ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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あーーー!


31話 怒れる超人戦士

交易都市コンスタリアスとやらに、半年かけてたどり着いた。

 

港町らしく、魚が売っている。

 

そうだ!

 

魚を買って、元クラスメイトの連中に届ければ、オレ様も褒められるんじゃないか?!

 

よーし、魚市場にもあとで顔を出すぞ!

 

 

 

にしても、この半年間……。

 

マジで何もなかったな!!!

 

強いて言えば、クラスSNSでセイからの情報が来たくらいか?

 

セイは……、オレ様達と違って、堅っ苦しい聖堂騎士団に入った奴だ。

 

女にモテるので嫌いだが、まあ、アークの野郎と違って一人の女を愛し続けているからな。まだマシだろう。

 

こいつが最近、「強い魔族が出るようになった」と言っていたな。

 

何でも、『暗黒の加護』を持っているんだとか。

 

この世界の加護には、五つのランクがある。

 

最下位、下位、中位、上位、最上位とあるのだが……。

 

最上位の加護は、国に一人いるかいないかと言うレベル。

 

上位でも相当にレアで、中位のレベルで千人に一人くらいだ。

 

それ以下は全部、下位か最下位だ。

 

最上位加護持ちは、生身で戦車をもひっくり返すくらいの超人だな!

 

オレ様も、『超人戦士』という最上位加護を持っているぞ!

 

で……、そんな加護のボーダーラインは、中位とそれ以下の間にある。

 

中位加護ならば、それだけで一生食いっぱぐれない。

 

何故か?

 

中位加護以上は必ず『魔法使いになる』からだ!

 

魔法というのはメチャクチャ強いのだ。

 

特に勉強とかしなくても、直感的に、人複数を簡単にぶち殺せる攻撃を出せるんだからな!

 

因みに、魔法を解析して誰にでも使えるようにした『魔術』というものもあるが……。

 

あれは、死ぬほど頑張って勉強して、蛇口レベルの水がチョロっと出せるくらいのモンだぞ。魔法の方が百倍強くて便利だ。

 

カマラちゃん?

 

あれはなんかこう……、別のやつだろ……。

 

魔術で戦闘ができるなんて、最上位加護持ちよりもレアだぞ……。どんな頭脳しておるんじゃ……。

 

ま、まあ!とにかく!

 

下級、最下位の加護は雑魚な訳だ!

 

下級、最下位の加護では、どんなに頑張っても中位加護以上に勝てない、と……。

 

だが、最近、それを覆す何かがあるらしい。

 

それが、『暗黒の力』だ。

 

なんでも、雑魚加護に『暗黒の力』を注入することにより、ランクアップさせるとか……。

 

例えば、下位加護の『剣士』だったら、そこに暗黒パワーをぶち込んで『暗黒剣士』になる、と。

 

で、『暗黒剣士』は、中位加護に匹敵するくらい強い訳だ。

 

それはヤバいな……。

 

なんというか、パワーバランス?って言うのか?そう言うのがヤバいぞ。

 

オレ様はムツカシイことは全然分からんが、弱かった奴が急に降って沸いた力を手にすると碌なことにはならんことくらい、流石に理解している。

 

いじめられっ子に拳銃を持たせるようなもんだ、大変なことになるぞ……。

 

そんな時である。

 

交易都市に、魔族の集団が現れて、叫んだ……。

 

「暗黒騎士シィーズウィ様の為に!」

 

「「「「シィーズウィ様の為に!」」」」

 

おいおいおい、何だあいつら……?!

 

こんな街のど真ん中でどんぱちやり始めるのか?!

 

頭おかしいんじゃねえのか?!!

 

「クソッ!馬鹿共が!」

 

オレ様は、背中に担いでいたハルバードを抜き放ち、構えて……。

 

街の人間を虐殺しまくる魔族共に、攻撃を放った!

 

「脚力上昇!腕力上昇!物理量増大!……『身体強化』!!!」

 

どっ。

 

オレ様の高速の踏み込み。

 

振り翳したミスリルのハルバードは、馬鹿魔族の首を斬り落とす。

 

「き、貴様ぁ!よくも同志を!くらえ、闇の魔法をーっ!!!『ダークネス・アロー』!!!」

 

「ぬうっ!効かんぞ!」

 

魔力を弾くミスリルのヒーターシールドで、飛んでくる黒い矢を弾く。

 

弾いた感覚的に、うちで使っているボウガンくらいの威力はありそうだと分かる。

 

つまり、魔法で肉体が強化されているオレ様ならまだしも、一般人なら鎧を着てても死ぬかもしれんというレベルの威力だ。

 

これは……、ヤバいのではないか?!

 

少なくとも、この街の正規兵と同等の強さはあるぞ!

 

とにかく、被害が広がる前に始末せねば!

 

「超力充填!爆裂波動!!!『ショック・インパクト』!!!」

 

オレ様の加護、『超人戦士』は、『超力』と呼ばれる魔法を操ることができる。

 

超力とは、言ってしまえばサイコキネシス……。

 

こうして、破壊の波動を放てば、不可視の力場が人体を押しつぶすのだ!!!

 

「ぐ、ぎゃああああっ!!!」

 

「な、何だこいつ!強いぞ!」

 

「囲め!囲むんだ!」

 

クソ共め……!

 

うちの兵隊共は無事か……?!

 

エーベネは、エーベネは無事なのか……?!!

 

「邪ァ魔だあああっ!!!!『ショック・インパクト』オオオッ!!!!」

 

「「「「ぐわあああ!!!」」」」

 

 

 

街の方々で火の手が上がる。

 

時折出会うオレ様の兵隊共と合流しつつ、オレ様は宿屋を目指す……。

 

そして。

 

「動くなァ!こいつがどうなっても良いのか?!!」

 

「ドーリ!」

 

魔族共にエーベネが捕まっていた……!

 

よく見れば、アイツは、宿屋のガキを庇っている。

 

エーベネだって最上位加護を持っている女だ、そう簡単にはやられんはず。

 

だが、エーベネは……。

 

エーベネは、見ず知らずのガキを命がけで助けてしまうような、バカ女なのだ……!

 

クソッ、本当にバカ女だあいつは。

 

見ず知らずの汚いガキなんかより、お前の方が大事に決まっているだろ……!!!

 

「よくも同志を殺してくれたな!これは正当な報復である!そもそも、我々から奪った富を〜……、『人権』に基づき〜……、全ての人々は『平等』であるから〜……」

 

「やかましい!キサマらのムツカシイ話に興味などない!オレ様の女を返せ!」

 

「なっ……?!!我々の崇高なる『革命』を軽んじると言うのか?!!許せん!貴様の女など、こうしてやる!!!」

 

「ああっ!」

 

「……あ"?」

 

こいつ、今、オレ様のエーベネに手を上げたか……?

 

オレ様の、オレ様の一番大切な女に、手を上げたのか……?!!!

 

 

 

「ブチ殺ス」

 




書き溜め、そろそろなくなります。

助けてください、助けて……。

そもそも俺は、俺が読みたい小説がこの世にないから、仕方なく書いてるだけなんだよ!代わりがいるならそいつにやらせたい!!!

ゔおお、書けぬえ……、書けねえ!

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