ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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デブです。


18話 ウジムシのように湧いている

「おほー」

 

『ヴヴ……』『ァー』『グルル……』『フシッ』『ア"ー』『オ"ォー』『ヴゥウ……』『ァァー』『シュルル……』『ガアアッ……』

 

駅前には、山ほどゾンビがいらっしゃった。

 

流石は人口密集地。

 

古典ゾンビゲームのような少数ではなく、近年のゾンビゲームのような大群だ。

 

ここでマシンガンばら撒いて無双したら楽しそうだなー!

 

実際そんなことをやれば、音を聞きつけて大量のゾンビが襲いかかってきてそれはそれは大変なことになるんだろうけど。

 

火線を並べればどうにかなるんじゃないの?みたいな意見もあるだろうが、重機関銃で要塞化くらいやらなきゃ対処できんと思うよ。ゾンビってしぶといし。

 

そもそも、火線を並べられるだけの火器は日本にあるんかな……?

 

いや、流石に舐め過ぎか?

 

軍オタ専門ではないのでミリタリはあんまり分からんけど、流石に、自衛隊も重機関銃くらい持ってるはず。

 

とはいえ、携帯火器オンリーではどうにもならんでしょーね。

 

それに……。

 

『バル、バルバルル……!!!』

 

「変異体、か」

 

変異体もいるしな。

 

身長2.5mにまで達する筋肉の塊!

 

元々、体格の大きな人間が転化した存在なのであろうそれは、捕食を繰り返して成長し、大型の強化型個体へと進化したようだ。

 

通常のゾンビを……、仮称、『ウォーカー』とすると、この大型筋肉ゾンビは……、そうだな、仮称『クラッシャー』としようか。

 

このクラッシャーは、引っこ抜いた道路標識を振り回している。

 

コンクリートの地面に深く埋められた道路標識を、腕力で無理やり引っこ抜き、振り回しているのだから、その膂力はちょっとした重機並みだろう。

 

『ゴガアアアアッ!!!』

 

「では、耐久性はどうかな?!」

 

俺は、触腕にブレードを生やして振り抜く!

 

だが、クラッシャーは、その触腕を受けても、片腕を失うだけで機能停止しない!

 

今俺が放ったブレード触腕は、並のウォーカーなら一撃で両断できるものだったのだが……。

 

耐久性については、そうだな……、恐らくの概算だが、ヒグマ以上と言ったところか?

 

どうやら、骨格などの組織も再編されているらしいな。骨の断面を見るが、骨密度などが人間のそれとは大きく異なっている。

 

目視して分かる程度の差があるというのは、生物学的に考えれば相当な違いだ。

 

「では、そちらの攻撃力は?」

 

『ガガガアアアッ!!!!』

 

振り回される豪腕、道路標識をあえて受ける!

 

凄まじい勢いで叩きつけられたので、俺は5mくらい吹っ飛ばされた。

 

ううん……、全くのノーダメージだな。

 

とりあえず、何をされても俺は殺されないということは分かった。

 

だが、常人なら一撃死してもおかしくないこともまた、理解した。

 

具体的にはどのくらいだ?

 

お次は……。

 

『ア"ー』

 

「キャッチ!」

 

その辺のウォーカーを触腕で捕まえる。

 

『ゴガアアアアッ!!!!』

 

「アーンド、リリーーースッ!!!」

 

道路標識振り回しおじさんに、ウォーカーを投げつけてみた。

 

さて、ウォーカーは人間並みの耐久性があるが、どうなるかなーっと。

 

『ア"』

 

「わあ!汚い花火!」

 

俺に投げられた哀れなウォーカー君は、どこぞのニンジャの如く爆発四散!

 

振り回される道路標識にモロ当たりして、交通事故現場みたいになっていた。

 

なるほど、具体的な数値に算出できないが、スピード違反の乗用車に撥ねられるくらいのダメージってことか。今流行りのプリウスミサイルってやつだな。

 

大抵の人間なら即死だろうなあ……。

 

これなら……、ライフル弾程度じゃ止められないだろうし、火器を持ってても殺される確率は高いな。

 

他にも……。

 

『ギ、ギ、ギ!!!』

 

普通のゾンビが、最大でも人間の早足程度の速さでしか走れないのに対して、成人男性の全力疾走くらいのスピードで走る変異体。

 

そのまんま『ランナー』と呼称するが、どうやら身体能力が高いようだな。

 

元々はスポーツマンだったのだろう、引き締まった肉体を持ち、パルクールじみた動きで追ってくる。

 

また、知能もそこそこ高いらしく、ドアを開く、迂回する、建物を登る、近くのものを振り回したり投げたりするといった行動も見られた。

 

やはり、進化すると知能も高まるのか……。

 

今日で、ゾンビウイルスのパンデミックから五日なのだが、それなのに変異体が確認できている訳だな。

 

変異体は、捕食を繰り返したり、体内のウイルスが増殖したりすると、どんどん進化していくだろう。

 

それを考えると、人類はかなりの劣勢だな!

 

巻き返すのは無理じゃないかな?

 

だって、人類はどんどん減っていくのに、ゾンビは放っておくとどんどん進化するんだよ?

 

うん!無理でござるよ!

 

 

 

まあ、俺達からすれば、変異体ゾンビだろうとカス同然なんだけど。

 

俺の拳が、瞬時にバランスボールほどの大きさまで肥大化する。

 

そして、そこから、槍のような指が伸びて、ハリセンボンのようになって、駅前のゾンビ集団を貫いた。

 

この一撃で、百体程度のゾンビが破壊された。

 

脳幹を指で貫かれたゾンビは、まるで、木になった果実のよう。

 

俺は、その奇妙な果実の山を一ヶ所に集めて、口からプラズマ火炎を発生させて焼き払った。

 

汚物は消毒だ。

 

さてさて、ショッピングモールに入店させてもらおうか。

 

「む」

 

おやおやー?

 

バリケードだ。

 

ショッピングモールの入り口ってのは大抵、ガラス張りになっているのだが、それでは防犯上危ないよな?

 

だから、閉店時には、シャッターが下りて閉まるようになっている。これ、ゾンビ映画知識ね。

 

つまり、そんな感じで、ショッピングモールの入り口は閉め切られていた。

 

唯一、シャッターが下りていない正門も、バリケードが設置されていた。

 

バリケードは、家電量販店から持って来たのであろう、業務用の大型冷蔵庫や洗濯機を鎖で繋いだもの。雑だが、バリケードとして機能はするだろう。

 

『ヴヴー……』『ア"ー』『ァー』

 

「どけ、俺はお客様だぞ」

 

バリケード前にうろついているウォーカーをなぎ払い、俺は……。

 

「たーかしくーん!あーそびーましょ!」

 

と、大声で呼びかけた。

 

すると……。

 

「……誰だ、お前は?」

 

中から、警官の持つ拳銃である、ニューナンブを手にした男女が現れた……。

 




んんーん。

魔法少女を考えるのがめんどくさい……、めんどくさくない?

公募するわ。

前のゾンビもののキャラ案募集みたいな感じで。

ってかやっぱり、プロットを立てるの性に合わねー。書いてから考える感覚派だ俺は。
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