ハウスダストかなー?って思って空気清浄機を買って布団を洗って、それでも治らなくて。んで、おかしいなーってんでしばらくしたら頭痛くなってきて。こりゃ風邪だな、と。
コロナの酷さではないけど、コロナかもしれない?無症状ってやつ?あんまり外出ないようにします。
私は、あのお方、シバさんへの評価を心の中で更に一段階引き上げました。
無作為に選ばれたかのように思えるこのメンバーですが……、全くもって、私と相性が良い。
「ウオオオオッ!!!行くぞォ!!!」
猪突猛進、扱い易い猪武者のパトリシオ。
他の冒険者は、彼のことを指して「命知らずの大馬鹿者」と罵りますが、私はそうは思いません。
彼は、彼なりに考えて、彼なりの論理で動いてくれます。
何も知らず、木の棒を振り回して「騎士ごっこ」に興じる農村の子供のように、どこまでも無垢に「騎士」に殉じる彼は、どんな強大な敵にも真正面から立ち向かうのです。
多くの人はその考え方を愚かであると言います。
しかし、そうではないのです。
彼にも、人並みの恐怖心がしっかりとあります。
誰だって、傷つくのは嫌ですし、痛みは避けたいと思うものでしょう。
ですが彼は、そう言った恐怖を押し殺して、本当の意味で「騎士」になろうと、その役割に殉じようとしているのです。
これが、「本当の騎士」と言わずに、何と言いますか?
『クケケケケ……!』
悍ましい、老いた人面、獅子の巨躯、蠍の尻尾。
一度組付かれれば、屈強なオーガでも噛み殺されるという、人面獅獣(マンティコア)……。
そんな、危険度等級にして六級にまでになる、凄まじいモンスターに対しても彼は、真正面から立ち向かってくれた。
私達を守る為に……。
マンティコアの鋭く素早い爪の一撃。
それは、直撃すれば鉄の鎧であっても危うい、恐ろしい攻撃でした。
それに対して彼は、白鉄のヒーターシールドに腰を入れて構えて、真正面から弾きました。
無論、彼の身体は無事ではいられず、強烈な一撃で弾かれて吹き飛ばされ、近くの樹木に強く体を打ち付けられています。
「ぐああっ!」
痛いでしょうに、辛いでしょうに……。
彼はそういった負の感情を押し殺して、皆の前に立つのです。
「無茶するんじゃないよ、猪騎士が!」
そして、レッドラムさん。
彼もまた、憎まれ口を叩きつつも、素早くマンティコアの死角に潜り込み、毒の塗られた投げナイフを脇腹に投げつける。
口も、素行も、態度もよろしくはありませんが、仲間想いで頭がよく回る方です。
今もこうして、マンティコアが無視できない程度の邪魔を死角から行い、正面に立つパトリシオさんを守る為に遊撃をしてくださっています。
もちろん、彼もパトリシオさんと同じように命をかけています。
彼は革の鎧と服。金属の全身鎧を着込んだパトリシオさんと違って、マンティコアの攻撃が掠りでもしたらその時点で致命傷となるでしょう。
それなのに、マンティコアを執拗に挑発して、パトリシオさんを守ろうとしているのです。
『ギャヒイイ?!!』
「こっちだ、化け物!」
マンティコアの尻尾にある毒針は、実は射出することもできます。
なので、マンティコアは、毒針を発射してレッドラムさんを葬ろうとしてきました。
この毒針は、そもそもが弩並みの威力があることに付け加えて、更にその毒は強力な致死毒です。
そんな恐ろしい攻撃を、レッドラムさんは涼しい顔で避けて、更に攻撃を返しました。
圧倒的な技量ですね、私よりも一段か二段は上の使い手です。
半身を逸らすように回転し、毒針を避け、それの勢いを利用して片足を軸に身体全体を回転。
その慣性を利用して、振り向き様に麻痺毒の滲み出る特別な作りのナイフを投げつけるのです。
こういった繊細な機構を持つ仕掛け道具は、下手な使い方をするとすぐに壊れてしまいます。
柔らかな血肉の人間ならともかく、硬い外皮を持つモンスターに対してこのような道具を使える彼は、相当な凄腕ですね。
「パトリシオさん!回復行きます!……老獪たる商業神よ!袋の中で金貨が擦れる音を聴け!『重傷治癒(キュア・シリアスウーンズ)』!!!」
リリーさんもまた、献身的な貢献を見せてくださいます。
指示をせずとも、回復の呪文の使い所がとにかく上手いので、私に手間がありません。
リリーさんは控えめで大人しい方ですが、それはその分、冷静で的確な判断を下せると言うことです。
正確で素早い呪文は、私達を的確にサポートします。
それだけでなく、自衛もある程度はできるので、もしマンティコアが飛びかかってきても二、三十秒(3ラウンド)は保たせることができるでしょう。
回復役(ヒーラー)が自衛をしてくれると言うのは、本当に助かります。
こうなれば、後は簡単。
私は、彼らがマンティコアを妨害をして、引き付けておいてくれるお陰で、『集中』して『狙い澄ます』ことができる……。
「……そこです」
大きく、踏み込み。
私の経験則では、四足獣の急所は、肩甲骨の間の……。
ここ!
『ギヒイイイッ?!!!』
貫いた!
致命的(クリティカル)な一撃です。
これで、死にはしないでしょうが、もう立てないでしょう。
『ヤメテェ!ユルシテェ!』
……ああ、そう言えば、マンティコアは人の声を出して人間を誘き寄せ、そこを殺すのでしたね。
この声は、女性のもの……。
つまり、泣きながら命乞いをする女性を喰い殺したのでしょう。
摂理と言えばそうなのですが……。
『タスケテェ!ウデガァ!タベナイデェ!』
……いえ、これは、なぶり殺しにしたのでしょうね。
逃げる女性を、追い回して、恐怖を与えて……。
『コドモダケハ!ワタシノコドモ!ヤメテ!アカチャンガ!』
………………。
「貴方は、生きていてはならない存在だ」
私は、倒れ臥すマンティコアの眼孔に、レイピアを突き刺した……。
私は、マンティコアの巣にある小さな遺骸を、街まで持ち帰って手厚く葬ることとしました。
それは、怨みを持って死んだ生き物は強力なアンデッドになるから、と言うことだけではなく……、ただ不憫に思ったからです。
私にも、人の心はあるのですから。
そう思って墓地に向かうと……。
「よう、穴はこんなもんで良いか?」
「あーあ、おじさんのカッチョイイ一張羅が泥だらけだよ……」
パトリシオさんと、レッドラムさんが、墓地に穴を掘っていた。
「あ、あの、これ……、墓標です。その子が商業神の信仰者であるかは分かりませんけれど、商業神神殿式の『浄化(プリフィケイション)』はかけておきました……」
リリーさんは、木製の手作りの墓標を抱えていらっしゃいます。
「……貴方方も大概、お人好しですね」
「へっ!お前に言われたかねーよ!」
それはそれとして、読むと書きたさが募る。
今、アマプラで無料なので、シン仮面ライダーをチラッと見たんですけど、怪人もの書きたいなーって。いや書かないけど。
アギトみたいなノリで、その辺の人がある日いきなり怪人に覚醒しちゃう現代ファンタジーもの。
怪人は、ものすごいパワーとスピードと堅牢性、手足が千切れても時間と栄養さえあれば生えてくる再生力を持つ上に、『火を吐く』とか『冷気を発する』とか、何かしらの超能力を一つだけ持つ。
上位の怪人になってくると、武器や乗り物を『変身』させて、自分専用の強力な兵器に変化させられる。ゴ集団かな?
また、怪人変身の最中にもう一度変身して出力パラメータの再分配を行い、フォームチェンジする怪人も。
そんな中で主人公は、『肉体再生』みたいな実質死に能力(怪人はデフォで再生能力があるため)でありながらも、莫大な戦闘経験と戦闘センスで、単純なフィジカルのみで最強と噂されている一級怪人。
仮面ライダーのような正義の味方がいないこの世界で、最強怪人主人公が気分で良いことをしたり悪いことをしたりして気ままに生きる話……みたいな。
警察も普通に強くて、神経断裂弾みたいなの用意してるから、舐めた雑魚怪人は普通に始末されるぞ!
調子乗っててあまりにも秩序を乱しすぎる怪人は、他の怪人から始末されたりするのもある。
……ここまで書いて思ったんだけど、ある日突然化け物みたいな力と能力を得て、主人公が変な能力ではなく基礎的なカラテを鍛えることによって無双する話、これ、ニンジャスレイヤーでは?もうダメ、僕には何の力もない……。