ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ちゃんぽん麺うめー。

ちんぽやん。


6話 子持ちのカンガルー

「助けてくれたん……、です、よね?」

 

子供連れの雌個体だ。

 

三十三歳くらいか。若作りだが、一応俺は生命のプロ。一目見れば生き物の年齢くらいわかる。

 

やや前傾した姿勢により、骨盤に軽度の負担がかかり摩耗しているようだ。

 

また、乳房が大きく発達しており、その乳房は加齢により、クーパー靭帯が少々緩んでいる模様。

 

連れられている子供は二人。十歳くらいの少年と八歳くらいの少女。

 

この子個体は、特筆すべき点が特にないような、正常に発達しつつある健康的な幼体だな。

 

「ありがとうございます……、助かりました」

 

「「ありがとうございます、お兄ちゃん!」」

 

服を破かれた胸の辺りを押さえながら、礼を言ってくる雌。

 

長い髪を編んでいる、控えめな人格をしてそうな雌だ。幸薄そう。

 

なんていうかこう、アニメの、本編が始まる前に病気とかで死んでて、キャラクターの過去回想でのみ出てくる母親キャラ、って感じ。

 

子供の方も、母親に似て大人しそうな感じだ。

 

顔は覚えられなさそう。

 

にしても、何を勘違いしてるんだ、こいつら?

 

別に助けた訳じゃないんだが。

 

「俺はあんたらを助けようと思った訳じゃなくてだな……」

 

「はい、分かっています。たまたま、私達が勝手に助かっただけですよね。ですが、それでも、助かりましたから」

 

ふーん、物分かりは良いか。

 

「何カアッタノー?」

 

「おやキーちゃん。なんでもないよ、悪いやつを懲らしめてただけさ」

 

「懲ラシメタ、ッテヨリ、『殺シ』メタ、ッテ感ジダケド……」

 

微妙な顔をするキーちゃん。

 

「ひっ……?!」

 

腰を抜かす雌個体。

 

「おっと……、人の奥さんを見てその態度は良くないんじゃないか?」

 

俺が笑いながら言った。

 

まあ、こうなることは予測していたけどな。

 

「わあ!すごーい!」「ライオンだー!」

 

子供の方は、笑いながら近づいてきた。

 

「子供ダ、初メテ見ルナァ。カワイイネ」

 

子供を抱き上げて撫でるキーちゃん。

 

言っておくが、気性が荒いとか大人しいとかの個性はあれど、道徳心くらいは植え付けてあるからな?

 

ちゃんと教育したんだよ俺は。

 

まあ、彼女達は根本的に人間とは違うから、心身の構造が違う。殺せと命じれば赤子も殺す。

 

とは言え、基本的には、敵以外には優しくしようね!とちゃんと教えてある。

 

その気になれば、こんなちっぽけな人間のガキ一匹、簡単に握り潰せるだろうが、それはいけないんだよと教えてあるのだ。

 

「あ、ああ……、こ、殺さないで……!!!」

 

「殺すつもりなら、俺の姿を見た瞬間に、そこで転がってる男達みたいになるはずなんだがな」

 

「え……?」

 

そして、雌は俺の指の先を見た。

 

「これ、は……」

 

猛毒によってぐずぐずに溶けたチンピラの死体を。

 

「ひ、ひいいっ!!!」

 

「そうなりたくなきゃ、質問に答えろ。俺の嫁を見ていないか?」

 

と、嫁の特徴を伝える。

 

「み、見てません!見てません!!!」

 

「なら、用はない」

 

「あ……、待って、子供を返して!!!」

 

「キーちゃん、子供を返してあげて」

 

「エ……、デ、デモ、ココニオイテイッタラ、コノ人達、死ンジャウト思ウヨ?」

 

「そうだな」

 

「可哀想ダト思ウナ……」

 

うーん、そうか。

 

俺としては見捨てるつもりだったんだが……。

 

いや、そうだな。

 

この親子を、どこぞかの避難所に連れて行き、そこで嫁の情報を集めるか。

 

「おい、そこの雌個体。名前は?」

 

「ひっ……、井草幸恵です……。あの、子供を……!なんでもしますから……!」

 

「ほら、返してやる」

 

「お母さん?どうしたの?」「ママ!」

 

「裕樹!美久っ!」

 

子供を抱きしめる幸恵。

 

「ところで、ちょっと頼みがあるんだが」

 

「な、なんでしょう……?」

 

「この辺に、避難所になりそうなところってないか?例えば、警察署とか、学校とか、公民館とか」

 

「え……、あ、はい、あります」

 

「じゃあ、そこまで連れて行ってやるから、避難民との交渉を頼みたい」

 

「え、えと……?」

 

察しが悪いな。

 

「良いか?俺は、あと四人の嫁を探している。見つけるためには、人間の目撃情報が必要だ」

 

「つ、つまり、避難所にいる人に、あなたの奥さんを見ていないか聞きたい、と?」

 

「そうだ」

 

「あ、あのっ、ひ、人を食べたり、しない、ですか?」

 

「食えないこともないが、基本的に俺達は、飲食を必要としない。よって排泄も殆どしないし、睡眠もあまりとる必要がない。生命として完成されているんだ」

 

「わ、分かりました……。道を案内します……」

 

よし、カーナビゲットだぜ!

 

 

 

「じゃあまず、荷物をまとめろ。アタッシュケース一つ分くらい」

 

「は、はい、急ぎます」

 

「おっと……、その前に、あんた、番……、旦那は?」

 

遺伝子上の繋がりがあるであろう子個体を二匹連れているのであれば、番の雄個体が存在するはずだ。

 

経済とかなんかそういうのはよく分からないが、大きくて庭付きの結構良い感じの家に住んでいるようだし、そうなると、金を結構稼いでいる番に養われているんじゃないかなー、と。

 

「いますけど……、ここにはいません」

 

ふーん、そう。

 

「念のため、書き置きとか残した方がいいんじゃないか?」

 

「はい、そうします」

 

そして、旅行カバンを持った親子を隣に歩かせる。

 

「その……、まず、どこに行くのでしょうか?」

 

「避難所になりそうなところは?」

 

「ここから八キロくらい先に、警察署があります。そこなら……」

 

「よし、じゃあそこだ」

 




ソシャゲ転移、調べることが多くて難しいっすねぇ!

恐竜を擬人化したソシャゲキャラと一緒に、砂漠系ポストアポカリプス世界へ転移する!とは言いましたが、恐竜について調べると時間が吹き飛びますぅ。キンクリ食らったかな?

トロオドンという恐竜を見て、「はえー、こいつは賢くて、もしかしたら恐竜人間みたいなのになってたのかもしれんみたいな説あるんか!じゃあ、艦これで言う明石みたいな発明家キャラにするで!」みたいな。

セイスモサウルスを見て、「はえー、こいつは最初はセイスモサウルスとされていたのに、最後はディプロドクスってやつの大きい個体だったって発覚したんか。じゃあ、二重人格で普段はディプロドクスだけど何かあると裏人格のセイスモサウルスに切り替わるキャラにしよ」みたいな。

ステゴサウルス率いる剣竜騎士団とかいう謎のサークル、魚竜水泳部とか……。

キャラをね……、作るのがね、大変!

そして、キャラを作っても本編に出せるかどうか不明という悲哀よ。


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