TV版恋姫†無双・・・覇気と六爪流を使う転生者   作:ヒーロー好き

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遅れてしまいすいません

新作の恋姫が発売されましたね。プレイするのが楽しみです

ではどうぞ


第五十九席 勇作、張三姉妹のライブに行くのこと

張三姉妹の公演が行われる会場へと足を運ぶ勇作達。見上げる程にでかいドーム状の建物。周りにはファンらしき人々が会場へと進んでいく

 

「わぁ~、なんか色々売ってありますよ」

 

「人形とあれは抱き枕か?」

 

「あっ!飴が売ってるのだ!」

鈴々が目にしたのは、オレンジ色で長いスティック状の棒付きキャンディ

 

「うわぁ!美味しそうなのだ」

 

「まったく、お前はどこに行ってもまず食い気だな」

 

「そこが可愛い所なのだ」

 

「自分で言うな」

というわけで、合計6本の飴を買った

 

「ん~、れろっ…おいひいのら…」

 

「この飴はむごもご…」

 

「ん、ん〜…まったりとしたこくのある甘さとここなっつがいい具合に混ざり合っているな…ぱっ…」

 

「もちかちて、ハチミツを使ってるんじゃないでちょうか…」

 

「ほうかも。でも、こんなに長いとちょっと舐めにくいですね…」

美少女5人は飴を舐めながら、各々感想を述べる

 

「……あの~これ食べ物じゃないだけど」

勇作が言う

 

「そうですか?」

 

「というか舐めらがら話すのはやめて!何を言っているか分からん」

 

 

6人観客席の方へと移動した。会場内は、二階建てとなっており、勇作達は、上の方の席に座っていた

 

「ここが会場か」

 

すると、星があることに気づいた

 

「妙だな…」

 

「どうした?星」

 

「いや、みんなあの飴を持ってはいるが、誰も食べていないのはどうした訳だ?」

 

「もしかして、会場内は飲食禁止なんでしょうか?」

 

星の言う通り、黄色の法被らしきものを着ているファンのほとんどが、あのオレンジ色の飴を食べずに、手に持っている

 

「今にわかるよ」

 

その直後、ライトが照らされた

 

「おっ!……そろそろ始まるみたいですよ」

 

伴奏が鳴り、ライトが照らしている場所に、張三姉妹が現れた

 

「みんな~~!いっくよ~~!!」

 

ワアアアアァァァァァ!!!

 

三人の登場で、会場内は騒然となった。

 

「凄い鬨の声なのだ!?」

 

「なんか怖い位ですねぇ…」

 

張三姉妹が歌を披露すると同時に、ファンの全員がオレンジのスティックを天に掲げ、ゆらりと左右に揺らしている。勇作も同じようにする

 

「おお!!」

 

「成程、こうやって使うものだったんですね」

 

「チュパチュパ音をさせて舐めるものではなかったのだな」

 

「「………」」

 

星の一言で、愛紗と朱里は顔を赤くする。

 

「おい、星。知っていていたんじゃないか?」

 

「さて、どうだが」

 

「はあ」

 

「お望みなら」

 

「遠慮します!自分を大事にして」

 

二人が会話をしている間には、三人の踊り、そして歌は会場内の観客全員に伝わり、劉備と鈴々もノリノリで声援を送っている。三人が楽しく歌い、踊っているのが分かる

 

「(テレビとかで、こういうのは見ているけど、実際に見ると凄い迫力だな!!)」

 

「みんな〜!ありがと〜〜!!それじゃ、いつものいっくよ〜〜!!」

 

張角は観客に声をかける

 

「みんな大好き~~!」

 

てんほ~ちゃ~~ん!!

 

「みんなの妹~~!」

 

ちいほ~ちゃ~~ん!!

 

「とっても可愛い…」

 

れんほ~ちゃ~~ん!!

 

 

「ありがと~~!今日もバッチリ決まったね!」

 

ホワッホワッホワァァァァァッ!!

 

 

 

「えぇ~っと、今日は、その…………私、何て言うつもりだったんだっけ?」

 

「知らないわよ!」

 

「天和姉さん、しっかりしてよ…」

 

観客席から笑いが聞こえる

 

「おい何すんだよ!」

 

「えっ?」

 

声のする方を見ると、二人の男がお互いの胸元を掴み、取っ組みあっている

 

「何ってお前が押すからだろっ!」

 

「してねぇよ!」

 

「何だとコノヤロッ!」

 

二人の喧嘩は激しくなる様子を見せている

 

「あ、ど、どうしたのかなぁ〜、喧嘩は駄目だよ〜…?」

 

こんなことは想定外だったらしく、張角は狼狽え始める

 

「いい加減にするのだっ!!」

 

「え?」

 

「ここは歌を聞いたり、踊りを見たりして皆で楽しくなる所なのだ!それを邪魔するなら出てくのだ〜!!」

 

「うるせっ!チビは黙ってろ!!」

 

「チビじゃなのだ!!」

 

「鈴々」

 

「お兄ちゃん」

 

勇作はケンカしていた二人の男を見る

 

「止めろ!」

 

「何だと、貴様!」

 

「もう一度言う……………ヤメロ」

 

覇気もとい殺気を二人に向ける

 

「「ひっ!!」」

 

二人はその場に尻餅をつく

 

〈そうだそうだ〜!〉

 

〈邪魔すんだったら出てけ!〉

 

〈そうだよな〉

 

〈喧嘩するなら外でやれよな〉

 

他の客にも咎められ、二人はガックシと肩を下ろす

 

「……」

 

三姉妹は顔を見合わせる

 

「よぉ~しっ!気分直しに次の曲は思い切り盛り上ってこ~~!!」

 

《ワアアアアァァァァァッ!!》

 

「お二人さん、ありがとう!!」

 

張宝が言う

 

「……」

 

「(結構いい男かも!………そうだ!)」

 

張宝はマイクに術を掛ける

 

「ねえ、私を好きになって!!」

 

勇作に向けて声を出す

 

 

「!!」

 

勇作はとっさに手を翳す

 

「………」

 

「(あれ?)」

 

「どうしたの?」

 

「!!なんでもない」

 

「??」

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとしたいざこざがあったものの、なんとかやり終え、楽屋に戻る三人

 

「はぁ、今日も最高だった〜!」

 

「うん!最高だった」

 

「けど、問題もあったわ…」

 

「そうだよね。大した騒ぎにはならなかったからよかったけど」

 

「お客さんが増えるのはありがたいけど、ああいうのはちょっとね…」

 

「でも、このままだと、ああいう事ってますます増える可能性があるわ。いつもいつも今日みたいに止めてくれる人がいるわけじゃあないだろうだから、何か対策を考えないと」

 

今日起こった問題の対策を考える

 

「対策か……」

 

張宝はテーブルの上にある太平要術を見る

 

「(それにしても、何で効かなかったのかしら。ああすればちいにメロメロになるはずなのに)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街を出発した勇作達、劉備と鈴々は先程張三姉妹が歌っていた歌をノリノリで歌っていた

 

「劉備さんも鈴々ちゃんも張三姉妹の歌すっかり気に入っちゃったみたいですね」

 

「まあ、熊避けにはいいだろう」

 

「そうかもしれんな」

 

楽しく歌っている二人を見て、愛紗、星、朱里の三人も笑みをこぼす

 

「………」

 

勇作は難しい顔をしていた

 

「ご主人様」

 

「……」

 

「ご主人様!!」

 

「!!、どうしたの?」

 

「さっきから難しい顔をしていましたが、どうしたのです」

 

「…いや、なんでもない」

 

「??」

 

勇作は適当に誤魔化す

 

 

 

 

 

 

 

「(それにしても、さっきのは何だったんだ?とっさに武装色の覇気で防御してしまったけど……あれはいったい?)」

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