ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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最近忙しい。


12話 戦闘続行S

「余と、愛すべきそなた達のローマに勝利を!!!」

 

「「「「うおおお!!!皇帝陛下万歳!!!」」」」

 

ガリアの野営地で演説をかますネロ皇帝。

 

流石は皇帝陛下、兵隊達は大喜びだ。

 

「こ、これが皇帝ネロの全盛期のカリスマですか……」

 

とマシュ。

 

『そうだね……、しかし、晩年は何故あんなことに……』

 

「鉛中毒だろ、明らかに正気じゃなかったからな」

 

『うーん、その説が有力、かな……。いや、やめよう、本人には言わないようにね』

 

ロマンと短く会話して、その後は。

 

「………………は?」

 

「おや、思ったよりお早いお越しだったね、皇帝陛下。君達が噂の客将かな?うわあ、すっごいハンサムだね!旦那さんがいなかったら私も危なかったかも……?」

 

いやいやいや。

 

「ブーディカ???なんで???」

 

「えっ?私を知ってるの?」

 

「い、いや、敵でしょうよ貴女?!」

 

俺が珍しくツッコミを入れる。

 

「まあ、元はね。今は味方だから。それとこっちはスパルタクスね」

 

「おお!叛逆の勇士よ!」

 

はー?

 

訳分からんな。

 

「うっ……、頭痛が酷いな。余は少しばかり床につく。ブーディカ、客将達を任せるぞ、戦況を教えてやってくれ」

 

「あっ、皇帝陛下、頭痛の薬です」

 

「む、おお、ありがたいな、旅人よ。この丸薬を飲み込めば良いのだな?」

 

「はい、お大事に」

 

そういや、頭痛持ちだったっけかな、ネロ皇帝。

 

おっと、それと、だ。

 

「敵の斥候が来てるな、消してくる。ローマ、ついてきてくれ!」

 

「ええ」

 

「斥候?どこに……?」

 

「魔術で察知したんだよ、それじゃ行ってくる。詳しい話は後で」

 

と、斥候を殺してきた。

 

 

 

ブーディカと会話。

 

分かっていたけど、ブーディカはサーヴァントだった。

 

この時代にもはぐれサーヴァントはいるみたいだな。

 

それと、自分がサーヴァントであることはネロ皇帝には言わないでほしいとのこと。

 

そして……、今は連合に食い荒らされるローマを見て、人を守りたいと思ったそうだ。ご立派ァ!

 

俺ならば皇帝を殺すが、彼女は違うらしい。復讐心にとらわれず、守るために戦いたいそうだ。偉いねェー。

 

と、思いきや、何だかんだで模擬戦をすることに。

 

ただの客将か、主力とするかを見極めるらしい。ブーディカはケルト人。

 

やはりケルトは野蛮……。

 

 

 

俺と艦娘はスパルタクスと、ブーディカは立香とそのサーヴァントと戦うことに。

 

「叛逆の為ならば苦渋を飲み圧政者の下で力を蓄えるのだ。さあ、叛逆の準備をしろ!」

 

まあ……、普通に勝てるんだけど。

 

俺がタンク、艦娘がアタッカー。

 

「ぐぬおおお!!!良い!素晴らしき叛逆であった!!!」

 

と、なんか褒められた。

 

ブーディカの方も、立香達を褒めていた。

 

認められた、ってことかな。

 

その後はブーディカが故郷の料理を作ってくれるそうなので、安全な食材を提供して、みんなで食べておく。

 

 

 

そして次の日。

 

ネロ皇帝と一緒にカエサルを倒しに行く。

 

敵の数も多いが……、まあ、この人数だ。

 

圧殺できるな。

 

「むう……、些か卑怯ではないだろうか?」

 

「うるせーな、やったもん勝ちなんだよ、こういうのは」

 

最初から全力で飛ばしてきたみたいだが、流石に俺達全員を相手にして保つ筈がない。

 

カエサルは圧殺された。

 

 

 

「さて、じゃあ帰りますか」

 

ローマに帰る。

 

「先程、古き神が現れたと言う噂を聞いたのだが……」

 

「見間違いでしょう」

 

「そ、そうか?」

 

「見間違いでしょう」

 

「う、うむ、ならば良し!」

 

強制帰還。

 

嫌な予感しかしねーもん。

 

多分、性悪な女神にいじめられる気がする。

 

なら、最初から会いに行かなきゃ良いのだ。

 

俺の予想だとエリザベートとか九尾狐みたいな猫みたいな何かにも会いそうな予感がするし、面倒だからスルーしよう。

 

 

 

帰り道で、今度はスパルタ兵に会った。敵だ。

 

少数だがスパルタは気狂いなので強い。

 

「サーヴァント、ランサー。真名をレオニダス……」

 

おーいおいおい、レオニダスかよ、やべーな。

 

それと。

 

「捧げよ、その命……!!」

 

前に逃げたカリギュラも来たか。

 

面倒だぞこれは。

 

ネロ皇帝はカリギュラに向かって行った。うーむ、立香達はそっちだな。

 

俺達はレオニダスを仕留める。

 

「スパルタのレオニダスともあろうものがこんな戦いでそちらにつくとは、誇りはないのか!」

 

精神攻撃は基本。ボーグバトラーなら誰でもやる。

 

「義なき戦いなれど、貴方達を砕きましょう」

 

しかし、レオニダスはブレない。さっすがー。

 

「ははははは!こいつはお笑いだ!堕ちたものだなレオニダス王!」

 

「なんとでも言いなさい。サーヴァントとして使命を果たす、それだけです」

 

「俺を誰かも知らずに戦うのか?」

 

「ふむ……、ならば名乗りなさい、せめて、倒す相手の名前くらいは聞きましょう」

 

「俺は新台真央……、旅人さ」

 

ふーん?

 

ふーん!

 

はいはいはい!

 

俺が何者かは知らない、俺が何をできるかは知らないのね!

 

ラッキー!

 

「行くぞレオニダス!うおお!!!」

 

「素手で馬鹿正直に向かってくるだけでは……!!」

 

俺は普通に槍で刺される。

 

「愚かな……」

 

レオニダスが俺を仕留め、気を抜いた一瞬。

 

「はい、盾もーらい」

 

「な、何っ?!!!」

 

槍に刺されて即死した筈の俺が、土手っ腹に槍が刺さったまま、レオニダスの盾を引ったくって逃げた。

 

「ば、馬鹿な!確かに仕留めた筈……!!」

 

「戦闘続行S……、ってか。さあ、盾のないスパルタなんざ怖くないぞ!やれ!」

 

「「「了解!!!」」」

 

「ぐう、おおおおお!!!……やはり、守るべきもののない戦いでは……」

 

消滅するレオニダス。

 

いやー、脳筋はカモだわ。

 

おっ、ネロ皇帝の方もカリギュラを倒したらしいな。

 

さて……。

 

凱旋だ。

 

 

 

ローマに凱旋して、お祭り騒ぎ。

 

しかし、ネロ皇帝の命令で遠征中の軍が追われてるから助けて❤︎とのこと。

 

助けに行く。

 

俺は四駆の車で敵陣に突っ込んで、人を撥ねて進む。

 

「うーーーわーーー!!!た、旅人さーーーん!轢いてるから!轢いてるから!!!」

 

「まあまあ、多少はね?」

 

そして、敵兵を跳ね飛ばしながら味方本陣へドリフトしながら現れてみる。

 

「こんにちは、美しい人よ」

 

「お、おう……?」

 

困惑する荊軻さん。

 

「助けに来ました、旅人です」

 

「あー……、よく分からんが助かった。預かりものとはいえ、兵士を無為に死なせてはならないからな」

 

「撤退しましょう」

 

「ああ、呂布!行くぞ!……いない。あいつめ、勝手に敵陣へ飛び込んだな?」

 

まあ、兎に角……、美人の荊軻さんとロボットっぽい呂布を捕まえて、兵士とともに撤退。

 

 

 

さて、次だ。

 




おススメされたキッチンやらないOめっっっちゃ良かった。

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