ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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びゃー。


7:地雷原人間

次の日。

 

「て、提督ー!外してくださーい!」

 

大和の拘束を解く狂死。

 

大和は、手錠と鎖でベッドに縛り付けられていた。

 

本来なら、この程度の拘束など、大和からすれば紙紐以下である。

 

しかし、自らの力で拘束を脱すれば、提督の警戒心を煽る結果になると判断した大和は、大人しく縛り付けられていた。

 

「そらよ」

 

拘束を解く狂死。

 

「ありがとうございます!そして、おはようございます、提督!今日は天気が良いですね!」

 

「だからなんだ?」

 

「え?天気が良いと気分が良いですよね?」

 

「俺は雨の方が好きだ」

 

「あ……、そ、その、すいません」

 

即座にシュンとする大和。

 

この男、会話のどこに落とし穴があるか分からない。地雷原のような男だ。

 

「雨だと、水が飲めるからな」

 

「………………え?」

 

「ドラム缶を外に置いておけば、水が溜まって水が飲める」

 

「あ、あの、それはどういう……?」

 

「……どうでも良い話だ。行くぞ」

 

「あ、はい……」

 

 

 

教室まで移動した狂死と大和。

 

見れば、艦娘達の分の机が用意されている。海軍はその辺り、まめに気配りをするのだ。

 

四人の候補生達は、艦娘と語り合い、イチャイチャと、全員が仲睦まじく手を繋いだりしている。

 

それを、羨ましそうに見つめる大和。

 

「あの、提督。私も……」

 

「何だ?」

 

「手を握っても良いですか?」

 

「気安く触るな」

 

「……すいません」

 

明らかにしょんぼりする大和。

 

身長190cmを超える長身を縮めて、涙を一滴零す。

 

「ちょっとアンタ!大和さんがかわいそうでしょ!」

 

堀内の艦娘、瑞鶴が、この様子を見かねて声を上げる。

 

「大和さんは、アンタのことが大好きなのよ?男として、それに応えようとは思わないの?!」

 

「俺の所有物を俺がどう扱おうと、俺の勝手だ」

 

しかし、狂死はそう答えるのみだった。

 

「アンタねえ……!」

 

更に瑞鶴が食ってかかろうとするが……。

 

「瑞鶴さん!良いんです……、ありがとうございます」

 

「で、でも、大和さん!貴女、本当にそれで良いのっ?!」

 

「私の提督は、気難しい人ですから。これから、頑張って仲良くなります……」

 

「大和さん……」

 

瑞鶴は、何故こんな人間が大和ほどの艦娘に選ばれたのかが分からなかった。

 

自分の提督は、不器用だが、自分に好意を持ってくれたのに、と。

 

「おはよう、諸君。授業を始めるぞ」

 

そうこうしているうちに、授業が始まった。

 

最初の一週間は概論的なもの。海図の読み方や戦術論の触りの部分のみを教えられる。

 

本来なら、軍学校に通って、数年間のカリキュラムでじっくりと学ぶべきことだ。

 

だが、そんなことよりもまず、艦娘との絆を深めることを優先されるのが提督だ。

 

故に、授業は早めに切り上げられ、艦娘とのコミュニケーションの時間を多く取られるカリキュラムになっている。

 

何せ、艦娘は海図を読めるし軍学も解している。こうして、授業という体で艦娘とコミュニケーションを取る切っ掛けになれば良い……、そんなことを上は考えている。

 

そうして、授業が終わり、それぞれの個室へ戻った提督と艦娘は、コミュニケーションを取って絆を深める。

 

「提督のお話を聞かせてください」

 

「話すことなどない」

 

「で、でも……、あ、そうだ!提督って、負けず嫌いな方だと大和は思っています。ちゃんとコミュニケーションを取らないと、他の提督に負けちゃいますよ!」

 

「ふむ……、確かに、それは本意じゃないな」

 

「じゃあ、大和といっぱいお喋りしましょう!」

 

「いや……、こうする」

 

「え……、きゃあ!」

 

大和は服を剥ぎ取られ……。

 

 

 

———ああっ!すごい!

 

———提督っ!大好きっ!愛してますっ♡

 

———激しいっ、すごい♡あっ、あっあっ、ああーっ♡♡♡

 

 

 

「……すごかったです♡」

 

「そうか」

 

「たくさん愛してくれて、ありがとうございます♡」

 

「おい」

 

「はい?」

 

「終わったから離れろ」

 

「う……、もっとこう、ムードとか……」

 

「そんなものはない」

 

「うー、分かりました……」

 

裸の大和は、タバコを吸う狂死から離れる。

 

未成年ではあるが、どうやら、職員室に忍び込んで窃盗してきたようだ。

 

「とっても良かったです……♡その、また抱いてくれますか?」

 

「抱けば強くなるんだろう?ならやるしかないな」

 

「……強くならなければ、抱いてくれませんか?」

 

「そうだな」

 

「……結局、お話はあまりしていただけないんですね」

 

「話す必要がない」

 

「……何か、過去に辛いことでも?」

 

「辛いと思ったことはない。俺は当たり前のことをして、自分の主義主張を通すだけだ。今までも、そしてこれからも」

 

「その……、良ければ、教官に提督が今までどんな人生を歩んできたのか、調べたりしても良いですか?」

 

「勝手にしろ」

 

 

 

そして、大和は、教官から資料を渡される。

 

槻賀多狂死の半生を知る時、大和は……。

 

「そんな、そんなのって……!!!」

 

 

 

『槻賀多狂死の調査報告書概略

 

風俗店勤務の母親と、無職の父親のもとに生まれる。

 

名前は狂死と名付けられたが、調査によると、名前の由来は「狂い死に」から来ていて、両親の悪ふざけであったと聞き取り調査が済んでいる。

 

幼少期から虐待を受け続け、十歳の頃に、父親の知り合いの男性に強制売春させられる。

 

強制売春の相手を殺害。

 

両親は借金により、狂死氏を残して夜逃げする。

 

狂死氏は、闇金融業者から逃げつつ、ホームレスとして活動。

 

追い剥ぎ、暴行、殺人を繰り返しながら各地を転々とし、十三歳の頃に反社会組織の構成員となる。

 

反社会組織の構成員として、殺人をする「始末屋」として活動。

 

活動の結果、反社会組織に使い捨てにされる形で逮捕、破門。

 

殺害した人数は十三人、暴行は確認できるだけでも六十件。

 

未成年であり、虐待を受けて育ったが故に倫理観が欠如しているとして、死刑までは求刑されなかった。』

 




ローグライク、今やっとちょっと面白くなってきたぜ。

魔法少女を捕まえて奴隷に!最高でおじゃるな!
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