ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ピザうめー。


4:今度余計なこと言ったらその口縫い合わせるぞ

「あたしは、輿図肆嘉ってもんでやんす!特級能力者で、能力は『全知陣(オムニセントフィールド)』でやんす!好きなものは肉と甘いものと、ゲームと、マンガとー、色々でやんすね!嫌いなものはピーマンでやんす!」

 

ガキかな?

 

「んでもって、何で創壱の旦那の軍門に降るのかと言えば、能力があり得ないくらい強いからでやんす!何でか知らないけど、ここにいるみんなは隠してるでやんすが、この中でもトップクラスの最強能力者が揃ってるからでやんすね!このチームなら六人でも、誰が来ても安心でやん、す……?あ、あれ?何でみんな、そんな怖い顔してるでやんすか?え?ええ?」

 

ふむ。

 

こいつ、殺した方が良いかな?

 

俺は、肆嘉の首を掴む。

 

「ひ、ひええっ!お許しを!分解しないでえええ!!!」

 

「来い」

 

森の奥へ連れて行く。

 

五人で囲む。

 

「お前、何を知っている?」

 

「えっ?あたしの『全知陣』は、目に映るもののことは大抵分かるでやんすけど……」

 

「言ってみろ」

 

「え、えっと、まず、啞零の姉御が、『神の手(ゴッドハンド)』」

 

啞零の表情が歪む。

 

「双夢の姉御が、『活殺自在(ライブアンドデス)』」

 

双夢の表情が歪む。

 

「涼巴の姉御が、『炎天氷獄(サーモルーラー)』で……」

 

涼巴の表情が歪む。

 

「正那の姉御が、『雷電姫(エレキクイーン)』!」

 

正那の表情が歪む。

 

そして。

 

「そして、創壱の旦那が、『再構築(リジェネシス)』……!神の如し力でやんす!」

 

俺は笑った。

 

ははは、そうかそうか。

 

うん。

 

よく分かった。

 

「こいつ、ここで殺しとかねえか?」

 

「「「「賛成」」」」

 

「ひ、ひええーっ!!!お助けーっ!!!」

 

五人で肆嘉ににじり寄る。

 

「安心しろ、素粒子に還る時は、痛みもなく一瞬だ」

 

「ま、待った!待ったでやんす!あたしは役に立つでやんすよ?!」

 

「リスクが大き過ぎるんでね」

 

「いやいや!もちろん、この場にいるお仲間以外には漏らさないでやんすよ!信じてくださいでやんす!!!」

 

「すまんが……」

 

「よ、よく考えて欲しいでやんす!もしも、あたしがこのことを知っているのに隠し続けていたら、そっちの方がヤバくないでやんすか?!あえて言ったのは、信頼の表れだと思って欲しいでやんす!!!」

 

ふむ……。

 

「啞零」

 

「まあ、相手の能力が分かるっていうのは強みよね。殺すべきだけど、生かしておく価値もあるわ」

 

そうなんだよなあ……。

 

「それに!あたしには一切、戦闘能力がないでやんす!そっちはいつでもあたしを殺せるし、あたしは守ってもらわなきゃ生きていけないでやんす!なんで、身の安全のためにも、何でも言う事聞くでやんすよー!お命ばかりはお助けくださいでやんすー!」

 

うーん。

 

「どうする?」

 

「こう言ってますし、殺すのは……」

 

「確かに、有能ではあるな」

 

「僕達以外にも、能力を過少申告している人はいるはずだしね。レーダー代わりに使えるんじゃないかな」

 

「飼い殺しの方向で良いわね」

 

はい、決定。

 

「肆嘉」

 

「はい!」

 

「死にたくなければ俺に従え。逃げれば消すぞ」

 

「は、はいぃ〜っ!!!」

 

 

 

さて、そう言うことになった。

 

「あー、つまり、お前らも隠していたのか」

 

「ええ、そうよ。馬鹿正直に特級能力者なんですと言うアホじゃないわ」

 

と啞零。

 

「特級能力者は日本に五人しかいないとか言うけどよ、自分の手の内をバラしてるアホが五人ってだけで、特級に相当する力を持つ能力者はもっといるだろ」

 

と涼巴。

 

確かにそうだと俺も思う。

 

ヤバい能力持ちが隠れているはずだ。

 

ひょっとすると、俺より強い能力者もいるかもしれない。

 

少なくとも、ここにいる面子は、肆嘉以外は俺を殺しうる存在だ。

 

俺はまあ、死ぬ時は死ぬと割り切ってるんで、過度に警戒はしないが、啞零、双夢、涼巴、正那の四人は、ビンビンに警戒しているようだ。

 

見かねた俺は、一度大きく手を叩く。

 

全員がこちらに注目する。

 

「まあ、アレだよ。これで、お互いに能力の裏を知った以上、チームを組む以外に道はなくなった。それは良いな?まさか殺し合う訳にもいかねぇだろ」

 

「ええ、そうね」「はい」「うん」「ああ」「はいでやんす」

 

「とりあえず、睨み合うのは止めようぜ。俺達は、言うなれば運命共同体だ。互いに頼り、互いに庇い合い、互いに助け合う……。そこまではいかなくても、一人が裏切ったら他の四人に抹殺されることは想像に難くないはずだ」

 

「そうですね。お互い、能力を知られてしまった以上、他のグループに行くこともできません。こうなれば、いっそのこと、仲良くやっていった方が良いかもしれませんね」

 

と双夢。

 

そう、俺が言いたかったのはまさにそれだ。

 

「うんうん、もう今更、『はいさよなら』って訳にはいかないからな。前を向いて生きていこうぜ」

 

俺はそう言ってはにかんだ。

 

ピンチの時こそ太々しく笑わなきゃな。

 

「……そうだね、もう、このチームは解散できない。なら、どうやって仲良くやって行くかを考える方が建設的だね」

 

そう言った正那は、納得の表情を浮かべていた。

 

どうやら、この正那という女は、俺ほどじゃないが思い切りが良いらしい。考えを即座に割り切ったようだ。

 

さて、と。

 

「それじゃあ、これからの話をしようぜ」

 




龍が如く維新始めました。

アイエエ!ニンジャ?!ニンジャナンデ?!!
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