ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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寒いじゃん!

暖房つけよ。


42:英文のところはめちゃめちゃ発音良く読んでください

夏も良い感じに過ぎて、秋。

 

試験的に始めた農作物の収穫をして、収穫祭ってことにして騒いだ次の日。

 

ドーンと爆音が遠くから聞こえてきた。

 

思わず、そちらの方向を見ると……。

 

「あらま、飛行機」

 

俺達が乗ってきたのと同じ、オーバーサイズジェット機が、黒煙の尾を引きながら、村へと落っこちてきた。

 

パニックに陥る朝番の警備隊達。

 

止められそうな力を持つ啞零は、まだ寝ている早朝。

 

うーん、俺がやるしかないか。

 

はぁ、バラしたくはなかったんだけどなあ。

 

「『再構成(リジェネシス)』っと」

 

俺は、空中の気体を素粒子レベルまで分解して再構成。

 

超巨大なクッションの天蓋を作る。

 

クッションに衝撃を吸収された飛行機は、動きを止めて、村の天蓋に突き刺さった。

 

 

 

「何よこれ……」

 

「とりあえず、飛行機を引っこ抜いてくれんか?」

 

騒ぎを聞きつけて起きてきた啞零に、飛行機を引っこ抜いてもらい、村の隣へ飛行機を置いた。

 

「後でちゃんと話してよね」

 

「おう。だがまずは……」

 

俺達は武装して飛行機を取り囲み、ドアをこじ開けた。

 

「大人しくしろ!俺達は東北お野菜連盟だ!好き嫌いする奴はぶっ殺してやる!」

 

そう言って俺はカラシニコフと大根を構えて叫んだ。

 

「「「「ひぃぃぃ!!!」」」」

 

「ふざけないの!みんな怯えてるじゃない!」

 

念力バリアを張る啞零を他所に、俺は前の方に座るやつの襟首を掴む。

 

「お前は誰だ!俺の中の俺?!」

 

「やめなさいってば!!!」

 

「No, no, no, no, no!(やめてくれぇ!)」

 

「あー?I'm sorry, I don't speak American.(すまねえ、アメリカ語はさっぱりなんだ)」

 

「I don't know anything! Help me, please!(俺は何も知らない!助けてくれ!)」

 

「That's right. Socrates also said that humans are ignorant.(そりゃそうだ。人間は無知だってソクラテスも言ってる)」

 

んー。

 

こいつら、外人だな。

 

なるほどね。

 

とりあえず、キャビンアテンダントにカラシニコフを向ける。

 

「ひいっ!」

 

「Hey, cabin attendant lady! Get the emergency ramp out!(おい、キャビンアテンダントのねーちゃん!緊急用のタラップを出しな!)」

 

「Yes, sir! All right, don't kill me!(分かりましたから、殺さないで!)」

 

緊急用のタラップを出させて、と。

 

「Anyone who doesn't want to die, get off the plane!(死にたくない奴は飛行機から降りな!)」

 

と、俺は指示した。

 

 

 

飛行機から全員を下ろして、肆嘉の指示の元、危険な能力者を拘束する。

 

特級が十人ほどいるみたいだから、そいつらには目隠しをした。

 

だが……。

 

「やあ、久しぶり」

 

「お前は……!」

 

その中には、顔見知りが一人いた。

 

俺と同じく、フランスの過疎地域で農耕と狩猟で生活しているサバイバル系ユウチューバー女。

 

チビロリハーフリングネキの名を恣にする美少女、ラキ・スミスだ。

 

その名の通り、年齢十七歳にして身長128cmという恐るべきチビロリで、白色の混じった栗毛をひと房だけ伸ばし編んでいる。

 

白い肌に、磨いた金属のような銀色の瞳を持つ可愛らしい美少女だ。

 

「何が起こったのかよくわからないんだけど、説明してもらっても良いかな?」

 

と、流暢な日本語で話すラキ。

 

声は、チビロリな見た目に反して死ぬ程イケボなハスキーボイスだ。

 

「もちろんだ、説明させてもらおう。だがその前に、お前らは?」

 

「FB学園の生徒だよ。この飛行機に乗っていたのは七割くらいそうだね」

 

あはーん?

 

そう来る?

 

俺はとりあえず、新たな遭難者全体に向けて、英語で話した。

 

まず、ここは異世界もしくは異星などの遠い土地であること。

 

我々はFB学園の日本の生徒で、今までこの地でサバイバル生活してきたこと。

 

攻撃されたら困るので、高位能力者は拘束させてもらったこと。

 

更に……。

 

「Therefore, we can accept psychics who are willing to follow us. Otherwise, I'll give you food for the time being, and you can go somewhere far away.(という訳で、こちらに従う意志のある超能力者は受け入れてやってもいい。それ以外は当面の食料を与えるので、どこか遠くへ行け)」

 

とも。

 

もちろん、能力者含めて、無能力者達が中心になって声を上げる。

 

だが、俺からすれば、なんで顔も知らん奴らを助けてやらにゃならんのだ?って話だ。

 

しかも、無能な無能力者を。

 

「To be honest, if you're not psychic, you'll be treated like a farm slave. We can't afford to feed them, and we don't owe them anything.(ぶっちゃけ、超能力者じゃない奴は、農業奴隷くらいの待遇しか与えられないぞ?俺達だって養う余裕はないし、義理もない)」

 

俺がそういうと、無能力者達は身を竦めた。

 

農奴は誰だって嫌だろうからな。

 

「But that doesn't mean you'll be safe forever if you follow us. In case of emergency, you will fight for us, and in everyday life, you will train and work for us.(かと言って、俺達に従えば一生安泰って訳でもないがね。有事の際には戦ってもらうし、普段は訓練や仕事をやってもらう)」

 

これも伝えておこう。

 

さて、どうなることやら。

 

「Well, for now, you'll have to talk about it for a while. We'll get some food for the people who are leaving. I'll be back in three hours.(まあ、とりあえずは、しばらく話し合ってくれよ。俺達は離脱する人達の為の食料を用意する。三時間後にまた来る)」

 




マジで何もしない系スローライフ主人公、ちょいちょい書いてます。

スローライフ主人公とは何を書けば良い……?

ゼロは何も答えてくれない……。
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