ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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あーステーキうめー。


9:ゆるキャンしようぜ!

川を辿って海に到着!

 

海から二、三キロは平原と砂浜だった。

 

川から百メートル、森から百メートル、海から一キロくらいの地点で……。

 

「ここをキャンプ地とする!!!」

 

そういうことになった。

 

まずは、人様の家より先に、キジニワトリの家だ。

 

森から木材をとってきて、それを地面に刺す。

 

「あの……、手伝う?」

 

「え?やってくれんの?」

 

「地面に木を刺すのよね?こんな感じ?」

 

啞零がサイコキネシスでどうにかしてくれた。

 

「助かるわー、有能!」

 

そこに、俺が、横から木材をくっつけていき、簡易な柵を作った。

 

「じゃあ次は……」

 

「あ、あのっ!」

 

ん?

 

「どうした肆嘉?」

 

「よ、余計なお世話かもしれないでやんすが、旦那は、寝た方が良いでやんすよ……?」

 

「ん?良いのか?」

 

「はい……、だって、この四日間、一睡もしてないじゃないでやんすか!!!」

 

まあ、そうだが。

 

「ちょっとあんた!どういうことなの?!」

 

「な、何故ですか?!」

 

「四徹とか、大丈夫なのかよ?!」

 

「身体は大丈夫?!疲れてるよね、早く寝ておくれよ!」

 

んー?まあ、さ。

 

「え?徹夜しちゃ駄目なの?」

 

「何でよ?!」

 

「森の中で見張りもなしに素人が寝るとか……。森を舐め過ぎではござらんか?」

 

「じゃあ、あんたは、私達の代わりに……?!」

 

いや、そういうんじゃないけど……。

 

ただ単に、素人に見張りを任せるのが怖いってだけだぞ。

 

「……ごめん。のうのうと寝てたわ、私。気付いてあげられなくて、ごめんなさい……!!!」

 

「早く横になってください!見張りでも何でもやりますから!」

 

「オレも見張りしとくぜ!お前は早く寝ろ!」

 

「僕も見張っておくから、安心して眠ってよ!それと、もっと自分を大事にして!」

 

うーん、大騒ぎ。

 

まあ良いや、まずは地面を分解して、と。

 

「あー!啞零ちゃんに膝枕してもらわねーと眠れねーわー!」

 

「良いわよ、それくらいやってあげるから、寝なさい」

 

あら?

 

サービス良いねぇ。

 

嬉しいぞい!

 

啞零ちゃんの膝枕で、朝の七時から六時間ほど寝た。

 

 

 

「今起きた」

 

「あら、おはよう。もう良いの?もっと寝てて良いのよ?」

 

「いやぁ、俺って体質的にあんま寝なくても良いのよね」

 

「そうなの?あんたが良いんなら良いけど、これからはちゃんと休みなさいよ?」

 

「おう」

 

ついでに、啞零の太ももをすりすりする。

 

ああ〜、すべすべなんじゃ〜!

 

手の甲を抓られる。

 

「やめなさい」

 

「ケチケチすんなよなー!減るもんじゃねえしよお!」

 

「減るの!乙女心とかが!」

 

そうなのか……?

 

まあ良いや。

 

「よし!家でも作るか!」

 

「家?」

 

「そうだ、シェルターは大事」

 

「そうね、家は欲しいわね」

 

「と言う訳で啞零ちゃんには手伝ってもらうゾ〜!」

 

そう言っておっぱいを突いた。

 

「いい加減殺すわよ?」

 

おっと、ガチ切れだ。

 

 

 

さて、早速、家を作って行こうか。

 

「俺が木を切っていくから、啞零はどんどん運んでくれ」

 

「ええ」

 

そんな話をしていたら……。

 

「あの、わざわざ遠くまで木を切りに行かなくても、切り株を活性化すれば、すぐに生えてきますよ?」

 

と双夢が言った。

 

「は?有能か?」

 

有能過ぎる……。

 

「じゃあ、切った木を生やしてくれる?」

 

「はい」

 

そうやって、木を集める。

 

まず、太めの木で長方形を作る。広さは六畳間あるかないかくらい。

 

この際に、木を加工して木を組む必要があるのだが、分解チートでどうにかした。

 

「そして屋根だ。こんな感じで三角の屋根をーって、うわ、スマコンの充電が切れた……。しゃーない、ソーラー充電器を使うか」

 

俺がそう言うと……。

 

「貸してごらん」

 

と正那が手を出してきた。

 

なので、スマコンを渡すと……。

 

パリッ!と言う音と共に、俺のスマコンに電気が流れた。

 

受け取る。

 

「おおっ?!充電されてる!!」

 

スゲェな、電気系能力者ってこんなこともできるのか。

 

「ありがとな」

 

「お安い御用さ」

 

さて、じゃあ、こんな感じで屋根を立てるんだと説明して……。

 

「で、この、土に突き刺す木は、表面を炭化させないと駄目だ。虫除けにな」

 

と、俺が説明すると……。

 

「これの先っちょを炭化させりゃ良いんだな?」

 

と涼巴が言った。

 

「ああ、そうだ」

 

「任せろ、ほらよ」

 

涼巴が、木材の先端を握ると、ジュウ、と言う音と共に、先端が炭化した。

 

そういや、触れたものを温めるとか言ってたな。

 

「これで良いか?」

 

「ああ、充分だ。ありがとな」

 

よし、これを地面に刺して、と。

 

大きな、尖った二等辺三角形の屋根兼壁の骨組みを作った。

 

ここに、木の皮を貼りつけて、屋根完成。

 

あとは、二等辺三角形の表面を木で塞いで……。

 

「完成だ」

 

「「「「「おおー!」」」」」

 

啞零にサイコキネシスで手伝ってもらったから、五時間くらいで完成したな。

 

内装は明日作ろう。

 




超能力のよー、ネタがねーんだよ!!!

モブキャラの能力考えるのダルい!

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