俺なりのARC-V 〜Reconstructed Yu-Gi-Oh! ARC-V Story〜 作:エクシ
実現により生まれた
アクションデュエル
フィールド、モンスター
そして決闘者が
一体となったこのデュエルは
人々を熱狂の渦に巻き込んだ
第1話「天空に描かれし光のアーク」
???「我ラガ…今コソ一ツニ…!」
-遊矢の部屋-
遊矢(よかった、俺はまだ”俺”だ…。)
??「遊矢~!起きなさい!
遊矢「もう起きてるよ!母さん!」
遊矢の母
-遊勝塾の居間-
柚子「おはよう、遊矢!」
遊矢「遅くなってごめん!ってあれ、
洋子「朝の修行って言ってジョギングしてるわ。」
フトシ「よく続けるよ。おれがここに来た時からず~っと続けてるんだぜ!?」
フトシは新入りのタツヤに権現坂
フトシ「んですげえ暑苦しいんだ!」
デニス「ま、いいやつではあるんだけどねえ、権ちゃんは!」
塾生の一人 デニス・マックフィールドはご飯を食べ終えると居間を出ていこうとした。
洋子「デニス!どこいくの?」
デニス「ちょーっとね!僕のエンタメデュエルをみたいって人がいてさ!いってきます!」
-舞網市内-
デュエルディスクを持ってデニスは外へ飛び出していった。彼は遊勝に拾われた柚子や権現坂と同じ古株の一人だ。
-レオコーポレーション社長室-
デニス「まさか社長直々に御呼ばれするとは思ってもいませんでしたよ。」
??「今日はわざわざ来てもらい感謝する。それであの話は?」
デニス「何度も言ってるように遊勝塾を譲る気はないよ、赤馬
零児「なら力ずくで我らレオコーポレーションの傘下に入ってもらおうか。
-遊勝塾デュエル場-
柚子「バトルよ!幻奏の音女アリアで
幻奏の音女アリア
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1600/守1200
(1):特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「幻奏」モンスターは効果の対象にならず、
戦闘では破壊されない。
EMディスカバー・ヒッポ
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 800/守 800
(1):このカードが召喚に成功したターン、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに、
レベル7以上のモンスター1体を表側攻撃表示でアドバンス召喚できる。
遊矢「ヒッポ!」
ディスカバー・ヒッポに乗った遊矢はフィールドに落ちていたカードを拾い、すぐに使用する。
遊矢「アクションマジック 回避!攻撃を無効にする!ローリングヒッポ!」
アクションデュエルの醍醐味であるアクションカードの使用によってアリアの攻撃を回避した。アクションデュエルはレオコーポレーションの手により完成されたリアルソリッドビジョンシステムによってソリッドビジョンに質量を与えることに成功したことで成立した。決闘者は質量を持ったモンスターと共にフィールドを駆け巡り、アクションカードと呼ばれるカードを拾いながらデュエルをすることが出来るようになったのだ。遊勝はそのアクションデュエルを人々を楽しませるエンターテインメントとして世間に広めた。俗に言う”エンタメデュエル”である。
柚子「さすがね!ターンエンド!」
遊矢「俺のターン!ドロー!よーし、じゃあ俺のエースモンスターを出しちゃおうかな!行くぞ!」
??「そのデュエル!そこまでだ!」
突如デュエル場の扉を開き数名の男たちが入ってきた。
遊矢「誰だ!?」
沢渡「俺は沢渡シンゴ様だ!俺のお父様は…」
??「あー、その話はいらないよ、沢渡。」
沢渡「おーまーえー!最近LDSに入ったのに沢渡とはなんだ!?沢渡”さん”だろうがぁ!」
遊矢「LDS…!お前たちLDSの生徒か?何の用だ!?」
沢渡「その通り、用件は二つ。まずはこのぼろ雑巾を返しに来た!!」
沢渡はボロボロになったデニスを遊矢たちの前に放り投げた。
デニス「く…!」
遊矢「デニス!どうしたんだ!?」
デニス「ごめん、遊矢…。実は前からLDSから遊勝塾の買収の話が持ち上げられていたんだ。それで何とかしようって思って社長に何度か直訴してたら先生直伝のエンタメデュエルでこいつらに勝ったらその話はなかったことにするって…でも…。」
柚子「そんな…ひどい…。」
遊矢「もうしゃべるな!柚子!母さんを呼んできてくれ!」
柚子はすぐ居間にいる洋子を呼びに言った。
沢渡「雑魚すぎて相手にならなかったぜ!」
素良「沢渡はこいつと戦ってないでしょ。僕が勝ったんだから。」
沢渡「けっ!」
遊矢「お前がデニスを!」
素良「と言うわけですぐここを明け渡してもらうよ。でも安心して、君たちはこれからLDSの塾生として優秀な教育を受けられるよ!」
遊矢「ふざけるな!ここは父さんが作ったみんなの居場所。ここを渡すわけにはいかない!」
素良「ふふん、そういうと思って社長から条件を貰って来たんだ。」
素良はポケットに入れていたメモを取りだした。
遊矢「条件?」
素良「デュエルで買収の話を決めるって提案さ。遊勝塾の塾生とLDSの塾生がデュエルして二勝したほうが勝ちっていうシンプルなゲームさ。あ、でももちろん僕とデニスが戦って勝ったんだからそれは一勝にカウントさせてもらうよ。」
遊矢「そんな…!」
素良「いやならいいんだよ、力ずくで買収するまでさ。」
遊矢「…わかった!受けて立つ!」
沢渡「それなら俺がお前の相手になってやるぜ!」
遊矢「受けて立つ!」
デュエル場の中心に向かう遊矢と沢渡。素良はそっと沢渡にコードレス型のイヤホンを渡した。
沢渡「??」
素良「社長からだよ。つけな。」
沢渡「仕方ねえなぁ…。」
二人が位置に着くと同じ時にデニスを看病するために柚子と洋子が戻ってきた。
柚子「これ…どういうこと?」
デニス「遊矢が遊勝塾をかけてデュエルするんだ…。これに負けたら遊勝塾はLDSのものになる…。」
柚子「そんな!すぐ辞めさせないと…。」
洋子「いいや待って、柚子ちゃん。ここは遊矢に任せよう。あの子だって決闘者だよ。」
柚子「おばさん…。」
洋子「あの人も人々のためにデュエルしてたんだ。あの子だって遊勝塾のみんなのためにデュエルしてくれるはずだよ。」
遊矢と沢渡はデュエルディスクを起動させた。
遊矢「LDSに遊勝塾のエンタメデュエルをみせてやる!アクションフィールド アミューズメントワールド 発動!」
先ほどまで起動していたアクションフィールドが現れる。そしてアクションデュエルの口上が始まった。
沢渡「戦いの殿堂に集いし決闘者たちが!」
遊矢「モンスターと共に地を蹴り宙を舞いフィールド内を駆け巡る!」
沢渡「見よ!これがデュエルの最終進化形!」
遊矢「アクション…」
沢渡・遊矢「「デュエル!!」」
-1ターン目-
遊矢「先行は俺だ!まずは私の相棒 EMディスカバー・ヒッポを召喚!カードを二枚セットしターンエンド!」
遊矢はディスカバー・ヒッポに乗り辺りを見回しつつターンを終了した。
-2ターン目-
沢渡「俺のターン!ドロー!俺は手札の氷帝家臣エッシャーの効果により特殊召喚!」
氷帝家臣エッシャー
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻 800/守1000
(1):相手の魔法&罠ゾーンにカードが2枚以上存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
沢渡「そしてエッシャーをリリースし氷帝メビウスをアドバンス召喚!」
氷帝メビウス
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
沢渡「レベル5以上のモンスターはフィールドにいる他のモンスターをリリースしてアドバンス召喚出来るんだ。マイナー塾でもそれくらいは習うだろ?」
遊矢「もちろん!」
沢渡「そいつは説明しなくて済んで楽だぜ!じゃあメビウスの効果発動!お前のセットしたカード二枚を破壊だ!フリーズ・バースト」
遊矢がセットした二枚のカードは破壊された。これでディスカバー・ヒッポを守るカードは何もない。
沢渡「デュエルモンスターズは2ターン目から攻撃が出来る!バトルだ!メビウスでディスカバー・ヒッポを攻撃!アイス・ランス!」
メビウスの攻撃がディスカバー・ヒッポと遊矢を襲う。しかしすでに遊矢はアクションカードを拾っていた。
遊矢「アクションマジック!回避!モンスターの攻撃を無効にする!ローリング・ヒッポ!」
沢渡「く…アクションマジックか…!カードを一枚セットしターンエンド!」
-3ターン目-
遊矢「私のターン、ドロー!私はEMウィップ・バイパーを召喚!」
EMウィップ・バイパー
効果モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1700/守 900
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで入れ替える。
この効果はお互いのメインフェイズにのみ発動できる。
ウィップ・バイパーが遊矢の腕に巻き付いた。
遊矢「ウィップ・バイパーの効果発動!メビウスの攻撃力と守備力を入れ替えます!
ウィップ・バイパーの効果によってメビウスの攻撃力が1000となった。
遊矢「さらにディスカバー・ヒッポの効果によりアドバンス召喚が出来ます!さぁ私のエースモンスターを御覧に入れましょう!」
沢渡「エースだと!?」
遊矢「ディスカバー・ヒッポとウィップ・バイパーをリリースしアドバンス召喚!さぁ、拍手でお迎えください!本日の主役、世にも珍しい二色の目をもつ龍!オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン!」
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン(オリジナルカード)
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
(2):墓地に存在するこのカードを除外することで発動できる。デッキから「魔術師」モンスターを1枚手札に加えることが出来る。
沢渡「オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン…!」
遊矢「お互いのライフは4000だからこのモンスターでの攻撃が通れば大ダメージを与えることが出来ます!これが遊勝塾のエンタメデュエルだ!バトル!オッドアイズ・アドバンス・ドラゴンで氷帝メビウスを攻撃!スパイラルフレイム!」
沢渡「やるな、だが罠カード発動!砂塵のバリア -ダスト・フォース-!」
砂塵のバリア -ダスト・フォース-
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。
沢渡「これでオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンの出番は終了だ!」
遊矢「く…ターンエンド!メビウスの攻撃力と守備力は元に戻る。」
-4ターン目-
沢渡「俺のターン、ドロー!このカードはアドバンス召喚されたモンスターをリリースすることで召喚出来る。氷帝メビウスをリリースし凍氷帝メビウスをアドバンス召喚!」
凍氷帝メビウス
効果モンスター
星8/水属性/水族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上の魔法・罠カードを3枚まで選択して破壊できる。
このカードが水属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、
その時の効果に以下の効果を加える。
●この効果の発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。
沢渡「さらに手札から魔法カード 死者蘇生発動!」
死者蘇生
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
沢渡「墓地の氷帝メビウスを蘇生!」
遊矢「何!?何かアクションカードを…!」
沢渡「させねえよ!バトル!氷帝メビウスで裏守備となったオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンに攻撃!アイス・ランス!」
遊矢はアクションカードを見つけられず、オッドアイズ・アドバンス・ドラゴンは粉砕される。
沢渡「続いて凍氷帝メビウスでダイレクトアタック!インペリアル・チャージ!」
遊矢「うわぁぁ!」
凍氷帝メビウスの攻撃が遊矢を襲い、ライフは4000→1200となった。試合を見る柚子はこのデュエルをとめようと立ち上がる。
柚子「LDSの塾生に勝つなんて無理よ!すぐこのデュエル中断しなきゃ!遊矢が危ない!」
洋子「あの子の努力を無にするようなことをするのかい?」
柚子「え?」
洋子「遊矢はいなくなったあの人を追ってるんだよ。それで今あの人が築いてきたものが奪われようとしている。それを遊矢に守らせてあげてほしいの。」
柚子「…わかったわ。遊矢!」
遊矢「柚子?」
遊矢は柚子の方を向く。
柚子「負けないで!遊勝塾のために…遊矢のために!」
遊矢はダメージのせいか視界が揺らぎ始める。
遊矢(あれ、やばい、俺が”俺”じゃなくなり…そうだ…!)
??(俺ニ体ヲ渡セ…チカラヲヤル…!)
意識が遠のく。遊矢は倒れそうになる…かと思われた時、よろけた体を何者かが支えるように遊矢の体は体勢を立て直した。
女性の声(遊矢…貴方はモンスターも魔法もどちらも守って…)
遊矢~ (誰…?さっきのとは違う…優しい声…。)
柚子「遊矢!!」
柚子の声にハッとする遊矢。
遊矢「柚子…!今の柚子か?」
柚子「え?」
遊矢「いや…何でもない。もう大丈夫、なんか力が湧いてくるんだ!」
-5ターン目-
遊矢「俺のターン…。」
遊矢はドローの構えをする。何者かが遊矢に力を与える。それを感じるとともにデッキが光り始める。
遊矢「ドロー!!」
遊矢が引いたカードはオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン。
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果は
それぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、
このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる
見たこともないモンスターだ。だが使い方は分かる。手札を見ると星読みの魔術師というこちらも見たことないカード。
星読みの魔術師
ペンデュラム・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2400
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カード
または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのPモンスター1体のみが
相手の効果で自分の手札に戻った時に発動できる。
その同名モンスター1体を手札から特殊召喚する。
しかし長年使ってきたカードを手にしたかのような安心感を得た遊矢はデュエルを進めていく。
遊矢「俺は墓地のオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンの効果発動!このカードを除外することでデッキから時読みの魔術師を手札に加える!」
時読みの魔術師
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 600
【Pスケール:青8/赤8】
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カード
または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
1ターンに1度、自分のPゾーンのカードは相手の効果では破壊されない。
当然このカードも見たことがない。遊矢は星読みの魔術師と時読みの魔術師を沢渡に向ける。
遊矢「俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」
沢渡「な…なんだぁ!?」
遊矢「これでレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能!揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!現れろ!俺のモンスター!雄々しくも美しく輝く二色のまなこ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴンに酷似したモンスターがペンデュラム召喚によって姿を現した。
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン(オリジナルカード)
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
(2):墓地に存在するこのカードを除外することで発動できる。デッキから「魔術師」モンスターを1枚手札に加えることが出来る。