ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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カクヨムで小説読んでるんだけど、生まれたての赤ちゃんの転生主人公が「この子は魔眼持ちだ!」とか言われてた。

その話、今のところ普通に面白いんだけど、あえて突っ込みするならば、赤ちゃんは生まれた時は目を開いてないんだよな、ってことくらい。


15話 メイン盾の力を借りて

「ローマは救われる。例え、どれほど強大な敵であったとしても!ローマは永遠だ!」

 

ネロ皇帝が叫ぶ。

 

おおっ、これがカリスマか。

 

さすがプロだ。ちがうなあ……。

 

そして、アルテラの出現により周囲の魔力が乱れて、それにより敵が引き寄せられたんだけど、それらの敵を蹴散らしながら……。

 

アルテラに追いついた。

 

「行く手を阻むか。この私の」

 

「アナタを進ませる訳にはいかない!」

 

立香が啖呵を切った!かーっくいーい!ヒューッ!流石は主人公さん!

 

「アルテラちゃんかわいいね!戦いなんてバカらしいことやめてさ、俺とお茶しなぶべらぁっ?!!!」

 

俺はナンパする……と、アルテラに思いっきりぶん殴られた。

 

芸人がやるような平手ビンタだ。

 

パァン!とでかい音が鳴ったぞ。

 

「俺にだけ塩対応なのおかしくないですか????」

 

「私は全てを破壊する」

 

んー?それはさておき、様子がおかしいな?

 

なんていうかこう……、ラリってる?

 

ラリってるなあれ。

 

「ロマン!」

 

『確認した!どうやら、聖杯を取り込んでしまい、暴走状態にあるようだ!』

 

聖杯を取り込んで暴走?

 

なるほど、だからさっきから同じことばかり喋って、技量もクソもなく、宝具のごんぶとビームをぶっぱしてるんだな。

 

本来のアルテラ、フンヌの戦士にして大王であるアルテラならば、無双の武技を持ち合わせているだろう。

 

それを使ってこないってことは、やっぱりイカれてるんだ。

 

「OK!イージーオペレーションだよ!」

 

単純な力こそパワーで暴れる敵はやりやすい。

 

「ポーラ!これを!」

 

「はあい」

 

「こいつを隙を見せたら使ってね」

 

「これは……、白露型の……?はい、分かりました〜」

 

じゃあ、始めようか。

 

「立香!まずは、サーヴァントみんなでアルテラを弱らせてくれ!」

 

「うん!」

 

弱らせる……。

 

釣りかな?

 

そんな餌に釣られクマー。

 

さて、サーヴァントを弱らせるとなると、囲んで棒で殴る……、だけでは弱ってもらえない。

 

神秘を込めた攻撃をしなきゃ。

 

神秘ってのはほら、いつものアレだよ。

 

魔力とかそういうの。

 

サーヴァントとか、さっきのチンポとかは、この世の人間とは違う軸の存在なのね。

 

だから、この世の力じゃないもの、尋常ではない何かで殴らなきゃならんのよ。

 

「窃盗!あ、無理だ!」

 

単純に、瞬発力の差で、俺の窃盗スキルも不発。

 

俺が、彼女の宝具を掴んだ瞬間、圧倒的なパワーと瞬発力で腕を引っ込められるので、窃盗が無効化されてる。

 

なので、あの、もんのすごい威力の宝具ビームをガンガン撃ってくる。

 

どうすっかなー……。

 

盾役が……、絶対に抜かれない「メイン盾」が必要だ……。

 

そうだ!

 

「『旅人百景』!」

 

「む?」

 

「ブロントさん!」

 

首長白髪のエルヴァーン。

 

白き鎧のこの男!

 

最高のメイン盾だ!

 

「何いきなり話かけて来てるわけ?」

 

「ブロントさん!地球の危機に力を貸してくれ!」

 

「む、おまえは……。旅人じゃにいか、どうすた?」

 

「メイン盾が……、圧倒的火力からみんなを守るメイン盾が必要なんだ!力を、どうか力を貸してくれ!」

 

すると、ブロントさんは……。

 

「ふむ、俺はナイトだからよ、フレにはやくきて〜はやくきて〜と呼ばれたら、どこへでもカカッと三条するんですわ?それはそうとして、呼ぶならばそれなりの呼び方ってものがあるでしょう?」

 

「すまない、本当にピンチでな。あ、やばい!タゲとってくれ!頼む!」

 

「しょうがにいな……!」

 

そうして、最強のメイン盾をタンクにして、アルテラを弱らせ……。

 

「今だ!ポーラ!!!」

 

「はあーい!水銀弾、発射!!!」

 

「ぐおおっ……?!!」

 

アルテラに水銀弾をぶち込む。

 

そう、ポーラに渡したのは、白露型謹製の水銀弾だ。

 

膨大な神秘を込められた水銀の弾丸は、怪力のサーヴァントだろうが、巨体の化け物だろうが、隙を突いて当てれば、その重い一撃で体勢を崩せる。

 

片膝をついてダウンするアルテラの胸に手を突っ込んで……。

 

「そるぁ!!!」

 

聖杯を、モツ抜きの要領で、引き抜いた!

 

もちろん、モツは抜いてない。

 

巧妙に聖杯のみを抜き取ったのだ。

 

「わ、たし、は……?」

 

「世界を見ろ!この世界には、貴様にも破壊できぬような美しきもので溢れているぞ!」

 

ネロ皇帝が叫ぶ。

 

そうだな、全くの同意だ。

 

この世界は美しい。

 

そりゃあ、アルテラの言うように、破壊すべきものもたくさんあるさ。

 

だが、それでも、その失点を補って余りあるほどに、この世界は美しいんだ。

 

のに咲く花々、荘厳な山、広い大地、美しい海。

 

そして……、生きとし生けるものたち。

 

これは、破壊してはならない。

 

破壊されてはならないものだ。

 

「そうか……、世界には、この私にも破壊できぬものがあるのだな……」

 

そう言って、アルテラは、消え……。

 

「させません!」

 

聖杯を使って特異点を安定!アルテラの霊基を安定!

 

「アルテラ!」

 

「む……、なんだ?」

 

「ネロ陛下!」

 

「なんだ?」

 

「みんなで最後に、美しいローマを見て帰りましょう!」

 

「うむ、良いぞ!」

 

 

 

確かにさ、マジな話、こんなことをしたって、この特異点は修正されて無かったことになるだろうよ。

 

でもさ、思い出ってもんは心に残るんだ。

 

それは絶対に無駄じゃない。

 




異世界と行ったり来たり系の話、今ちょっと書いてるんだけど、5話目にしてエルフの男と日本に転移して、秋葉原のトラジでビール飲んでるからもうだめ。

内容的には、『ポーション生成』のユニークスキルを付与されて異世界転移させられた旅好き高校生主人公が、異世界転移してから速攻で『地球に帰れるワープ能力が身につくポーション』を生成した、という反則臭いことをやってからスタート。

主人公は、旅好きな一族に生まれた男で、子供の頃はアメリカで育ち、長期休暇のたびに各地へ旅行していたといた。

一旦地球に帰ってから、『幸運になるポーション』を使って幸運になり、宝くじで金を得て、その金で装備を整えてから異世界へ。

異世界の森でエルフの美男子に出会い、話を聞いたところ、ユニークスキルを神から与えられ転移してきた異世界人は『神人』と呼ばれ、異世界で功徳を積むと、死後に新しい神になれると教えられる。

そのエルフの美男子を相棒にして、日本の秋葉原で飯を食って、ナーロッパ風の服を買う。

その時に、同級生の女装配信者男の娘とその彼女をチンピラから助けて友達になる。

学校が始まるまでの春休みは、異世界で相棒の美男子エルフと色々やって過ごす。

まずは、異世界の露店でポーション屋をやり、金を稼ぐ。

学校が始まってからは、ポーションでガン上げした能力でオレツエーする。

その後はまあ、異世界で地球の商品を売る商人になったり、実は『怪異』が湧く地球世界で、異世界の魔法でオレツエーしたりする話になりそうです。

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