TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者   作:ヒーロー好き

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第四十三席 翠、勘違いするのこと

その夜、部屋で寝ていた翠は目を覚ました

 

「う~、おしっこ」

と厠へ向かった

 

「やばい、やばい・・・厠何処だ?早くしないと・・もれちゃう・・・・」

 

すると、翠は何かを見つけた。それは見張りの兵士達であったが・・・・・

 

「て・・・・・て・・・・・敵襲だ!!!!!!」

と勘違いをしてしまったのであった。

 

「皆、起きろ!!敵襲だ!!敵襲!!」

 

翠は走り出した。

 

「(何の騒ぎだ?)」

 

その後、場は大広間に移った。一同は大笑いであった。

 

「「「「ブハハハハハハハ」」」」

 

「そんなに笑わなくてもいいだろ/////」

 

「けどけど、見張りの兵士を敵襲と間違えるなんておっちょこちょいにもほどがあるのだ」

 

「しょうがないだろ。まさかここが義勇軍の本拠地になっているなんてぜんぜん知らなかったから・・・武器を持った奴が夜中うろうろしていたら、勘違いするっての!」

 

「あの時の馬超の慌てぷりときたら・・・プププ・・・」

 

笑いをこらえる鈴々にムッとなる翠。すると関羽が・・・・

 

「こら鈴々、いつまでも人の失敗を笑うのはよくないぞ・・・・くくく」

 

「自分も笑ってるじゃん。こっちはビックリしてちょっとちびっちゃたってのに」

 

「え!?」

 

「(嘘!?)」

 

「//////////!?」

 

「今、何て?」

 

「なんでもない、なんでもないってば」

 

顔を赤くする翠。すると孔明が

 

「でもこれはいい機会かもしれませんね。今回は寝ぼけた馬超さんの勘違いでしたけれど、本当に敵が攻めてきたことも考えたほうがいいと思います」

 

「一応、それを考えて兵に見回りをさせているのだが」

 

「いえ、それだけでは不十分です。村の何箇所かに見張りのためのやぐらを設け、いざという時はこの屋敷にこもって戦えるよう、堀を掘ったり、坪を高くすべきでしょう」

 

「孔明殿の考えもわからんでもないが、何もそこまですることはないと」

 

「劉備さん、備えあれば憂いなしですよ」

 

「そうだな、やった方が俺は良いと思うよ」

 

「・・・そうだな」

 

翌日、兵士達は堀を掘ったり。坪を立てていた。勇作も一緒に手伝ったいた。しかし、鈴々は座っていて、何かを見ていた。そこへ翠がやってきた

 

「あと少しで完成って所だな。ん・・・どうしたんだよ?ぶっちょ面して」

 

「気にいらないのだ」

 

「気に入らないって、孔明がか?」

 

「そうじゃなくってあいつのほうなのだ!!」

 

「あいつって劉備殿のことか?」

 

どうやら、鈴々は劉備のことが気に入らなかったらしい

 

「あいつ、戦いの時はいっつも後ろにいて、全然、前に出てこないのだ。大将のくせにとんだ臆病ものなのだ!!お兄ちゃんが大将やった方が良いのだ」

 

「戦は大将がやられたら、それまでだからな・・・そういう戦い方もあるさ。ま、そういうの私はあんまり好きじゃねぇけど・・・勇作が大将か・・・」

 

「それに、賊のアジトから取り戻したお宝。全部、倉に閉まって、独り占めしているのだ!!」

 

「独り占めって・・それは軍資金にするためであって、別に自分の物にしているわけではないだろ」

 

「馬超も愛紗と同じこと言うのだ!!」

 

「え!?そりゃまあ、普通に考えたらそうだろうってことで・・・」

 

「もういいのだ!!」

 

「なっ、おい、張飛!!」

 

そういうと鈴々はどこかにいった。翠は呆然と見ていた

 

「やれやれ、大好きなお姉ちゃん取られた妹のやきもちってとこか」

 

翠がやれやれと嘆くと・・・・空から雪が降ってきた

 

「雪か・・・・」

 

 

 

「(ふう、だいたいこんなもんかな・・・それにしても俺が大将か・・・)」

と勇作は覇気で二人の会話を聞いていた

 

「どうしました?御使い様?」

 

「いや、なんでもない・・・それより」

 

「はい?」

 

「その御使い様って呼ばなくていいよ」

 

「え、しかし」

 

「普通に高杉って呼んでも良いよ、皆」

 

「はあ・・・・・・なら今度から高杉様と呼ばせていただきます」

 

「俺も・・・」

 

「俺は・・・ちょっと言いにくいです」

 

「え、お前・・・」

 

「すいません・・・」

 

「別にいいよ・・・・・・・・・・・・・・・!?そうだ!なら筆頭でも良いぞ」

 

「筆頭・・・いいです!そう呼ばせて頂きます。筆頭!」

 

「なら俺も」

と兵の間で広がり・・・勇作は『高杉様』または『筆頭』と呼ばれるようになった。ちなみに割合は『高杉様』は2『筆頭』8の割合である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、雪が積もっていた。鈴々は外へ出た

 

「うわぁー、真っ白なの・・・ぶへぇ!?」

 

突然、鈴々の顔に雪玉が当たった。

 

「何するのだ!?」

 

そこへ三人の子供達が出てきた

 

「べぇー」

 

「悔しかったらここまでおいで」

 

「おいで」

 

「むっきー!!今すぐ行ってやるから覚悟するのだ!!」

 

鈴々が怒って、子供達の所に向かったが

 

ズボ!!

 

「うわ!!」

 

落とし穴にはまってしまった。そこへ子供達が向かった

 

「やーい、引っ掛かった、引っ掛かった」

 

「義勇軍ちか言っても大したことねぇーの」

 

「ねぇーの」

 

「ぐぐぐ・・・一生の不覚なのだ」

 

見事はまってしまった落とし穴の中で、ひっかかった己を恥じていた

 

その後、部屋に戻った

 

「へっくち」

 

盛大なくしゃみをしていた。そこへタオルを持ってきた関羽がやってきた

 

「まったくとんでもない悪ガキどのなのだ!!」

 

「そうか、とんでもない悪ガキどもか」

 

関羽はなぜか笑っていた

 

「何がおかしいのだ?」

 

「いやいたずら好きの悪ガキどもと聞いて、お前と初めて会った時のことを思い出してな」

 

「ん?」

 

「鈴々山賊団のお通りなのだ!!」

 

「鈴々山賊団はあんなへなちょこなのとは違うのだ」

 

「まーそういうな。あの子達がいたずらしたのは案外、お前と仲良くしたいからだとしれんぞ」

 

「仲良くしたいからいたずらするなんて訳わからないのだ。例え、もしそうだったとして鈴々はあんな奴らと絶対仲良くなんかしてやんないのだ!」

 

そういう鈴々であったが

 

 

 

 

 

 

「鈴々義勇軍のお通りなのだー!!」

 

「なのだ!!」

 

すっかり仲良くなっていたのであった。

 

「どけどけーー!」

 

「うわあ!?」

と道を歩いていた翠は尻餅をついた

 

「こらーーー!この悪がきども!?」

と鈴々は鼻を押しながら

 

「これが本当のトンズラなのだ!」

 

「なのだ!」

 

 

そのあと鈴々義勇軍は枯れ木がたくさんある広場に集まった

 

「ねぇ、おやびん」

 

「おやびんじゃなくって大将なのだ」

 

「じゃあ大将。次は何して遊ぶ?」

と鈴々は考えると・・・・・

 

「お花見」

 

「バカだな。まだ花が咲いていないのにお花見なんてできるかよ!!」

 

「この村、花見ができるようなとこなるのか?」

 

「ここだよ。ここ」

 

「満開になったらすごいんだよ。ぶわーと桃の花がいっぱいになって」

 

「だからこの村、桃の花の村と書いて桃花村というんだ」

 

「ふぅーん、よーしそれじゃあここの桃の花が咲いたら皆でお花見するのだ!!」

 

「「「「おっー!!」」」」

 

「おーい!鈴々!?」

と呼ぶ方に顔を向けると

 

「あ!お兄ちゃん!?」

とものすごい勢いで勇作に向かった

 

「え!ちょっと待て!スピードを落とせ」

 

「にゃ?」

と言うが分からす

 

ドン

 

押さえきれず後ろに倒された

 

「痛ってーーーー」

 

「お兄ちゃん?大丈夫なの」

 

「ああ、何ともない」

 

「良かったのだ。それよりお兄ちゃんも一緒に遊ぶのだ」

 

「よし!遊ぶか!?」

 

 

 

 

 

 

 

そのころ、離れたところの茶店では紫苑・璃々親子がくつろいでいた

 

「璃々、そろそろ行きましょうか」

 

「うん!!」

 

「あらまあ、口の周りがべたべたじゃない・・・・・・はい、きれい、きれいしましょうね」

 

紫苑は璃々の口の周りをハンカチで拭いた。そして、お勘定をすませると

 

「へい、確かに」

 

「ご主人。桃花村まではあとどのくらいかかりますでしょうか」

 

「桃花村?あっー、最近、義勇軍が旗揚げして、近くの賊どもを成敗して回っているという」

 

「ええ、そうです。その村です」

 

「そうだな。ここからまだ山を二つ三つ越さんとならんから、子連れの足だと四、五日、かかるかもしれんな。もしかしてあんた義勇軍に参加するつもりかね?」

 

「ええ、以前私の世話になった関羽さんと高杉さんが義勇軍で将軍をやっていると風の噂で聞いたものですから・・・それで力を貸そうと思って」

 

「高杉・・・ああ、そういえば」

 

「如何しました?」

 

「いや、その高杉って人、前に流れて来た噂の天の御使いとかいうらしいが・・・本当なのかの・・・」

 

「本当だもん!」

 

「これ、璃々」

 

「はは、元気がよろしいですな」

 

紫苑と璃々が去り、店主が店の中に戻ると、先ほどの話を聞いたマントを着た少女が・・・・

 

「主人」

 

「へい、なんでしょ?」

 

「桃花村の義勇軍の話、詳しく聞かせてもらえませんか?」

と振り向いた。それは行方不明となっていたはずの星であった

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