると皆、頷いた
「高杉さんの強さは私も見ましたが、男であれほど強さで噂にならないなんておかしいです。それに関羽さん」
「何だ?」
「たしか、高杉さんとは桃園の地で会ったと言ってましたよね」
「確かにそうだが・・・・・・そういえば」
「どうしたのだ?」
「高杉殿には字がないと言っていました」
「字がない」
「初めは、珍しいと思っていましたが・・・」
「お兄ちゃんどうなのだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言うしかないか」
「「「「「??」」」」」」
「俺が天の御使いなのか、それは分からない・・・・・・・・けど」
「けど?」
「その噂、俺に当てはまると思います。それに俺はこの世界の人間ではありませんし・・・」
「この世界の人間ではないとな?」
「別の場所から来た・・・天の国から来たと言ったほうがわかりやすいと思います」
「では、やはり貴方は天の御使いなのですね」
「あ、いや」
「ほお、天の御使いに会えるとは、今日は驚くばかりですな」
「よくわからないけど、お兄ちゃんが凄い人だということは分かったのだ」
「そうだな」
「私も驚きました」
「(はは・・・なんかえらいことになっているな)」
その後、勇作たちは、義勇軍に加わったのであった
その日の夜、関羽は風呂につかっていた
「劉備殿か・・・あの人・・・どこか兄様に似ていたな・・・」
と顔を赤くする関羽
「それにしても、高杉殿が天の御使いだったとは・・・そういえば高杉殿と初めて会ったあの場所、あの噂を信じて行ったんだな・・・賊を退治していてすっかり忘れていたが・・・・・・・う//いかん、いかん!何を考えているんだ」
顔を赤くしながら、首を振る
「高杉殿・・・」
場所は変わって、勇作のいる部屋
「はあ、それにしてもあんな噂が流れていたとは・・・師匠、豪いことしてくれたな」
と勇作は、剣を一本取り、鞘から抜いた
「明日から戦が始める・・・きっとたくさんの声が消える・・・それに俺は人を殺せるのか」
勇作は此処に来てから、人を殺していない。前に趙雲と賊のアジトに潜入し、賊と戦闘になった時も人は殺していないのである
「・・・何かを得るためには何かを犠牲にする必要がある・・・言いかえれば、民を守るには賊を人を殺さないといけない・・・・・俺に出来るのか」
そして、翌日、義勇軍は賊と戦っていた。そして、孔明が作戦を説明していた
「いいですか?まず小人数の部隊を出して、砦の賊達を挑発します・・・挑発に乗った賊達が砦を出てきたら少しだけ戦って、囮の部隊はすぐに後退させてください」
そして、戦いは激化していく。そして・・・
「よし、退け!!退け、退け!!」
囮部隊は後退したのであった。そして、砦から賊達の頭が出てきた
「者ども!!腰ぬけの義勇軍を蹴散らしてやれ!!」
「おおおおおおっー!!」
賊達は囮部隊を追いかけ始めた
「そして、賊達をこの谷に誘い込みます」
孔明の示した谷へとやってきた賊達であったが
ドーーン ドーーン ドーーン
銅鑼の音に足を止めた
「な・・なんだ!?」
そして、左右からは関羽部隊と張飛部隊の義勇軍が現れた
「し・・しまった!!?罠か!?」
「乱世の常時、善良な民達を苦しめる賊共め!!その命運、ここで尽きたとしれ!!」
「けちょんけちょんにしてやるのだ!!」
そして、義勇軍は賊達に追撃を始めたのであった
「敵が谷の中ほどまで来たら、谷の両側に待機している関羽さんと鈴々ちゃんの部隊で一斉に攻撃します」
と二人は頷いた
「・・・そして、高杉さんと劉備さんは別の一体を率いて・・・」
義勇軍の攻撃から頭は逃げて、砦へと向かっていた
「くそ、義勇軍の奴らめ、こざかしいことを・・・一旦、砦に帰って、出直しだ」
頭は砦へと戻ってきた
「おい、門を開けろ!!」
次の瞬間、砦から劉備軍の旗が揚げた。そうすでに劉備の部隊によって砦は落ちたのである
「一足、遅かったな。この砦は我ら義勇軍がいただいたぞ!!」
「なっ・・・・・」
と突然、門が開き、勇作が出てきた
「な、何だ!貴様」
「・・・・・・・失せろ」
と頭の乗っていた馬を睨みつけた
ヒヒーーン
「どあぁぁぁぁああ!?どうした!」
馬は暴れ
バタン
口から泡を吹き、気絶した
「何をした!?」
「別に何も・・・」
「貴様、何者だ!?」
「聞いて驚け。この方は大陸を救うために舞い降りた天の御使いである高杉殿だ」
「天の御使いだと!」
「・・・・・・・」
「ふん、御使いだか知れないが、そんなの俺様の敵じゃあねえ!」
と持っていた槍を勇作に向かって突き刺すが
ガシ
「な!?」
勇作は槍を右手で白刃取りをした
「バ、バカな!?」
驚く賊の頭
「それ!」
勇作は槍を引き、頭の胸を思いっきり殴った
ガツーーーン
「がはっ!」
と頭は飛ばされた
「(バカな!鎧を着ているはずなのに、体に衝撃が・・・)」
と思いながら倒れた
その後も義勇軍と賊達の戦いは激化していた
関羽はハンマーも持った賊と戦い、賊の被っていた兜の角を切った。鈴々は豚に乗りは賊達を飛ばしていった。勇作は覇気を使い、伏兵の場所を当てたり、殴ったり、威圧した。孔明の策立てたりしていった結果、義勇軍は連戦連勝続きであった。しかし勇作は人は殺さなかった