ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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エロマシマシ。


池袋晶葉の記録

私の名は池袋晶葉。

 

アメリカで最も有名であろう、ロボット開発会社、ボストンダイナミックスの主任博士、池袋吟座の一人娘である。

 

ボストンダイナミックスは素晴らしいぞ。あの風見新九郎に買収されてから、多額の予算が支給されるようになってな!

 

元々は少数精鋭でやってきた小さな技術屋集団だったんだが、やはり経営は苦手で、少ない予算でどうにか回していたんだが、有能な経営者兼出資者がいてくれると違うな!

 

風見新九郎は、経営者をスカウトし、責任者の席を手にすると、驚異的な勢いでボストンダイナミックスの改革を始めた。

 

あの人は紛れもなく天才で、そして天才を見抜く目を持っている。

 

有能な経営陣と、そして有能な技術者をスカウトし即座にまとめ上げ、たった一年で、中小企業の、所謂下町ロケット的な技術者集団、ボストンダイナミックスを、大企業に押し上げた。

 

技術者達の給料は何倍にも膨れ上がり、ロボットのガワのデザインには、世界最先端の風見デザインを採用することにより、業界最高のロボット会社だと名高い。

 

そう……、風見デザインは素晴らしい。

 

あの人のデザインは、全てを理解したことが分かる上、独創性に溢れている。

 

デザイナーとは、往々にして、技術者の目線に立って考えることは難しいものだ。機械がどう動くかを理解していない人間では、その機械に相応しいデザインは作り出せない。

 

しかし、風見新九郎は違う。

 

圧倒的な知識量……、私達技術屋並の工学的な知識を存分に持った上で、その機械に最も相応しく、その上で、独創的なデザインを生み出すのだ。

 

現在は、二足歩行警備ロボを開発中だ。

 

もちろん、風見デザインのものだ。

 

それ以外にも、私が風見新九郎を敬愛する理由は多々ある。

 

ハイスピードロボットアクションゲーム、アーミーズコアの開発者であることなどだ。

 

見た目だって、ハリウッドスターのように整っている。

 

下世話な話だが、彼を想って自慰行為に及んだことも数え切れないほどある。

 

い、いや、なあ?

 

仕方ないだろう。

 

あんな良い男、他にいない。

 

男と言ったら、技術屋と知るや否や、やれ「油臭そう」だの「頭でっかち」だの……。

 

これだから男は嫌なんだ。

 

だけど新九郎さんは違うぞ。

 

あくまで技術者と対等に話し、偏見の目を向けることはなく、この私相手でも、気持ち悪がらずに対応してくれるのだ。

 

それに、ほら、あの人はモテるからな。

 

ま、まあ、自慰のネタに使われることも多々あるだろう?

 

みんなやっているさ、私もやってもおかしくないだろう?!

 

黙っていればバレないことだしな、良いだろう、別に。

 

好きになるのも、想うのも自由だ。

 

新九郎さんとはな、まあ、母……、池袋吟座博士と懇意にしている、という背景から、その娘である私も会ってもらったことがある、という関係だ。

 

だが、あの人は本当に偉大な、大物というやつだ。

 

私のことなんて、覚えていてくれないだろう。

 

そう思っていたんだが……。

 

「晶葉、電話よ」

 

「母さん……、誰からだ?」

 

「ふふ、出てみれば分かるわ」

 

「?、全く……。もしもし?」

 

『ああ、晶葉?俺だよ、新九郎だ。ちょっと俺のものにならない?』

 

「………………はぇ?」

 

あの人は、私を覚えていてくれた。

 

 

 

「いやあ、久しぶりだな、晶葉」

 

「は、はい」

 

新九郎さんに呼ばれた。

 

それならば、どんな女だって地の果てまで駆けつけるだろう。

 

と言う訳で私も日本に駆けつけた。

 

「し、新九郎さん、何故、私を?」

 

「君が欲しい」

 

「ええ?!」

 

いきなりそんなことを言われても困る……。

 

ああいや、新九郎さんの頼みならもう、子供でもなんでも何人でも産むが。全力で孕むが。

 

だがいきなりそのように告白されても……。

 

接点なんてそんなにないはずなのにな。おかしいな、ドッキリか何かか?と少し疑う。

 

「アイドルだよ、やってくれるね?」

 

「は、はあ。新九郎さんの頼みなら、私にできることはなんでもしますが……」

 

「ん?今なんでもするって言ったよね?」

 

アイドル……?

 

私が、そんなことを?

 

「なんでもすると言ったからには、なんでもやってもらうぞ。さあ、僕と契約してアイドルになってよ!」

 

「だ、だが、しかし、私は別に、魅力なんてなにもない女だ。貴方の期待に応えられないと……」

 

「それを決めるのは俺だ」

 

ぴしゃりと、私の反論を封殺する新九郎さん。凛々しくて素敵だ……❤︎

 

はっ?!

 

いけないいけない。

 

「き、聞いてください!私は、ずっと機械弄りばかりで、歌やダンスだなんて、んっ」

 

人差し指で口を押さえられた……。

 

「できるよ。君には才能がある」

 

「………………」

 

才能、か。

 

新九郎さんが言うならば、それは確かだろうけど……。

 

私は、私がアイドルになれるだなんて、思えない。

 

「アイドルになれないと思っているのか」

 

私は、目でその言葉に同意を示す。

 

すると新九郎さんは。

 

「君は美しい。君自身がそれを知らないだけだ」

 

私を優しく抱きしめた。

 

「し、新九郎さん!だ、駄目だ、貴方が、私みたいなのに、こんなこと……!」

 

な、なんてことを!

 

「俺は晶葉が好きなんだよ。俺のためにアイドルになってくれ」

 

「わ、わかった!わかったから!」

 

うう、色々と勃ったし、下着も漏らしたみたいにびしょびしょだ……。

 

この人は思春期女子の性欲を何だと思ってるんだ?!物凄い……、それこそ鋼のような理性で荒ぶる性への欲求を抑えつける。

 

「良いだろー?可愛い晶葉は俺のアイドルになるんだよー」

 

「な、なるっ!なりますからっ!ほ、本当にこれ以上はっ……!!」

 

いかんいかんいかんいかん。もう本当にぐちょぐちょだ。

 

何だこの嗅いだだけでくらくらするような濃厚なフェロモンは。

 

不味い、なにも考えられなくなる……!

 

「……ん?あらら、凄い濡れてる」

 

瞬間、血の気が引いた。

 

股から滴ってくる液体に、新九郎さんが触れてしまったのだ。

 

あああ私はなんてことを私の汚い液体で新九郎さんを汚すなんていやそれよりこれは嫌わられてしまう軽蔑されてしまうあああああ!!!

 

「あっ、いや、あの、これは」

 

「ははは、そうだよな、晶葉ももう中学生だもんなー。ヤりたい盛りか。その頃は俺も知り合いの子とヤりまくったわー」

 

え、え?

 

「確かこの世界では、ロリでも熟女でも、未婚なら手出しオッケーだったよな。じゃあさ、しようか?晶葉」

 

しよう、って、何をだ?

 

何をしてくれるんだ?!

 

「うん?でもあれだな、どうせなら、ご褒美にした方がモチベーション上がるか?じゃあ、そうだな……」

 

新九郎さんが、私の顎を撫でると、言った。

 

「一流のアイドルになったら、とっても気持ちいいことしてあげるよ」

 

「は、はひ、ひゃい!」

 

私は、情けない返事を返す。

 

羞恥と性欲で、それしかできなかった。

 

 

 

その後は、普通に、契約を結んで、アイドルになった。

 

最初は半信半疑だったが、私は、新九郎さんのセンスを信じることにした。

 

あの人が私を選んでくれたなら、それは正しい。

 

そして、それに応えたいとも、思った。

 

レッスンはインドア派の私には些か辛いものだったが、慣れていくうちに身体を動かすのも悪くないなと思い。

 

身体を動かすことで、健康的な生活をするようになって、かえって研究が捗り。

 

定期的に大好きな新九郎さんにも会えて。

 

初ライブも成功を収め。

 

そう、私の人生は、最高に……、輝いていた。

 

アイドルになって、心から良かったと思える。

 

そして、もう一つ。

 

「はぁ、はぁ、新九郎さん……❤︎」

 

「おや、晶葉。辛そうだね。ほら、おいで」

 

「はいっ……❤︎」

 

「それじゃあ、抱きしめてキスしてあげるよ」

 

「はひ!んっ、ちゅ、ちゅう❤︎」

 

「っぷは。この感触を思い出しながら、一人でオナニー頑張ってねー」

 

「はひぃ❤︎頑張りましゅ❤︎」

 

定期的に、自慰行為のネタを提供してもらい、助かっている。

 

い、いや、違う。

 

私が望んだ訳ではないとも。

 

た、ただ、新九郎さんとのスキンシップの度に、股を濡らしていたら、新九郎さんが、自分のことは好きかと聞いてきて。

 

正直に好きだと答えたら、自分を想って自慰行為に及んだことはあるかと聞かれて。

 

してしまったことを聞き出されて。

 

そうしたら、嗜虐的な笑みを浮かべて、こう言ったんだ。

 

『へえ……、そうなんだ。なら、これからも俺でオナニーして良いよ。ほら、抱きしめてキスしてあげるから、それを思い出していっぱい気持ちよくなりな』

 

と。

 

そして、アイドルとして一人前になれば、抱いてくれるとも、約束してもらった。

 

新九郎さんは、思春期女子の性欲を理解した上で、受け止めてくれているのだ。

 

優しい……。

 

好き……。

 

こうして、敬愛する新九郎さんには、性的に優位に立たれてしまったのだ。

 

普通は、女の方が上なはずなのに。

 

しかし、それが逆に気持ちよくなってしまっている私は。

 

もう戻れないのだと思う。

 




次はどうしよ、スカウトか?

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