そこには呪い殺すや安倍晴蘭という名前が書いてあった。
「あまりにも情報が少なすぎましたが、やっと居場所が分かりました。」
須波先生が地図を3年部に見せ、安倍晴蘭がいると思われる場所に印をつけた。
「かなり山奥ですね。本当にいるんですかね。」
「しかも陰陽師って…。いたずらだといいんですけどねぇ」
あまり信じてない先生も多い。
「まぁ、それを確かめるために行くんですから、」
腑に落ちないまま安倍晴蘭のもとへ訪ねに町外れにある山奥にいった。
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中口と杉村先生の車で晴蘭がいると言われる山奥にある担い村へ向かった。
学校が終わった後の午後5時に出発し到着した時には既に夜の7時だった。
一同は車から降り、晴蘭がいると思われるお屋敷の前にいた。
「で、でかい………。」
「かなりのご令嬢なんやろうか……」
「旅館みたいですね……」
一同が建物に圧倒されていると、建物の中から若い女性が出てきた。
「ようこそ、おいでくださいました。私、ここの使い人をしております。雪菜と申します。晴蘭様にお会いにこられたのでしょう?」
雪菜と名乗った女性は肌が白く、背の高い礼儀正しい人だった。
「安倍晴蘭という人に少し相談があって来ました。」
すると、雪菜は嬉しそうに
「そうなのですね!お客様は運がよろしいですね。晴蘭様は普段いろいろ忙しく最近は来られていなかったのです。しかし、今日は時間が空いているという事で参られました。さぁ、中へお入りください。」
雪菜は手早く先生方を建物の中に招き入れた。
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建物の中は、高級旅館とも言える豪華な内装だったが、至る所にお面やお札が貼られていた。
「さすが、中は凄いと思ったけど飾ってるものが不気味ね……」
「いかにも何かでますね……」
案内されながら不安になっていた丸本と加賀先生だったが、その言葉に雪菜は
「お客様をお守りするためのお札ですよ。この辺はよくでますからね。こちらです。このお部屋でしばらくお待ちください。」
えっ……出るのかよと思いつつ、部屋の中へ入っていった。
案内された部屋は真ん中に普通のテーブルがある畳のごく普通の部屋だった。
「なんか、不気味なとこへ来ちゃいましたね……。これで晴蘭という人がなんか恐ろしい人だったら……」
一同が不安な趣でいると、ノックが鳴った。
「は、はい………。」
そっと襖が開くと、少女がいた。しかし、先生方はこの人物をよく知っていた。
「お待たせいたしました。私が、ここの頭領を務めております。安倍晴明の子孫安倍晴蘭と申します………って、な、な、なんでせ、先生方がここに!!!?」
顔をあげると晴蘭は驚愕した。
先生方もまさか!?と言いたい顔をしていた。
安倍晴蘭の正体は………