ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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やる気が出ない。


6話 奴隷購入

とは言え、探すのはおそらく、奴隷になるだろう。

 

「奴隷少女を撫で撫で」

 

「ピンクの花」

 

「梅酒」

 

「淫乱度向上」

 

「「なるほど」」

 

なるほどな!

 

「ひらめいた!」

 

「通報した」

 

そんな話をしつつ、屋台を引きながら街に入る。

 

入門料に二千オルボス持ってかれたが、まあ許容範囲内。

 

また質屋に行き、リンドの鋼の剣を売って、二十万オルボスほど確保する。

 

これだけあれば、鑑定スキル持ちの奴隷も買えるだろう。

 

買えなきゃその時はその時だ。

 

 

 

えー、それでは、人に話を聞いて周り、奴隷商人の館までやってきた。

 

評判とかそういうのもさりげなく聞いておいたが、ここの奴隷商人は悪くないらしい。

 

テンプレなろう主人公さんは、奴隷とかいけない!とか言うんですかね?

 

いや、最近のなろう主人公さんは、奴隷も認めておいて、なんだかんだで美少女奴隷が手に入って「そんなつもりはなかったんだけどなあ、やれやれ」みたいになるのが多いんじゃない?

 

そうすることによって、「主人公は奴隷制度を仕方ないと思っているが、買ったりはしない人格者!」ってところをアピールできるもんな。

 

うーん、人間なんて薄皮一枚剥げば真っ黒な闇が詰まったクソ袋なのに、何でそんなに他人によく見られたがるんだか理解できんね。

 

なろう主人公さんなんて、どうせなんだかんだ理由をつけて、気に食わん奴を破滅させて、女を侍らせ美食に耽るクズじゃねえか。

 

同じクズなら、表面を取り繕わずに正直に生きてる奴の方が好感が持てるんだが。

 

ま、それは良いだろう。

 

要するに、俺が言いたいのは……。

 

「鑑定スキル持ちで、若くて可愛い女奴隷をください」

 

「かしこまりました」

 

ってことだ。

 

俺はその辺、嘘つかないからね。

 

上っ面取り繕って、「女じゃなくても良いです!けど手に入る奴隷は結局女です!」みたいなことすんの嫌いなのよ。

 

そりゃ誰だって女が良いに決まってる。

 

脂ぎったおっさんの奴隷なんざ、どんなに有能でもいらねーよ。

 

おっと……。

 

「彼女氏、嫉妬しちゃう?」

 

「へ?別に?」

 

「ほう?どうして?」

 

「だって、剣永の一番は私だから」

 

オッ、良いですわゾ〜!

 

瞳の濁り具合が最高!

 

僕ちん、ヤベー女大好き!

 

リンドはこの馬鹿みたいな執着心が可愛いんだよなー!

 

ガキの頃から俺にべったりで、俺の真似ばかりして。

 

男ウケする女になるために、あらゆることをやった。

 

こいつは、人生の殆どを、俺のために捧げてきたクソ重い女だ。

 

こんなにたくさん愛してくれる女、憎からず思うのは当然だよなあ?

 

そんな感じでイチャイチャしながら待っていると……。

 

「お待たせしました」

 

と、奴隷商人が女を何人か連れてくる。

 

「こちらは、鑑定スキル持ちの女奴隷の中でも、見た目が良いものを集めました」

 

ほう……。

 

奴隷の顔とスタイルを見る。

 

うん、うんうん……。

 

まあ、悪くないんじゃない?

 

上の下から上の中ってレベル?

 

リンド?こいつは上の上だよ。超美人だぞ。俺の女を舐めるな。

 

「どうだ、リンド?」

 

「まあ、これくらいのレベルなら、剣永の側においても良いかな?賑やかしにはなるでしょ」

 

ふむ、許可も出た。

 

あ、いや、待てよ……。

 

「ご主人、ちょっと良いですか?」

 

「はい?」

 

「病気や呪い持ちだけど、強力なスキルを持つ奴隷とか、そう言うのはいますか?」

 

掘り出し物の確認は基本だよなあ?

 

「……魔族でもよろしければ、一人おります」

 

お、当たりか?

 

「じゃあ、その奴隷を呼んでもらえますか?」

 

「よろしいのですか?」

 

「ええ」

 

 

 

白い肌に銀の髪。

 

狐の耳と尻尾を生やした上の上レベルの美少女だ。

 

年齢は俺らより2歳くらい下かな?だからまあ、スタイルはロリ味ありつつも胸出てきたねーって感じ?

 

顔の作りは和風寄り。この世界、欧米系の人が多いのに、珍しいな。

 

だが……。

 

「黒い……、鬼灯?」

 

狐娘には、黒い鬼灯が絡まっていた。

 

「こちらの奴隷は、鑑定スキルと、罠探知や解錠などのスキルを持つ冒険者見習いだったそうです」

 

ほう?

 

冒険者いるんだな。

 

そして……、スキルの構成的に、ローグ的な感じのやつか。

 

別に誰かと戦ったりする予定は今のところないが、居て困る奴じゃない。

 

「ですが……、この通り、『黒死酸漿の呪い』にかかっておりまして……」

 

なにそれ知らん。

 

「人にうつるのか?」

 

「いえ、この呪いは、この蕾のような部分が膨らみ、その人物の魂を『魂玉』という物質に変換するという呪いです」

 

へー。

 

「魂玉、ねぇ」

 

「……ですが、魔族でも人間でも、その程度の存在から得られる魂玉は小指の甘皮ほどの量しかありません。本来なら、強大なモンスターなどを捕獲して、この呪いをかけて魂玉を取り出して、魔導具の素材にすると聞きます」

 

ほーん。

 

まあええわ。

 

「お前、名前は?」

 

「……ヨミ、です」

 

ヨミ、黄泉か。

 

ワオ、不吉ー。

 

まあええわ。

 

「ご主人、これ、いくらだ?」

 

「一万オルボスでいかがですか?但し、返品は受け付けませんが……」

 

お、安いな。

 

「もちろんオーケー。早速、契約をしたいんだが?」

 




マジでもう全然書けない。なんで?なんで?

世界滅びねぇかなあ……。

世界が滅べば続きを書く必要もなくなるしなあ。

いや、書きたくない訳じゃないんですよ。

でもやっぱり、なんか……、だるい。

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