ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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純粋な疑問なんですが、現代で天皇陛下を殺そうとしたら何の罪になるんですか?大逆罪は流石にもうないだろうし、普通に殺人未遂?


29話 ストローべ観光

ストローべに来て驚いたことが一つある。

 

飯が、まあまあ食えるレベルで美味いのだ。

 

俺が今までいたのは、粗食を教義で定められているアリスティア王国圏と、土地柄食品に金をかけられないゴルディアス領。

 

しかしここは、ハシュマル帝国の穀蔵地帯であるラッセル領だ。

 

食料自給率が百パーセントを超えるここでは、食べ物を美味しく食べられるように工夫する余裕がある。

 

美食とは余裕から生まれるものだ。その日食っていくのにやっとというこの世界では発展しない文化だが、この地は例外だった。

 

この地の美食に興味が湧いたので、少々食べ歩きをすることとした。

 

 

 

朝。

 

宿の食事。

 

宿は、高級から中流の間くらいの宿だ。金はあるんでね。

 

でも、高級宿に泊まるには、金以外にも信用とかが欲しいらしくて、高級宿はお断りされた。

 

そもそも、宿に高級とか中級とかがあるのが凄いよね。ゴルディアス領にはランクが中級の大宿しかなかった。

 

とは言え、その辺は強みが違うから何とも言えなくはある。

 

このラッセル領は豊かで、主要産業が農業や酪農。

 

対して、ゴルディアス領はどちらかと言えば貧しく、主要産業は鉱業だ。鉱業と言っても、金銀とかじゃなくって、鉄や銅などがたくさん採れるらしい。それを武具に加工したりして販売してるそうだ。

 

ゴルディアス領の良質な鉄に、モンスターの骨や魔石を練り込んで作った『魔鉄』の武具は、ゴルディアス領の秘伝の技でできているらしい。帝国陸軍では、魔鉄の武具を持つことがステイタスなんだとか。下士官くらいからは魔鉄製の武具が基本で、士官はもっと貴重な魔銀などの武器を持つ、とか。

 

そんな感じで専門分野が違えば発達する文化も違う。特に、この世界では人の移動も少ないから、隣の領地はほぼ別の国って感じ。

 

そんな話をしてると……、おっ、来たな。

 

「はい、お待ち!」

 

メニューはこう。

 

・秘伝の白パン

・ローストしたブルートラウトのワインとオニオのソースかけ

・豆のスープ

・キューカバーのピクルス

 

なるほど。

 

秘伝の白パンは、恐らくは天然酵母……、いや、重曹を混ぜてることだろうな。

 

他所の領地で食ったパンは、発酵してなかったり、もしくは発酵が未熟だったりした。だから、ふっくらしてなくてガチガチだったんだ。

 

だが、ここのは、苦くなり過ぎない程度に重曹……、つまりはベーキングパウダーを入れて焼いているらしく、他の領地のパンと比べると断然違うふっくら感があった。

 

川魚のワインソースかけは、素材の質がまあ悪いが、それにしても無難なお味。

 

この川魚、そのまま焼いたらパサパサで美味しくなくなるであろうことを察せられる。

 

それを、ロースト……、蒸し焼きにすることでジューシーな仕上がりにした訳だ。

 

ソースも、この地のワインから作られたもので、淡白な川魚にフルーティな風味を加えている。

 

豆のスープについても、ちゃんと陸鳥の骨で出汁をとっているらしく、しっかりとしたチキンスープになっている。

 

……そもそも、この世界の陸鳥という食材があまり美味しいもんじゃないと言うことをスルーすれば、かなりちゃんとした料理だ。

 

ピクルスは……、ワインビネガーで漬けたのか。まあまあ美味いな。

 

とまあ、このように。

 

この世界でもちゃんと料理という文化はあるみたいだ。

 

ただ単に、食材が不味いだけだな。

 

恐らくは、メンデルの法則とかそう言ったものが未解明なんだろう。

 

品種改良がなされていない。

 

だから、食品が不味い。

 

 

 

試しに、デザート店にも来店する。

 

かなり上等な店構えで、入るのに少し躊躇したわ。

 

追い返されるかなと思ったけど、普通に入れたので、デザートを一品注文する。

 

とは言え、値段は目玉が飛び出る!ってほどでもないが、今朝の宿の宿泊費よりも高い値段だ。

 

出てきたものはこれ。

 

・ベリーパイ

 

まあそのまんま、ベリー類二種のジャムの詰まったパイだね。

 

うーん、ちょっと、いやかなり酸っぱいけど、そこそこ甘くて美味しいよ。

 

この世界だと甘味類は貴重だから、これでも物凄く甘いもの扱いだろうね。

 

でも、俺達、現代日本人からすれば酸っぱすぎる。

 

酸っぱさを楽しむものと考えればそこそこ美味いよ。

 

驚いたのは、ちゃんと装飾も気にしているところかな。

 

パイに模様を描くように上側の生地が切り取られていた。

 

綺麗なパイだったよ。

 

あれは何の模様だったんだろうか?三角形を互い違いに並べたあれ。

 

後で聞いたが、宗教的なアレらしい。

 

帝国は多神教らしいな。

 

互い違いの三角形模様は、豊穣の女神に関係するとのこと。

 

通りで、三角のパンとかが売ってるんだな。

 

「トララートララー」

 

「タスケテーヒトガシンダー」

 

「俺は静岡の方が好きだな」

 

「私は夜を廻るやつかなあ、絵が可愛いし」

 

「あー、夜を廻るやつね。あれは……、絵が可愛くてあんまりホラーって感じはしなかったけど」

 

「それは剣英のホラー耐性が強いからなんだよね。私は怖くてちょっと泣いたよ」

 

「あらかわいい」

 

「ホラゲやった後は家の電気全部つけて、常夜灯つけたまま寝るよね?」

 

「いや、全部消すけど」

 

「神経が太い」

 

そうかな……?そうかも……。

 

 

 

昼食は肉料理を屋台飯で楽しむことにした。

 

中には、なんと……。

 

「おお!これはハンバーガーか!」

 

「はいよー!異世界から来た昔の勇者様が考案したメニュー、ハンバーガーだよ!どうだい、一つ買っていくかい?」

 

ハンバーガーがあった。

 

なので一つ購入。

 

「おお……、中々やるじゃん」

 

肉は綿鼠のものを使っているようだ。

 

綿鼠の肉は、市販のマトンを何倍も獣臭くしたもののような臭いがするのだが、パティにはすり下ろしたガリクとオニオをたっぷり混ぜてから焼いているようで、嫌な匂いを軽減している。

 

さっと茹でたオニオの輪切り、それとよくわからない緑の葉物が挟まれたハンバーガーに、ケチャップの出来損ないのようなトマティアのソースがかけられており、甘くはないが酸味が刺激的。

 

総評して、技術的にまだ未熟なところと食材の粗悪さはあるが、それでもまあ食えるレベルの料理である。

 

高級店には身分的に入れないのだが、裏を返せば、高級店でもないのにそこそこ食えるレベルの食事がその辺で売ってるってのは大変に素晴らしい。

 

この世界には、料理人は殆どいないが、料理ができる人はちゃんといるのだ。

 




やっぱりさ、普段ろくなもん食えてない美少女にうまいもん食わせてぇ!ってのはあるあるな性癖だと思うのよね。

野良猫に餌付けするみたいな感じ?

いや違うな、こう……、少なからず、無垢な女の子に感謝されたいって気持ちはあるよね。いやもちろん、恵まれない女の子がかわいそうだからって気持ちもあるけど、感謝されたいって下心も当然あるんだわ。

猫はダメですよ、あいつら感謝しないから。

毎回ヒロインが即落ちしてしまうので、なるべくコミュニケーションを重ねていく感じの作品を書きてえですわ。

まあ実際、イケメンで背高くて高学歴で金持ってる強い男とか、俺が女さんなら速攻で股開くもん……。

逆に考えてくださいよ、美少女でスタイル良くて高学歴で金持ちにアプローチかけられたら、大抵の男はコロッといっちゃいますよね?それと同じだよ。

あーーーんもーーー、どうしよ。

TRPGものがね、今35話まで書けてるんだけどね、ちょうどこの辺りで第一章完!って感じなのね?

異世界転移して、最初の村で神官見習いの少女と出会い、村を脅かす蛮族であるゴブリンの集団を一蹴!

そして、辺境の街へ行き、冒険者になり、エルフの魔法剣士と出会う。

街を破壊しようとしてきた悪の傭兵団を一人で潰して、元貴族の孤児を拾い、そいつに剣技を教える。

弟子になった孤児も強敵を打ち倒し有名になる。それでいて、主人公は街の墓地に封印されていた強大なアンデッドを退治!

冬の間は、引退する冒険者の知人に料理を教えたりして暇を潰し、春頃に、悪魔王の手先が作っていたダンジョンを攻略して、悪魔王の悪しき陰謀を叩き潰す!

ここまでが第一部ね。

その次からは王都に舞台を移し……、今まで誰も見つけたことのなかった古代地下都市を発見したり、悪徳貴族と戦ったり、国の王子様と出会ったり……。

後は、魔法剣士エルフの師匠と誤解から戦うことになったり、王都に潜む吸血鬼と戦ったり……。

まあ色々考えてます。

今まで、和マンチが考えたようなキャラが出る小説は割とあると思ったんです。で、今作のコンセプトは、「マンチ行為をするまでもなく強い化け物がロールプレイを重視して遊ぶ」って話です。

エンシェントドラゴン並みのスペックを持つ化け物マンが、英雄冒険者をロールプレイ!ってこと。

効率プレイは一切やらずに、「この方がカッコいいから」「この方がキャラが立つから」「この方が絵になるから」みたいな理由で行動するサイコパスのお話。

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