ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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乳!


25:ヒロイン風ビュービューですわ

説明しよう!

 

シャイニングフィンガーとは、触れたものを素粒子に還す必殺技である!

 

俺はこれにより、メス熊の頭部を破壊してから、メス熊の肩を蹴るようにして空を舞い、中空で一回転してから地面に着地した。

 

ふう……。

 

うん。

 

「俺、カッコイーーーッ!!!!」

 

やべーな、俺、カッコよくね?

 

格闘ゲームのキャラクターみたいな動きしたぜ。

 

623HSって感じだ。

 

そして、俺がキメ顔で勝利演出していたら……。

 

「こんの、馬鹿者ーーーッ!!!」

 

マジ切れした帯流に襟首を掴まれて、熊の死体の上から引き摺り下ろされた。

 

「貴様!貴様は本当に……!」

 

「問題でも?」

 

「大有りよ」

 

お、啞零。

 

「良い?あんたはね、役に立つ奴を優先的に生かすと言ったわよね?それは良いの、当然の判断よ」

 

そうね。

 

「……でも問題は、一番役に立つあんたが暴れまわってることよ!!!」

 

ほーん?

 

「ぬかしおる」

 

笑ってごまかそう。

 

俺が読んだことのある漫画でも、「笑ってごまかすさあ!」と言っている宇宙海賊がいたし。

 

「良い加減にしなさい!あんたが死んだら、ここにいる全員が露頭に迷うのよ!」

 

そうなのか?

 

まあ、そうなんだろうな。

 

一緒に生活して二ヶ月が過ぎたけれど、ほぼ全員が文明の利器で甘やかされきっていることが分かった。

 

俺のサポートなしには、全員生きていけないだろう。

 

だが……。

 

「俺は常に勝てる戦いしかしないんだなあ」

 

ゲームならまだしも、現実で負ける勝負をする訳ないんだよな。

 

俺はぶっちゃけ、どんな能力者でもどんな兵器でも、『この次元』の存在になら必ず勝てるから。

 

『分解』は、何故かは分からんけど能力者にも効くし。

 

『分解』が無理でも、物理で殺せるし。

 

何も怖いもんとかねーよ。

 

でも黙っとこう。

 

「俺は不死身なんだよね」

 

とでも言っておけば良いだろう。

 

アンデーッド!

 

「そんな訳ないでしょ!あんたは前に出るな!後ろでどっしり構えてなさい!!!」

 

はあ、そうですか。

 

「え?!啞零の後ろで?!」

 

え?!同じ値段でステーキを?!みたいな感じの作画になる俺。

 

啞零の後ろ?啞零のバック?啞零をバックからガンガン突く?!!!

 

啞零の後ろに回って胸を揉む。

 

ああ〜、モチモチなんじゃ〜。

 

「ああ、もう!やめなさいってば!真面目な話なの!」

 

啞零も慣れてきたな。

 

嫌がってるフリはするが、もう別にそこまで殴ってきたりはしない。

 

これはいけるか……?

 

「股間はやめなさい……!!」

 

おっと、あかんかったか。

 

顔面にグーパンが飛んできたわ。

 

まあ、それは良いや。

 

とにかく、一つ聞いておこう。

 

「で?女子供の後ろに隠れる男に、お前は惚れてくれるのか?」

 

はい、ここで強めの一撃。

 

実際さ、この状況で女を守れない男に価値ってあるか?って話なんだよな。

 

獣だってなんだって、自分のことを守ってくれる存在に懐くのは当然だよなあ?

 

「それは……、そうだけど……」

 

口籠る啞零。

 

「お前が惚れたのは強くてカッコよくて、サイコーに頼りになる『俺』だろうが。なら、俺はそれを曲げる訳にはいかねーな」

 

俺はそう言ってやった。

 

やっべえな、今の俺、超カッコよくねぇか?

 

モテモテだなこれは。

 

ハーアーブーの香りー、神薙創壱ー。モテモテ過ぎてー、困っちゃーうーなー。

 

「そ、それは、そうだけど……!あんたが死んだら全部終わりなのは自覚してよ!」

 

『惚れている』については否定なさらないのですかしら啞零すわーん?

 

ほーん!へー!ふーん!

 

なるほどなるほどぉ!

 

「もちろんだ、嫁さんを置いて死んじまったらいかんからなあ」

 

「そうよ!……って、私はまだあんたの嫁じゃないんだけど!!」

 

ほー?

 

『まだ』嫁じゃない?

 

ではいずれ嫁になるって認識でよろしいか????

 

それに……。

 

「んー?おかしーなー?俺は、啞零が嫁とは言ってないんだがなー?ひょっとして啞零さん、俺のことを意識しちゃってるんですかぁー?」

 

何で『誰』とは言ってないのに嫁ヅラしてるんですかねぇ?

 

おかしーぞー?なんでかなー?

 

「ん、んなっ?!そ、それは……、もうっ!うるさいわよこのアホ!黙ってなさい!」

 

あらまー!

 

ツンデレですわぞー!

 

 

 

仕留めた熊は、肉は毒で駄目になっているし、大体にして熊肉なんぞ美味くはないから、解体して皮だけ頂戴した。

 

皮はラグにでもしようかな。

 




面白いssが書きたい。

最近の俺は劣化している……。

昔のノリと書くスピードの速さを維持したまま、より面白いものを書かなくては……。

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