ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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禁断のシルバーウィーク九連休を放つ準備をしています。

九連休なら……書き溜め増やせるよなあ?!!!!


33話 仕事する転移術師

怖い人は置いといて、仕事をやらなきゃな。

 

で、さあ。

 

魔法ってのは基本的に、かなり万能な力でなー。

 

俺のこの転移魔法も、その気になれば見知らぬ土地にひとっ飛びとかできちゃうのよ。

 

だけど、無理なことをやろうとすればするほど、『魔力』というエネルギーを消費する。

 

カマラの調査によると、『魔力』とはどうやら血液のことらしい。厳密には違うそうだが、少なくとも魔力を無駄遣いすると、貧血みたいな症状になってフラフラになるのは確かだな。俺にも経験がある。

 

だから魔法使いは、あえて自分の魔法に『制限』をかけることで、消耗を減らしているんだ。

 

例えば俺も、行きたいところに自由に転移する、みたいな雑な転移魔法では、日に二、三回が限界なのだが……。

 

マジックアイテム・スマートフォンの魔法的マーキングなど、マーキングがある地点に転移するのなら、日に十回くらいは余裕なんだ。

 

目に見える範囲での転移なら、日に三十回くらいは行けるんじゃないかな。

 

コレを利用して俺は、重要な物資の輸送なんかをやっているんだ。

 

さっきみたいに、極秘の報告書も、書いた瞬間に転移魔法で移動すれば、情報が傍受されることは絶対にない訳だからな。

 

この世界って、連絡手段は基本的に手紙なんだけど、配達人が道中で盗みに遭ったりして届かないことが多いんだ。

 

だから、「確実に」「一瞬で」物を届けられる俺の転移魔法は、本当に重宝されている。

 

まあでも、今回みたいなのはスマホのメールでも全然大丈夫なんだけどな。他にも色々と渡すものがあったから転移してきたけど。

 

「総長殿、相変わらず怖いなあ……」

 

俺の隣でそう呟いたのは星野大志ことファット。

 

脂肪とは凄い名前を名乗る物だが、少なくとも名前負けはしていないデブだ。

 

この貧しい異世界で太れるのがおかしいのだが……。

 

本人が言うには無理して太っているらしい。太っているのはこの世界では裕福さのシンボルだから、と。

 

俺達は商人だ、だから裕福アピールは欠かせない、と……。

 

そう言ってデブを維持している男だ。

 

だが、ただのデブではなく、訓練で鍛え込んでいるので、プロレスラーや相撲取りのような巨漢になっている。

 

ファットと、後それと二人。

 

鶴野美樹ことミキータと、七瀬薫ことアローマの二人が、俺の護衛としてついてきている。

 

この四人が、『飛脚(とびあし)商会』のメンバーだ。

 

「あの人、マジでイカれてない……?大丈夫なのウチ?あの人の組織の下請けやってるんでしょ?」

 

ミキータは、マジックアイテムでパーマされた巻き毛を指で弄りながらそう言った。

 

「ま、まあまあ!ミキータもここは抑えて抑えて!ウチが思うに、あの人はまあヤバいけど、最後の一線は超えてこんから安心してや!」

 

栗毛の癖っ毛に眼鏡の女、アローマはそう言ってミキータの肩を揉む。

 

「そうは言っても、アタシらの事業に元クラスメイト全員の今後がかかってるんだよ?そんな軽い見通しとかムリじゃん」

 

「いやぁ〜、そうは言うても、あないに信頼できる人は他に居らへんよ?こっちを見下してくる貴族を相手にすんのも嫌やろ?」

 

「それはそうだけど……」

 

「もちろん、言ってることは分かるんよ。ウチの商会は、元クラスメイト達全員の資本確保をやってる。正直言って、自由に暴れるだけの傭兵組や騎士団組、物作るだけの職人組と違って、責任は重大や」

 

「そうよ!傭兵組騎士組の活動資金はウチで出してるし、職人組の作った物を売ったり材料を買ったりするのは、全部アタシらなのよ?!元クラスメイトのみんなを守る為に、慎重にやらなきゃ!」

 

「でもな?総長殿は信頼が置けると、あのアークが言っとったやろ?大丈夫や、な?」

 

「うー……、またあいつ頼りか……。でも実際、総長殿に直接意見できるのって、あいつくらいしか居ないし……」

 

二人はいつもこんな感じだな。

 

口論……ってほどじゃないけど、いっつもこうやって言い合いをして……、真剣に考えてくれてる。

 

優しい子達だ。

 

お金の話だからな、やっぱり、厳しい目で見なきゃならないのは分かる。

 

総長殿はヤバい人だけど、この世界では最高レベルの取引先であると言うこともまた、よく分かる。

 

だからこの言い合いはどっちが正しいとかははっきり言えない。

 

色々と、難しいんだよ。

 

ここもまあ、結局、アーク任せになるが……。

 

アークが、毎晩電話で、総長殿に現代の知識と思考回路を植え付けて洗脳しているらしいんだ。

 

だからこれでも、かなりマシになった方だよ。

 

お陰で総長殿は、毎朝水浴びして、外から帰ってくるとアルコールで手を消毒し、バランスの良い食事などをする。

 

拷問の時に『神経を刺激すると痛い』ということを理解してただろ?つまりは、医学などの知識も身につけつつあるってことだ。

 

更には、複式簿記や市場理論、ゲーム理論など、そういうことを理解している……。

 

先程の拷問はまあ、現代日本からすれば違法だけど、あれでも全然話が通じる人なんだよ、本当に。

 

……まあ、だからこそ、他の貴族連中みたいに、口先で言いくるめることはできないんだけどな!

 

変な会計とかすると、すぐに指摘してくるぞ!

 

はあ……。

 

やっぱり、総長殿の洗脳を待ちつつ、地道に仕事かなあ……。

 

などと思っていたのだが……。

 

「あっ、そうだ!それより、これ見てよ!」

 

ミキータは、懐から何かを取り出して見せつけてきた……。

 

それは……。

 

「これは……、缶詰?」

 

「よく見なさいよリープ!これは……!」

 

缶詰には、『猪肉』の文字が。

 

何か変なところが……いや……これは?!!

 

 

 

「この缶詰、この世界の文字で『猪肉』とあるのよ?!つまりこれは、『この世界で作られた』のよ!!!」

 

 




自作、結局どれを見ても、ヤンデレ気狂い女に激重感情向けられるも受け止めるナイスガイ(サイコパス)の構図が黄金パターンと化していけない。

たまにはテンプレなろうチートをやった方が良いのかな?

にしてもあー!書けない!

書きたいシーンはあるんだけど、そこに繋げるまでの合間のシーンが書けないんだよなあ!

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