───幻想郷、博麗神社───
「行くわよ!私のイザナミ零!」
紫が爆絶の黄泉を召喚してからでは超絶のイザナミ零なんかちっぽけな感じがするけれど、アリスに対して妖精キラーMが効くから少しは良い運びが出来るんじゃないかしら?まぁもっともワンウェイレーザーと超強貫通ホーミングが一斉に来たらヤバイんだけどね…。
「何よ霊夢だっていつの間にか超絶に勝ってるじゃないの」
「爆絶のアンタに言われると腹が立つわね…。こうなったら自棄よ!思う存分暴れてくれてやろうじゃない!!」
ちなみにバトル形式のモンストルールは実際には無いようだけど、至極簡単に言ってしまえば相手のHPを0に出来たら勝利。出現するギミックは様々な物がランダムに出現するらしくて、時に無かったりすることも有り得るから、対策できないと言うのもプレイヤーテクに差が生まれにくいように組まれてるようね。実はバトル形式はやったことがないから勝手がよく分かってないんだよね…。
「燃えてきたぜ!行っくぜアリス!」
「はぁ…仕方がないわね。やるからには勝ちを狙うわよ」
☆バトル開始☆
大音量のサイレンが鳴り響いた後、四方に自動的に結界が張られ、モンストバトルフィールドが完成。もとい、1つの壁には水の力が込められた炎が覆われているところを見ると、ギミックはダメージウォール。それとワープ発射ビットンがいるからワープもある。つまりはアンチダメージウォールとアンチワープ持ちが有効。ダメージウォールが水とあらばヴァルキリー辺りが正解かしら?あとはビリー、ナチョス、トーテムマスター…。面子から見てもヴァルキリーが一番ね。でも残念なことに、今現時点ここにそんな素晴らしいモンスターはおらず、アンチダメージウォールはアリスのアリスが…、アリス一纏めにしよう。アリスが有利だし、アンチワープは私ら二人が有利と言うこと。ただダメージウォールが一番警戒しておきたい。紫共々アンチダメージウォールはないし、私に至っては弱属性のウォールだから当たると痛い。早速ヤバイ局面だ…。でも一番不憫なヤツは…。
「おい!私のロキのデビュー戦がノーギミックだなんて酷すぎるぜ!」
魔理沙が一番不憫ね。私らは神と魔人だからロキの魔王キラーが通用しないし、地雷を蒔かれてるわけでもないため、ワープに巻き込まれるわダメージウォールで食らうわで散々なデビュー戦になりそうね。投げやりにならなければ良いんだけど…。
「つべこべ文句言わないの。あなたには強力なレーザーがあるんでしょう?良いから、先手を打たないと勝てないわよ」
アリスはいつも冷静ね。まぁモンストは冷静な人が勝つゲームだから、焦りは禁物。きちんとルートとギミック対応には頭を使わないと良いモンスターがいても宝の持ち腐れって言うからね…と言うより良いネタに下手な板前と言ったところかしら。
そんなこんなでアリスは探るようにアリスを弾く。当然、フィールドには数個ワープが展開されており、ギミック対応がないアリスは飲み込まれ、予測不能な場所に出てくる。実はワープは決まって繋がっていると言われているが、実際はランダムだったり繋がってたりとパターンはあるが、ほぼランダムらしい。故にアリスはワープによって明後日の方向に目掛けてしまい、ロキを狙ったんでしょうけど残念ながら当たらず、ワープの思う壺に放ってしまった様だわ。これがワープの痛い所。
モンストルールとしてターンは交互に変わり、往復で2ターンの扱いになる。チーム内の順番はチームの意思次第で決まる。よって、次のターンは私たちだけど、私自身は様子を見たい。そして紫の方は…。
「次は私の番ね!ゲージミスしてもアンチワープは効くから安心ね!」
やる気は満々のよう。年寄りの冷や水じゃなければ良いんだけどね。
まぁその自信に満ち溢れた様子なら大丈夫そうだし、結局はゲージは成功し、私のイザナミ零に当てて友情コンボを繰り出しつつ、攻撃はアリスとロキに両方当たった。これは結構なダメージ行ったんじゃない?
ちなみにHPは両チームとも500万固定、相手が一人だろうが四人だろうがHPは変わらない。
☆ロキ&アリス
残りHP435,560
内訳:イザナミ零の超強メテオ、アリスヒット、ロキヒット
結構削れた様ね。やはりギミックは対応しておいた方が良いと改めて思うわね。でも危なっかしかったのは紫のバカがダメージウォールの事をすっかり忘れてぶつけに来るからヒヤヒヤしたわよ!まぁ当たらなかったから良かったけどさ!
「紫アンタねぇ…物忘れなの?黄泉にはアンチダメージウォールないんだからもうちょっと慎重に撃ってよ」
「当たらなかったんだから大丈夫よ。言っておくけれど物忘れするほど老いぼれてはいないからね!」
いや…もう十分なご老人だと思いますよ?私人間から言わせれば紫はご老人も良いところで…。
「霊夢ぅ?やっぱりあなたへの仕送りはすべて藍の給料になることが決定したわ~。藍喜ぶでしょうね~」
「だぁー悪かったってぇ!と言うか何で考えてたことが分かるのよ!」
「あ、本当に考えてたのね。冗談で言ってたけど本当に考えてると分かったから仕送りナシってことで」
まんまと乗せられてしまった…あぁ…私の仕送り…私のお金…私のまともな生活…もうこうなったらやけくそよ!この怒りをイザナミ零と共にぶつけてやろうじゃないの!!
「おぉ…霊夢が怒ってるぜ…。あれじゃぁモンスターの攻撃力が上がってるな…警戒しないと!」
モンストのモンスターは怒りによって攻撃力が変わってくることがあり、攻撃を食らうと次の敵の攻撃が放たれるまで怒り状態となる。また、怒り状態の時のモンスターの攻撃力は数値的には不明だが上昇する。怒り具合がMAXになるとそれはヤバイことになるわ。
…んで、今の私はこのバカ魔理沙が私を無理矢理モンストに引き込み、更に仕送りまでカットさせに掛かったとあらば怒りは絶頂を向かえ爆発寸前だからね。イザナミ零の攻撃はえげつないことになってるんじゃないかしら。
…ぇ?やっぱり金に執着してるじゃないかって?お金が大好きで何が悪いのよ?世の中金よ!すべて金で買えるんだから!人の心だって金1つで変えられるんだから!金がすべてだ!世は金だ!!
「霊夢のヤツ怒ったかと思えば高笑いしてるぜ…」
「悪い夢でも見たんでしょう、放っておいてあげなさい。それより、次魔理沙のターンよ」
「おぉ私か、行くぜ!…ワープが怖いな…そこだ!」
魔理沙が狙って撃ったワープの出先はなんとアリス目の前だった!そのお陰でアリスの友情コンボが炸裂し、超強貫通ホーミングが私たちを襲い、奇跡的にもロキはイザナミ零にも当たったようで、意外と削ってきた。
☆イザナミ零&黄泉
HP:457,200
内訳、超強貫通ホーミング、イザナミ零
「よくワープの出口が分かったわね」
「あぁ…あれ適当にワープに向かって撃ったら運良くアリスのところへ出てきたんだぜ」
これもモンストあるあるだな。ワープ持ちではない奴で自棄に適当にワープに向かって撃ったら結構ミラクル起きるってね。
まぁレーザーが来るよりはマシな方だけど、やっぱりアリスのダブルホーミングは痛いわね。たった一回でこんなに削って来るなんて。
…など、互いに苦戦しながらも楽しくモンスターストライクなるものをプレイする。幻想郷はこの新たな遊戯でまた1つ大きな風を生むことになる…もとい、このモンストを通して異変を企てている者が在ろうとは、今の私たちは知る由もなかった。
その異変の狼煙かどうか、それは時間が紐解いてくれよう人物が…。
「神社から動いてなかったのね。霊夢!私と一対一で勝負しなさい!!」
続く