ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ジェイデッカーは性癖歪むから良くない。


ザマァ見なさいバァカ死ね!

魔界の僻地、フェニックス領から近くの、淫魔の国にあるバー。

 

『early gat nass』

 

店長の、鍛え込まれた上半身に対して貧弱な下半身とグラサンが特徴のタークヤ・キバティットは、目の前の大男に注文を聞く。

 

「ご注文は?」

 

「ビール!ビール!冷えてるかぁー?」

 

「かしこまり!」

 

そう、このバーは、ライザーの行きつけのバーなのである。

 

ライザーは、幼い頃は、この淫魔の国で鍛えていたという過去がある。

 

インキュバスにのみ伝わるという伝説の拳法、迫真空手の使い手達と戦い、戦いについて学んだのだ。

 

あらかじめ明記しておくが、ライザーはゲイではない。これだけははっきりと真実を伝えたかった。

 

その証拠に、基本的に、ライザーの眷属やメイドは全員、ライザーのお手つきだ。

 

あれだけメスゴリラだのなんだのと馬鹿にされているカーラマインも、ベッドの上では可愛がってもらっている。

 

ちな虎であるカーラマインはベッドの上ではネコであることをここに明記しておく。

 

「聞いたよライザーさん。婚約破棄だってね」

 

「いやー、あんな性格と頭の悪い女と結婚とかないわー」

 

「いやあ、こっちも心配してたんだよ?いつもここで愚痴ってるからさ」

 

「せやな、すまんかった」

 

「いや、良いんだ。誰かに愚痴を言うのは大事だからね。俺はバーのマスターなんだ、愚痴ぐらい聞くさ」

 

タークヤは、そう言ってグラスを磨き始める。

 

ライザーの夜の出来事だった。

 

 

 

そして、次の日の朝。

 

「オッハーーー!!!」

 

「ライザー、貴族としての落ち着きを……」

 

ライザーパッパが苦言を呈する。

 

ライザーパッパはいつも口うるさくライザーを注意するが、いつもライザーが百割悪いので言い返せる要素はない。

 

「ええやん、堅いこと言うなや。で?何?」

 

親にこの態度である。

 

ライザーパッパも慣れたもの、態度の悪さをスルーして一言。

 

「ライザー、お前とその眷属には、学校へ行って欲しいのだ」

 

「は?」

 

「リアス殿と同じ、駒王学園にな」

 

「うーん、この」

 

ライザーとしてはもちろん、お断りな案件だ。

 

「だが断る!婚約破棄したやんけ!あのイメクラ怪人とは手切れやろがい!」

 

「リアス殿を侮辱するな!……まあ、それも、お前がリアス殿の良いところを知らないからだろうと思ってな」

 

「は?(良いところなんか)ないです」

 

「だから、婚約は破棄されたが、学園でリアス殿と心を通わせることにより、そこから愛が芽生えるかもしれない。……あと魔王の妹とその眷属にあの仕打ちはヤバかった。フェニックス家の評判がヤバい(小声)」

 

「本音ゥーーー!!!」

 

「ええい、黙れ黙れ!毎日毎日、競馬場とパチンコ屋に通いおって!お前のせいでフェニックス家の評判がゴリ落ちなんじゃい!!!」

 

「ふざけんな(声だけ迫真)!!!」

 

「うるさーい!良いから行け!既に土地は買ってある!」

 

「フザケンナヤメロバカ!!!あああああああーーーッ!!!!」

 

 

 

 

 

ここは、駒王学園。

 

一見平和に見えるが、裏では悪魔が巣食っている、教会の人間が見れば天罰待った無しの地……。

 

まあぶっちゃけ二年生の変態三人組のせいで表向きに平和ですらないかもしれない。

 

そんな表向きの平和すらなさそうな学園に転入生が来た。

 

今はその話題で持ちきりである。

 

「転入生、ねえ……」

 

さてここ、三年生の教室におられるのは、麗しの姫君、リアス・グレモリー。

 

先日、見下していたライザーにぼろ負けしたせいで若干ナイーブな気持ちになっていらっしゃる彼女は、物憂いげな表情で外を見る。

 

BGMに男女双方から「リアスお姉様は今日も素敵ね!」みたいな声が聞こえてくるが、リアスにとってそれは聞き慣れたもの。

 

「三年生の転入生って……、この時期に?」

 

そんな当然なことを思いつつ、ホームルームが始まり……。

 

「はぁーーー(クソデカ溜息)。どうも、ライザーでーす」

 

「ユーベルーナです」

 

「カーラマインだ」

 

「雪蘭よ」

 

「「「「よろしくお願いします」」」」

 

「………………は?はああああああ?!!!!」

 

リアスは絶叫した。

 

「リアスさん、ど、どうしたんですか、いきなり大声を出して?」

 

「はっ?!な、何でもありませ」

 

「クソでも漏らしたんか?」

 

「ぶっ殺すわよライザー!!!!」

 

おおっとー?ここでリアス選手、化けの皮が剥がれるー?

 

「ライザー・フェニックス、悪魔やってまーす!!趣味は競馬と4パチ、好きな酒はキリンの一番搾り、好きなヤニはセッタでーす!嫌いなものは性格の悪いイメクラ嬢でーす!ヨロシコ!」

 

仮にも未成年の好きなものがこれである。

 

「競馬……?」「4パチって何……?」「酒飲んでるの……?」

 

割とお嬢様高校である駒王学園は、進学校であり、元女子校である。

 

そこに、ギャンブルと酒とタバコが大好きな長髪の大男が現れるとなると……。

 

雰囲気は悪くなる。

 

「リアスお姉様の知り合い……?」「リアスお姉様、知り合いは選んだ方が……」「変態三人とはまた違ったクズなのでは?(名推理)」

 

などという言葉が飛び交う。

 

我に返ったリアスは……。

 

「……失礼しました。知り合いに似ていたもので、少し驚いてしまいました」

 

と取り繕った。

 

しかし、そんなもので逃してくれる訳がないライザー。

 

「なあ聞いてくれやイメクラ怪人。ワイ氏、家を追い出されちゃった」

 

「ザマァ見なさいバァカ死ね!……ごほん、そうですか、大変ですね」

 

「おっ、他人のふりはいかんな〜?まあ仲良くしようや。ほな、また……」

 

ライザーはイヤホンをつけて、競馬新聞を片手に席に着いた……。

 

 

 

「行け!そこや!」

 

「ラ、ライザー君、教室で競馬中継を聞くのは……」

 

「るせぇっ!ワイの生き甲斐なんや!よし!勝った!十五万勝ったで!今日は焼肉や!!!」

 




書き溜めー!あああー!あああああー!
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