ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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連邦に反省を促すダンスのせいで、閃光を聞くだけで笑ってしまう身体になってしまった。

誰か助けてくれ。


大工スキルは家屋の修繕などに使う

異形組は、無事に拠点を手に入れた。

 

拠点は、廃墟だ。

 

廃墟は、下水道は通っているし、井戸もあり、屋根も壁も使い物になる程度はある。

 

だが、シャールノスが景気良く暴れたせいで幾らか破損しており、修理が必要になっているのも確かだった。

 

……殺人を成した直後の異形組は、魂の抜けたかのように立ち尽くしているばかりで、動き出そうとしなかった。

 

無理もない。

 

今まで普通の高校生をやってきた人々が、いきなり人を殺すなど、土台無理な話だ。

 

まともな頭をしていれば、こんな状態では行動ができないのは明らかであるから、休息を取るべきだと考えるだろう。

 

だが、ぶっちぎりでサイコパスであるシャールノスは、そんなことを斟酌しなかった。

 

「何をやっている?町長に報告して家の権利を得たら、家の改装をやるぞ。鉄鉱石と木材と石材を集めてこい」

 

「あ……、いや、その、少し……」

 

流石のローズも、かなり憔悴した様子だった。

 

彼女も、盗賊の一人の首をへし折っている。

 

武器を介さずに素手で殺害した分、その精神的苦痛も大きいものだった。

 

彼女が、人の首をその手でへし折った時の感触は、今後一生、呪いのようにその手に残るだろう。殺人とは、本来それほどのことなのだ。

 

「何だ?」

 

シャールノスは、それをさておいて酷く冷たい色を瞳に宿してそう聞き返す。

 

そこには、めんどくさそうな雰囲気、呆れの感情が込められていた。

 

殺人如きで何をナイーブになっているのか?という呆れだ。

 

「……いや、何でもない。資材を集めておくから、報告には君が行ってくれたまえ」

 

そのシャールノスの意思を察して、ローズは強がるようにそう答えを返した。

 

ここでもし、人殺しでショックを受けたから休ませてくれなどと言ったら、シャールノスから『使えない奴』と認定されかねなかったからだ。

 

シャールノスは、機械でできた虫のような存在だ。

 

小指の甘皮ほども他人に共感せず、自分に利益があるならばどんな非道をもなす、非人間的な心のない化物のような男。

 

表面的には、素晴らしく美しい青年で、文武両道にして才色兼備で、何をやらせてもプロ並みの極めて優れた超人であるが……。

 

そのメッキも、こうして異世界に来たことで崩れ落ちた。

 

いや、本人は猫を被っていた訳ではない。

 

ただ、『効率の良い生き方』が、地球でのそれと、この世界でのそれとでは全く異なるだけであるという話だ。

 

そして、ここにいる異形組のメンバーは、頭がいいのでそれに気がついた。

 

もしも、人間組のような「浅い」連中であれば、何も考えずに殺人について弾劾していただろう。

 

しかしそうはならなかった。

 

彼ら、異形組は「賢い」のだ。

 

故に思考をする。

 

シャールノスは、殺人をしたという道徳観的な話はさておいて、相手が誰であっても戦える精神的な超人であること。

 

また、個人の技能も素晴らしく、この世界の知識を持つこと。

 

そして、理由もなく味方を害する狂人ではないこと。

 

今までの生活での様子や、会話してみた感じなど、総合的に考えて……。

 

異形組は、シャールノスの味方でいた方が絶対に得だと確信した。

 

本当に賢い人間は、他人の間違いだけでなく、自分の過ちにも気付けるのだ。

 

こうして、一ヶ月だけとは言えこの世界で生活して、彼ら異形組はこう思った。

 

『間違っているのは自分達の方なのではないか?』と。

 

地球の倫理観や法律、思想は、この世界とは違うということ。

 

特に、外国に行った経験のある者は、その考えはより強くなった。

 

地球ですら、外国は文化も思想も法律もまるっきり違うのだから、この世界も日本とは全く違うのではないか?と。

 

地球でも、二束三文の金で殺し屋を雇えたり、大麻が合法だったり、少年兵がいたりする国があるのだ。

 

それと同じように、日本では違法かもしれないが、この世界では合法で当然のことなのだろうと、彼ら異形組は納得した。

 

 

 

シャールノスが町長に報告しに行った後、異形組達は、気疲れした心に鞭打ち、行動を始める。

 

ある者はそこら辺の生木を切り木材を確保し、ある者は地面を掘り返して鉱石を集めた。

 

そして、シャールノスが、役所の人間を連れて戻ってきた。

 

シャールノスは、役所の人間に盗賊を退治したことを証明して、それから廃墟の所有権に関する書類に、ローズと共にサインした。

 

シャールノスは、金を持っているのでいくらでも物件は手に入る。なので、所有権を強く主張しようとはせず、ローズとの共同管理という形にした。

 

サインをするとすぐに、異形組が平積みしておいた資材を持ち上げるシャールノスは、そのまま角材を廃墟の壁に押しつけて、金槌で叩く。

 

気でも狂ったのか?と思われるかもしれない。

 

だが……。

 

「よし、直った」

 

角材を壁に押しつけて、金槌で叩く。

 

この動作で何故か、廃墟の壁が光ると、修理されていた。

 

そう、これは、『大工』スキルである。

 

……つまり、『ゲームなので突っ込みを入れるな』ということだ。

 

 

 

こうして、廃墟は、別荘くらいの住み良い家となる。

 

ここに、二段ベッドを大量に作って運び込んで、申し訳程度の家具を置き、拠点とした。

 




TRPGの自キャラの肉体と持ち物で異世界転移する話を書きたい。

クトゥルフ神話TRPG的な世界で、おふざけ的なセッションも挟みつつ、数百のシナリオを踏破した伝説的な探索者の肉体で異世界転移。

強くなり過ぎて、神話の最高神の分霊を身体に封印してたり、伝説の聖遺物で全身を固めていたり、神クラスの魔法を使ったりできる感じ?フル装備ならダゴンあたりとなら戦えるレベル。

転生先の世界は、もう本当にTRPG的なガチ中世世界ね。まあ、ナーロッパではあるんだけど、ナーロッパのように強い存在はいない。

基本的に剣と弓矢で戦って、魔法使いは百人に一人いるかいないかって感じで、更に言えば生半可な魔法より最新兵器のボウガンの方が強い。

ドラゴンなんて国全ての兵士を使って討伐できるかどうかって感じ。ワイバーンでも領地一つ分の全兵士がいなきゃ戦えないレベル。

そんな世界に.TRPG好きのおっさんが、先述した自分のキャラのスペックと持ち物で転移。

ゴブリンスレイヤーみたいな世界線が良いんじゃないですかね?魔法使いは少なくて、魔法も一日3、4回しか使えない感じでさあ。

どんなに強くても人じゃステータスが18より強くならないとか。主人公は半分バケモノなのでもっと強いです。

主人公も今回は世界の全てと戦えるほど強くはしません。いや、理論上は戦えるけど。

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