ギザ歯すこすこのすこ。
ギザ歯フェラ……。
ハメ撮り画像をSNSに流出したくなる可愛さ。
さーて、まだまだアイドルの数が足りねえよなあ?
スカウト、しまっすかあ〜?
さて、俺は天才だ。
某自称天才南斗聖拳使い的なあれではなく、正真正銘、心底、俺は天才だ。
そして、天才は天才を引き寄せる。
類は友を呼ぶ、と言うように、天才の俺の周りには才あるものが集まる。
犬も歩けば棒に当たる、と言うように、行動を起こせば幸運に恵まれるもの。
つまり、特別なことは必要ない。
今日はここに行ってみよう、というところに車を回すだけで、俺はアイドルに出会える、筈だ。
車、俺がデザインした最新モデルの車に乗り込み、1時間ほどドライブする。
たまたま止まった公園に寄って、缶コーヒーを買った。
ベンチに座ってコーヒーを啜り、空を仰ぎ見る。
ちょっと眠いのでお昼寝。
自然体で過ごす。
そうしていると。
「あの、こんなところで寝ていると風邪引いちゃいますよー……?」
「……君は?」
「ボクですか?ボクは、世界一カワイイと評判の輿水幸子です!」
ほら、出会った。
「ほう、世界一カワイイ、と?」
「ええ、ボクは世界一カワイイんです!」
「本当にそうかな?」
「えっ、ど、どういうことですか?」
「世界一になるにはどうすればいいと思う?」
「え?うーん、みんなに認めてもらう、ですかね?」
「そうだ。君の可愛さは世界に認められているのか?」
「うっ、そ、それは……」
「真の世界一になりたいか?」
「な、なりたいです!」
「ならばァ!!!」
名刺を取り出す。
「ここに来い。正真正銘、真の世界一カワイイ女の子にしてやるズェ……!」
「346プロダクション……!!ま、まさか、貴方は?!」
「そう、俺こそがァ……、風見新九郎だァ!!!」
このようにスカウトするのじゃよ。
次、旅行で京都に。
いや、俺、セレブなんでね?
金持ちムーブに旅行とかよくやるのよ。
アイドルの撮影とかについて行って、各地を回ったりもするが、今回は仕事抜きの完全フリー。
「さて、可愛い子はどこかなー?」
ここだ。
適当な呉服屋に入る。
「はあい」
「こんにちは、適当に浴衣でも仕立ててくれるかな?」
「はーい、おおきに〜。今、父を呼んで参ります」
「いや、君に見てほしいなあ」
顔を赤くする女の子。
「そ、そんな、う、うちは女どす!男が女に肌を見せては……!!」
「構わんよ、さあ」
俺は目の前でジャケットを脱ぐ。
「あ、あうぅ……」
「ほら、採寸してくれないかな?」
「は、はいぃ」
採寸の途中、世間話をする。
「君、名前は?」
「小早川紗枝、どす」
「高校生?」
「はい」
「アイドルに興味は?」
「はい?」
流れるようにスカウト。
一気に行くぜ。
さて、俺の後ろをさっきから追跡している人がいるな。
ビル街の裏路地に誘い込んで、と。
「あ、あら?い、いなくなっちゃいました……?」
「誰だ」
「ひゃっ……?!」
裏路地を壁ジャンプで登り、上から奇襲。
「何者だァお嬢さんン……、俺に近付く奴はアイドルにしちまうぞォ、アァン……?」
「わ、私、風見さんの大ファンなんです!」
「へえ、名前は?」
「佐久間まゆ、です」
よーし。
「君、スカウト」
次ィッ!
ゆうつべを見る。
『はーい、あきらちゃんねるでーす。今回はこれ、新作FPSのコールオブダーティ4をやっていきまーす』
かわええ。
トゥイッターにて。
『こんにちはあきらちゃん。風見新九郎です。今現在、俺がアイドルをプロデュースしているのはご存知ですか?そこで今回は、あきらちゃんをアイドルにしたいと思いました。詳しい話は下の電話番号から。
080-××××-××××』
とDM。
次の日。
『あ、あの、あきらちゃんねるの砂塚あきら、デス。か、風見新九郎さんですか?』
「はァい風見でーす。アイドル、やろう?」
『ハイ、やります!』
砂塚あきら、ゲット。
まだやるズェ……。
南フランスにおもむろに飛ぶ。
何故か?
勘。
そこに美人がいる。
おおっと金持ちの別荘はっけーん。
お嬢様系美少女かなぁ〜?
「アァン?」
時子様だー!!!
「こんにちはお嬢さん」
「……お嬢さんって歳でもないわよ」
「ははは、いやいや、俺にとっては君もお嬢さん、さ」
「ふん、あんたが言うと様になるわね、風見新九郎」
「おや、ご存知で?」
「世界有数の富豪にして、最高の芸術家……。顔くらい知ってるわよ」
「では、最近俺が何をやっているかも?」
「知っているわ。……あんた、まさか」
「その通り、君もアイドルに、なろう!」
「……はっ、良いわよ。面白い暇潰しになりそうね」
はい、ゲット。
日本、おいかわ牧場。
「あっ、ここのアイス美味いなー」
「ふふふ、ありがとうございます〜」
俺としては君のおっぱいをいただきたいところだが。
なあ、及川雫ちゃんよぉ!!!
「ところで、お母さんはどこかな?」
「はい?お母さんに用事ですか?」
「ああ、いや、ちょっと、君をもらおうと思って」
「………………はぇ?」
「直接言おうか。俺のものになれ」
「え、ええ?ええーーー?!!」
ゲット。
その辺の小学校で美術の講演会をやる。
「今日は俺が先生だよ諸君。さあ、軽く絵でも描こうか」
適当に絵を描く。
んー。
んー?
あー、いるな。
講演会終了後に、生徒の一人に声をかける。
「こんにちわ」
「こんにちわー!」
「お名前は?」
「龍崎薫です!」
「先生の授業はどうだった?」
「凄かったです!また色々教えてください!」
「アイドルにならない?」
「はい!」
はい、ゲット。
その辺のマンション。
おもむろにチャイムを鳴らす。
『……んぁー?はーい。……おっかしーな、ママゾンでなんか頼んだっけ?』
チャイムを鳴らす。
『今出ますからー』
連打。
「なんなんだよもう!!!」
ドアを勢いよく開ける少女。
「………………は?」
「こんにちは」
「えちょ待っ、え?」
「俺、だーれだ?」
「か、風見新九郎、さん、ですか?」
「正解!ご褒美にアイドルにしてあげちゃう!」
「………………は?」
双葉杏、ゲット。
都会のカフェにて。
「ん〜☆パフェおいすぃ〜☆」
正面の席に座る。
「ふえ?」
「こんにちわ。あ、エスプレッソとミルクレープ一つ」
「……え?」
「良い天気だね」
「え、あ?えっと、そ、そうだにぃ?」
「こんな天気がいい日は、君みたいな可愛い子とデートでもしたいな」
「にょ、にょわっ?!!」
「アイドルやろうか」
「ええっ?!い、いや、でも、きらりはおっきくて可愛くないにぃ……」
は?
「可愛かどうかは俺が決める。君は可愛い、可愛いんだ」
「はぅう……」
「アイドル、やろう」
「……やるにぃ!」
はいゲット。
小学校の校庭。
「よっしゃー!オレ達の勝ちだー!」
「やったね、晴!」
「凄かったよー!」
「かっこよかったー!」
「やったね晴!」←俺
「………………いや、お兄さん、誰だよ?!!!」
「風見新九郎です」
「風見……、風見?!!あっ、イカヅチイレブンの?!!大ファンです!!」
「ありがとう晴ちゃん。アイドルやろうか」
「は?」
「アイドルやろうか」
「い、いやいや、ちょっと待て、何が」
「アイドルやろうか」
「な、何でアイドル?」
「アイドルやるんだよおおおおおおお!!!」
「うおわーーー?!!!」
「晴ーーー?!!!」
「晴が拐われたーーー?!!!」
ゲット。
まあ、このようにしてアイドルを集めた今……、もはや恐れるものは何もない……!
次はナターリアの話書きたい。
アッその前にがっこうぐらし大魔導師を書きたい。