いや、花粉なのかな?
目鼻がやられてる。
午前の異形組は、それぞれが仕事道具を持って、冒険者ギルドに向かうところから始まる。
総勢四十人の異形組は、それぞれ八人の班に分かれて行動する形だ。
また、冒険者ギルド以外の仕事も最近は受けるようになってきた。
具体的に言えば、『戦士ギルド』や『魔術師ギルド』だ。
戦士ギルドなら、指定されたクリーチャーを倒すこと、魔術師ギルドなら魔法の熟練度を上げること。
これにより、ギルドメダルが得られる。
ギルドメダルは、対応するギルドのスキルを覚えるために使う。
だが実はここがある種の罠になっていて、例えば戦士ギルドで戦士のスキルを覚えるには、戦士並みの活躍をしないといけないのだ。
故に、他の職業から戦士のスキルを得ようとすると、戦士ではないのに、戦士のように戦わされる。
レベル1の魔術師はその辺の猫にも負けるゴミカスであるのだが、そんなゴミカスが戦士になろうとするのはどれほど苦労することやら……。
つまり、転職はこの世界でも難しいという話だ。世知辛いことに。
さて、ギルドというのはいくらでも掛け持ちできるのだが、一つのギルドに所属するごとに、『税金』を払う義務が発生する。
沢山のギルドに所属すると、税金を沢山払わなければならなくなると言うことだ。
この税金の額も、初期の頃には馬鹿にならない。
しかも、ギルドは、冒険者ギルド以外は登録するのにも解約するのにも金がかかる。
調子に乗ってギルドに登録しまくると、後悔する羽目になるのだ。
なので、冒険者ギルドと、自分の職業に近いギルドの二つの掛け持ちが、初心者におすすめとされている。
さて、異形組は、というと。
「一班は魔物退治だ、午前中に終わらせよう」
「二班と三班は『オークの洞窟』でスカムだ」
「四班は、今日は採取にするぞー」
「五班は街の中でアルバイトやる」
と、それぞれ別れて行動する。
一班のリーダーはドラゴニュート武闘家のローズ。
二班のリーダーはテング野伏のオケアノス。
三班のリーダーはバードマン狩人のゲイル。
四班のリーダーはソルリアン竜騎兵のエンドロール。
五班のリーダーはゼニスブラッド陰陽師のセイメイ。
それぞれが自分の班に指示を出し、訓練を兼ねた仕事を始める……。
一班は、街の外でのクリーチャー狩りに従事していた。
主に、対応する武器スキルと、筋力、器用、耐久……、マジックユーザーなら魔力と知性が鍛えられている。
素晴らしいペースでの狩りで、午前中だけで既に百体近くのクリーチャーを撃破しており、依頼を一度に四つほど達成していた。
とは言え、依頼達成により得られる賃金は八人で山分けの為、そう多くの金は得られないのだが。
まあ、賃金の額は、複数人で山分けするのを前提とするような大きな規模の依頼を優先して受けているので、少なくとも、地球でまともにサラリーマンをやるよりかは稼げているのもまた確かなことである。
オークの洞窟に出向いた班もまた、戦闘能力を高めるためにクリーチャーをなぎ倒す。
オークの洞窟は、ラダムの近くにある『固定ダンジョン』の内一つだ。
この世界には、定期的にできたりなくなったりする『ランダムダンジョン』と、常にそこにある『固定ダンジョン』がある。
内容的には特に違いがないのだが、このように『オークの洞窟』のような名前のダンジョンであれば、『オーク』というクリーチャーがいるという話だ。
『ラダム古代遺跡』には古代系クリーチャーがいて、『竜窟』にはドラゴン系クリーチャーがいる。
そんなダンジョンでは、クリーチャーと戦って得られる経験はもちろんのこと、トラップなどを解除したりすることによって探知スキルを高められるし、隠密スキルなども磨くことができる。
「来たぞ……、『ファイアハウンド』だ!」
さて、レベル1〜10程度のクリーチャーは基本的に物理攻撃くらいしかしてこないのだが、こうしてレベルの高いダンジョンに潜ると、様々な攻撃手法を使うクリーチャーが現れる。
レベル11〜20では、『火炎』『氷結』『毒』『朦朧』この四つの攻撃に対策を取らねばならないとされていた。
「任せて!私、火耐性あるから!」
そう言って前に飛び出たのは、ハーフオーガ戦士のフレアだった。
ハーフオーガは火炎に対して耐性を持つ。
ファイアハウンド……、火吹き大犬の吐く炎のブレスが迫る。
フレアはその前に立ち、炎を受けた。
「『集中(コンセントレイト)』……、そこだっ!!!」
フレアが炎を受け止めている隙に、弓術スキルの『集中』アクションを使用して、致命率を高めたオケアノスは、素晴らしい角度でボウガンの矢を放つ。
『ギャワン?!』
放たれたボルトは、ファイアハウンドの眼球を貫いて脳を破壊した。
「治療急げ!」
「これくらいなら……」
「そうはいかない、怪我はすぐに治療しなさい。ほら、ポーションだ」
「あ、ありがとうございます!」
残りの班もまた、それぞれが職務をこなし……。
午前中だけで、日本円にして五万円近くの金を一人一人が稼いだ後は、その金で昼食を摂る。
この世界には、中近世モチーフのファンタジー世界とは思えないくらいに多彩な料理が店先に並んでいる。
これは、MODの影響と現実化パッチによるものだろう。
まあ、基本的には中近世の街並みを崩してはおらず、外見的には普通のヨーロッパ的な店が多いのだが……。
「……『冷やし中華始めました』って、ここはファンタジー世界なんじゃないのか?!」
こんなことも稀にある。
そうして昼食の後には、五時くらいまで更に仕事をして、帰宅。
帰宅時には、朝の出発前に決めた『おつかい』の内容の通りにそれぞれが食材を買い込んで帰ってくるので、それを調理して夕食とする。
そうしたら、あとは自由時間となるのだが……。
何故か、ファンタジー世界なのに存在している携帯ゲーム機や、漫画にライトノベル、パソコンなどを使ってリフレッシュする。
因みに、風呂については、ローマよろしく近所に浴場がある。中近世モチーフとは一体なんなんだ?とは、最早言ってならない。
そうしていると、シャールノスがふらっと無言で帰ってきたりするので、それを捕まえて今後の方針についてのアドバイスを受ける。
そうして、午後十時前後には就寝する……。
「……あー、ところでシャールノス君?」
「何だ?」
「その……、そちらの少女は?」
「ユニーククリーチャー、『魔法少女コノエ』だな。俺の奴隷だ」
「シャー君のお嫁さんのこのえなのです!よろしくなのです!」
「んんんんんー?んんんー?んー????」
新作、TRPG自キャラ転生のプロットを考えようか。
コンセプトは、『ガチ中世世界でクトゥルフ神話TRPGの熟練探索者が暴れる』感じかな。
やりたいシーンは、神話生物を放って敵軍を殲滅したり、疫病を呼ぶ魔法で街一つを壊滅させたり、グロ魔法でドン引きされたりとかですね。
今回は、なんかこう……、小さなチートを書きたい。いつもデカいことやってるから、小さいことを書きたいんだよな。
例えばさ、国家の動員できる兵士の総数が二万三万くらいの世界で、千人の兵士を殺すのって、それでも充分に凄いよな?
いつも、「いや、そもそも戦争を起こさせません!」とか、「全員殺します!」とかばかりだったからアレなんだけどさ。
たまには、常識の範囲内での非常識な行為をやって、それを凄いんだよと見せられるように書きたい。ちょっと硬派なファンタジーって感じで。
いつもはゲーム盤でチェスを指している相手プレイヤーに直接鉛玉をぶち込むような無法をやっていたので、あくまでも今回はチェスの相手にはチェスで答える感じでさ。
具体的にどうする?
まず、主人公はTRPG愛好家のおじさん。本屋店長。
通り魔に襲われて死ぬ。死際に通り魔を殺し返す。
実は、この世界は高次元世界であり、下位次元に別の世界が存在した。そこが、TRPGの世界である。主人公の自キャラは、TRPGの世界で神に至った。自キャラは、主人公がこんなつまらん死に様をするのが許せなかったので、自分の肉体を主人公に与えて、適当な下位次元に飛ばす。
自キャラの肉体を得た主人公が、転生先のファンタジー世界で生活を始める!
流れの冒険者としてじっくり旅をする話とか書きたいなあ。
まずは森の中で目を覚まし、チュートリアル戦闘を終えてから、森に木の実を拾いに来た幼女と出会う。
幼女の案内で村に来て、村での生活を始める。もちろん、警戒もされていたが、村にとって最大の悩みの種であるゴブリンを倒せること、動物を仕留めて肉を持ってこれることから大人気!モテモテ!
村を出て冒険者を始める。冒険者はまあ、モンスター駆除業者みたいなもん。その他にも遺跡探索とかもする。
冒険者のランクは、八等級あるが、『信用』『戦力』の二観点で評価される。『戦力』は高評価を得たが『信用』が低い主人公。
信用を積み上げるために下積み下積み!
なんかこうね、D&Dのシナリオみたいなことをやりたいんだよ俺は。
地下下水道の鼠退治から始まり、邪悪なダークエルフと戦い、ドラゴンとの戦いで伝説を残すんだよ!!!
なんでかって最近、ロードス島戦記見てるんですわ!エルフの子かわいいね。
なんか面白いシナリオ案とかありますぅ?ちょっと今は思いつかないんで、公式サイトとか漁ってみますね。